ニュージーランド南島への定年記念旅行　【７】クライストチャーチ（最終日）

2019/03/22 - 2019/03/22

3月に還暦と定年を迎え、その記念にNZの南島へ、長年支えてくれた家内と旅に出かけました。定年とはいえ、そのまま再雇用ですので、これまでと変わりませんが、区切りをつけようと思いました。
今回もツアーではなく、レンタカーで南島の主要な見所を周り、トレッキング・クルーズ等を楽しみました。日程は、以下の通りです。

3/16(土）中部国際空港　ー成田　NZ９０便
3/17(日）AKL　ー　Queenstown、　レンタカーでTe Anauへ移動。夜、ツチボタル洞窟見学, Te Anau泊
3/18(月) Milford Soundクルーズ、Te Anau泊
3/19(火）Doubtful Soundクルーズ、Queenstown
3/20(水）Lake Tekapo
3/21(木）Mt. Cook
3/22(金）Christchurch
3/23(土）Christchurch - Aukland - 成田へ

ニュージーランド南島の旅の最終日は、クライストチャーチ。前週の金曜日にモスクの銃撃事件があった場所であり、事件後初めての金曜日のお祈りと追悼式典がこの日に行われるということで、観光することを若干躊躇いました。ただ、２度と来れないかも知れないので、やはり街中を散策することにしました。街は平静を保っていましたが、追悼式典の行われたカンタベリー博物館前には、たくさんの花束が捧げられ、多くの人たちが祈りを捧げているのが印象的でした。また、街にはまだ2011年の地震の傷跡が残っており、それ以前訪問した時に比べると活気が失われているような気がしました。

エリア クライストチャーチ(ニュージーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

昼過ぎにマウントクックからクライストチャーチに到着。車を駐車場に停めて、早速街の散策に出かけました。
最初に訪れたのは、大聖堂

カセドラル スクエア 広場・公園

2011年の大地震により、大聖堂は崩壊。いまだに痛々しい姿を晒しています。2017年末から再建が始まり、2024年に完成する予定。

現在は、前の広場がカセドラル・スクエアとなっていて、いろいろなお店が出ています。ここには、聖杯をモチーフにしたモニュメントが建っています。

このスクウェアで昼食。

このポークバーガーは絶品でした。

市内観光にはこの市電が便利です。（私たちは歩きましが・・・）

いまだに、地震の爪痕が残っています。

カードボードカセドラル（仮設大聖堂）に向かう途中の建設現場。モダンな住宅街になりそうです。

その先駆け

カードボードカセドラル。仮設の大聖堂。設計は日本人の坂茂氏。屋根には特殊加工されたボール紙製のチューブを使用。

カードボード カセドラル (仮設大聖堂) 寺院・教会

内部の祭壇、椅子、正面の十字架も紙素材でできています。耐用年数は５０年とされています。

街を流れるエイボン川

エイボン川 滝・河川・湖

パンティング・オン・ジ・エイボン。棒を櫓にして漕ぐイギリス独特の小舟に乗って、川を下ります。のどかな光景です。

鴨

知らず知らずに、カンタベリー博物館の前に来ていました。
今日、この地で前週金曜日のモスク襲撃事件の追悼式典が行われました。
数多くの花束が供えられ、多くの人たちが祈りを捧げていました。

カンタベリー博物館 博物館・美術館・ギャラリー

ひっきりなしのニュースを見ていて、ニュージーランド人の他民族への寛容さに心を打たれました。特に首相の演説は見事でした。どこかの大国の大統領であれば、同じ事件があったとしたら、どんな反応を示したでしょうか？

アートセンター。1877年に建設後、1976年までカンタベリー大学の校舎として使われていました。今は、シアターや映画館があり、芸術家たちの創作の場として活用されています。2011年の地震で大きな被害を受け、長らく閉鎖されていましたが、２０１６年から一部オープン。
外からだけ見ました。

アート・センター 建造物

クライストチャーチアートギャラリー。地震で休刊となっていたものが、2015年12月に営業再開。

クライストチャーチ・アートギャラリー 博物館・美術館・ギャラリー

カンタベリー博物館のあるハグレー公園内のクライストチャーチ植物園を訪れました。

クライストチャーチ植物園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

ルビナス

逆光に照らされて花々が美しく光っています

クリストチャーチ植物園

ハグレー公園。ガーデンシティと呼ばれるクライストチャーチの代表的な公園。総面積が１６５ヘクタール。日比谷公園の約１５倍とのこと。

ハグレー公園 広場・公園

こんな場所であれば、一日中のんびりしたくなります。

うってつけの椅子も置いてあります。

木々の間の夕陽

ハグレー公園の花々

ハグレー公園の花々

ハグレー公園の花々

ハグレー公園の花々

追憶の橋。エイボン川に架かる有名な橋。第一次世界大戦当時、兵士たちはこの橋を渡って駅まで行進し、アジア・ヨーロッパに旅立った。現在の橋は、1923年に架けられたもの。

追憶の橋 建造物

エイボン川の水車

南極点到達後、遭難死したイギリス海軍のスコット大佐の銅像。

モナ・ベイル。中心部から西へ２キロ、エイボン川のほとりにある屋敷。１９世紀末に建てられたビクトリア様式の個人邸宅。現在は一般にも解放。

モナ ベイル 自然･景勝地

広大な敷地

庭園内の植物園に咲く薔薇。

庭園内の植物園に咲く薔薇

庭園内の植物園に咲く薔薇

名前はわかりません

バラの妖精

エイボン川が敷地からアクセスできます。

ここでパンティングもできるとのこと。

こんなところに住んでみたい

入り口にあった邸宅。

これで、今回のニュージーランド南島の旅行記を終えます。長い旅行記をご覧いただき、ありがとうございました。

38年勤務したの会社を定年となり、その記念に訪れた旅行でしたが、いつになく一箇所にとどまる時間の長い密度の濃い旅となりました。天気にも恵まれ、本当に良い旅ができました。

いつか再訪したい国ですが、まだまだ行きたい国がたくさんあるので、それが叶うかどうかはわかりません。