2019/07/14 - 2019/07/18
116位(同エリア508件中)
ロク69さん
2019年7月、2つ目の滞在地フィーシュ(Fiesch)へ移動。ここでも10泊してハイキングを楽しむ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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7月15日(日)のフィーシュ滞在の最初のハイキングは、昨年も行ったビンタールからビンタール小屋、アルブルン峠往復を目指す。昨年は小屋がリノベーションでクローズだった。ブルネビールまで小型バスで送ってもらう(要予約)。正面のオフェンホルンを見ながら平らな道を進む。
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山道に差し掛かる地点で振り返るとベットリホルン(左奥)とブライトホルン(右)が並んで聳える。左の池は帰路に寄る予定のハルセゼーだ。湖の青さが素敵だ。
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高度が上がるとアレッチ方向のネストホルン(右)とビーチホルン(左)が見えてきて嬉しい。昨年は見えなかったのでなおさらだ。
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1時間40分でビンタール小屋に着く。リノベーションが終わってきれいになって営業しているようだ。帰りに立ち寄ることにして、アルブルン峠に向かう。
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小屋から残雪の残るコースを30分登ると目指す峠だ。スイス・イタリア国境の特別な感動がある。
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イタリア側の眺望、峠を越えて行くパーティが多いようだ。
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スイス側、アレッチホルン(右)とネストホルン(左)の遠望。雲が湧いてきて明瞭さに欠けるのが難点だが、何とか見えているので感動する。
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アレッチホルンの遠望。この地区では4000m超の雄峰だろう。
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続いてネストホルン、辛うじての展望だが昨年間近(オーバーアレッチ小屋から)で見た山なので、特に思い入れがある。
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伊・瑞の眺望を数分で終わり下山する。すぐに小屋が見えてくるので安心して降る。
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降ると朝と同様の景観が戻る。今日は左のハルセゼー経由で帰る予定だ。
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分岐から60mほど登り返してハルセゼーに着く。遠くから眺めていた方が情緒はあるような気がした。10名程度の人たちが寛いでいた。
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フェルドに着くと、昨年と同じレストランでビールと白ワインをいただてバスを待つ。
本日の実働時間は5時間06分、登り723m、降り1052mだった。改装なったビンタール小屋、アルブルン峠からの眺望も今年ならではの体験があったようだ。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11567910 -
前日7/15は雨のため休養日とした。7月16日(火)は快晴、ゴムス谷を見降ろすブルーデルホルン(Brudelhorn、2791m)を目指す。スタート地点はヌフェネン峠の手前ラドシュタッフェル(Ladstafel、1925m)。
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朝8時前のため谷底は半分以上、日があったっていない。右の大きな山塊はフュルホルン(Füllhorn、2863m)だ。
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レングタール(Lengtal)を緩やかに遡行する。
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谷を詰めて高度が上がると左手に立派な黒い山が大きくなってくる。リッツヘルナー(Ritzhölner、3108m)だろう。
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振り返ると大きな山岳美を持った山々が見えている。右端の尖がりピークはキルヒホルン(Chilchhorn、2789m)、左のギザギザはピッツォ・ガリーナ(Pizzo Gallina、3061m)、ミッタークホルン(Mittaghorn、3015m)と連なる景観は素晴らしい。
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2時間30分で大きくて美しい池ディステルゼー(Distelsee、2587m)が現れる。ダム湖ではなく自然の池としたらとても大きいと思う。青い湖面に吸い込まれそうな気がする。
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2660mの尾根まで登ってくるとアレッチ氷河を見降ろす山々が見える。右からフィンスターアールホルン、白いグロゥセス・ワンネンホルン、アレッチホルン、微かにネストホルンと続く景観は大きな喜びと感動を覚える。
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右手にはガレンシュトック、べったりと雪を抱いたダンマシュトック連峰が印象的だ。このあたりから残雪が多くなり苦労して登る。
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最後は残雪を登り、険しい岩場を慎重にたどると山頂に飛び出す。立派な標識と旗が飾ってある。
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この地区最高峰のフィンスターアールホルンの立派な雄姿が一際高い。
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ワイスホルンとミシャベル連峰も遠望できる。
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ピークで10分ほど展望を満喫しゆっくりと下山した。バスでウルリッヘンまで戻るとガレンシュトックとフルカ針峰群がまた迎えてくれた。
本日の実動時間は5時間26分、登り、降りとも932mだった。好天の下、連なる山々、湖面の美しい湖、ゴムス谷に点在する村々など色々な展望を享受できてとても充実した日だった。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11572658 -
7月17日(水)は、フィッシャータル村から長い吊り橋を渡ってベルワルドへ向かうコースを歩く。朝8時過ぎのフィッシャータル村から望むクライン・ワンネンホルンの景観。爽やかな朝の空気を感じて歩き出す。
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直ぐに急坂を登ると一旦緩いコースになり、長閑な農家の横を過ぎていく。
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振り返ってフィッシャータル村とベットリホルン(右)、緩やかなブライトホルン(その左)が遠望できる。真ん中のワイヤーは荷物用と思われるゴンドラのもの、この時はゴンドラ等もなく動いていなかった。
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そのゴンドラの上部駅の様子。1600m地点にあるので400m以上の高度差を稼ぐことになっている。
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そのすぐ近くには吊り橋がある。標識のベルワルド方面がそれだ。
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吊り橋の取り付き地点から前方を見る。幅は人一人が通れる程度、すれ違う場合はお互いに横向きになる必要があるだろう。
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渡り始めてしばらく経った地点の様子。最下部まで降ってまた登って行くが、揺れ具合も少しあるので緊張する。真下は深い渓谷、なるべく見ないようにして歩く。
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吊り橋の中央から眺めたクライン・ワンネンホルンの眺め。雲も取れてすっきりとした景観だ。
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渡り終わったところで振り返ってみる。無事に渡ってこられたことに感謝する。おそらく7~8分要して渡ったと思われる。
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吊り橋が澄んで一安心と思ったら施設された急階段や鉄梯子の連続で緊張は続く。
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ここが終わってやっと通常の登山道になる。やれやれという安堵感があふれる。
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最後にもう一度、吊り橋を振り返って見ておく。良く渡ってこれたと思う気持ちでいっぱいだった。このあとベルワルドまでは普通の山道が続く。ベルワルドの村はずれに到着して、リージホルンへ向かうチェアリフトの乗り場(リヒネン)を通ってゴンドラでフリュガンゲンまで下った(このフリュガンゲンにも村々を結ぶ吊り橋があって駅から見ることができた)。
本日の実行動時間は3時間05分、登り750m、降り300mだった。快晴の下、爽やかな景観を楽しみ、スリルある吊り橋経験ができた有意義な一日だった。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11572999 -
7月18日(水)はBrig、Blattenまで列車とバスを乗り継いでロープウェイでBelalp(2098m)まで上がる。ここから西方向のフォッゲンホルン(Foggenhorn、2560m)を目指す。行先表示板では2時間30分となっている。天気は晴れで良好だ。
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南方向、モンテ・レオーネ(中央左)とフレッチホルン(右)の遠望。一部雲もあるが、視界は良好だ。右下にBrigの町が見える。
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そのフレッチホルンの拡大。雲が掛かり始めてこのあと隠れてしまうので朝の貴重な一瞬だ。
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一旦100mほど川まで降ってから、山腹のコースを登り出す。Belalpの集落が下になってくる。
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さらに高度を上げるとギザギザのフスヘルナー(左)と右にアレッチ氷河が見えてくる。
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稜線に出ると一気に展望が広がる。右奥には優美な佇まいのネストホルン(Nesthorn、3821m)、中央の尖がりの左はレッチェンタラー・ブライトホルン(Lötschentaler Breithorn、3785m)だろうか。
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手前のグレデッジタールの対岸には前衛の山々(アルプジュホルン、シルトホルン)の向こう側に、あのビーチホルンの頭が見える。
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南方向へしばらく下りが続き、前方に目指すフォッゲンホルンが見えている。この辺りでの「降って登り返す」というのは気分的も体力的にも堪える。
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2時間と少しでフォッゲンホルンの山頂に到着。
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モンテ・レオーネを見つめる山頂の女性(先着)と十字架。絵になる風景だなあと思う。
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フスヘルナー、アレッチ氷河、エッギスホルン、ベラルプの集落さらにホテル・ベラルプも微かに望める。
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降り始めるとアレッチホルンとグロッセス・フスホルン、フスヘルナーの雲が取れて全貌が見えてくる。とても嬉しく感動的な時間だった。
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アレッチ氷河方向も明瞭になってくる。左奥の山腹氷河を持つワリサー・フィッシャーヘルナーの山群の一部も認識できてくる。
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こうして帰路は幸せな時間を楽しみながら降ることができた。本日の全行動時間は4時間25分、うち休憩19分、実行動は4時間6分、登り降りとも870mだった。行動するにつれて次々現れる新しい景観、次第に回復する展望と大いに楽しいハイキングだった。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11573843 -
7月13日(金)は晴れ、古くから交易路として知られるというグレニョロス~ビン村までを歩く。早朝のグレニョロスの中心部、鉄道駅からは15分坂道を登る。
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ビン村の少し手前にはダムでできた美しい湖がある。ビン村の象徴ともいえるブライトホルンとの対比が素敵だ。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11577591 -
7月20日(土)は遠征してトゥルトマン谷の奥にある山小屋、Turtmann小屋を目指す。フィーシュから列車2本、徒歩15分、ゴンドラ、小型バスを乗り継いで歩き初めまで2時間30分掛かる。
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小屋からは2つの氷河に挟まれたビスホルン(左)と黒いステアベルクが至近距離で望める。
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右手にはレ・ディアブロンも堂々と存在感を示している。この山の向こうはあのアニヴィエ谷のチナール(ジナール)がある。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11578713 -
7月21日((日)は再びビン村へ入り、フェルドからメッサーゼーを目指す。2100mの高度にある湖は静かにたたずみその湖面は周囲の山々を映しこんでいる。
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投影する山(シュトックホルン)がきれいだ。
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帰路ではアレッチホルンを始めとするアレッチ氷河の山々が遠望できた。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11581469 -
7月22日(月)はハイキング最終日、近くののんびりした村々を歩く。朝、ニーダーワルドで下車、歩き始める。
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途中シュタインハウス、ミューレバッハをつないで歩き、エルネン村へ向かう。ベットリホルンとワイスホルンの遠望が素敵だ。
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ミューレバッハ付近からはフィッシャータール方向が開け、クライン・ワンデルホルン(左)とフィンスターアールホルンが右奥に見えてくる。こんな比較的低地の村からこうした谷奥の高峰群が見えることに驚く。
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エルネン村を過ぎてフィーシュへ向かう。振り返ってエルネン村の教会を見つめる。
詳細は下記をご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11593642
こうして、2019年夏のスイスハイキングは無事終了した。2か所20泊でハイキングは17日だった、毎日懲りずによく歩いたものだ。今夏は後半、アレッチ地区に滞在しながら氷河の展望台には行かず、ひたすらあまり人が行かないようなコース、場所を歩いたようだ。スイスの田舎を必死であるいはのんびりとハイキング出来たのは、至上の喜びだった気がする。人生70年、身体が動くうちはこんなスイス旅をしたいと思っています。
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