2019/07/13 - 2019/07/15
27位(同エリア134件中)
クッシーさん
昨年偶然ネットで目にして心が震えた、奥会津の、とある風景。『霧幻峡』と名付けられた美しく幻想的な風景を忘れることができず、その写真を撮った星賢孝さんのFBに辿りつき、その後はFB上で『霧幻峡』とその周辺の風景を楽しんでいましたが、やはりどうしても実物を自分の目で見てみたくなりました。
フォートラベルでフォローさせていただいている方々が、実際にこの場所に行かれていたのも旅の後押しとなり、みなさんの旅行記を参考に計画を練って、7月の3連休、ついに夢が実現(^^)
深緑と霧に包まれた『霧幻峡』と只見線の走る美しい風景に酔いしれてきました。
★参考にさせていただいた旅行記★
・mirukuさん
https://4travel.jp/travelogue/11372431
・かっちんさん
https://4travel.jp/travelogue/11425062
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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憧れの地『霧幻峡』
ついにやってきました~(^^)/ -
事前に予約しておいた渡し舟観光に出発です。
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渡し舟のスタート地点は早戸温泉「つるの湯」さん
早戸温泉 つるの湯 温泉
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緑に吸い込まれるように和船は只見川へ
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もともとは対岸の集落とを結ぶために使われていた「手漕ぎの渡し舟」
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その集落は50年ほど前に廃村となってしまいましたが、その集落に住んでいた住民が、川霧に包まれ幻想的な風景を生み出すこの地を『霧幻峡』と名付け、現在も残る「廃村集落」と「霧幻峡の渡し」を半世紀ぶりに復活させました。
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そのかつての住民こそが、クッシーの心をわしづかみにした『霧幻峡』の写真を撮った星賢孝さんです。
最近ではその写真が新聞やネット、海外でも紹介され、「渡し舟で廃村を訪れるツアー」には国内外から観光客が訪れている様子がテレビでも取り上げられるほど。 -
片道15分、舟で対岸へ渡り、30分の廃村見学、また15分かけて戻ってくるという1時間のツアーは舟一艘につき¥5000(4人まで、5人以上は追加料金あり)
星さんは元住民、説明も面白いということでガイドのご指名を受けることもあるそうです。クッシーも写真のお話もうかがいたかったので、星さんにお願いしていたのですが、当日急用が入ってしまい、代わりに定年後こちらに戻っていらしたというSさんが案内してくれました。(写真撮影はご了承をいただいています)
このSさん、先日テレビで霧幻峡が紹介された際も登場されていました。 -
これは昔の発電所跡、このあたりは水深30mほどで水の流れはほとんどなく水面が鏡のようになる半面、よどんでしまうこともあるのだとか。
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深いエメラルドグリーンの川面
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小さな滝や
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御射鹿池風のスポットがあったり
霧が出ていなくても美しい霧幻峡 -
渡し舟の基本コースは通常、廃村集落との往復と、上陸後の散策で1時間ですが、個人で予約していればアレンジも可能。船頭さんとその場で相談して決めることもできるようです。中には乗船せず、”霧幻峡に舟が浮かんだ風景”を撮るためだけに1時間舟を出してもらう人もいるのだとか。
クッシーたちも「どうしますか?」と聞かれたので「舟からお勧めの風景を見せてください」とお願いしたところ、1時間只見川を遊覧してくれることになりました。 -
赤い橋の下あたりでUターンし、再びつるの湯さんの前に。
手前の小屋は露天風呂、裸のおじさん達がこちらを見ているのが、けっこうしっかりと目視できました(笑) -
船着き場の奥には赤い屋根の祠も見えます。
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つるの湯の前を通り過ぎ、舟は橋とは反対側へ
鏡のような只見川☆彡 -
時折見えるさざ波や波紋は、オシドリやカモが作り出したもののようです。
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深緑の中
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滑るようにゆっくりと進む和船の心地良さ
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赤とんぼも同乗したまま動きません(^^)
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いや~、本当に美しい!
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船頭さんとのおしゃべりを楽しみつつ、シャッターを切る手も止まりません!
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渡し舟の予約は金山町の観光課で受け付けてくれます。夕方の霧を狙って16時からの1時間にしましたが、ちょっと霧発生には時間が早すぎましたね(^^;) まだまだ陽が高く、気温も高そうです。川面には青空と雲がくっきり!
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青い屋根が見えてきました。
これが廃村になった集落跡で、車で行くこともできるそうです。舟でしか行かれないのかと思っていましたが、船頭さんが行き方やフォトスポットを教えてくれたので、後で行って見ようと思います。 -
自然の中に「人工物」を入れて撮るのは、あまり好きではないのですが、これは只見線の線路。列車がここを通る時間に合わせて乗船する人もいるのだとか。
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線路近くで再び Uターン
船上森林浴が続きます。 -
幻想的な深緑
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つるの湯の建物が近付いてきました。
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映り込み
灯りがともった頃、反対岸から写真を撮るとキレイだと船頭さん -
高いと思ってた陽も、だいぶ傾いてきました。
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トンボの羽が西日で輝いています。
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美しい風景、船頭さんとの楽しいおしゃべり
1時間の至福の時が終わりました。 -
つるの湯の駐車場で帰り支度をしていると・・・
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イチオシ
仕事を終えたSさんが車を停めている対岸へ戻って行くのが見えました!
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絵になりますね~☆彡
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これはシャッターチャンスと、何枚もパシャパシャ
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Sさんはお話も楽しく、ここでの暮らしぶりもいろいろお話してくれました。やはり冬場の雪の大変さや買い物などの不便さ、イノシシや熊が出ることなど、住んでいる方々のご苦労はお話をうかがってみないとわからないですね。。。
「きゃん、きゃん」という犬のような鳴き声が、子熊の声だということも初めて知りました。 -
イチオシ
今回は霧を見ることができませんでしたが、Sさんは翌朝5:30から予約が入っていて、舟を出すとのこと!
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霧が出ていたら写真を撮りに来たら? 電話をくれれば霧の状態も教えてあげますよ、と言ってくださいました。
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これはもう早起きして来るしかないですね!
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霧が出ることを祈って、Sさんの後ろ姿を見送りました。
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Sさんに教えてもらった対岸へやってきました。
舟で下まで行った赤い橋や -
つるの湯が見えます。
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赤とんぼに迎えられ
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イチオシ
船着き場へ
ここからの風景も素晴らしい!!! -
イチオシ
誰もいない夕暮れ
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さっきまで、この近くにSさんの車が止まっていました。
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この中のひとつが、クッシーたちが乗せてもらった舟ですね。
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よく見ると川の奥の方が白くなっている?
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川霧が発生し始めたようです。
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どんどん増えてくる!
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川面全体に霧が立ち込めるまでには、まだ時間がかかりそうだったので、先に廃村を見学させてもらうことに。
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「赤いお地蔵さん」
Sさんが教えてくれたフォトスポットの目印です。 -
お地蔵様の裏手に、ちょっとした展望スペースがあり、只見川が見下ろせるようになっていました。
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そしてこちらが廃村になった集落跡
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テレビでもツアー参加者が建物の中を見学する様子が紹介されていたので、行ってみます。
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ここには三更(みふけ)という戸数10戸の集落があったそうですが、昭和39年4月に裏山が大崩落。住民は移転を余儀なくされ、300年続いた村は廃村となりました。
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三更(みふけ)という名前の由来は、ここが3度目の移転地だったからだとか。
もともとは1611年、会津大地震で発生した大規模な土砂崩れで只見川がせき止められ、水没してしまった関根集落が三更集落の原点だそうです。その際、対岸に移転、さらに6㎞下流に移転しましたが、100年後、裏山が崩壊し、再びの集団移転。3度目の移転であったことから、集落の地名が「三更」になったと言われています。その「三更」も300年続いたのち、同じく裏山の大崩落で廃村。数奇な運命に翻弄されてしまった集落なのですね・・・
http://okuaizu.pupu.jp/circle1.html -
ただ昭和39年の大崩落は4回に分けての地滑りだったため、死傷者を出すことはなかったそうです。村には古民家や神社、観音堂、お地蔵様などが往時のまま残されており、明治~昭和の日本の原風景を今に伝えています。
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星さんをはじめとする霧幻峡プロジェクトの方々の尽力で、よみがえった原風景
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厄災から免れたこれらの施設に宿る力が、訪れる人の運気をあげ、願いをかなえるパワースポットとしても注目を浴びているのだとか。
参考:https://tripnote.jp/fukushima/okuaizu-mugenkyo -
冬場は2mもの雪が積もるという豪雪地帯
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霧幻峡プロジェクトは、限界集落からの脱却をめざして、渡し舟の復活など様々な取り組みを行っているそうで応援したくなりますが、昨今は各地で観光公害が問題化していたりもします。
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只見川の美しい自然とこの原風景は、これからもずっと守っていっていただきたいですね。
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イチオシ
再び船着き場に戻ってきました。
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霧の量はさっきとあまり変わらず、少し川面に漂うだけ
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やはり明日の朝に期待ですね
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それでも深緑の只見川と和船が絵になるので、しつこく写真を撮り続けます。
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舟で連れて行ってもらった赤い橋が奥の方に見えています。
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縦アングルで
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こちらの方にも霧が出てきました。
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赤い橋と霧の川面をズームで
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映り込みも1枚
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同じような写真ばかりですが・・・(^^;)
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イチオシ
ここの風景がすっかり気に入ってしまいました。
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イチオシ
日も暮れ、つるの湯にも灯りがともりました。
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イチオシ
これこれ、これを待っていたんですよ~
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灯りのともったつるの湯と、川面への映り込み
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川面だけをパチリ
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和船とのコラボをもう一度
もう、きりがありませんが、18:37分水沼駅発の只見線を撮るためそろそろ撤収します。
深緑の霧幻峡、最高でした~(^^)/
でも、霧に包まれた霧幻峡も見たくありませんか?
それは・・・次の旅行記で(笑)
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旅行記グループ
2019年7月 絶景に感動!感激!! 夏の奥会津と五色沼
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