ライチョウとハクサンシャクナゲの仙丈ヶ岳

2019/07/26 - 2019/07/26

梅雨明けしたんだかまだなんだか、はっきりしない天気(x_x)
中高年山岳会の精鋭で、初めは北岳にという計画でしたが、27日(土)の天気がかなり悪そう。日帰りで仙丈ヶ岳に変更です。
南アルプスの女王と呼ばれる仙丈ヶ岳は、高山植物が豊かで、あまり体力がない人でも登れるお買い得な山(台風接近のなか登り広河原に足止めくったのは一昨年、笑)

いつもどおり北沢峠から歩きやすい道を登ります。２時間ほど歩き森林限界を越えるとハクサンシャクナゲがいっぱい。仙丈ヶ岳は何度も登ってますが、初めての経験!?　今年は花季が遅かったのでしょうか。
何事もなく山頂に。私には２年ぶり６回目の仙丈ヶ岳です。残念ながら展望は……(><)
仙丈小屋まで降りて昼食。小屋の前には冷たい水がザーザー流れています。突如人だかり、行ってみるとライチョウの親子。観客いっぱいなのに物おじせず(笑)楽しませてくれました(^o^)
(タイトル画像、親のほかに雛が３羽、どこか分かりますか？　答は最後のほうに)

お時間あれば、10年前の子連れ仙丈ヶ岳もどうぞ。https://4travel.jp/travelogue/11258154

エリア 南アルプス市(山梨)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

甲府で前泊　広河原で北沢峠行バスに乗り換え
南アルプスの鳥瞰図　私は左半分をホームグランドにしていますが、今日は右半分　北岳(右半分の真ん中あたり)に登る予定でしたが……

南アルプス野呂川広河原インフォメーションセンター 名所・史跡

北沢峠　日帰り可能な左下の仙丈ヶ岳に登ります

７時20分、登山開始　登り４時間、下り３時間です
最終バスは４時、普通は間に合いますが……

各合目(ほぼ20分ごと)に表示があって励みになります

順調です

歩きやすい道

９時に中間点　小仙丈経由の尾根コースを登り馬の背経由で下りるのが一般的

ツマトリソウ　ゴゼンタチバナも

ハクサンシャクナゲ

いっぱい咲いてました

この山でハクサンシャクナゲはさほど記憶にないのですが、今年は花期が遅かった？

しばらくハクサンシャクナゲだらけ(^o^)

この花もたくさん　イワシモツケで合っています？

シナノキンバイとタカネグンナイフウロ(右側の紫)

10時、小仙丈ヶ岳　ガスってましたが

突然視界が開けて　間ノ岳方面と思います(残念ながらこれ以上は見えず)

稜線にはチングルマもいっぱい

こんな感じの尾根歩きです

11時すぎ、２年ぶり６回目の山頂　この辺の山では最もよく登っている山
同行のＫさんは初3,000ｍ峰、とても喜んでくれました

仙丈ヶ岳(仙丈岳) 自然・景勝地

歩いてきた道を振り返ってみました

仙丈小屋に向かいます
ミヤマダイコンソウ

わずかにオヤマノエンドウ

左から右上に歩きました　右端から２つ目のピークが仙丈ヶ岳と思います

仙丈小屋近くにタカネスミレ

仙丈小屋でお昼　冷たい水が美味しい！

仙丈小屋 宿・ホテル

人だかりに寄ってみると

親子連れのライチョウが　これは雛

雛２羽連れた親

雛２羽のアップ

こちらは雛１羽連れ

12時20分下山開始
ライチョウショーⅡ　下山の途中にまた

アップ

親と雛が２羽

この画像が一番たくさん写っています(親と雛３羽)
親が右に、雛はその右上に１羽、左端の下のほうとその右上に１羽ずつ

きりがないので下山しましょう　またハクサンシャクナゲ

タカネスミレ

ハクサンフウロ

こうやって鹿害から保護した成果でしょうか

馬の背ヒュッテで休憩

馬の背ヒュッテ 宿・ホテル

大滝の頭に向かいます

沢を何回か渡ります　実際はどうってことないですが、初級者ばかりだとどこに足を置こうか不安を感じるかも

シナノキンバイが少し

あとは坦々と歩くだけ　大滝の頭(中間点)からは朝登った道を戻りました(北沢峠到着は３時)

展望だけは残念でしたが、雨に遭わず花がきれい、ライチョウもサービスしてくれて素晴らしい一日でした

この旅行記へのコメント （6）

• じゃが♪さん 2019/10/05 19:33:06

  雷鳥親子

  雷鳥親子かわいいですね。
  というか、雷鳥親子に出会えるなんて、羨ましすぎます。
  
  雷鳥は個体数が激減して、絶滅の危機かもといわれていますが、
  こういう姿をみると妙に安心します。
  ですが、実際のところはどうなのでしょう？？
  
  じゃが♪

  ねもさん からの返信 2019/10/06 10:15:36

  RE: 雷鳥親子

  じゃが♪さん　コメント＆ご投票ありがとうございます。
  初めて見た方は感激されます。私もお連れして良かったと思います。
  でも、南アルプスと北アルプス限定ですが、ライチョウはそんなに珍しいものではありません。直感的には遭遇確率５割かな。そして夏だと結構な割合で雛を連れています。
  その名のとおり、ライチョウが現れるのは悪天候のときや天気が悪くなるときが比較的多い(もちろん晴れのときもありますが)　このときも台風接近で天気は下り坂でした。
  
  仰るようにライチョウは絶滅の危機を脱したわけではないようです。中央アルプスのライチョウを増やそうという取り組みが今年は残念ながら失敗に終わったというニュースをやっていました。北アルプスからライチョウの卵を運んで孵化させるところまではうまくいったが、成長する前に……(天敵に食べられた？)

• 子連れ旅人さん 2019/07/28 04:18:27

  ライチョウかわいいですね

  はじめまして。
  中高時代は学校からの夏山登山でよく北アルプス中心にのぼっていました。
  森林限界を超えるころの可憐な高山植物にしばし疲れを忘れたことを思い出しました。
  子連れで登山は本当に大変だったと思います。うちはもっぱら子連れハイキング専門です。また、お邪魔いたします！
  

  ねもさん からの返信 2019/07/28 08:52:23

  Re: ライチョウかわいいですね

  子連れ旅人さん　コメント＆ご投票ありがとうございます。
  高い山でトラブるのは、私も子どもも辛いので、アルプス級の山は希望者だけしか連れて行きません。10年前くらいの話ですが、登る子はいつも行くし、行かない子はいつも……という感じでした。
  そう考えると子連れ旅人さんちのような旅の日々は、お子さんが小さいうちのほうがやりやすいかったようにも推測しますが、中学生くらいになった今はいかがですか？
  
  多数意見によると学校の集団登山は山嫌いを生んでいるようです。子連れ旅人さんや私は、ハッピーな例外ですね。
  子連れ旅人さんはどういうところに登っていたのですか？　唐松岳とか乗鞍岳くらいにしておけば無難なのに、燕岳とか爺ヶ岳となると生徒の嫌！という気持ちは理解できます。学校の先生は｢頑張る(頑張らせる)｣のが好きなんでしょうね。

  子連れ旅人さん からの返信 2019/07/28 13:45:30

  Re: ライチョウかわいいですね

  私の中高時代も、夏山登山は希望者のみでした。すごく楽しかった思い出です。つばくろ、槍や白馬、穂高などを上りました。自分では、近場の楽しめる山に登っていました。頂上でみんなでブス囲んでラーメン食べたり・・・。
  おかげで久々に若かりし頃の思い出にひたりました！

  ねもさん からの返信 2019/07/28 15:04:05

  何と素晴らしい(^o^)

  子連れ旅人さん　再コメントありがとうございます。
  燕岳や白馬はともかく、槍や穂高にも!?　普通の公立学校なのですか？　槍や穂高は油断すると死んだり大けがする場所がいっぱい。よく連れていってくれましたね……　羨ましい！
  私の中学校での登山旅行は北アでいえば、唐松岳クラスでしょう。当然のごとく今はやってないそうです(>_<)
  
  向こうに書くべきですが……
  子連れ旅人さんちはミュンヘンにお住まいなのですか？　海外生活はご苦労も多いと推測しますが、お受験に象徴される無意味と思える早期教育熱に巻き込まれないのはハッピーなことかと思います。
  ４トラベルの子連れトラベラーの皆さんも結構な割合で家族旅行断念に至っているようにみえます。
  はい、春の信州、楽しみです。