甘粛省旅行記(ブログ) 一覧に戻る
中国の甘粛省・河西回廊シルクロードの7泊8日の旅。<br />蘭州からはじまり、張掖・嘉峪関・敦煌で宿泊。その間に、炳霊寺・嘉峪関・懸壁長城・天下第一墩・楡林窟・莫高窟・敦煌博物館・鳴沙山月牙泉・雅丹(ヤルダン)地質公園・陽関・玉門関・漢の長城・河倉城を回った。<br /><br />この日は、張掖近郊にある七彩丹霞と氷溝丹霞を見学し、そのあと嘉峪関に向かった。

甘粛省・河西回廊シルクロードの旅(その3)~七彩丹霞と氷溝丹霞

8いいね!

2019/05/28 - 2019/06/04

157位(同エリア282件中)

terama

teramaさん

中国の甘粛省・河西回廊シルクロードの7泊8日の旅。
蘭州からはじまり、張掖・嘉峪関・敦煌で宿泊。その間に、炳霊寺・嘉峪関・懸壁長城・天下第一墩・楡林窟・莫高窟・敦煌博物館・鳴沙山月牙泉・雅丹(ヤルダン)地質公園・陽関・玉門関・漢の長城・河倉城を回った。

この日は、張掖近郊にある七彩丹霞と氷溝丹霞を見学し、そのあと嘉峪関に向かった。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 張掖天域国際酒店の正面。

    張掖天域国際酒店の正面。

  • 張掖天域国際酒店のロビー。

    張掖天域国際酒店のロビー。

  • ホテルの前には、大仏寺の門とチベット仏教の仏塔が見え、早朝から太極拳をしている人の姿があった。<br /><br />旅行3日目のこの日は、張掖近郊にある七彩丹霞と氷溝丹霞を見学する。

    ホテルの前には、大仏寺の門とチベット仏教の仏塔が見え、早朝から太極拳をしている人の姿があった。

    旅行3日目のこの日は、張掖近郊にある七彩丹霞と氷溝丹霞を見学する。

  • 張掖市街地の渋滞を抜けると、丹霞景区に向かって、一本道を行く。道の両側には、ポプラ並木やニレなどが植えられ、観光客用とはいえ、目を楽しませてくれる。

    張掖市街地の渋滞を抜けると、丹霞景区に向かって、一本道を行く。道の両側には、ポプラ並木やニレなどが植えられ、観光客用とはいえ、目を楽しませてくれる。

  • 左側(南)には、祁連山脈の山並みが続き、頂付近には雪が残っている。張掖近辺は、この雪解け水を利用して稲作が行われている。<br /><br />丹霞景区には、七彩丹霞景区と氷溝丹霞景区があり、前者は色彩美、後者は造形美が楽しめる。この地形が発見されたのは2003年だが、当初は観光客も全く来なかったし、受け入れ態勢もなかったが、張芸謀の映画「三梃の銃」が七彩丹霞をロケ地としたことで、一躍有名となり、景区として整備された。ハイシーズンは7月から9月。景区周辺には地元の農家が始めた民宿兼食堂がたくさんある。

    左側(南)には、祁連山脈の山並みが続き、頂付近には雪が残っている。張掖近辺は、この雪解け水を利用して稲作が行われている。

    丹霞景区には、七彩丹霞景区と氷溝丹霞景区があり、前者は色彩美、後者は造形美が楽しめる。この地形が発見されたのは2003年だが、当初は観光客も全く来なかったし、受け入れ態勢もなかったが、張芸謀の映画「三梃の銃」が七彩丹霞をロケ地としたことで、一躍有名となり、景区として整備された。ハイシーズンは7月から9月。景区周辺には地元の農家が始めた民宿兼食堂がたくさんある。

  • 七彩丹霞景区には、3つの入り口があり、私たちは西口から入場した。入り口付近には、たくさんの土産物屋が並んでいる。

    七彩丹霞景区には、3つの入り口があり、私たちは西口から入場した。入り口付近には、たくさんの土産物屋が並んでいる。

  • シャトルバスがいくつかある展望台を回って、観光客を運んでいる。この日は、私たち以外はほとんど全員が中国国内からの客だったと思う。展望台へは、坂や階段でかなり登っていかなければならない。

    シャトルバスがいくつかある展望台を回って、観光客を運んでいる。この日は、私たち以外はほとんど全員が中国国内からの客だったと思う。展望台へは、坂や階段でかなり登っていかなければならない。

  • 展望スペースは広々としていて、いくつかの展望台が階段や通路で結ばれている。あちこちの岩や山の斜面には、それらしい名前がつけられている。

    展望スペースは広々としていて、いくつかの展望台が階段や通路で結ばれている。あちこちの岩や山の斜面には、それらしい名前がつけられている。

  • ジュラ紀に隆起した岩山や粘土・土などでできた山が、風や水の力で浸食され、かつ酸化作用で様々な色彩を帯びるようになった。写真で見るほどの七色の色彩というわけにはいかなかったが、快晴のもと、さまざまに異なる色彩を帯びた山並みが連なるさまは、確かに見応えがある。

    ジュラ紀に隆起した岩山や粘土・土などでできた山が、風や水の力で浸食され、かつ酸化作用で様々な色彩を帯びるようになった。写真で見るほどの七色の色彩というわけにはいかなかったが、快晴のもと、さまざまに異なる色彩を帯びた山並みが連なるさまは、確かに見応えがある。

  • 七彩丹霞景区のモニュメント。中国の観光地には必ずと言っていいほど、こうした石のモニュメントがある。

    七彩丹霞景区のモニュメント。中国の観光地には必ずと言っていいほど、こうした石のモニュメントがある。

  • 七彩雲海台の案内図。

    七彩雲海台の案内図。

  • 真ん中の波打つような岩は、「大アワビ」と命名されていた。

    真ん中の波打つような岩は、「大アワビ」と命名されていた。

  • 場所によって、色彩が全く違っている。

    場所によって、色彩が全く違っている。

  • 展望用の遊歩道も整備されている。

    展望用の遊歩道も整備されている。

  • 地層の重なりが見事だ。

    地層の重なりが見事だ。

  • 「神亀問天」の案内図。

    「神亀問天」の案内図。

  • 「神亀問天」を実際に見ると、こんな感じ。

    「神亀問天」を実際に見ると、こんな感じ。

  • 七彩丹霞景区を後にして、昼食会場へ。

    七彩丹霞景区を後にして、昼食会場へ。

  • 地元の農家が経営する民宿兼食堂で昼食。

    地元の農家が経営する民宿兼食堂で昼食。

  • 今度は、もう一つの景区である氷溝丹霞に向かう。観光地としては、こちらの方は少しマイナーな感じ。祁連山脈の雪解け水が流れる川ぞいに行くと、氷溝丹霞景区の入口がある。

    今度は、もう一つの景区である氷溝丹霞に向かう。観光地としては、こちらの方は少しマイナーな感じ。祁連山脈の雪解け水が流れる川ぞいに行くと、氷溝丹霞景区の入口がある。

  • こちらの移動手段は主に電動カートだ。バスもあるが、これは団体ツアー客用のようだった。氷溝丹霞景区は、小西区と大西区に分かれている。どちらもバスや電動カートを降りたところから、かなりの急斜面を階段で登っていく。

    こちらの移動手段は主に電動カートだ。バスもあるが、これは団体ツアー客用のようだった。氷溝丹霞景区は、小西区と大西区に分かれている。どちらもバスや電動カートを降りたところから、かなりの急斜面を階段で登っていく。

  • さまざまな形をして岩があちこちにあり、それぞれいろんな名前がつけられている。<br /><br />小西区は遊歩道の真ん中ぐらいまでは登って行ったが、七女峰が見える展望台まではかなりきつそうだったので断念。

    さまざまな形をして岩があちこちにあり、それぞれいろんな名前がつけられている。

    小西区は遊歩道の真ん中ぐらいまでは登って行ったが、七女峰が見える展望台まではかなりきつそうだったので断念。

  • 大西区の案内図。

    大西区の案内図。

  • この岩山は、「ベルサイユ宮殿」と名付けられている。

    この岩山は、「ベルサイユ宮殿」と名付けられている。

  • 大西区では、展望台までは登ったが、その先は峰沿いに相当の距離をアップダウンすることになり、これも断念。自然景観を堪能するには体力が必要と実感した。<br /><br />丹霞参観が終わって、嘉峪関へ向かう。田舎の一本道を走って、高速道路の入り口へ。途中には、大きな太陽光発電基地や広大なお墓が見えた。高速道路に入ると、嘉峪関までは200km。本当にまっすぐ伸びている。高速道路沿いには、何系統もの高圧電線が延々と続いている。途中まで並行して走っていた一般道路は、大型のトラック、トレーラーが列をなして走っている。これが「一帯一路」の具体的あらわれか?また、ところどころに携帯電話の基地局の塔が立っている。本当に誰も住んでいないような平原が続いていく。次第に畑や人家が見えてくると、酒泉に近づく。さらに、嘉峪関ICで高速を降りて、嘉峪関市に入っていく。嘉峪関市は人口24万、1958年に新たな都市として建設された。郊外に多くの工場がある。

    大西区では、展望台までは登ったが、その先は峰沿いに相当の距離をアップダウンすることになり、これも断念。自然景観を堪能するには体力が必要と実感した。

    丹霞参観が終わって、嘉峪関へ向かう。田舎の一本道を走って、高速道路の入り口へ。途中には、大きな太陽光発電基地や広大なお墓が見えた。高速道路に入ると、嘉峪関までは200km。本当にまっすぐ伸びている。高速道路沿いには、何系統もの高圧電線が延々と続いている。途中まで並行して走っていた一般道路は、大型のトラック、トレーラーが列をなして走っている。これが「一帯一路」の具体的あらわれか?また、ところどころに携帯電話の基地局の塔が立っている。本当に誰も住んでいないような平原が続いていく。次第に畑や人家が見えてくると、酒泉に近づく。さらに、嘉峪関ICで高速を降りて、嘉峪関市に入っていく。嘉峪関市は人口24万、1958年に新たな都市として建設された。郊外に多くの工場がある。

  • 街のあちらこちらでは、腐敗追放キャンペーンの看板がいやというほど目につく。<br /><br />嘉峪関賓館には18時過ぎに到着。チェックインしたあと、夕食を食べに、近くの市場へ。

    街のあちらこちらでは、腐敗追放キャンペーンの看板がいやというほど目につく。

    嘉峪関賓館には18時過ぎに到着。チェックインしたあと、夕食を食べに、近くの市場へ。

  • 市場には、食堂をはじめ、いろんな店が所狭しと並んでいる。

    市場には、食堂をはじめ、いろんな店が所狭しと並んでいる。

  • 新鮮な野菜も売られている。

    新鮮な野菜も売られている。

  • 砂鍋の店に行く。ホテルから歩いて5分くらいの、表通りから少し入った、市場の中にある店。砂鍋はガイドさんのお勧めだ。私はマトンの砂鍋、妻は野菜などが入った砂鍋を注文。それ以外に、ガイドさんがマトンの串焼きを20本買ってきてくれて、一緒に食べた(60元)。少し辛めの鍋だったが完食した。ビールも2本で10元、砂鍋4人分と合わせて73元。安いと思う。<br /><br />この店では、ジャージの制服姿の中学生が何組も、食事をしていた。6時に学校が終わって、帰宅しても両親が仕事でいないので、こういう店で食べているのだという。食べ終わったのが夜の8時半ころだったが、まだ明るい。

    砂鍋の店に行く。ホテルから歩いて5分くらいの、表通りから少し入った、市場の中にある店。砂鍋はガイドさんのお勧めだ。私はマトンの砂鍋、妻は野菜などが入った砂鍋を注文。それ以外に、ガイドさんがマトンの串焼きを20本買ってきてくれて、一緒に食べた(60元)。少し辛めの鍋だったが完食した。ビールも2本で10元、砂鍋4人分と合わせて73元。安いと思う。

    この店では、ジャージの制服姿の中学生が何組も、食事をしていた。6時に学校が終わって、帰宅しても両親が仕事でいないので、こういう店で食べているのだという。食べ終わったのが夜の8時半ころだったが、まだ明るい。

  • 砂鍋には、春雨やうどんのような麺がしっかり入っていた。

    砂鍋には、春雨やうどんのような麺がしっかり入っていた。

8いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

中国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
中国最安 224円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

中国の料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP