シャム旅　チュニジアドライブ（6日目）　チュニジアやっぱり遺跡が良い　2019年春

2019/04/02 - 2019/04/02

6日目の今日は、トズール → スベイトラ → ケロアン　へ

チュニジアといえばやっぱりローマ遺跡。
博物館級のローマ遺跡が各地にあります。

今回はレンタカーなので、どこへでも楽々移動出来ました。
ルアージュで行くとなると大変だったかも...

車って便利ですね(笑)


～旅の予定～

1日目：チュニス到着　そのままナブールへ（泊）

2日目：ナブール → ケルクアン → スース → エルジェム → スファックス（泊）

3日目：スファックス → ジェルバ島

4日目：ジェルバ → クサールハタダ → マトマタ → ドゥーズ

5日目：ドゥーズ → ショット・エル・ジェリド → トズール

6日目：トズール → スベイトラ → ケロアン

7日目：ケロアン → チュブロボマジュス → ドゥッガ → チュニス

8日目：チュニス観光

エリア ケロアン(チュニジア)

おはようございます！

今日は、トズールから一路北へ。
スベイトラに向かいます。

道中にはこんな看板が。
「ラクダ注意」

本当に歩いているので注意して進みましょう。

ちなみに地面にもラクダの絵が描かれています。

お昼ごろ学校が終わったのか、集団下校の様子です。

みんななぜ歩道を歩かないのか。

途中町のカスリーヌで昼食。

チーズたっぷりピザです。（味はまぁまぁ）
チュニジアに来てから心の底からおいしいと思ったものに出会えていないのがちょっと残念。

ちなみに、カスリーヌ県はテロの危険がある危ない場所だったと聞いていたのですが、町の入り口には検問が行われて平和そのものでした。

南部の砂漠地帯から離れて、北に進むにつれて緑が増えていきます。

これは多分オリーブの木。

チュニジアの道路でよく見れるのがこのトラック。
過積載すぎて心配になりますが、事故を起こしているのは見たことがありません。

これも、チュニジアでよくみられる景色。
乗合タクシーの客引きです。

チュニジアにも長距離バスもあるのですがあまり普及していない模様。
もちろん電車も駅が少なく周遊には不便なので乗合タクシーが普及しています。

トズールから3時間で「スベイトラ遺跡」到着。

入場料は遺跡の前のビジターセンターで８ディナールでした。

これがビジターセンター。

駐車場のほか、トイレもあります。
レストランもありましたが営業していない模様です。

スベイトラはチュニジアで最も新しいローマ遺跡。
大都市の廃墟が広がっています。

中でも有名なのがこの「三神殿」
ジュピターを中心にジュノー神殿とミルネヴァ神殿があります。

真ん中のジュピター神殿には階段がなく、左右の神殿の後ろにある橋を使うことでなかに入ることができます。

１万人が住んでいた都市ということでとにかく敷地が広い。

そして何より、モザイクの保存状態がとっても良いでです。

モザイクの一部はカルタゴのバルドー博物館にも保存されています。

これは、オリーブの搾油場のあと。

この地域がオリーブ栽培で古代から栄えていたことがわかります。

遺跡の端っこにはローマの円形劇場が。

素晴らしい保存状態で残されています。

スベイトラの遺跡をあとにして、今日の宿に向かいます。

今日はケロアンの「カスバ」に宿泊。
「カスバ」とは城塞のこと。

いわゆるヨーロッパで言うところのお城に宿泊ってことです。

チュニジアのホテルで一番奮発しました。
見てください、この重厚な建物（というか壁？？）

今日はじん太、ここに泊まるんです。

ホテルのロビー

ウェルカムドリンクをもらってチェックイン。
最高級のサービスです。

お部屋も最高。
久しぶりに、砂漠の砂やたばこのにおいに悩まされずに眠れそうです。

お部屋にはメッカの方向を指す、マークが。
さすがイスラムの国。

せっかくなので最高級のホテルのハマムを体験。


気持ちぃ～

終ったあとはお茶で休憩。

のんびり過ごせました。

ホテルから、歩いてケロアンの旧市街に行きたいと思います。

ここが旧市街の入り口

城壁に囲まれているので門は３か所ほどしかありませんでした。

中に入ると早速露天が。
これは、ホテルのウェルカムドリンクと一緒に出てきたここら辺の伝統的なお菓子。
素朴な味のクッキーみたいなやつでした。

スークの中でも一番の行列ができていたのがこのお店。

揚げパンのようなものを作っていました。（お腹いっぱいで食べれませんでしたが）
後悔しています。

お土産屋さんというより生活必需品を多く扱っています。



スークを歩くこと１５分。

我々のお目当ての「ケロアンのグランドモスク」がありました。

このモスクはアフリカ最古のモスクであり、メッカ・メディナ・エルサレムに続くイスラム教徒にとって４番目に重要な聖地です。

それゆえに、最近までムスリム以外の立ち入りが禁止されていたほど神聖な場所。

今では我々も見学することはできますが服装と営業時間には注意が必要です。

ケロアンののモスクは8ディルハムでした。
営業時間は8時から14時とのこと（2019年4月）

建物内は非ムスリムは入ることはできませんがのぞくことは可能です。

しかし、紀元700年から続くこの景色を我々も見れているというのはなんだか不思議。


今日は、チュニジアがどれだけ地政学的に重要な場所なのかを感じた一日でした。フェニキア人の遺跡を見た後に、ローマの遺跡を見て、さらに今にまで続くベルベル人の文化を肌で感じ、最後にはアラブ世界の文化を目の前で見る。

侵攻されて、廃墟になり遺跡になりその上に新しい文化が生まれてまた侵攻される。

何千年もの前の人の生活に思いを馳せながら、明日も遺跡を巡っていきたいと思います。