2025/07/20 - 2025/08/24
191位(同エリア524件中)
ゴン太さん
2025年夏の旅行はイタリアのマクニャーガとスイスのジナール、それにアンゼールの3か所にそれぞれ10日前後滞在することにした。
番外編として、往路:日本からマクニャーガまで、各地間の移動、そして復路:アンゼールから日本までのルート、そして滞在したアパートを紹介する。
上の写真はドモドッソラからマクニャーガまでを往復したCOMMAZZI社の路線バス。(ドモドッソラ駅前のバスターミナルで撮影。)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
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2025年夏のイタリア・スイスハイキングの旅は計画がかなり遅くなってしまった。春になっても行こうか今年は見送ろうかと悩んでいたのだが、5月の連休明けに航空券の予約サイトを見ていたら、復路の妥当な料金のチケットを見つけてしまい、予約を入れることにした。そのため、宿泊するアパートの選択肢がかなり狭まってしまった。
往路はユナイテッド航空のマイレージがヨーロッパへの片道分貯まっていたので、それを利用。早朝にミラノに到着する便があるタイ国際航空の便を予約した。
7月20日日曜日、午前11時過ぎに自宅を出発、高速バスで成田空港に15時前に到着。
TG677便は早くも15分の延発予定。 -
上が成田からタイ・バンコクまで、下がタイ・バンコクからイタリア・ミラノまでの搭乗券。
他社のマイルで航空券を発券した場合、タイ国際航空ではインターネットでの座席指定ができないのが不便なところ。そこで予約直後にタイ国際航空に電話をして座席を指定してもらった。(タイ国際航空は0570から始まるナビダイヤルを使っているので電話料金が余計にかかるのも気に入らない。)オペレーターはとても親切で感じが良く、「なるべく前方のDE席」をリクエストしたら、バンコクまでは32、ミラノまでは35をアサインしてくれた。さらにマイルでの購入の場合、座席指定に料金がかかる航空会社が多いのだが、タイ国際航空は無料で指定できたのが嬉しい誤算。
我が家に付きもののトラブルが今回も発生。バンコクには予定の10分前に到着し、余裕で乗り継ぎができたのだが、ミラノへのTG940便の搭乗が始まりボーディンググループの1と2が搭乗している途中で突然搭乗が中止。「えーっ、どうしたの?」と思っていたら、「機材トラブルのため、搭乗を一時中止します。」とのこと。出発が遅れるとミラノで予約しているシャトルバスが間に合わなくなるとやきもきしたが、幸いにも40分後に搭乗が再開され、深夜0時40分出発予定だったのが1時32分に出発。途中で遅れを取り戻し、ミラノ・マルペンサ空港に到着予定の5分前の7時30分に到着できた。今回もまた冷や汗をかいた。
ちなみに乗客はバンコク便は日本人が多く、ミラノ便はヨーロッパ人が多くて、タイ人の姿あまり見かけなかった。 -
7月21日月曜日。ミラノ・マルペンサ空港ではICパスポート所持者と非所持者で窓口が分かれる。以前はICパスポートを使用する国が少なかったので日本人は短時間で入国審査のICパスポート用自動化ゲートを通過できたのだが、近年ICパスポートに切り替えた国が多くなったため、ゲートが激混み。入国審査を通過したのが8時、荷物を受け取れたのが8時20分、バス乗り場の到着が8時30分。バス乗り場までは飛行機の前方に乗っていてもやはり最低1時間はかかる。10時のバスを予約したので焦らずにすんだ。
ミラノ・マルペンサ空港からドモドッソラまでは一昨年(2023年)のロイカバード・ゲッシェネン旅行と同じくCOMAZZI社の「Alibus」を利用した。このバスは予約制で旅行開始の1週間前に往復分を予約した。片道1人17ユーロで鉄道を使うよりも少し高いが、乗り換え無しで所要時間が短く確実に座ってドモドッソラまで行けるのでコスパは良いと思う。 -
往路で乗ったのはこのワゴン車。実は予定時間の10分前にバス停に行ったら、ちょうど車が来たところで慌てて乗車してしまい、今年の写真はない。
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ということで、この2枚の写真は一昨年(2023年8月)に撮影したもの。車は今年も(往路は)同じ車種だった。
マルペンサ空港第一ターミナルを10時に出発。乗客は4人。雨の中をイタリア人のおばちゃんがF1ドライバーのように高速道路を右へ左へと車線変更を繰り返しながらぶっ飛ばし、予定より15分早い11時10分にドモドッソラ駅前にあるバスターミナルに到着した。 -
11時10分、ドモドッソラ駅前のバスターミナルの一番駅寄りのプラットフォームに到着。ドライバーのおばちゃんに帰りのバスが出発するプラットフォームや同じ大きさの車が来るのか確認する。「その日によって車種も出発するプラットフォームは変わるから、ここに来たら上の電光掲示板をよく見てね。」とアドバイスを受ける。
到着したプラットフォームからドモドッソラ駅を望む。中央奥の建物がトレニタリア(旧イタリア国鉄)の駅。右手前が国境警備隊の建物。
今日は駅に用はないのだが、周辺にトイレがないので駅の有料トイレを使わざるを得ない。有料トイレは写真の駅の建物と国境警備隊の建物の間を入ったところにある。1人1ユーロ。清潔で快適なトイレだ。 -
トイレに来たついでに駅を撮影。半年後に近くで冬季オリンピックが開かれるというのに、国境駅とは思えないうらぶれ感だ。
この駅、ホームに行くには地下道を歩かなければならないのだが、駅舎側にもどのホームにもエレベーターもエスカレーターもないし、スイスのホームのように片側は階段・片側はスロープにもなっていない。ということで、我が家を含む全旅行者は重いスーツケースを持ちながら階段を上り下りしなければならない。なんとかせーよ、トレニタリア! -
ドモドッソラ駅前のバスターミナル。ここでマクニャーガ行きのバスを約1時間待つ。
プラットフォームがいくつもあるが、ここに来るほとんどのバスはCOMAZZI社のものだ。(マクニャーガ行きのバスを待っている間に、ブリークからシンプロン峠を越えてきたスイスのポストバスが到着した。お客を下ろした後、写真左端に止まっている。)
マクニャーガ行きのバスは12時10分発。3番のプラットフォームから出発する。前に停まっているバスがそれでスーツケースはバスの横腹に入れられる。 -
3番のプラットフォームの電光掲示板。一番上のマクニャーガ行きに乗る。
マルペンサ空港からの「Alibus」以外のCOMAZZI社のバスは予約ができない。
運賃はマクニャーガ村のスタッファ集落まで1人5ユーロ。運転手に現金で支払う方法以外にチケットを購入することはできず、手数料を1ユーロ追加して取られるのがちょっと悔しい。1時間半乗車して合計6ユーロなので文句も言えないか。(現地の人はカード大の厚紙でできた回数券のようなものを使っているが、入手方法はわからない。)
バスは時刻表どおりに出発し、スタッファの広場前のバス停に13時30分過ぎに到着した。 -
マクニャーガで7月21日から10泊するアパートは「MONTEROSA RESIDENCE HOTEL」。スタッファのバス停から徒歩3分ほどの便利なところにあるアパート。HOTELと名前がついているが完全にアパートでホテルとしてのサービスは行っていない。基本的にフロントにもスタッフはおらず、チェックインの客が来る時間にだけスタッフが待機しているといった具合。フロントには「何か用があるときには電話をしてください。」と掲示されている。我が家はチェックインの規定時間より早く到着するので、部屋に鍵を置いておいてもらった。(正面の入口はスタッフが滞在している時以外は施錠されているが、裏口は24時間鍵が開いているのでいつでも出入りできる。これは内緒の話・・って、公開してしまったけど。)
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「MONTEROSA RESIDENCE HOTEL」内部の紹介。外見とは違いエレベーター完備。重い荷物があっても最上階まで楽々運べる。ただし、裏口から入るとエレベーターに乗るには半階分階段を上るか下りるかしなければならない。
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最上階でエレベーターを下り廊下を進むと一番奥の左側が我が家の予約した部屋だ。
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入り口のドアを開けて室内に入ったところ。写真を2枚繋げたら写真が凸凹になってしまった。手前がダイニングテーブルで奥にダブルベッド。典型的なスタディオタイプの部屋だ。ベッドに枕と掛け布団が一組しかセットされていないのは、フロントが1人滞在と間違えたため。15時のチェックイン時に間違いに気づいてすぐにもう一組セットしてくれた。
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部屋のテレビ。イタリア語放送ばかりなので見なかったけれど・・。
Wi-Fiは完備されており、スピードも悪くない。 -
キッチン。コンロは2つだが何とかなる。
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予約したのはこのアパートで一番料金が安い「Attic studio(屋根裏スタディオ)」。5月になってもこの部屋が空いていたので喜んで予約した。屋根裏、すなわち最上階だから上階の音が聞こえず、快適に過ごせると思ったからだ。屋根裏部屋と言っても天井は高く、頭がぶつかるところはない。おまけにシェード付きの天窓があって明るい。
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天気が良ければ天窓からはアンザスカ谷越しの山が見える。
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バスタブは無いが、シャワーの水量と温度は全く問題なし。
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洗面台はいたってシンプル。
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トイレ。
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バスルームにも天窓があって天気が良いと暑いぐらいだ。
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バスルームの天窓から見える山は Pizzo dei Vittini か?
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大きなテラスもある。
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テラスから右(北東)方向を望む。隣のアパートでは老夫婦が毎日日向ぼっこをしている。我が家のようにあくせくしないリゾートライフもいいなと思う。
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テラスから正面(北)方向を望む。新旧いくつもアパートがあるが、ほとんど滞在者はいない様子だ。
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テラスから左(北西)方向を望む。左の尖っている山は Faderhorn。写真の中央稜線上にモンテ・モロ峠に上るロープウェイの中間駅、その左下には青い小さなゴンドラがすれ違うのが見える。
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ということで、到着してから気づいたのだが我が家のアパートは残念ながら北向きの部屋だった。南向きの部屋ならば写真のようなモンテ・ローザ山塊が部屋から毎日望めたのだろうが・・。まあ、外に出ればモンテ・ローザは見放題なので良しとしよう。
※マクニャーガでのハイキングレポートは
https://4travel.jp/travelogue/11991862
をご覧ください。 -
7月31日木曜日。部屋の廊下側のドアノブに鍵をかけておくだけでチェックアウト完了。7時過ぎにアパートを出て5分ほどでスタッファの広場前のバス停でドモドッソラ駅行きのバスを待つ。バス停は「Hotel Dufour」のすぐ横。普通は上にバス停を示す丸い看板が付いているのだがここにはそれが無く、小さな時刻表があるのみ。
イタリアらしくなく(笑)、バスは時刻表どおり7時23分にやってきたが、途中でだんだん遅れが生じてドモドッソラ駅に8時40分到着予定が8時48分に到着。8時48分発の列車には乗れなかった。(バスターミナルから駅への移動があるので、時刻表どおりに到着しても間に合わないと思っていたが。)
復路もバスのチケットは運転手から購入。運賃は往路と同じく1人5ユーロ+手数料1ユーロ。 -
8時56分、エレベーターもスロープもないドモドッソラ駅で汗をかきながらスーツケースを引きずりホームに到着。約1時間ブリーク行きの列車を待つ。
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同行者も退屈している。
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9時16分、日本が誇る日立製作所製造の電車が駅舎側のホームに到着。イタリアの電車は派手で良いねえ。
ブリークまで乗る9時48分発のEC40(ドモドッソラからブリークまでしか走らないのになぜかユーロシティ扱い)は出発が遅れに遅れ、10時2分に発車。途中さらに遅れてブリークに到着予定10時14分が10時35分到着になった。(おまけに到着予定ホームも変更。)ブリーク10時26分発にはもちろん乗れず、駅のスロープを走って下り、また走って上って10時38分発R91にギリギリ間に合って乗れた。
シエール駅には11時8分着。この駅のバスターミナルは以前は北口にあるものだけだったが、近年ジナール方面に行くには南口にも新しいバスターミナルができたので要注意。地下道を南口に向かって歩くと地上に出る階段の左にエレベーターがあるので利用すると楽。
シエールの南バスターミナル11時20分発のポストバスに乗車し、ヴィソワで乗り換え。途中道路工事の片側通行等があり、15分遅れの12時35分にジナールに到着した。 -
ジナールで7月31日から11泊するアパートは「Ryad D quelle vue!」。「quelle vue!」は「なんて素晴らしい眺めでしょう!」という意味。部屋からの展望が期待できる。
実は5月の段階で土曜から土曜でなく変則的日程で泊まれるアパートを探したところ、ここが2番目に安いアパートだった。(一番安かったのは村の中心部にある最近新しくできた「SWISSPEAK Resorts Zinal」だったが、バスタブが無いのとカーテンが薄くて外から丸見えという口コミを見て、価格差が11泊でわずか数フランだったのでやめた。。)
この建物内が4軒に分かれていて、我が家が借りたのは右側の2階・テラスとその右に白い窓が2つ見える部分だ。 -
アパート管理の不動産屋は村の中心部にあるのでバスを Zinal, centre で下車。シエール駅でバスに乗った時にWhatsAppで連絡を入れておいたので、担当のお兄さんが不動産屋で待ってくれていた。(ここも必要が無いときはほとんど閉まっている。)滞在料金をその場でクレジットカードで支払い、鍵を受け取る。不動産屋からアパートまでは徒歩10分ほどを要し最後に上り坂もあるので、お兄ちゃんは我が家のスーツケースを車で運んでくれた。「なぜ、荷物だけ?どうして車に乗せてくれないの?」、その答えは兄ちゃんは農作業の途中で来たので、彼の愛車はトラクターだったのです。
12時47分、アパートに到着。冬が厳しい場所用の独特な鍵の開け方になっているが、何度かこのタイプの鍵を経験しているので、問題なく開けることができた。 -
入り口のドアを開けたところ。正面にツインのベッドルームが見える。
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ベッドルーム手前を右に曲がると、大きなリビング・ダイニングルームが現れた。
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「えっ、こんなに広いの?」とびっくり。
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ダイニングテーブル。予約サイトには最大4人宿泊可能(料金は人数によって変わる)と書かれていたが、どうやら6人まで宿泊できるようだ。
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冷蔵庫は大型で、下部に冷凍庫も付いている。
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コンロは新しいIHクッキングヒーターだ。
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ツインのベッドルーム。まだシーツや布団カバーをかけていない。不動産屋のお兄さんがなぜかシングルの掛け布団用カバーとシーツを2枚ずつくれたので、こちらで寝ることにする。(というか、できるだけシングルに寝たいから、それで良かった。)
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その左隣にあるダブルのベッドルーム。ヨーロッパ人の夫婦なら、普通こちらを使うだろう。(我が家も東欧在住時の3年間は、ダブルしかなかったので仕方なくダブルに寝ていた。)
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ダブルのベッドルームから廊下に出た正面にバスルームがある。アパートの説明には書かれていなかったのだが、洗濯機があったのが嬉しい誤算。猛暑になったので、毎日ハイキングの後で洗濯をするのにこれが使えたのはとても助かった。
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洗面台も立派なものが付いている。バスタブがあるのはありがたい。
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バスタブとトイレ。
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さらに喜ばしいことに、バスルームの隣にもう一つトイレがあった!頻尿ならぬ頻◯の私は同行者とトイレでバッティングすることがなくて本当に嬉しい。このアパート、お勧めだ。
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なんと、さらに2階に上る階段があり、
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階段を上るとそこにもう一つツインのベッドルームがあった。(入口のドアはなく、階段を上るとすぐこの部屋になる。)写真を2枚繋げたら写真が凸凹になってしまった。
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階段を上ったところからリビング・ダイニングルームを見下ろしたところ。スタディオタイプの部屋に慣れた我が家には、どこへ行くにも移動するのが面倒なくらい広くて、我が家には分不相応で贅沢過ぎるアパートだ。まあ、借りる時点で安かったのだから文句は言えない。
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リビング・ダイニングルームの南側に大きな窓があり、テラスに出られる。
左に部屋に比べて小さいテレビ。ほとんど見ないので大きさは問題なし。
Wi-Fiはここも早くて強力。スイスの田舎も侮れない。 -
テラスに置いてあるチェアと、
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テーブル。ビーチパラソルもご自由にどうぞ。
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このアパートの一番の魅力はアパート名の「quelle vue!(なんて素晴らしい眺めでしょう!)」に負けない、テラスから南側の眺望。手前にはアルプが広がり、
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その奥にはロック・デ・ラ・バッシェ、ブラン・ド・モマン、ベッソ、モン・デュラン、ポワン・ド・ジナール、ダン・ブランシェ、グラン・コルニエールが美しい。
毎朝毎晩この景色を堪能することができた。
※ジナールのハイキングレポートは
その1 https://4travel.jp/travelogue/12002652
その2 https://4travel.jp/travelogue/12006928
をご覧ください。 -
8月11日月曜日。部屋の鍵をダイニングテーブルの上に置いておくだけでチェックアウト完了。アパートから徒歩5分ほど・至近のポストバスの始発停留所、Zinal, village de vacances から10時7分発の Vissoie, poste 行きバスに乗る。
※ジナールからアンゼールまでの移動とアンゼールで滞在したアパートの外観は
(速報版)2025年マクニャーガ・ジナール・アンゼールの旅 その3 アンゼール編(1)
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/12002653/
をご覧ください。 -
アンゼールで8月11日から12泊するアパートは「Emeraudes 403」。夏のアンゼールは人気がないのか驚くほど安い滞在費で泊まることができる。
アパートのグランドフロアから4階(日本の5階)までは旧式で内扉のないエレベーターを使うことができる。内扉が無いのは慣れないと怖いが、トルコ在住時にこのタイプのエレベーターに4年間乗っていたのでむしろ懐かしい。(昨年サース・フェーの定宿に宿泊したら、内扉ありの新しいエレベーターに更新されていて驚いた。)
入り口のドアを開けたところ。左にバスルーム、正面にリビング兼ベッドルームがある。 -
ジナールの新しく広い部屋に慣れてしまったので、このスタディオタイプの部屋は「狭ーい。古ーい。」と感じてしまう。贅沢にはすぐに慣れるものだな。
ベッドはシングルベッドが2つ並んでいるスイス式の「なんちゃってダブル」。これが一番好きだ。 -
右奥にテレビあり。インターネットで天気予報を見るようになってからはほとんどテレビを見なくなった。
Wi-Fiも問題なく動く。(最初全く動かずオロオロしたが、ルーターの電源が入ってなかった。) -
ダイニングテーブル。2人用とは言え、「ちっちゃーい。」
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別角度から写してみた。
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バスルーム。バスタブ付き。古い建物なので心配したが、熱いお湯がたっぷりと出る。
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洗面台もシンプルなものに戻った。これで十分。
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トイレ。
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コンロも旧タイプの電熱式に戻った。
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この部屋の良いところは電子レンジがあること。我が家が借りたい部屋の優先順位は1.バスタブ 2.電子レンジ なのでここは今回の旅行の滞在先で一番マッチしている。
食器もたっぷり。
同行者は左下にある野菜の水切りがお気に入りでスイスに来るとブンブン回している。 -
グラス・マグカップもたっぷり。「二人部屋なのにどうしてこんなにたくさん食器があるの?」と同行者の素朴な疑問。
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鍋類もたくさんあって、重宝した。
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入り口を入ってすぐ右にたっぷりのハンガーと洋服掛け。
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その左にはトースターやコーヒーメーカー、掃除機やアイロン台など至れり尽くせり石川セリ(昭和)。
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きっとここのオーナーさんは掃除が好きなんだろうな。
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北向きとは言えテラスがあり、
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テラスに出たところから、振り返って部屋を撮影。
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テラスからは右(東)方向にこんな景色、
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正面やや左(北)方向にこんな景色が見られる。
※アンゼールのハイキングレポートは
その1 https://4travel.jp/travelogue/12002653
その2 https://4travel.jp/travelogue/12013411
その3 https://4travel.jp/travelogue/12019827
をご覧ください。 -
8月23日土曜日。朝7時30分にアンゼールのアパートをチェックアウトする。アパート代理店は朝8時に開店するので、それよりも早くチェックアウトする場合は、代理店オフィスの前に設置されているボックスにアパートの鍵を置けばチェックアウト完了。ボックスに鍵はかかっておらず、いつもながらスイスは治安が良いと思う。
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今日は自転車レースがアンゼールの村を通過するということで、バスに若干の遅れがでるとの告知が数日前からバス停に貼ってあった。復路もドモドッソラ駅から「Alibus」を予約しているので、時間通りにバスが到着できるのか村の観光局からポストバスに確認してもらったところ、「遅れても5-10分程度」との回答だった。大丈夫かな?
Anzère, Centreバス停前はちょうど自転車レースのステージのゴールになっている。 -
設営されているテントには飲み物や果物が用意されている。
幸いバスの来る時間にはまだレースはここまでやって来ず、ポストバスは時刻表どおり7時55分に自転車レースのゴールをくぐって(笑)到着、シオン駅前のバス停に予定より3分早い8時30分に到着した。 -
シオン駅で電車の到着までには10分以上の余裕があったが、気持ちが急いで8時33分にホーム到着。8時41分発のR(各駅停車)電車を待つ。
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8時42分、時刻表どおりに電車到着。客車内に掲示されている時刻表。
R(各駅停車)電車を狙ったのには意味があり、新型のR用の電車は低床でスーツケースを持って乗降するのが簡単。IR以上の列車の場合は乗降の際にステップを上がらなければならない車両が相変わらず多いのだ。 -
計画ではブリーク駅でドモドッソラ行き列車に乗り換えるつもりだったのだが車内でインターネットの時刻表を見ている時に、乗車予定の列車はブリーク始発ではなくチューリッヒ中央駅始発だということに気がついた。そしてヴィスプ駅で下車すれば同じホームでドモドッソラ行き列車に乗り換えられることにも気がついた。(ブリーク駅だと、地下道を通ってホームを移動しなければならない。)
ということで9時15分にヴィスプ駅で下車。写真は9時17分、ヴィスプ駅でドモドッソラ行き列車を待つ乗客。けっこう皆さん裏技をご存知のようだ。 -
9時18分、ドモドッソラ行き列車の案内表示。下の方に1等車と2等車の編成が表示されているが、
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画面が切り替わると各号車の混雑状態までもが表示されるようになっているのには驚いた。やはり1等車の2-4号車は空いている。1等車の隣の5号車は混雑で真っ赤の表示だ。
ヴィスプ駅で乗り換えたのは大正解!ブリーク駅からは驚くほど多くの人が乗り込んできて、座れない人もかなりいた。
ドモドッソラ駅手前で長時間の停車があり、時刻表より10分弱遅れて10時15分に終点・ドモドッソラ駅に到着。多くの乗客がホームにあふれ、地下道を昇り降りする階段も長蛇の列。「みんなどこに行くのだろう?」と思っていたら、今日は土曜日、ドモドッソラの駅前で市が開かれる日で、ほとんどの乗客は駅から市に向かって行った。 -
11時16分、駅前のCOOPで今晩の夕食を購入し、ベンチで休憩した後バスターミナルにやって来た。電光掲示板によると、マルペンサ空港行きの「Alibus」は一番手前のプラットホームから出発予定になっている。
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復路の「Alibus」のバウチャー。11時35分発でマルペンサ空港には13時に到着の予定。
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復路はこの中型バスになった。週末だからか、座席は1席を残すのみでほぼ満員。
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あらかじめ日本を出発する前にイタリア語に機械翻訳しておいた「私たちはホリデイ・イン・エクスプレス・ミラノ・マルペンサ空港に泊まるので、ホテル近くのバス停・CASE NUOVEで降ろしてもらえませんか?」という紙をドライバーに見せたら、「OK!」との返事。イタリア人はこういうところが杓子定規でなく臨機応変でいいよね。
ドライバーの親切のおかげで、いつ来るかわからないターミナル間移動の無料シャトルバスを待つこと無く、楽々CASE NUOVEに到着。徒歩数分で13時15分にはホリデイ・インに到着した。 -
チェックインは14時からだがそれより早く着いても部屋が空いていれば入れてくれるのがヨーロッパのアパートやホテルの良いところ。
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机とイス、テレビ。
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バスルームはシャワーのみだが、一泊ならば十分。
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洗面台。
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2つのベッドの間に1つのType-Aと2つのType-Cのコンセントがあるので、スマホの充電も簡単だ。
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インターネット(Wi-Fi)も下り9.38Mbps、上り9.25Mbpsとネットサーフィンには十分な数字が出ている。
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8月24日日曜日。早朝より激しい雨が降っている。スーツケースに自家製のビニールカバーを被せ朝8時少し前にホテルをチェックアウトし、ターミナル間移動(無料の)シャトルバスのCASE NUOVEバス停に8時5分に到着。シャトルバスがやってきた8時20分に雨はほとんど止んでいた。あと10分ほど遅くチェックアウトすれば濡れずにすんだので残念。マルペンサ空港ターミナル1に8時30分に到着。
復路に利用したのは台湾のエバー航空。台湾在住の折に台北ー羽田間で何度か利用したことがあるが長距離路線に乗るのはこれが初めて。エバー航空はスターアライアンスに加盟しているのでマイルが貯め易い。今回は復路のみの航空券を購入したのだが、ここが(中国とインドの航空会社を除いて)一番安く、出発・到着時間も我が家には最適だった。
定刻より15分遅れてマルペンサ空港を11時35分に出発、台北桃園空港には定刻5分前の8月25日月曜日の朝6時10分に到着。台北の出発は定刻通り7時55分で成田空港には定刻7分前の12時18分に到着した。
エバー航空はJALやANAに匹敵するおもてなし感があり、トイレのチェックも度々行っていていつも清潔だった。食事もおいしく、日本路線では牛丼も選べて嬉しかった。ヨーロッパ路線で飲み物にカルピスウォーターが選べる航空会社というのも珍しいと思う。
乗客は両路線ともほとんど台湾人で(同じ民族とは思えないほど)静かでマナーも良い。さらに、子供連れが少ないので機内が静かだった。
荷物の受け取りまでが思ったよりも早く進み、12時50分には予定よりも1本早い高速バスチケットを購入でき、予定よりも2時間半ほど早い16時前には自宅に戻ることができた。
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この旅行記へのコメント (6)
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- おーとさん 2025/12/20 00:06:03
- 洗濯機付き~!
- 移動と宿のレポート、大変参考になります。宿は安価なところを選ばれている筈なのに、どれも快適そうですね。流石のご選択眼です。
スイスの貸アパートって、洗濯機があっても共用が普通で、部屋の中に付いているところが少ないですよね。我が家はバスタブは全く不要で、電子レンジも「あれば嬉しい」程度ですけど、洗濯機が使えることは筆頭条件です。洗濯は私の仕事なので、地下室まで下りて行ったら他人が使用中だった…ということも多く、やはり部屋の中にあると嬉しいです。
回転式の野菜の水切り、ウチのカミさんも大好きです。自宅にもあります。
- ゴン太さん からの返信 2025/12/20 10:50:20
- RE: 洗濯機付き~!
- おーと様、コメントをありがとうございました。
我が家の場合は洗濯機は宿泊の優先順位には入ってないのですが、洗濯機がないアパートで手絞りをしていると、だとだんだん服がよれよれになってくるので、洗濯機があるとラッキー!という気持ちになります。おっしゃるとおり共用の洗濯機の場合は他の滞在者の方を気にしてしまいますよね。我が家の場合は早出・早帰りが普通なのでハイキング後にアパートに戻ると共用洗濯機が空いている場合が多いのですが、それでもたまに「あれ、使用中だ。」ということがあります。洗濯が終わっているのに長時間洗濯物が入れっぱなしの時もあって、「出しちゃおうかな、まずいかな。」と悩んだこともありますので、やはり部屋に洗濯機があると嬉しいですね。記憶を辿ると、今まで滞在したアパートで部屋に洗濯機があったのはアローラと今年のジナールだけだったかもしれません。スイスのアパートは都市部でも洗濯は地下の共用洗濯室を曜日交代で使うのが普通らしいですから、ましてやホリデーアパートでは部屋に洗濯機は望めないのかもしれませんが。
回転式の野菜の水切り、同行者にクリスマスプレゼントする(させられる)ことになりました。これからネットショッピングを探します。
- おーとさん からの返信 2025/12/20 11:18:18
- 安上がりのクリスマスプレゼント!
- 野菜の水切りがクリスマスプレゼントだなんて、可愛いですねぇ。我が家なんて、今年初にニュージーランドの宿に置いてあったノンフライヤーにカミさんが感激して、帰国後に早速購入することになりました。でも毎日のように使って重宝しているので、買った甲斐はあったと思います。
スイスの貸アパートは全般的に設備が整っていて快適なんですが、洗濯機だけは不便ですね。オーストリアも同様で、昨夏は洗濯機を全く使えない宿にも泊まって一度だけ手洗いしましたけど、やはり脱水しないと乾きにくくて嫌でした。イタリアの貸アパートは電気のブレーカーがすぐ落ちたりして不安がある反面、部屋に洗濯機のあるところが多くて洗濯だけは比較的便利です。
- ゴン太さん からの返信 2025/12/20 20:30:26
- ノンフライヤー
- おーと様、イタリアのアパートに洗濯機があるとことが多いとは不思議ですね。そういうことに一番執着しなさそうなのがイタリア人だと思っていました。それとも楽をするのが好きなのでしょうか?
ところで、ついノンフライヤーの話を同行者にしてしまったところ、「私にも買って!」と強く要求されてしまいました。確かに油をほとんど使わないので健康には良さそうですけど、先立つものが・・。2-3日放っておいたら忘れてくれるといいんですけど。
- おーとさん からの返信 2025/12/20 20:50:30
- ノンフライヤーは良いですよ(笑)
- 地中海諸国は夏が暑くて汗をかきやすいからじゃないでしょうか。スイスの方々は1週間に一度くらいしか洗濯しないと聞いたことがありますけど、蒸し暑い日本じゃ考えられないですよね。脱いで1週間も放置していたらすぐに黄ばんじゃいます。
我が家は冷蔵庫を買った際に貰った量販店のポイントでノンフライヤーの代金が賄えました。カミさんは自宅で揚げ物をしない主義なので、ノンフライヤーのお蔭で初めて唐揚げなんかを食べることができるようになりましたし、オーブンレンジより高温で早く調理できるため、焼き芋を作ったり冷凍パンを温めたりするのにも便利です。クリスマスプレゼントにご検討くださいませ~。
- ゴン太さん からの返信 2025/12/20 22:16:46
- RE: ノンフライヤーは良いですよ(笑)
- おーと様、ノンフライヤー良さそうですね。焼き芋、大好きなのでそれが作れるとは嬉しいです。我が家は田舎と住宅地の境にあるので、少し歩くと家庭菜園をやっている方があちこちにいらして、30分の散歩のうちに4軒ほどの農産物直売所があるんです。そこでさつまいも3-4本100円とか里芋1袋100円で売っていまして、それを焼き芋やフライド里芋にしているので、ノンフライヤーが活躍しそうです。パンもふだん安いのを買い溜めして冷凍したのをオーブントースターや電子レンジで焼いたり温め直したりしているので、それにも使えるのですね。同行者へのプレゼントというよりも自分のために買っちゃおうかなあ、って気持ちになっています。
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