2018/09/30 - 2018/09/30
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SUR SHANGHAIさん
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アゾレス諸島は、ポルトガル本土のリスボンからは約1500㎞離れた大西洋上の九つの小島。
サン・ミゲル島、ピコ島、テルセイラ島、サン・ジョルジェ島、ファイアル島、フローレス島、サンタ・マリア島、グラシオーザ島、コルヴォ島とありますが、どれも火山活動によって形作られた島々。
その内の一つのピコ島に到着したところまでは前編でお伝えしたので、この編ではピコ島内の見どころとなるピコ山と世界遺産の≪ピコ島のブドウ畑文化の景観≫を見に行ってみようと思います。
ピコ島は面積446平方キロメートルという小さな島ですが、そこにそびえるピコ山は2351mあってポルトガル最高峰になっています。
そういえば、ポルトガルのお隣のスペインも、最高峰があるのは本土ではなくてやはり火山活動で大西洋上に出来たカナリア諸島のテネリフェ島のテイデ山(3,718 m)。
そのテイデ山に続いてピコ山も見に行けるなんてラッキー!(^◇^)
世界遺産になっている≪ピコ島のブドウ畑の景観≫というのも、やはりカナリア諸島のランサローテ島で見たのと同じように、溶岩を積み重ねて作った塀に守られたブドウ畑があるんだろうか。
昨日ピコ空港に着いた時にもう車は借りてあるし、ピコ島は長さ42km、幅は一番広い所でも15kmのオタマジャクシのような形の小島。
アクセク走らなくてもいいサイズの島だから、気軽に行ってみます。
表紙の画像は、ピコ島南東部のCalheta de Nesquim村に取ったお宿Adega da Figueiraから見た村の風景と大西洋。
オーナーの飼い猫(?)とも一緒に眺めてみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
昨日、ポルトガルの首都リスボンからアゾレス諸島の一つのサン・ミゲル島経由で到着したピコ島。
その前にはアジアからヨーロッパへの長旅もあったし、島の南東部のCalheta de Nesquim村に取ったお宿Adega da Figueiraに着いた後はまったり&ぐっすりの一夜。
朝の光で気持ちよく目が覚めてみると、村を見下ろすキッチンの小窓から入る海風が爽やか。
通風のため、窓がきっちり締まらないように置かれたイルカ型の置物が可愛い。
このお宿は、火山岩で造った二階建ての農家を改装してあって、キッチンや浴室などはきれいにリノベしてありましたが、随所に昔の農家だった頃の住まいの道具や工夫が残されているのがお気に入り。
他の部屋にも、窓の下に風通しをよくするための細い隙間が造られていたのが生活の知恵を感じさせてくれました。
このAdega da Figueiraのお部屋の様子については前編でご紹介したので繰り返しませんが、気になる方はhttps://www.booking.com/hotel/pt/adega-da-figueira.ja.htmlでどうぞ。
お勧めのお宿ですが、島を一周しているER1号線からは外れた場所で、車で行かないと不便な点にご用心。
サイトでの紹介のページの地図に示された位置が多少ずれていたり看板が小さくて分かりにくく、探すのにちょっと手間取った点にもご注意を。
この旅行記内で示している位置の方が正確です。 -
イチオシ
Adega da Figueiraでいただいたお部屋のベランダに出てみると、昨日は見かけなかった猫ちゃんが来ていて、朝の村の風景と大西洋を眺めていたのもいい雰囲気。
オーナーの飼い猫なのかな?
まずはコーヒーを入れて、一緒にこの景色を楽しんだ後は、まだ起きて来ない旦那を残してちょっとお散歩へ。 -
Adega da Figueiraがあるピコ島の南東部のCalheta de Nesquim村。
大西洋に落ち込む斜面に作られた村で、朝の光の中の佇まいが絵のような眺め。 -
Adega da Figueiraから斜面の下の村へと続いている細い車道と、その向こうの真っ青な朝の海。
あ、小さな風車もある。
この坂をのんびり下りて行くと…、 -
…ずっと後をついて来たのは、ベランダで一緒に景色を眺めていた猫ちゃん。
道の両側の段々畑の作物は何かな?とSUR SHANGHAIが足を止めると、一緒に畑の畝の間を歩いたり。
猫って言うより犬のよう。(笑) -
ピコ島の産業と言えば、ピコ・ワインを作るためのブドウ園が有名。
SUR SHANGHAIたちが泊まったピコ島の南東部のCalheta de Nesquim村あたりは海に落ち込む斜面になっていて広々としたブドウ園は無いんですが、車道脇に黒い溶岩を積み重ねて細かく仕切った畑が。
ピコ島西岸にある広大なブドウ園の様子はこの旅行記の後半でご紹介します。
日本だと、ブドウ棚に仕立てて垂れ下がる房を下から切り取る風景が目に浮かびますが、ピコ島は強風が吹き荒れる事が多いので、地面や石塀に這うような仕立て方。
これって、同じように風が強いスペインのカナリア諸島の一つランサローテ島で見たブドウ畑と共通点有り。
ランサローテ島のブドウ畑と比べてみたい方は次の旅行記でどうぞ。
★カナリア諸島 (16)ランサローテ島 島の南部へ
https://4travel.jp/travelogue/11185423 -
上掲の画像のブドウ畑には、摘み残されたらしきブドウの房が。
ピコ島で栽培されているブドウは、乾燥に強いヴェルデ―リョという白ワイン用のもの。
夏の強い日差しと水はけのよさから糖度の高いブドウとなり、火山岩に含まれるミネラル豊富なワインとなるのがピコ島産ワインの特徴なのだそうです。
ちなみに、ピコ・ワインは、ポルトガル政府の原産地統制の対象になっているので、ワイン好きな方はぜひお試しを。
ただ、昨今のピコ島ではブドウ畑の後継者不足のようで、石垣が崩れたまま放置されている場所もあちこちで見かけたのが残念でした。 -
朝の散歩から戻って来たAdega da Figueiraの前庭部分。
あたりに咲く花も眺めていたら…、 -
…「あんたが泊ったのは二階部分よね。」と言いたげに、階段の手摺りを上って行く猫ちゃんが賢い!(^◇^)
この後、旦那とも一緒に猫ちゃんとたわむれているところにAdega da Figueiraのオーナー代理がやって来て、鍵を返却。
今日はもう、ピコ島西岸のマダレナのお宿へ移るのが名残惜しい。
ピコ島の農家の雰囲気も味わえていいお宿だったな。
この猫ちゃんともお別れだね。 -
今日はまずピコ山へと行ってみる日。
その前に、Adega da FigueiraがあるCalheta de Nesquim村の斜面を下りて行く道の先はどうなっているのか気になって車で行ってみた。
黒い火成岩の崖が大西洋に落ち込む部分に見つけたのは、村の悲しい場所。
お葬式用らしき小さなチャペルもあったこの場所は新しい墓地に違いない。 -
上掲の画像の墓地からちょっと進んだ所が、Calheta de Nesquim村の道のどん詰まり。
これはピコ山もあるピコ島の西方向を見た様子。
ピコ山から流れ出たに違いない溶岩がゴツゴツと冷え固まった海岸線が続いていた。
画像奥右手に見えるはずのピコ山はポルトガル最高峰で標高は2351m。
この朝は晴れていて中腹は見えているものの上部は雲の中。
借りた車も普通車だし、どこまで上って行けるか分かりませんが、そのピコ山へと行ってみます。 -
ピコ島南東部にあるCalheta de Nesquim村を出た後は、島を一周しているER1号線を南岸沿いに西へ。
ピコ島は頭が西に向いたオタマジャクシのような形で、その頭部分にあるのが、今から行こうとしているピコ山。
このままER1号線で南麓の海岸線にあるサン・カエタノやサン・マテアスまで行けば、ピコ山に上って行ける道があるね。
途中の町で朝ご飯も食べて行こう。
ER1号線は、日本の地方国道のような片側一車線の舗装道。
見通しの悪い箇所が多いのでスピードの出し過ぎにはご用心。 -
ER1号線から見えた斜面下の小さな町に寄ってみた。
この町の名はリベイラス。
小さな港町にもなっていて、そのそばには海の安全を祈願するかのような教会が一つ。
ピコ島に限らず、アゾレス諸島でよく見かける教会は白壁に黒い火山岩の縁取りが美しい。
これはサンタ・クルス教会と言う名で、入って行ってみると…、 -
…外観はさほど大きな教会には見えなかったのに、内部装飾は結構凝っていてびっくり。
地元の人たちの信仰が厚いんだろうな、と想像してみたSUR SHANGHAI。 -
リベイラスの町の港にも行ってみた。
小さな貨物船や漁船が横付けできる程度の岸壁があって、そこから見る町並みがきれい。
さっき行ってみたサンタ・クルス教会も見えるし、町の裏手の斜面にはER1号線沿いの建物や、町に下りて来る坂道も見えてます。
この岸壁を歩いていたら、ダイビングの練習をしていたらしい人たちが不意に浮かび上がって来てギョッ!Σ(・ω・ノ)ノ! (笑) -
リベイラスのサンタ・クルス教会近くで質素なカフェを見つけて軽い朝食。
ポルトガルでコーヒーを頼む時に注意したいのはその種類。
単に「コーヒーを。」と頼むと、小さいカップに入ったエスプレッソ風の濃いビカというコーヒーが出て来ます。
もう少し薄いのがいいとか、ミルクが入った方がいいという方は、次の『ポルトガルのコーヒー』のページを見て行くといいですよ。
http://portugal.vulcanus2009.net/cafe/cafe.html
ちなみに、ミルクたっぷりのコーヒーが好きなSUR SHANGHAIは、どこでもメイア・デ・レイテを頼んでいました。
軽い朝食には、トシュタ・ミシュタ(チーズとハムの焼きサンドイッチ)が当たりはずれが無くてお勧め。
このカフェでは大きく焼いたパンを薄くスライスしたものを使ってカリカリした歯ごたえでしたが、お店によって使用するパンが色々なのも楽しみです。 -
リベイラスからピコ島南岸をER1号線でさらに西走。
サン・カエタノとサン・マテアスの間からピコ山へと上って行く脇道に突入。
ピコ山は雲に隠れることの多い山。
途中何度も通り雨に出遭いました。
その余波を受けて、麓でも天候は変わりやすい点にご注意を。
道幅は狭くなりますが、最初は簡単な舗装も出来ていて、普通車でも問題無し。
ピコ山へと上って行くこんな感じの道は多数ありますが、東麓から上って行く道はほとんど無いので要注意。
この道筋の両脇には…、ピコ山 山・渓谷
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…こんな花がずっと並んでいましたが、これは自然に生えたものではなく、人為的に植えられたもの。
ピコ島の後で行ったファイアル島ではアジサイがマイナーな道の両側に延々と植えられていて、そのために費やされた労力を思うと気が遠くなるほどでした。ピコ山 山・渓谷
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通り雨をやり過ごしてさらに高度を上げて行くと、舗装道路が途切れたピコ山への道。
でも、普通車でもまだまだ大丈夫。ピコ山 山・渓谷
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道脇の植え込みや林が途切れるあたりまで上って来ると、サン・マテアスあたりのピコ島南岸が見えて来た。(^◇^)
その向こうに見える大西洋を通り過ぎる雨雲が幻のよう。ピコ山 山・渓谷
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林や植え込みが途切れた後は、牧草地になってウシの姿が現れ始めたピコ島中腹。
あれ? アゾレス諸島ではフレッシュな牛乳は見た覚えが無いけど、これは食肉用?
そう言えば、最後に訪れたサン・ミゲル島ではアゾレス牛のステーキを出しているお店がありました。ピコ山 山・渓谷
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青々とした牧草に覆われたピコ山中腹。
その向こうに見える大西洋。
う~ん、いい眺め。ピコ山 山・渓谷
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イチオシ
こんな環境の中でのびのび育つピコ島のウシたち。
この後で、道路にまで群れを成していた時にはヒヤヒヤだったけど。(笑)ピコ山 山・渓谷
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木らしい木が無くなって、高山の様相になって来たピコ山中腹。
頂上部分は雲の中だけど、これから晴れてくれるかな。ピコ山 山・渓谷
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クラシックな道しるべがあった。
ピコ山のポルトガル名はMONTANHA DO PICO。
うんうん、道に迷ってはいなかったみたい。
ここを右に行けばいいのね。 -
イチオシ
ピコ山頂上部が次第に近づいて来た。
こうして見ると丸い頭の山のように見えますが、ピコ山はツンと尖ったてっぺんを持つ山。
車で頂上までは行けないんですが、行けるところまで行ってみます。ピコ山 山・渓谷
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上掲の画像の後、すぐに通り過ぎたのはマウンテン・ハウスというビジター・センターらしき施設。
SUR SHANGHAIたちは素通りしただけでしたが、ピコ山登山をしようと思う人は立ち寄る場所になるんだと思います。
その駐車場から先は普通車では無理なこんな道。
ピコ島南岸のサン・マテアスからここまで普通車で小一時間の距離でした。
ここでちょっと車を降りてあたりを歩いてみたら…、 -
イチオシ
…ずいぶん色濃い虹が眼下に見えてうれしい驚き。(((o(*゚▽゚*)o)))
自分が立っている場所より低い場所に架かる虹って初めて見たような。ピコ山 山・渓谷
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ピコ山は、標高2351mのポルトガル最高峰。
成層火山で、最後に噴火が確認されたのは1963年。
それ以前の噴火の溶岩流も含め、ドロドロと流れた痕跡を留めたまま冷え固まった真っ黒い火山岩はピコ島の海岸線でよく見られます。
その肝心のピコ山は、この日はあと少しで尖ったてっぺんが見えそう、という所まで雲が上がっても、またモヤモヤと霧に包まれてしまってその全貌は見えず。
ありゃ、残念。
じゃ、もうピコ山の姿を見るチャンスはなかったのか?とお思いでしょうが、翌日フェリーで渡ったファイアル島のオルタ・マリーナやカルデラでの道筋では素晴らしい姿を見せてくれたので、その様子は今後に続く旅行記でご紹介します。(^◇^)ピコ山 山・渓谷
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マウンテン・ハウスまで行って見上げてもその全容を見せてくれなかったピコ山。
うん、お天気には勝てないから仕方ないよね。
それに、明日行くファイアル島はごく近いから、そこからも眺められると思うし。
…と、今度はピコ島西岸にある一番大きな町マダレナへ。
マダレナへ向かうピコ山中腹は、さっきまでのジメジメした霧を突き抜けてすっかり晴れ!
それに、マダレナへと下りて行くこのEN3号線は、今朝南岸のサン・マテアスあたりから上って行った脇道より状態よし!
画像奥(西)に見えている陸地が、明日フェリーで渡るファイアル島。
ピコ島との間はほんの7㎞。
ピコ島よりさらに小さい島ですが、景観的には今回一番お気に入りになった島なので、後でじっくりご紹介します。 -
ピコ島で一番大きいマダレナの町の近郊。
と言っても、島全体の人口は一万五千人ほどなので、この町の規模もこぢんまり。
それでも、今朝出て来たCalheta de Nesquim村には火山岩を積んで造られた素朴な農家ばかりだったのに比べると、明らかにモダンな住宅街が続いてました。
さて、今マダレナへ向かっている目的はと言うと、今日のお宿が取ってあることもあるし、マダレナの南郊外に世界遺産になっている≪ブドウ畑文化の景観≫が見られる広大なブドウ園があるから。
それにプラスして…、 -
…明日行くファイアル島へのフェリーの切符を事前に買っておくのも大事だし。
と真っ先にマダレナのフェリー・ターミナルへ。
結果、夏の繁忙期は過ぎ去っていたせいか、余裕で切符が買えて一安心。
アゾレス諸島間を結ぶそのフェリーやマダレナのフェリーターミナルなどについては今後のファイアル島への移動編でまとめてご紹介することにして、お次の≪ブドウ畑文化の景観≫を眺めに行ってみます。 -
この旅行記の出だしでちょっとご紹介したように、ピコ島には2004年に世界遺産になった≪ピコ島のブドウ畑文化の景観≫があります。
この朝Calheta de Nesquim村で見たブドウ畑は斜面にあるため規模の小さい物でしたが、ファイアル島が間近に見られるピコ島の西側にはなだらかな溶岩原が広がっていて、火山岩を積みあげた石垣で区切られたブドウ畑が延々と続いています。
この画像のブドウ畑はピコ島で一番大きな町マダレナの南郊の物ですが、このほかにもピコ島北岸のサン・ロケ・ピコの辺りにも広がっています。
入場料などは無く、この画像のように車でも通れるほどの道もあり。
ところどころ、車を停められるスペースもあって、自分の足でも歩いて行けます。ピコ島のブドウ畑文化の景観 自然・景勝地
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ピコ島西岸のマダレナ南郊にあるブドウ畑。
風除けと畑を区切るための石垣はここでも黒い火山岩。
その高さは、身長160㎝あるかないかのSUR SHANGHAIと比べると腰から胸位まで。
その区切られた畑の中にブドウが地を這うように植えられているんですが、畑に出ている人の姿が全然無いし、何だか放置されているだけのような気も。
ピコ・ワインはポルトガル政府の原産地統制の対象になっている特産品だから、もっと手入れがされているのかと思っていたけどな…。
見回してみると、ブドウの房がどこにも見えない。
今年の摘み取りは終わったから、今はワイン造りの方に人手が取られているのかも?ピコ島のブドウ畑文化の景観 自然・景勝地
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ピコ島西岸のマダレナ南郊にあるブドウ畑。
小さく区切られたブドウ畑の入口には簡単な木戸が取り付けられていますが、この扉はきれいにペイントされてあっておしゃれ。
近寄って行って…、ピコ島のブドウ畑文化の景観 自然・景勝地
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…木戸越しに眺めてみると、西隣のファイアル島がうっすら見える海岸線までブドウ園が続いていた。
やっぱりブドウの収穫時期は過ぎたんだろうな。
ブドウの房の姿も人の姿も無しで寂しい景色。ピコ島のブドウ畑文化の景観 自然・景勝地
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ピコ島西岸のマダレナ南郊にあるブドウ畑。
なだらかな溶岩原一帯に広がるブドウ畑を守る火山岩の石垣は、15世紀以来営々として築かれ、その総延長は地球を二周するほどの長さがあるのだとか。
出来たら、ブドウの世話や摘み取り作業をしている人たちも見たかったな。ピコ島のブドウ畑文化の景観 自然・景勝地
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火山岩の石垣の上に蔓を伸ばしていたブドウ。
摘み残された実が数粒付いていた。
これも、乾燥に強いヴェルデ―リョという白ワイン用の品種になるのかな。
失礼して、一粒お味見させてもらいました。
アゾレス諸島の強い日差しを浴びて出来た実は濃い甘さ。
そうそう、SUR SHANGHAIたちは行かなかったんですが、ピコ島にはワイン博物館やワイナリーもあるんです。
ワイン好きな方は訪れてみては?ピコ島のブドウ畑文化の景観 自然・景勝地
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イチオシ
ピコ島西岸のマダレナ南郊にあるブドウ畑。
今ではブドウ畑になっているこの広大な溶岩原を作ったのはさっき行ってみたピコ山。
そのピコ山を振り返ると、やはり今日は中腹から上の姿は見えず。
ずいぶん距離があるように見えるなあ。
かつて、ドロドロに溶けた溶岩があの山からここまで流れて来ていたのが信じられない。ピコ島のブドウ畑文化の景観 自然・景勝地
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ピコ島西岸のマダレナ南郊にあるブドウ畑。
これは畑の端っこの方で、ピコ山から流れて来て冷え固まった痕跡がある大きな火山岩の塊がゴロゴロ。
これを適当な大きさに砕いて、ブドウを守る石垣を築いていたんだろうな。
こんな場所にもブドウが地を這うように蔓を伸ばしていたり、合間にはイチジクの木も。 -
ピコ島西岸のマダレナ南郊にあるブドウ畑を見て回った後は、ちょっと島の南西部にも回り込んで午後のドライブ。
相変わらずピコ山は霧や雲の向こうでその姿は無し。
でも、色濃いピコ島の虹があちこちで出迎えてくれて、これはこれでラッキーな眺め。 -
ピコ島の南西麓。
ここからも、雲が無ければピコ山が見えたはず。
そのピコ山のシルエットに沿ってまた虹が見えた。
ER1号線沿いのこの斜面にも石垣で囲まれた農地が見えるけど、ここは見捨てられたブドウ畑?
石垣も崩れて低くなっているし、肝心のブドウがほとんど無いみたい。
斜面の下の方はバナナ畑になっているし。
やっぱり今はブドウ畑の後継者は減っているのかな。 -
さて、この日のピコ島でのお宿は、マダレナの町の北近郊にあるApartamentos Oliveira。
二階建ての棟のほか、こんな二組分のお部屋が入った棟などが敷地内にいくつかある造り。
SUR SHANGHAIたちがいただいたのは、キッチン付のこんなツイン部屋。
まだ新しく出来たばかりのお宿のようで清潔。
気持ちよく泊まれたと思います。
ここも自炊できるだけの設備はありますが、すぐ近くには食料品のお店は無いので、車で行く方向け。
設備やお値段の詳細は、次の予約サイトでどうぞ。
https://www.booking.com/hotel/pt/vivenda-oliveira-madalena.pt-pt.html -
Apartamentos Oliveiraのお庭にあった植木鉢。
あれ? こんな所に仏像がある。
オーナーか誰か、アジアまで行った人がお土産で買ってきたのかも。 -
Apartamentos Oliveiraの敷地から見たこの日の夕暮れ。
画像右手に見える陸地は、ピコ島の西隣のファイアル島。
7kmしか離れていないので、明日乗るファイアル島行きフェリーでも30分しかかかりません。
明日が楽しみ! -
Apartamentos Oliveiraの敷地から見たこの日の夕焼雲。
なんだか、右手の建物が火事のように見えて最初はどっきり!Σ(´∀`;) -
アゾレス諸島に着いて、最初のちゃんとした食事を摂ったのは、ピコ島で一番大きな町マダレナの町の南外れにあるTaberna Do Canal。
ここは気さくなバー兼レストランですが、マダレナの中心部からちょっと離れているので、やはり車で行く方向け。
この看板をお見逃しなく。Taberna Do Canal バー
-
Taberna Do Canalのお店と食事。
まだちょっと早い時間でお客さんは少なめ。
ここは肉料理も多少ありますが、主体となるのは海鮮料理。
一皿の量は少なめなので、軽く食べたい時やおつまみ程度に食べたい時に行ってみるといいと思います。
オリーブ付きのパンの盛り合わせや海老のガーリック炒めがおいしい!
旦那とシェアしたマグロのステーキはあっさりとした薄味。
他にもカサガイのグリル、カラマリやロブスターなどもメニューに載っていました。
その日のお勧めを聞いてみるといいですよ。
これでこの日のピコ島探索を終え、お宿の方でゆっくり休みます。Taberna Do Canal バー
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