2019/06/19 - 2019/06/28
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tono202さん
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道東7日目・本日の予定は知床の羅臼湖への木道歩きです。
ここに入るためには、それなりの覚悟と準備が必要です。
入口は知床峠の手前の「羅臼湖入口バス亭」ですが、駐車場はなく路上駐車は厳しく取り締まっていますので、知床峠まで車で行き、そこから一区間を路線バスを利用するということにしました。
また、木道ばかりでなく湿地帯も歩くので、湿原保護のため「入山は長靴」というのがルールのようです。
乗り越えるべき壁はいくつかあるのですが、ここで出会えた物は素晴らしい物ばかりでした。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
標津のモシリバで連泊
朝食後に出発しようとすると、長靴を借りようと思っていた羅臼ビジターセンターが休館日であることが分かりました。
困っていると「主人がうちのを履いていきなさい」と長靴を貸していただきました。
感謝 -
モシリバから1時間あまりでやって来たのは知床峠。
-
この峠のバス停から羅臼湖入口のバス停までをバス利用するつもりです。
ウトロ発羅臼行きのバスは午前中は9:35と10:45しかありません。
歩いても40分程度ですから、羅臼岳の勇姿を楽しみながらの国道歩きもありかもしれません。そうすれば、早朝からコースに入ることが出来ます。
しかし、老人は体力温存策を選びます。 -
定刻通りにやって来たバスに乗り込みます
乗車時間は5分程度。一駅4㎞ほどでしょうか。 -
そして羅臼湖入口で下ります。
この時に、ここで下りたのは私たちだけでした。
帰りは、13:40発のウトロ行きに乗る予定です。 -
トレッキングコースの入口は、反対側のバス停の羅臼側にあります。
-
まずは入山届を出して・・
-
コースを確認します。
羅臼湖までトレイルコースが続いているようです。
そのあいだに4つの沼があります。
休みながらゆっくり歩いても90分程度です。 -
ルールも確認
1 足元は長靴
2 携帯トイレ持参
3 ヒグマ対策
4 動植物を大切に
5 路上駐車禁止
これが守れない人は入らないでくださいということのようです。 -
こんな物も設置されていました。
後でネーチャーセンターの職員に尋ねると、入山者を数えるためのセンサーとのこと。 -
笹原の中を根を踏みながら羅臼湖への道を歩き始めます。
-
高低差はあまりありません。
すぐに開けてきて明るい高原が姿を現しました。
そして右手に最初の沼が見えてきました。 -
これが二の沼
その向こうには羅臼が姿を現します。 -
このあたりには雪渓も残ります。
沢沿いはぬかるんでいます。
ぬかるみを避けて登山道の周囲を踏まないこと、
汚れても泥道の真ん中を行くこと。
それが自然保護につながります。
「長靴を履くのは足を濡らさないためではありません。湿原のダメージをできるだけ小さくするためです」と、学生時代に教わりました。 -
見上げると新緑に青い空。
まるで5月の新緑の世界へ帰ったような気分になります。 -
風雪に耐えた白樺は独特な姿となって、私たちを迎えてくれます。
明るいトレイル道です。 -
そして、山桜に出会いました。
6月の櫻、多分日本で一番遅い櫻でしょう。 -
小さな尾根を越えるとハイマツの海が広がり始めます。
その底にまた沼が見えてきました。 -
三の沼のようです。
-
この沼の中にあったのが・・・
-
これです。
「朝礼台」にしか見えません。
「なんでこんなところに朝礼台が・・?」
配偶者の呟きは
「森のくまさんやキツネさんやリスさんたちが、ここで毎日ラジオ体操をするんよね」でした。 -
ここに登ってラジオ体操を始めようとした人が歓声をあげました。
-
「見て! 逆さ羅臼や!」
-
湖面に羅臼岳が映り込んでいます。
青い空に青い湖面
そしておむすびのような羅臼
この「朝礼台」に登らないとみられません。 -
この粋な「朝礼台」の設置を考え実現したアイデアマンに感謝と拍手。
後にネイチャーセンターの職員に聞くと
「最近設置したばかりなんですよ。
下から機材を背負って運び上げて、現場で組み立てました。」とのこと。
私たちは「三の沼の朝礼台」と命名しました。
そして「朝礼台から逆さ羅臼が見える三の沼」と記憶することにしたのです。
これだけの話題を提供してくれた「朝礼台」と「設置者」に感謝!
-
この日は、海岸一帯は濃霧でしたが山の上は、この通りの快晴。
白樺が白く輝きます。 -
しばらく沢をつめると、一番上には雪渓がのこっていました。
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振り返ると羅臼がここでも見守ってくれます。
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雪渓を越えると広い笹の原が広がり・・・
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その奥は沼と湿原が広がります。
かつては、ここも羅臼湖のような大きな沼だったのかもしれません。 -
沼と言っても水は澄みきっています。
沼と言うよりは浄土の泉を連想してしまいそうな光景が広がります。 -
湿原沿いに木道は続きます。
快適な木道歩きです。
どこまでも歩いて行きたくなります。 -
湿原が終わる森の中にはこんなものも・・・
簡易トイレの処理テントです。
このコースにトイレはありません。
簡易トイレ持参が原則です。 -
そして、短い急登を登ると四の沼が現れます。
開放的な沼です。
正面の山の裾野に羅臼湖は広がっているようです。 -
沼には私の知らない花が咲いていました。
私に命名権があれば「浄土花」と名付けます。 -
この沼の青さも印象的でした。
青に染まりそうになりながら木道を歩みます。 -
四の沼から五の沼にかけてはハイマツの海です。
-
ハイマツの海の中を木道を突き切っています。
かつて羅臼から硫黄岳を縦走したときに、このハイマツの海の中で藪漕ぎの連続で、おぼれそうになったことを思い出します。
木道があるから苦労もなく快適に歩けるのです。 -
ハイマツも新芽を出しています。
これを、ついばみにやって来ているギンザンマシコの姿もチラホラと見えます。 -
ハイマツの海の中に見えてきたのが五の沼です。
この沼の側を木道は緩やかに下りながら抜けて行きます。 -
木道が切れて、笹の海の中を行くようになると・・・
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見えてきたのが羅臼湖のようです。
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思いもかけないほどの広がりと大きさをもった湖でした。
いままで通過してきた沼と同じように考えていたのですが、沼でなく湖とついていることに合点がいきました。 -
「山懐に抱かれた天上の湖」という言葉にふさわしい光景です。
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湖畔には雪渓が今だ残ります。
その雪解け水を集めて、今が一番水量が多いのかもしれません。
周りは、芽生えたばかりの緑で縁取られています。 -
白樺も芽生えたばかり。
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こんな光景をみながら食べたおにぎりは美味しかった。
ここまでが予定通り90分でした。
急ぎ足なら60分少々でしょうが、それでは勿体ない気がします。
時間をかけて味わいたいものがここには数多く残っています。 -
しかし、帰りのバスは13:40分。
それに間に合うように、ここを後にすることにします -
さよなら さよなら
ワタスゲが風に揺れながら見送ってくれました。 -
無事にバスで知床峠に引き返し、その後は熊ノ湯温泉で汗を流しました。
そして、モシリバに帰りお昼寝。
最高の木道歩きができました。
感謝
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