2019/05/28 - 2019/06/04
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teramaさん
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中国の甘粛省・河西回廊シルクロードの7泊8日の旅。
蘭州からはじまり、張掖・嘉峪関・敦煌で宿泊。その間に、炳霊寺・嘉峪関・懸壁長城・天下第一墩・楡林窟・莫高窟・敦煌博物館・鳴沙山月牙泉・雅丹(ヤルダン)地質公園・陽関・玉門関・漢の長城・河倉城を回った。
まずは、北京経由で蘭州へ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- 中国国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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北京国際空港のターミナル3を走るAPM(エアポート・ピープル・ムーバー)。
今回の甘粛省・河西回廊シルクロードの7泊8日の旅は、中国の旅行社「Arachina」に航空券以外の手配を依頼した。中国の旅行社に手配依頼するのは初めてで、少し不安はあったが、事前の旅程提示から支払い、領収書発行、詳しい旅行スケジュールの手配まで、きちんと対応してもらえたと思う。
しかし、中国国際航空のフライトで、まず波乱があった。関空で手荷物を預けると、北京での通関を航空会社が代行してくれ、蘭州まで運んでくれるとのことで、その承認書に署名を求められた。そこまでは「便利になった」と喜んでいたが、出発が2時間半遅れになったのだ。最初は、「北京空港が悪天候のため」と言っていたが(ネットで見ると「快晴」!)、そのうち「管制上の問題」に変わり、1時間遅れで機内に入ってから、さらに1時間半待たされた。
私たち夫婦は、北京で5時間の乗り継ぎ時間があったため、気分的に余裕をもっていたが、北京経由でドイツに行くツアーは2時間半しかなかったので、予定していたフライトへの乗り継ぎが絶望的となり、気の毒だった。
機内での入国カードの配布はなかった。ターミナル3-Eに着き、国内乗り継ぎの表示に従って、空港内を進むと、まず入国審査がある。ここで入国カードを入手し、並びながら記入する。特に難しい記入項目はなし。中国国内の住所は最初に泊まる蘭州のホテルを記入。指紋採取と顔写真撮影は、日本語の音声ガイドに沿ってやれば、特に問題なくスムーズに完了した。ここで入国スタンプが押される。
そこからは、APMで国内便が発着するターミナル3-Cに向かう。結構な距離をかなりのスピードで走り、3-Cに到着。まず税関の緑のゲート(申告なし)を通る。エスカレーターで上に上がり、そこで持ち物・身体チェックがある。パソコン・携帯・カメラは取り出して、バッグを金属探知機に通す。身体検査は、台の上に上がらされて、女性の係員にハンディータイプの金属探知機で身体中をくまなくチェックされた。胸元に挿していた細身のボールペンがひっかかり、カバーを引き抜いて中を見せてOKが出た。
ここを抜けて、はじめて搭乗ゲートを示す電光掲示板があり、蘭州行きのゲートを確認できた。結局、着陸してから、1時間と少しかかって、国内便のゲートに到着できた。荷物のピックアップや荷物検査、国内便デスクでの荷物預けが加われば、2時間かかったかもしれない。 -
しかし、蘭州行きも1時間半の遅れとなり、蘭州中川空港に着いたのは8時頃になった。その後数日経って、中国国際航空からメールが入り、北京発蘭州行きの航程変更の連絡があったが、いまさらなんの意味があるのか、わからなかった。
空港の出口で、現地ガイドとドライバーが迎えてくれた。市内までは車で約1時間強、70kmあって、中国で都市部から一番遠くにある空港とのこと。9時頃、無事に蘭州市内の蘭州飛天大酒店に到着した。空港に着いた時にはまだ空は明るかったが、蘭州市内に向かう途中でどんどん暗くなり、蘭州の中心部に入ると、ビルの壁面を飾るイルミネーションが鮮やかだった。
部屋は22Fで、バスタブ付きのツインルーム。疲れて、すぐに就寝。 -
蘭州飛天大酒店のロビー。
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朝食会場へ。4種類のお粥、野菜の炒め物も何種類かあり、結構豊富なメニュー。果物をできるだけ摂るようにする。ガイドさんお勧めの「蘭州牛肉麺」は、二人の若い料理人があらかじめ寝かせてあった生地をこねて、よく伸ばして生麺を作り、お湯の中に次々と投入していく。それをお椀に取り、牛肉と大根の細かく切ったのとパクチーを入れて、スープを注ぐ。
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これにラー油を入れて食べると、非常に美味!あとでガイドさんから、蘭州牛肉麺には五彩のいろどりがある、と聞かされた。澄んだスープ、黄色の面、白い大根、黒い牛肉、赤いラー油の5色だという。
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部屋から見た蘭州市内の高層ビル群。
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蘭州でも、銀行は一番豪華なビルを建てている。
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この日は、炳霊寺石窟の見学がメイン。ガイドさん、ドライバーさん、私たちの4人で、8時にホテルを出発し、蘭州市内を西に向かう。朝の渋滞を通り抜け、蘭州市の南側にできたという新しい道路を通っていくと、高層マンション群が見える。ガイドさんの話では、結構空いているとのこと。
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北側に工業地区や物流センター、建材センターなどが立ち並ぶ地域を通り抜けていく。
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旅行者用公衆トイレでトイレ休憩。中国のトイレは、本当に日々きれいになっている感じ。
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回族自治州の永靖県へと山道(片側1車線の快適な道)を登っていく。トラックや生コン車、タンクローリーなどの通行も多い。両側には黄土高原特有の山(丘?)が連なっている。
永靖市街地を左横に見ながら、山道をさらに登っていく。特に登坂車線やゆずり車線のようなものは見当たらず、前を生コン車やトレーラー、タンクローリーなどの大型車両がゆっくり走っていると、なかなか追い抜くタイミングが難しい。追い抜きをかけると、対向車が目前に迫ってくるなど、ひやっとした場面も何回かあった。また、日本でも昔使われていたオート三輪の貨物車がいまだ健在で、道路を走っているため、それを追い抜く必要もある。 -
2時間半走って、「金水岸」と書かれたモーターボートの埠頭に到着した。ここで乗り換えて、目的地の炳霊寺石窟に向かう。このあたりの黄河は、劉家峡ダムでできた人口湖になっている。
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