初めてのトルコ旅行です。トルコには現在１8ヶ所の世界遺産があるそうですが、そのうちの定番、必須の５ヶ所を巡る６泊９日のツアーに参加しました。イスタンブールに２泊、リゾート地アイワルクとパムッカレにそれぞれ１泊、カッパドキアに２泊、アンカラを経由して帰国という行程です。フライトは往復とも成田/イスタンブール間の直行便でした。<br />６日目、パムッカレを発ち、コンヤを経由してカッパドキアに参ります。カッパドキアに２泊した後、アンカラを経てイスタンブールに戻り、帰国。<br />カッパドキアで５つ目の世界遺産です。最終回。<br />

トルコ周遊　世界遺産の旅　カッパドキア編

10いいね！

2019/04/24 - 2019/05/02

586位(同エリア1662件中)

エリア

カッパドキア(トルコ)

旅行の満足度: 4.0

観光: 3.5

ホテル: 4.0

グルメ: 3.5

ショッピング: 3.0

交通: 4.0

同行者: カップル・夫婦

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 観光バス船タクシー徒歩飛行機

旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

４月２９日、旅行６日目。朝７時にパムッカレを発ち、コンヤを経由し、夕方５時半カッパドキアに到着。この日も８時間くらいバスに乗っていた。
土産物屋に鳩がいっぱい。パラダイス・ヴァレーという看板がある。
トルコ名物、目玉の魔除け（ナザール・ボンジュー）。店のひとが飾ったのか、観光客が掛けていったのか。
見下ろすとギョレメの町が見える。
とりあえず記念撮影。
洞窟住宅、家庭訪問。
洞窟住宅内部。電気も水道も通っている。夏涼しく、冬はいくらか寒さをしのげる。ストーブもあるし。（カッパドキアは高地だし、冬はかなり寒い）
ここでお茶をいただいて、質問タイム。「ここでは学校も洞窟ですか？」と尋ねたひとがいた。一同爆笑。
オーナーのアドナンさんと記念撮影。どうもオーナーご一家は普段は別のところに住んでいるらしい。半分観光地化している。いくらくらい取るのかしら？
甘えついでにちょっとくつろがしてもらう。
”ウチヒサール・カヤ”ホテルに到着。ウチヒサールはカッパドキアの中で最も高い場所に位置する町。
ロビーにてチェックイン。ここで重大発表。翌朝予定していた熱気球ツアーが強風予報のため、中止になったと。実はこの日の昼の段階で危ういという連絡があったが、結局だめになった。この決定は業者ではなく、（気象庁のような）公的機関が行うらしい。本旅行二度目の大ショック。
”洞窟ホテル”の廊下はこんな感じ。洞窟風に作った、ということなのだろう。
ツインベット。ベランダから”鳩の谷”が一望できる。
中庭から見る外観はこんな感じ。
テラスがある。鳩の谷に面している。
ここも夕食、朝食ともバフェ。既にトルコ滞在５日目で、たいだい好きな料理、食べやすいものも決まってきており、シシ・ケバブなどをいただきました。これは珍しい七面鳥のケバブ。
ここまでビールを頼むと毎度”エフェス”が出てきましたが、今晩は”ツボルグ”をいただきました。どちらも同じようにおいしいです。（単なるビール好き）
４月３０日、旅行７日目。部屋のベランダから見た鳩の谷の夜明け。
朝食前の散歩。天気は良いが、予報通りかなり風が強い。本来ならここでたくさんのバルーンが見られるはずだが．．．
この日の朝は４頭の犬に遇った。ワンちゃんコレクション⑭
犬⑮　こいつはしばらく我々の散歩についてきた。食べ物を期待していたかも知れないが、何も持ってないし．．．
犬⑯
ウチヒサール城。時間があれば、てっぺんまで登れるが。
ここまでホテルから１５分ほど。ホテルに戻って朝食。
ウチヒサール城近くの広場の犬⑰　こいつには珍しく首輪が付いている。
朝食に出ている蜂の巣付きのハチミツ。これをくずして蜂の巣ごといただく。プロポリスたっぷり。別に変な味はしないし、ヨーグルトに入れるとおいしい。
８時半ホテル出発で、まずやってきたのは絨毯屋さん。日本語の達者なマネージャーがトルコ絨毯の織り方を説明しているところ。
様々な絨毯を広げて見せてくれる。売り込みも上手。高級ブランド”ヘレケ”の絨毯とか。
キノコ岩へミニハイキング。
馬に出会う。カッパドキアとは”美しい馬”という意味だそうで、良馬の産地だった。
続いて訪れたのは”ギョレメ野外博物館”。これはキリスト教の洞窟教会、３０余りの集まり。
いくつかの洞窟にはフレスコ画の壁画が残っている。このような壁画が見られるが、撮影禁止。
特に”リンゴの教会”の壁画がきれいで、行列ができている。
カッパドキアはアラビア人イスラム教徒に迫害されたキリスト教徒が逃げ込んだ”隠れ里”だった。
白い花、珍しいアーモンドの木だそうです。
ワンちゃんコレクション⑱　昼間から寝こけている。
”ギョレメ・カヤ”ホテル内のレストランで昼食。
サラダ。３種の野菜（レタス、人参、紫キャベツ）とレモン。トルコではサラダ・ドレッシングというものは見かけなかった。自分で適当にオリーブオイルをかけ、塩やレモンでいただく。
トマトスープ。
メインは鱒のソテーか”テスティ・ケバブ”（壺焼き）、選択できる。私は鱒を、家人は壺焼きを選んだ。
例のパスタ入りピラフが付いている。
マネージャーによる”壺焼き”のパフォーマンス。肉の入った壺の脇を叩いて、壺の口を割ったのか、はずしたのか。
壺焼き．．．本当に壺で焼いたのか？　ビーフシチューのように見える。私としては鱒のほうが美味だった。
ゴミ箱をあさる犬⑲
昼食後、カイマルクの地下都市へ。
中は迷路のようになっており、通路は何キロも続いている。迫害されたキリスト教徒が逃げ込み、中で暮らすことができる。
通気口の縦穴。地下８階まであり、数万人のひとが暮らせたと。
外敵が襲ってきた時、丸い岩で通路をふさぐことができる。
地下都市の次は、トルコ石の宝飾店。
これまた日本語が達者で、売り込み上手。
続いてギョレメ谷で１時間ほど自由時間。こんなキノコ岩がたくさん。
頭の濃い色の石は堅い玄武岩、下の色の薄い石はもろい凝灰岩。頭が欠けるとキノコ岩はやがて崩れてしまう。
一番高いところに登る。白い岩はもろく、崩れやすく、滑りやすい。滑ると雪山みたいに急斜面を下まで転げ落ちる。
新婚のカップルが記念撮影している。
ギョレメ谷の教会跡。
ラクダ。
ギョレメ谷からバスで移動してラクダ岩へ。
また少し移動して三姉妹。見る角度によっては４姉妹に見えたり。
実はこの時、パラパラ天気雨があり、右手にかすかに虹が見えた。写真ではよく映らなかった。
また移動してローズ・ヴァレー。もう少し陽が陰るともっとピンクに見えるのだろう。
なにかといえばポーズをとりたがるひとのなんと多いことか。
愚か者はひとりではない。
ホテルに帰って最後の夕食。鯖の塩焼き、鶏のドネル・ケバブ、フライドポテトなど。
ドネル・ケバブを作っている。本日は鶏。焼けたところから、削いでいく。
スウィーツとスイカ。トルコ人は甘いもの好き。日本人にはちょっと甘すぎるスウィーツが多い。右はトルコ・コーヒー。コーヒーの粉ごと水から煮出しており、上澄みを飲む。
食後、ベリーダンスのショーを見に行く。バスでホテルから３０分弱。
３名の楽団。踊りの合間にトルコ音楽を奏でる。
男女の踊りがいくつか。合間に観客が参加するディスコタイムがあったり。
こちらは女性たちの踊り。
珍しいペットボトルのビール。
”ラク”という蒸留酒。４５度くらいあって、透明だが、水で割ると白濁する。アニスで香りづけしてある。慣れないと飲みにくいか。
一番最後にお待ちかね、ベリーダンス。
電飾が点いて、くるくる回る。
ショーが終わってホテルに戻ったのは１０時すぎ。最後の晩、長い一日でした。この日は１万９千歩歩いた
５月１日、旅行８日目、夜明け。今日も昨日ほどではないが、強風で熱気球はだめ、飛んでいない。
我々がいぬ間に日本では元号が”令和”に変わっている。ホテルのNHKワールドでときおりニュースを見ることはできたが、日本での盛り上がりは伝わってこない。
鳩の谷越しに、遠くにエルジェス山が見える。３９１６ｍ。富士山より高い。
今日も早朝の散歩。ウチヒサール城の上空に飛行機雲。
散歩の友、⑳
ワンちゃんコレクション２１
最後の朝食後、ホテルのテラスで猫⑩に会う。
ここまでトルコ滞在中、犬２１頭、猫１０匹に会った。犬、圧勝。

朝９時チェックアウトでホテル出発。
アンカラまで３００キロ弱。まず最初の休憩。
ここで売っていたチョコレートをお土産に買った。
トルコで２番目に大きな湖、大塩湖が見えてきた。確かに塩が白く見える。
大塩湖、タズ湖という。
水があると入りたくなる大人のなんと多いことか。
大塩湖そばのレストランで昼食。
またまた豆のスープ。
例のパスタ入りピラフ。これまで食べたのはパスタが米同様の大きさだったが、ここのパスタはごく細い。
”鉄板焼き”・・・肉、野菜の炒め煮をプライパンのまま出す、という感じの料理。これで４人分。
アイランという塩味のヨーグルト・ドリンク。トルコではポピュラーな飲み物だが、あまりおいしいとは感じなかった。
毎日１，２回、警察の検問に引っ掛かる。どういう基準で止めれられるのかわからない。運転手が警官に説明している。
警官が乗り込んで、乗客の顔ぶれを確かめる。またバスの下部に積まれたスーツケースを検査する。ざっと見るだけで特に念入りに調べるわけではない。テロ対策なのか？　観光バスがテロに使われるとは考えにくいが。
午後２時半、アンカラ到着。トルコの首都で、人口はイスタンブールに次いで２番目。
アタチュルク廟を訪れる。この広場、４０万人収容できると。トルコの天安門広場ですな。
上の建物の中に、アタチュルクの棺が納められている。
衛兵さんと一緒に記念撮影。失礼！
この建物の地下、両脇はぐるっと博物館になっている。トルコ共和国成立の歴史、アタチュルクの事績などの展示がある。ゆっくり見たら半日かかる？
アタチュルク廟から見下ろしたアンカラ市街。多くの建物の壁は薄茶、屋根は褐色に統一されている。
アタチュルク廟の参道”ライオン・ロード”。舗道の両側にライオンの像がいくつも並んでいる。
ライオンの像のひとつ。
”独立の塔”。向いに女性の”自由の塔”がある。
アタチュルク廟からアンカラ空港へ向かう途中、アンカラ城址でちょっと下車して写真タイム。登る時間があれば、市内一望できてよいのだが。
運転手、オスマンさん。イスタンブール空港深夜到着時から、本日アンカラ空港まで、丸７日間２５００キロほど走った。安全運転ありがとう。
彼は我々をアンカラ空港に送った後、カッパドキアに取って返して今度は中国人グループに付くと。いつになったらイスタンブールの自宅に戻れるのだろうか。ご苦労様です。
トム・クルーズ（？）と記念撮影。
アンカラ空港でガイドのギョクセルさんとお別れ。７日間、お世話になりました。
アンカラ空港のターミナルビル。向こう側は安全検査前。ビルの真ん中に川が流れている。（階段のように見えている）
１９時１５分発のアンカラ発イスタンブール往き行きのフライト。機材はA３２０。満席、座席上の棚もいっぱいで、ナップザックは座席下に置かざるを得ず。
機内でチーズとトマトのパニーニが出た。温めてあっておいしい。ハムかサラミがはさんであればなおうれしいが、無い物ねだり。
イスタンブール新空港、またもバスでお出迎え。ブリッジ、ないんかい！
アンカラ着は２０時１５分、イスタンブール発は深夜１時４０分。５時間余り広いターミナルをぶらぶらしたり、お茶を飲んだり。出発が近くなり、待合室は大勢のひと。
帰りのフライトも往きと同様、満席でした。商売繁盛で結構。
機内食。２度ともパスタを選択。最初はクリームソース、２度目はトマトソース。どちらも素パスタで肉は全く入っていない。でもそれなりにおいしい。
映画を２本観た。そのうちのひとつは”Free　Solo”。ヨセミテ”エル・キャピタン”の岩壁をひとりで、素手で登る男の記録映画。昨年訪れたヨセミテを思い出す。エル・キャピタンは高さ１０００ｍの花崗岩の一枚岩だ。
https://4travel.jp/travelogue/11405780
５月２日（木）午後７時すぎ、定刻に成田に着きました。

９日間の旅ですが、トルコ滞在は実質７日。５つの世界遺産を巡る駆け足旅行でした。特にイスタンブールにはもう少し長くいたかった。見逃したブルーモスクの大ドーム、カッパドキアの熱気球、は次回に．．．？