2019/04/26 - 2019/05/08
2717位(同エリア6773件中)
令和さん
福岡からヨーロッパへの唯一の直行便、フィンエアにての旅。全13日間。
●イギリス●イタリア●フィンランド
これはイタリア「ローマ」編。
当記事は★印日程でのもの(☆は別記事)です。
↓start↓
イギリス滞在
☆2019 4/26 ~2019 5/1
↓
ロンドンからローマへ
★5/2
↓
ローマ滞在
☆5/3
☆5/4
☆5/5
↓
ローマからヘルシンキへ
☆5/6
↓
ヘルシンキから福岡へ
☆5/7
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
「イギリスに居たのに紅茶買っていないのはやっぱり寂しい」と前の晩から騒ぎ出した私。
調べると、朝早くからヒストリックな方の『ストラトフォード・ショッピング・センター』にあるスーパー、セインズベリーが開いていることが判明。
高級や珍しさを期待せずに「Yorkshire Gold」ともう一品、別ブランドのアールグレイの二箱を嬉しそうに抱え、朝七時半にはホテルに戻っているから、随分早くから行動したものだ。 -
そして8:10にはホテルをチェックアウト。
本当はレストランも付設のウエストブリッジホテルだが、滞在可能時間の関係から、必要最小限の利用に留まった。だけれどここも良いチョイスだったと振り返る。
DLRの便利さに注目した、ホテルから2分の距離感覚の、Stratford High Street (ストラトフォードハイストリート)駅の入口は、清々しいまでにシンプル。 -
道の途中にDSR行先案内板。下を見下ろすと線路とホーム。
切符購入は無人の機械で自分で行う。電車代は、オイスターカードやペイウエーブのようなコンタクトレスカードもOK。
DLR
ドックランズ・ライト・レイルウェイ (Docklands Light Railway: DLR)
ドックランズ(London Docklands)は、ロンドン東部、テムズ川沿岸にあるウォーターフロント再開発地域の名称。
余談)文字をざっとしか見ない私は、当初、犬を放し飼いで走らせて良いどこかの公園を電車で結んでいる市民憩いの電車?位に読み取っていた。
ロンドン市内での移動は地下鉄が主体だったので、景色が見えて気分が良い。
基本、客を信用するスタンスで経営され、駅員のような存在は他の駅でも居ないと読み取れた。(困ったり助けてもらいたい時はどうするんだろうとは思った)
降りたLondon City Airportでは降り口での機械があるわけでもなく、そのまま空港内に入る。皆が進む通りに習ったがこれはすごい。
空港着8:41。 -
10:55発のBritish Airways BA7389便。
到着したシティエアポートは、聞いていた通り確かにコンパクト。
そして空港内をリポートするほどの具体的な映像を殆ど何も覚えていないことに、今はその日から過ぎ去ること、二ヶ月の経過を否めない。
そこで検索。
参考)
https://cx902.com/archives/london-city-airport-has-no-ba-lounge.html
一つ、覚えているのは、これで今回の通貨、ポンドは終わりだからと小銭を握り、売店(おそらくBoots)でヨーグルトを買って、食べ始めて、ちょっとフルーツソースがくどいと感じ、思いやりを装い、相方に「はい、半分ね~♪」と渡したことくらいだ。 -
こうして二時間半強の飛行時間を経て、ローマはフィウミチーノ空港、英国航空にてターミナル3に到着。14:30。
飛行機を降りてから、なんだかとても長い距離をぐるぐる歩き、預け荷物のターンテーブルは一体どこだと相方と探している時に、後ろから私たちと同じ視線で来ていた背の高い白人男性が居た。目が合う。荷物は?と向こうも探しているのがわかった。
それで空港職員さん(お姉さん)を捕まえ、「シティ空港からのBAの荷物はどこで受け取るの?」と三人で尋ねる格好となった。「あぁ、それはこの先」と答えつつ、その職員さんは「あなた方、Japanese ?」と聞いた。「えぇそうです」とまず私達が答えた後で、その 背の高い白人が…
「I'm not. I'm "young" American」と続けざまに答えたのが、私にはひどく大受けしたのであった。
しかし大空港はどうも焦る。あんなにたくさん同じ飛行機に乗り、いっしょに降りた人々が、不思議なくらい最後は自分達だけになる場。
目線を上げ表示を探す、後ろを見返してみたり…。そこを出るまで、一瞬の戸惑いの連続である。 -
ローマでの心構えとお財布の使いどころ
宿予約編
・安全とされるエリアでのホテル
・徒歩の距離でも観光のポイントが有る
・四泊なので、デラックスホテルを目指さない(私達の場合)
行動編
・安全に関しては節約しない。
・とにかくここに来た目的は「食」である。(私達の場合)
心の準備編
・今回の旅の中で最も滞在が長い地。(私達の場合 それだけリキが入っていた)四泊五日のローマ滞在中、前以て個人手配した観光タクシー会社の人に会わぬ日は一日だけであった。
●到着日5/02(木)空港出迎え→滞在のカステルサンタンジェロ イン (Castel Sant'Angelo Inn)「60ユーロ」
●5/4(土) 滞在ホテル発 ティヴォリへの往復送迎 「200ユーロ」
Villa d'Esteにて3時間立寄り観光 +
●同日そのまま ローマ市内の夜景ツアー 22:30にホテルへの送り「110ユーロ」
●5/5(日) オルヴィエート&チヴィタ 「470ユーロ」 08:00にホテルへ迎え出発→ 10:00 Civita di Bagnoregio 到着 散策 (2:00) →12:00 Civita di Bagnoregio 出発→ 12:45 Orvieto 到着 散策 (5:30)→ 18:15 Orvieto 出発→ 20:00 Romaの滞在ホテル 到着
●出発日5/06(月) ホテル→空港への送り「60ユーロ」
改めて計算すると、合計約11万円とは、もう一つどこかへ海外旅行ができそうである。
日本でのケチケチ普段生活で使わぬタクシー代を、全てローマで費やした感じ。
だけれど、下調べすればするほど、ここローマでスリに見舞われ、財布を失うよりも、その分を安全の為と自分達で使った方が良いという気になった。
さて…
到着ゲートを出る(ん、入国審査らしい審査あったっけ??)と、ずらっと客の名前のプレートを持った人たちが並ぶ。その中から自分達の苗字を見つける。「よろしくおねがいします」
空港の駐車場まで五分位歩いたか…。そして車が滞在のホテルに着いたのは16時だった。 -
自分達のローマ滞在を支えてくれるホテルは、そのビルの三階。
【サンタンジェロイン】
多分全部で四~五室くらい。外に向かってデカデカと看板が出ていないホテルで、違う階は普通の住居として利用されている感じ。
玄関ホールとエレベータが醸し出す持ち味はかなりのもの。
部屋はcozy。たかーい天井は一番の特徴。
数日間、毎日どっぷり疲れて戻るだろう私達の安らぎの場。 -
上の写真、左側はビルの三階のサンタンジェロイン入口コーナー、ドアが開放され見えているのが自分達の滞在した部屋。
右側はホテル通路途中の、滞在者が24hr自由に飲めるコーヒーマシーンコーナー。
このホテルはアパートメントホテルに分類されるのだと思う。
フロントはなく、ずっと誰か係が控えているわけでもない。
そういう場合、到着時に応答があるかという次元でさえ、とても心配になるのだが、今は翻訳サイトも通じる程度の文は教えてくれるし、前以て英文で、自分の予測到着時間を知らせた方が良い。
LINEのようなメッセージアプリで、欧州では一般的な WhatsApp(ワッツアップ)で、事前に先方と連絡を取りやすい状態にすることも手。
私たちはフィウミチーノ空港の飛行機、便名と到着予定時間は知らせていたし、午後四時到着というまだ常識的な時間だったことで、問題は起きなかったし、実際、ホテル管理のアンナさんも笑顔で歓迎してくれ、毎日こちらも外出したり戻ったりする中で、会えた時はラッキー♪とコミュニケーションを持ったものだった。 -
さてこの5/2の記事の中で、食事のトピックが殆ど出ていない、というのも、そう、朝から食事らしい食事をしていなかったからだ。
朝は慌ただしくテキトーに摘んだ程度、空港で口に合わぬヨーグルトを一口流し込んだものの、昼は飛行機で、飲み物と小さなポップコーンの袋が配られて終わり。
そういうわけで私達はかなり空腹で、滞在の部屋をわりとすぐに出て、行きたいレストランとしてピックアップしていた店へ。
【La Fraschetta di Castel Sant'Angelo 】
この頃、まだ17:15あたり。食事かと聞かれてうなずくと店内へ案内された。写真はまだ人が居なかった店内から外を写したもの。 -
このメニュー写真は通常メニューで、もう一つ上の写真左側に入れ込まれている写真は、本日のメニュー。(どちらも自分達のチョイスを指差しているのだが、拡大したら見えるかな?)
-
おじゃましたフラスシェッタの店内、中々派手!
三角に折られたペーパーナフキンに皆がメッセージを書き、それが壁に隙間なく貼られているのだ。
ローマはレストラン内でも荷物管理に気をつけて…と読んでピリピリしていたが、
空いている時間帯に、私達以外客席に誰も居ないという状況下ではそういうことは起きない。これ以上はない安全策であると気付き、リラックスし放題☆ -
一日を総括して、まともなものを食べていなかったことへの、ご褒美は大きかった。
どうしよう。最初に運ばれた『トマトのカプレーゼ』だけでも大騒ぎであった。
きゃー、ローマに来たんだ!! -
チェックインしたホテルから最初に出た時、陽は、まるで沖縄の日差しのようにパワー有る直線的なものだった。ローマ、南国!と思った。
そしてこのレストランに向かう時、途中でサンタンジェロ城の横を通るのだが、もちろん目の前に展開する景色は素晴らしく、驚くばかりの像の数々に圧倒された。
その驚嘆と共に、このエリア、そして、ヴィットリオ エマヌエーレ 2 世橋(Ponte Vittorio Emanuele II) を渡り終えるまで、そこらあたりで生の歌声や音楽が響く中、ムードに酔いしれる多くの恋人同士、何をするともなしに座ってリラックスする人々、そこに自分が居ることそのものを楽しんでいる様子、はしゃぐ若者など見るにつけ、そのありさまに、実は私達は違和感というか、たじろいでいた。
まぁ空腹なのが最大の理由ではあったけれど、人々の様子に勢い負けして、レストランへの行き掛けでは一枚の写真も撮っていない。 -
人の像が空に向かって主張している。偉大で迷いがないその美しい肢体に、見惚れる。夕食を終えても尚、空は青い。
うわと圧倒され、見上げるこちらの口がパカーッと開く。じきにそれらがあまりにも多く存在するので、ローマはすごいと認めた後、自分の基準が「像はあるものだ」という感覚にスイッチしていく、それに従いだんだん慣れていくのが不思議だ。 -
サンタンジェロ城から4分後には、サン・ピエトロ寺院が見えてくる。
(暗く見えるのは逆光のせい) -
ただ、この時点でもう19時。
-
人の像のシルエットが特異なので、この写真はシャドウ加工で強調シテマス。
-
サン・ピエトロ広場
集会の前の日なのかもしれない。もしくは終了後? -
Palazzo di Giustizia
英語だとCorte suprema di cassazione
つまりココは『最高裁判所』
私達の滞在ホテルはサンタンジェロインという名前だが、もしホテルにより近い場所というならここだ。
カブール広場に面している。
中々装飾的な建物で、裁判所と言われても、にわかに信じ難いが、空港に迎えの運転手が「人々はここが嫌いなんだ」的な話をしてくれ、なぜ?とちんぷんかんぷんな感じだったのがたしかこの建物だった。
綺麗な建物なのに、観光客が集まっているでもなく不思議だったが、どうもそのけばけばしさが嫌悪されているらしい。
グイエルモ・カルデリーニの設計により23年かかり1911年に完成。
建物は、様々な様式ごちゃまぜの成金趣味。さらには前庭であるカブール広場に大きな異国風のヤシの木。さらにテヴェレ川の河川敷の土地の為弱い地盤で、建設した当時から毎年1ミリづつ地盤沈下を起こしていること。
これらが「醜悪な」という含みを持つ「Palazzaccio」(パラッツァッチョ)という通称名を与えられているとのこと。
うーん、毎年1ミリって、じゃあ、関空なんかどうなるのだろうか。
(関空、2017年12月の計測例、1期島は開港23年で3.5m、2期島は開港10年で4m超えで沈んでいるから)この裁判所の毎年1ミリとの数字は、単位の間違いでない限り、沈んでいないうちだろうと庇いたい。
私の目には美しく映る。ドイツの古城 ノイシュバンシュタイン城も趣味が悪いと言われてもあれだけ有名。がんばれ Palazzaccio ! -
自分の写真と、この最高裁判所の写真の一階中央部が、少々異なるのが気になり、調べてみると、このような画像が出てきた。
私が撮影したのは「裏側」に当たるのだろう。 -
20:20にローマでの滞在ホテル、サンタンジェロインに帰リ着いた。
写真は魚眼レンズで撮影しているので左右が膨らんでいるが、ホントはまっすぐ。
鍵をさす。その建物のドアは2m位の高さがあったのではないだろうか。小さな子どもの気分。
重く貫禄ある扉を入ると、きりっとするロビーでの像に迎えられる。 -
2019年5月2日のストーリーはこれにて。
---------翌日の旅記録はまた時間を見つけて書きます--------
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この旅行記へのコメント (2)
-
- pedaruさん 2019/06/02 07:53:33
- ROMA AMOR
- 令和さん おはようございます。
私は平成と申します、というのは嘘ですが・・・
令和さん、令和元年に4トラデビュー まことにおめでとうございます。
ローマ旅行も計画的でしっかりした企画、これから、人気のトラベラーになること間違いなしでしょう。これからもよろしくお願いします。
pedaru
- 令和さん からの返信 2019/06/02 18:35:20
- Re: ROMA AMOR
- pedaru 様
メッセージを受け取りまして、ありがたく存じます。
私、pedaru 様の頁をこの4トラに登録する前からお読みしていた記憶がございます。(数々の絵の表紙で気づきました)
たくさんの記録が集まるこのサイトで、自分ひとりくらいは、ワガママなキャラクターがいても良いと個性を隠さず書き進めております。
また実際の旅行よりも記録を残す事の方が、かなり時間がかかるのにも驚いているところです。
pedaru様が残されている内容は、私のいかにも入門編のような旅日記など及びもつかぬ旅の記録でいらして、どこでも案内に載っているようなことを書かず、その先を見ていらして、特にチビタは今回私もまいりましたので、観察の次元が違うことを改めて認識した次第です。
お声をかけていただくとは、恐縮です。心よりお礼申し上げます。
自分の旅の数はこれからもごく稀とは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
令和(実は昭和)より
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