2019/08/03 - 2019/08/03
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たびたびさん
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今回の旅は、桑名の石取祭りがメインなんですが、それに絡めて、初日は名古屋市内、昭和区・瑞穂区界隈を巡ります。特に、行きたい場所があったわけではないんですが、例によって、名古屋の空白を埋めたいなというくらい。
それでも、パロマスタジアムやその周辺のスケール感や舞鶴公園の美しさ。エンターテイメントの匂いもする興正寺の伽藍や名古屋市博物館は、やっぱり一見の価値はあったでしょう。これに、またまた名古屋のスイーツを絡めれば、意外に内容が詰まった一日になる。私にとって、名古屋はまだまだ新鮮な思いが尽きない街だなと感じました。
ただ、今回楽しみにしていた名古屋市博物館のことですが。。
ところで、日本のリーダーになる地域・時代には、例えば、幕末の長州や薩摩でも、偶然のように才能に恵まれた多くの群像が集中して出現する。この戦国時代から江戸期にかけての尾張でも似たような現象が起きていて。織田信長や秀吉だけではなくて、そのきらびやかな武将たちには枚挙にいとまがありません。加藤清正、福島正則ほか。前田利家、池田恒興、丹羽長秀に山内一豊、浅野長政、蜂須賀小六。堀尾吉晴や佐々成政だって十分な英傑です。家康の家臣団の方は、家康が発掘して育てたりしていて、もう少し塊りとして分かりやすいんですが、尾張の方は、もっとスケールがでかい。私の関心はその背景に関わる情報が少しでも得られないかなということだったんですが、残念ながらそうはならなかったよう。以前、江南の方でも情報を探ったりしたことがありましたが、やっぱり全体を俯瞰するような資料館はないんでしょうか。地元の奮起を期待したいと思います。
一方で、幕末のきわどい時代を生き抜いた徳川慶勝に関する資料が少しあったのは救い。尾張徳川藩は徳川宗春のマイナスイメージがつきまとうんですが、慶勝で少し男を上げた感がある。地元にとってももう少し評価をあげていい藩主だと思います。もう少し視野を広げると高須四兄弟の物語なんですが、それは二日目の旅行記で触れてみたいと思います。
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朝一番の新幹線で、名古屋駅に到着。
そこから、まずはパロマ瑞穂スタジアムを訪ねます。 -
ちなみに、このスタジアムは、名古屋グランパスのホーム。瑞穂運動場東駅が最寄り駅ですが、瑞穂運動場西駅や新瑞穂駅からでも歩けます。
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スタジアムの規模は大きいですが、小さな川が流れていたり周辺の自然の豊かさもあるので、単純に大きいだけではない。別の意味でのゆったり感もあるような気がします。この日は陸上のイベントが行われていました。
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パロマ瑞穂スタジアムの正面広場の隅に石碑があって、これは大曲輪貝塚の碑。
ただ、それだけといえばそれだけ。何の説明版もないし、近くに資料館もない。石碑だけを見てもなにも感慨は沸いてこないと思います。 -
この周辺一帯は、パロマ瑞穂スポーツパーク。
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パロマ瑞穂スタジアムと小川を挟んで広々としたサッカー場があったり、
小川沿いには緑の並木や親水公園も整備されているので、確かに「パーク」といった雰囲気がありますね。 -
ここから、つでに山崎川四季の道を歩いてみましょう。
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延長13.6kmの山崎川の両岸は親水公園みたいに整備されているし、
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堤防のアスファルト道は、日本さくら名所100選に選ばれている桜の並木。いい感じです。
ただ、道は大きく蛇行していて、ぼんやりしているとどっちに向いて歩いているのかわからなくなる。最後ちょっと道に迷ったようなことになりました。
そして、瑞穂区役所駅から -
今度は鶴舞駅へ移動して。
ベーカリー ピカソは、改札を出てすぐの駅中のパン屋さん。 -
牛肉がゴロゴロ入ったカレーパンがイチオシということで、それにしてみました。確かに牛肉がゴロゴロ。揚げたパン生地はちょっと薄めで、中のカレールーを強調していますね。店内のカウンターでイートインできるのもありがたいです。
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そこから、ちょっと期待して訪ねたのは、スーリープー。鶴舞駅からだと歩道橋を越えた先なんですけどね。。地図で確認していましたが、見つからない。
と思ったら、これは分かりにくい。パン屋さんとは思えない地味な建物です。 -
しかし、店内に入るとそこは別世界。シンプルで清潔感ある雰囲気に、スタッフがたくさんいて活気があふれています。品ぞろえもハード系から惣菜系まで幅広くて、全体の品ぞろえは少なめですが、これなら不足感はないでしょう。
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私はクイニーアマンをいただきましたが、デニッシュのパン生地が手堅いうまさでした。なにかとサプライズを感じるお店だと思います。
名古屋のパン屋さんもレベル高いですねえ。ちょっと、びっくりです。 -
さて、鶴舞公園は、明治42年、名古屋で最初に整備された大型公園。国の登録記念物にも登録されています。
園内には図書館のほか、普選記念壇、名古屋市公会堂など記念碑的な建造物もあるので、今日はその辺りもしっかりチェックしてみたいと思います。 -
まずは、鶴舞中央図書館。始まり大正2年。名古屋市教育会により開設され、その後、公園の中で移転して、現在の場所となっています。
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大都市の図書館ですが、舞鶴公園と一体となっているので、独特の寛げる雰囲気があるような。
大通りから見える建物の姿も落ち着いています。 -
続いての普選記念壇は、野外舞台。大正14年の普通選挙法公布を記念して建てられたもので、名古屋市の有形文化財となっています。
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イチオシ
舞台のバックの壁の中央には普通選挙の基本精神である「五箇条の御誓文」。
名古屋でこんなものに出会うとは思いませんでした。名古屋って、中央への反骨精神が旺盛といったイメージはないですけど、どうなんでしょう。そんなこと考えてもみませんでしたが、名古屋市長や県知事を思い出すとそんな匂いがなくもないかな。自由民権運動とか高知だけの専売特許でもないようです。 -
そして、鶴舞公園噴水塔も、歴史ある舞鶴公園を代表するシンボルの一つ。名古屋市指定有形文化財でもあります。
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イチオシ
公園が設置された明治43年、鈴木禎次の設計によるもの。ローマ様式の噴水塔で、列柱はドリス式。最上部の八つの先端から水を落とすという美しい姿。対して、これを囲む池が日本庭園のような石組になっている、その対比も、何気に面白いひとひねりかなと思います。
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名古屋市公会堂は、昭和2年、昭和天皇御成婚を記念する事業として起工され、昭和5年に完成した施設。たぶん、物資の不足しつつある時代だったと思いますが、ずんぐりした外観は今でもかなり頑強そうな印象です。
その後、第二次世界大戦中は、高射第二師団司令部。戦後、昭和31年までは連合軍兵士専用劇場として使用されたり。確かに歴史的な建物であることは間違いありません。 -
芝生と花壇のエリアをさらに進んで。
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イチオシ
奏楽堂です。これも明治43年、第10回関西府県連合共進会に合わせて建設されたルネッサンス風の円形舞台。設計は鈴木禎次で、ドーム型の屋根を備えた雰囲気ある建物です。ただ、傷みがそれなりにあるようで、危険だからでしょうか。近づくことができないようになっています。
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そして、これが公園の一番奥。
目の覚めるような美しさの日本庭園。 -
イチオシ
しっとりとした池泉回遊式の本格的な日本庭園。大名庭園の風格があって、これも見逃せない鶴舞公園の見どころの一つですね。
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そこから訪ねた八幡山古墳は、鶴舞公園に隣接する場所。ただ、道が分かりにくくて、ずいぶん遠回りしたようです。
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この古墳は、5世紀中頃に作られた東海地方最大級の円墳。昭和6年に、国指定の史跡に指定。形象埴輪や朝顔形円筒埴輪が出土したようですが、戦災で失われて。現地もちょっと荒れた感じ。大きいことは大きいのですが、学術的な価値がよくわからないようなことになっていて、ちょっともったいないことになっています。
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この辺で、昼飯にしましょうか。
ひつまぶしに代表される名古屋のうなぎ文化。名古屋市内にはうなぎの名店が数多くありますが、その中でも、知る人ぞ知るの名店がこのうな富士。この日も、開店時間11時の30分前にはもう大勢の人が店の前で待っているところでした。 -
待つことしばし。
二巡目でやっと入店です。 -
イチオシ
さて、うなぎの方ですが、多くのネットのコメントにもある通り、カリ、フワ。しかし、私に言わせれば、カリ、フワ、フワワワーン。最後にうなぎの脂分の甘さが鼻に抜けるようなところがあって、これが最大の特徴。タレは大人しめでちょっとインパクトには欠けるきらいがありますが、このフワワワーンがそれを補って余りある。これはさんざんうなぎを食べ尽くした通の通う名店ではないかと思います。
それにしても、あつた蓬莱軒、まるや本店、イチビキといった有名店から、鰻 木屋なんかもすごいですからねえ。名古屋の鰻屋っていったいどうなっているんだ?っていうくらい、驚異の層の厚さです。 -
落ち着いたところで、また歩き。
こちらの尾陽神社は、初代尾張藩主、徳川義直と最後の藩主、徳川慶勝を祀る神社。ただ、明治44年に創建された神社なので、歴史は浅いかな。 -
幕末の尾張藩は、勤王と徳川御三家の立場のはざまで複雑な思いがあったはず。
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それでも、尾張藩としてのアイデンティティをなんとか維持したいという思いがこの神社には込められているように思います。
周囲は、御器所西城の石垣で囲まれていて、それがまた少し威厳を高めているようにも感じました。 -
どらやき まあるい月は、その名の通り、どら焼きの専門店。大通り沿いに面していて、ふと気が付きました。これは入ってみるしかないでしょう。
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基本の粒餡のどら焼きですが、封を開けるときれいなまん丸の形。皮の卵の黄色も美しくて、何とも丁寧な作りがこちらにも伝わってきますね。餡子の粒々も存在感があると思います。さすがです。
ここで、鶴舞から、八事駅に移動。 -
菓宗庵は、八事交差点そばに建つ老舗和菓子店。店内に陳列されたお茶菓子とか。なかなか本格的な雰囲気がありますね。
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いただいたのは、上用饅頭。大和芋の香りもいいし、この餡子は華やかな広がりを感じさせる甘さ。研鑽を積んだお店の特徴がよく出ていると思います。
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今度は、八事の交差点から坂を上った先のパティスリー アヴァロン。坂の途中から国旗が掲げられた店舗が見えてきます。
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いただいたのは、シュークリーム。
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まあるいボールのような形で、シューは少し固めかな。ちょっと食べにくいかなあとか思いつつかぶりつきました。
すると中から現れたのは、黄色いカスタードクリームと白い生クリームが何層にも重なって。ふーん。こんな風に手を掛けましたかあ。ちょっと他にはない工夫かなと思います。 -
ここから、八事周辺の散策です。
坂を上がって、 -
やごとのだんごやさんは、共同墓地の近く。周囲はお花屋さんや墓石屋さんだらけですね。
それでも、そこそこ有名なお店らしく。お客さんは次々やってきます。 -
私は、基本のみたらし団子を注文。醤油と甘辛いタレの二種類でしたが、それぞれきちんとしたお皿に入れてくれたのにはびっくりしました。
ただ、ここの本当の名物はだんごのセット。何種類ものお団子が美しく飾り付けられていて、インスタ映えすること間違いなし。隣りのグループが注文しているのを見て、ちょっとたまげました。もし機会があったら、そちらをどうぞ。たぶん大きなサプライズを感じると思います。 -
中京大学は、高台にのっぽなビルが建っていて、周囲からはよく見えるランドマーク的な存在になっていると思います。11学部、17学科、12研究科をもつ総合大学ですが、まあ中規模な感じ。
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正門とかは緩い管理かな。適当に入れそう。
ただ、観光スポットとしては違和感があるような気がします。 -
少し移動して。
興正寺は、八事本町の真言宗の寺。尾張徳川家の祈願寺としても繁栄しました。 -
街中ではあるのですが、通りからは山門とその背後に五重塔が控えるという名古屋らしいのかどうなのか。大胆な構えにはインパクトがありますね。
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山門を抜けて
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五重塔が現れましたが、
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その五重塔の前には大仏様。
なんというか。どこまでも、人を驚かせたいという遊び心が溢れていますね。 -
本堂を拝見して
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そして、この石段を上った先が奥之院。
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道なりにどんどん進んで、けっこう深い場所。
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奥之院の建物自体は簡素なものでしたが、境内全体のスケール感を考えると、なかなかのものだと感じました。
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続いては、香積院。ここも市街といえば市街なんですが、丘の上に建っていて遠くからでも建物がよく見える。その景観はちょっと独特です。
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貞享4年(1687年)、久屋町の豪商、味岡次郎九郎が早逝した一人娘の菩提を弔うために建立した寺。
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そういう意味では、かなりプライベートな寺なんですが、
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その後、道元直筆の一葉観音画像が伝わっていたり、境内の枝垂れ桜が人気だったりと今でも活況。
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境内もきれいに整備されています。
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続いて向かったのは桑山美術館。
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こちらは、綿布商人ほかの実業家だった桑山清一が収集した絵画や美術品を展示する私立美術館。高台に美術館とそのオーナー宅の立派な屋敷が続いていて、ちょっとした文化ゾーンの雰囲気。
表の看板には、日本画や茶道具、日本洋画、現代陶芸などが紹介されていましたが、難点は春・夏・冬休みの休館期間が長いこと。開館を確かめていないと私のように遠い道を無駄足することになってしまいます。 -
そこから川名駅の方に向かって。
これは川名公園。もう川名駅の至近。そそて、交通量の多い道に挟まれた場所なんですが、ただ公園はとっても広い。 -
広い草っぱらの方は野球でもできそうなんですが、それは禁止。ただ、この広さを活用すれば、もっと面白いことになるんじゃないかなあ。ちょっと残念な感じです。
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川原神社は、
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入ってすぐに弁天池があって、弁才天の小さな祠。川名の弁天様とも呼ばれているようです。
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そこから奥に進んで、
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けっこう立派な本殿。日の神、埴山姫神(土の神)、罔象女神(水の神)を祀って、防火鎮火の神としても。境内はゆったり。あれこれ盛りだくさんの神社かと思います。
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川名駅から桜山駅に移動して。
名古屋市博物館は、尾張の歴史を概観したくて、ずっと気になっていた施設。 -
なかなか立派な建物。
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イチオシ
前庭の日本庭園もそれなりです。
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まずは、旧石器時代から縄文・弥生時代とかも丁寧な展示。
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古代の寺院の軒丸瓦とか。地方の博物館ではあちこちこうした展示があって、珍しいものではないんですが、やっぱり魅力はこの美しさ。
左上の文様は、珠文帯複弁八葉。複弁は二枚がセットになった葉が八枚。複雑そうですが、すっきりした美しさを感じます。 -
イチオシ
デザインの起源は中国の唐。例えば、下総国分寺には、シルクロードでササン朝ペルシャから伝わった唐草文の一種、宝相華文みたいなものもあるようですが、伝わった経路で百済系、新羅系とかそんな区別もあるようです。
古代の寺院は、海外の技術を取り入れて作られたもの。見慣れた瓦ですが、これも国際性豊かな文化の象徴です。
ただ、この瓦が尾張を語るものではないでしょう。 -
この辺りの特徴を語るのは、瀬戸焼、美濃焼、常滑焼といった古窯のジャンル。
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江戸期、磁器の普及によって、主役を奪われたのは事実ですが、その前の主役はやっぱりこうした産地。
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当時、中京地区は日本最先端の焼き物のふるさとだったんですよね。
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その片鱗を示す展示類。
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この織部焼なんかも、安土桃山の時代背景を考えると革新的なデザイン。南蛮貿易からの影響を受けたものとされていて。
つまり、こうして、古代からの日本の源流を辿っていると、実は日本的なものって、意外に中国や朝鮮、中央アジアや西アジア、もしかしたら西洋までの影響を受けて、生まれていることを知ることになる。日本の文化は国際性による多様性というのも一つのキーワードになるのですが、その理解がある日本人は意外に少ない。私は、この辺りも、ちょっと残念に思うところです。 -
ここからは、名古屋の祭り。
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からくり人形の豪華な山車もこの地方ならでは。
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イチオシ
製造も名古屋で行っていて、近隣からの注文にも幅広く応えているようです。
名古屋のもの造り文化の背景になっているとするのはちょっと考えすぎでしょうか。 -
こちらは、有松の絞り。これも面白い伝統工芸品です。
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では、ここから例によって、周辺のスイーツチェック。
菓匠 花桔梗は、コンクリート打ちっぱなしのモダンな店構え。 -
店内もちょっと近代的な雰囲気がありますね。
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私は、上半分をいちじくの実を寒天で包んだのが美しい水羊羹と抹茶のセットをいただきました。プルンプルンとほどよい柔らかさ。清涼感もあるし、なんでしょうねえ。凄味というほどではないんですが、特別で上質なおいしさというのがあるように思います。
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シャルムベーカリー・ポンシェは、住宅地の一角にポツンとあるパン屋さん。
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しかし、店内に入ると楽しいパン屋さんの世界が突然現れて、これな人気のはずですね。
いただいたのは、ナッツの入ったハード系パン。天然酵母かどうかは分かりませんが、味わい深い仕上がり。じっくり味わえるパンでした。 -
フィナンシェリー アッシュは、ちょっと珍しいフィナンシェの専門店。お店の紹介にも、ご主人がお菓子職人を目指す時からフィナンシェに特別の思いを抱いてきたと熱く紹介されていました。
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20種類以上のフィナンシェが美しく並んでいて、それだけでもちょっとうっとり。アーモンドの香りがさすがかなと思います。
私的には、フランス菓子の焼き菓子だと、フィナンシェよりマドレーヌの方が一般的なようなイメージがあったので、どうして、マドレーヌにしなかったのか的な質問をしてみたんですが、なんかスルー。やっぱり、そういうことじゃないですよね。失礼いたしました。 -
山田餅本店は、名古屋市博物館近くの商店街。活気を感じる店構えです。
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いただいたのは、基本の大福。もっちり柔らかできめ細かなお餅は当然さすがとして、餡子の華やかな甘さはあれ?という感じ。お餅に合うように工夫した餡子のような気がします。
さて、これで名古屋の予定は完了。ここから、桑名の石取祭に向かいます。 -
桑名駅に到着。
駅の周辺では石取祭りの山車が市内を巡行する市内練りが始まっていました。 -
山車は二輪。全体に意外に小ぶりだし、これなら軽快。
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操作は簡単そうで、引手もわずかな人数で済んでいます。
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後方のこれが鉦(かね)。
女性がだらんとした姿勢で、鉦を打ち鳴らしています。ガラン、ガラン。ガラン、ガラン。鉦がここまで大きいと、力いっぱい叩かなくても、音は十分響きます。 -
ガラン、ガラン。
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ガラン、ガラン。
山車は、駅前の広場に集まってきました。 -
駅前では、それぞれの山車が試楽。
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夕闇に山車も映えてますね。
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イチオシ
山車では周囲にろうそくがゆらゆら。ありゃりゃ。八墓村じゃないですけど、これも妙な迫力がありますね。
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中央の大太鼓では、思い切りのバチ捌き。ドッカンドッカンやってます。
周囲の鉦の音のガランガランもこれを包んで、なるほどやかましいことこの上なしです。 -
こちらでは、祭りの始めにあたっての無事を祈る儀式みたい。
ここから、今晩は夜通しだし、先は長いですからね。 -
さて、こっちは相変わらずドンドンドンドン。ガランガラン。
奏者が次々交代して、これでもかこれでもかのパーフォーマンス。 -
提灯の揺れる夜空に
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やかましい音が響き渡ります。
さて、駅前を離れて、街中にも行ってみましょうか。 -
あ~、やってますね。
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山車をゆっくり動かせながらも、音はやまない。ガラン、ガラン。
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揺れる山車の提灯に
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熱気を帯びた奏者のパーフォーマンスが続きます。
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人形の乗った山車もありまして、
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それもなかなか。
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イチオシ
歌舞伎の人形もすっくと立って、美しいですよね。
ただ、本番は、明日の本楽。この辺りで、宿に入りたいと思います。 -
で、今夜の泊りは、四日市の新四日市ホテル。近鉄四日市駅からすぐそばです。
値段が安かったので、ここにしただけなのですが、予想に反して建物もしっかりしているし、受付もまとも。ちょこっと出れば晩飯もあれこれあるし、そう言う意味でもとっても便利。コストパーフォーマンスのいいホテルです。 -
そして、偶然ですが四日市では大四日市まつりをやっていました。
拝見したのは駅前広場の特設ステージの諏訪太鼓競演。地面に腰を落としてほとんど海老反りみたいになって、バチを振り下ろす。これもとってもダイナミックですねえ。信州諏訪での御諏訪太鼓を持ち込んだもののようですが、これはいい。すっかり四日市になじんでいるように感じました。
さて、これで一日目は終了。早く休んで、明日に備えたいと思います。
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