2019/05/28 - 2019/06/04
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teramaさん
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中国の甘粛省・河西回廊シルクロードの7泊8日の旅。
蘭州からはじまり、張掖・嘉峪関・敦煌で宿泊。その間に、炳霊寺・嘉峪関・懸壁長城・天下第一墩・楡林窟・莫高窟・敦煌博物館・鳴沙山月牙泉・雅丹(ヤルダン)地質公園・陽関・玉門関・漢の長城・河倉城を回った。
旅行4日目は、嘉峪関・懸壁長城・天下第一墩を見学。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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嘉峪関賓館の朝食会場。
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嘉峪関賓館のエレベーター前。中国の高級ホテルは、ふかふかの絨毯を競っているようだ。
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嘉峪関の入り口。1987年に世界遺産となった嘉峪関は、明代の将軍が蒙古族の侵入を防ぐために建設を始めた関場で、完成までに160年以上を要したとのこと。明代には、この嘉峪関が中国と西域との国境だった。
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嘉峪関の東門。
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当時の兵士の服装で、お尋ね者の手配書を手にしている。
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嘉峪関の説明。日本語の説明もある。
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嘉峪関の全景図。
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内部は城壁によって5つに分かれていて、外敵の侵入を容易に許さない構造になっている。城内には、関帝廟や劇場、将軍の住居、事務所などが点在する。
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将軍の執務室。
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関帝廟。
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台湾に行くと、おなじみの関帝廟の内部。
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当時の劇場。
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この舞台の上で演じられた劇を兵士たちはどんな気持ちで観ていたのだろうか。
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内城の城壁に登れるようになっていて(かつては馬道と言われ、かなり傾斜のある坂道だったが、観光客のために階段が坂道の上に設けられている)、一周すると、南に祁連山脈、北に黒山が見える。
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西に向かって土で作られた城壁が伸びているのが見える。
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東門の上に掲げられた額は清時代のもの。
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しかし、西門の額は明時代の古いものだという。
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東門と西門に敷き詰められた敷石は丸くなったり、轍ができていたりして、かつては馬車が頻繁に通ったであろうことが推測できる。門の鉄扉にも歴史が感じられる。
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広場では、アトラクションとして、かつての兵士たちの衣装を着た若者による訓練(?)の様子が再現されていた。
次の見学場所である懸壁長城に向かう。c -
河西回廊の一番狭いところに建設された明時代の長城の北の端にあたる。山の頂上まで45度の角度で長城が伸びている。
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上から見た長城。嘉峪関市街まで見通せ、工場地帯や人工スキー場も見える。
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昼食タイム。おそらく嘉峪関近くまで戻ったところにある食堂に入る。この日はガイドさん、ドライバーさんと一緒に食べる。メニューは、骨付き鶏肉、ジャガイモ粉でつくった太麺、ジャガイモ、ピーマン、ネギ、玉ねぎなどの炒め物、トマトに砂糖をまぶしたもの、きゅうりの漬物、ごはん。ジャガイモの麺は初めて食べるが、モチっとしていて美味しかった。
午後は、天下第一墩の見学。 -
最初に、博物館に入る。まず目に入ってくるのが、嘉峪関を中心とする河西回廊の長城のパノラマ。位置関係がよくわかる。
展示の中で興味深かったのが、イギリスの写真家(嘉峪関から山海関まで160日かけて歩いたという。妻はその徒歩旅行で知り合った中国人)による2005年頃の長城各地の写真と20世紀初頭あるいは日中戦争当時の写真(八路軍兵士撮影とクレジットされていた)を比較展示してあったコーナー。同じ場所を同じ角度で撮影しているので、その間に長城がどのように変化したかがよくわかる。観光地として修復・保存されていない多くの場所で、狼煙台などが壊れている、城壁が消えているなど、この70年間あるいは100年間で破壊が進行しているのがわかる。 -
南側は川が流れていて、その両側は高い断崖絶壁となっている。建物が見えるのは、映画のロケ地跡らしい。
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博物館を出ると、すごい風が吹いていて、歩くのも難しいくらい。それでも、なんとか第一墩まで行く。
天下第一墩は、嘉峪関から南へ伸びる城壁の最終地点にある狼煙台で、明時代の長城がここから始まる(あるいはここで終わる)という意味で「第一墩」と名付けられている。 -
もともとは14.5メートルの高さがあったが、今はかなり崩れていて、小山のような瓦礫に見える。残っているのは本当に赤い小山みたいな感じで、言われてみないとこれが狼煙台だとはわからないと思う。むしろ外にある2番目の狼煙台のほうが原型を留めているのだが、やはり1番目へのこだわりが強いのだという。
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明時代の長城跡が延々と嘉峪関に向かって伸びている。
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これは、観光客用に作ったもの。
この日の夕食は「麺を食べよう」ということで、前日にも行った市場の中にある、陝西地方の麺の店「陝西二桿子面」に連れて行ってもらった。ガイドさんに14元の全面麺と豚肉を茹でたものをオーダーしてもらう。写真はないが、豚肉は赤色のタレにつけて食べる。辛そうだが、それほどでもない。さらに生のニンニクをかじりながら、肉や麺を食べると美味しいということで、店で食べている人々は皆そうしていた。私たちも地元の流儀に倣うことにする。麺は小麦粉で手打ちしたもので、コシが強く、日本の手打ちうどんに近い。それにいろんな具をトッピングしてあって、よく混ぜて食べる。大きなどんぶり一杯の麺だったが、美味しくて完食した。ニンニクもこうして食べると辛さを感じない。
これで、青島ビール2本込みで、4人で89元、1,500円くらいと安い。ツアーで来ると、こういう食事はまずできないので、個人旅行の醍醐味だろう。
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