シャム旅　チュニジアドライブ（7日目）　レンタカーで遺跡巡り　2019年春

2019/04/03 - 2019/04/03

7日目の今日は、ケロアン → チュブロボマジュス → ドゥッガ → チュニスへ

道沿いにはとにかくたくさんのローマ遺跡が。
地球の歩き方にはどこにあるとは書いていないところも多いので水道橋の場所なども共有していきたいと思います。



～旅の予定～

1日目：チュニス到着　そのままナブールへ（泊）

2日目：ナブール → ケルクアン → スース → エルジェム → スファックス（泊）

3日目：スファックス → ジェルバ島

4日目：ジェルバ → クサールハタダ → マトマタ → ドゥーズ

5日目：ドゥーズ → ショット・エル・ジェリド → トズール

6日目：トズール → スベイトラ → ケロアン

7日目：ケロアン → チュブロボマジュス → ドゥッガ → チュニス

8日目：チュニス観光

エリア チュブルボ・マジュス(チュニジア)

おはようございます。今日はケロアンからチュニスに戻ります。

途中、チュブロボマジュスと世界遺産ドゥッガに寄り道。

まずはチュブロボマジュス遺跡から。

チュブロボマジュスのシンボル、4本柱のキャピトルです。

チュブロボマジュスもやはり、7世紀のアラブ人の侵攻で滅ぼされてしまったローマの遺跡。

キャピトルの周りには、オリーブの搾油場や職人の街、公衆浴場の跡地などがあります。

屋根がないからか、こうやって廃墟をみるとそれぞれの家が小さく見えます。

キャピトルとフォーラム。

キャピトルの前に広場があるのはローマ遺跡あるある。
世界中に同じような都市設計をしていったのがわかります。

さぁ、今日はまだまだやること沢山。チュブロボマジュスを出て、次はドゥッガに向かいます。

途中、昨日もお話しした過積載のトラックが前から来ました。

ここでお昼ご飯。

ドゥッガまであと少しのところで、雲行きが怪しくなってきました。
さくっと食べて先を急ぎます。

ドゥッガに着きました。

丘に広がるローマの巨大な都市遺跡。

ここが駐車場。砂利道に七面鳥が歩いていました。
（入口が2か所あるみたいで、ここのゲートよりももっと大きいのがあるらしいですが）

ちゃんと世界遺産マークもあります。

ドゥッガの入場料はやっぱり8ディナールでした。

下から見たキャピトル

ドゥッガとは「丘の上」という意味らしく、その通り丘に町が広がっています。
歩いて観光するのは少し大変。

石畳の道は当時のまんま。

2000年も前の人もここを歩いていたのかと思うと面白い。

こんなにも遺跡を肌で感じられる場所はチュニジアにしかないかと。

柵もないので家の中にも自由に入れます。

シャムとドゥッガのキャピタル。

丘の上まであと少し。

着きました。
これがキャピタル。

丘の一番上にあり、ここから段々畑のように町が広がっています、

これを見て分かるのは、キャピタルの前には大きな広場があったということ。

実はその下は市場で、段差を活用した土地の使い方がとっても興味深いです。

キャピトルに隣接する風の広場には石像？？も残っています。

キャピトルから町の端にある劇場に向かう途中、お風呂発見。

しかも、タイルもしっかり残っています。

ここは多分運動場。（広くて地図の縮尺がわかりません）

アーチが綺麗に残っていて保存状態もかなりいです。

そのあとなりはやっぱりお風呂屋さん

ここの廊下もやっぱりタイル。

どこもかしこもタイルだなんて豪華。

ここは地図上ではお風呂場の中。

割と広めの空間だったことがわかります

それにしてもローマ人はお風呂好きすぎる。

ドゥッガの遺跡の中でも特に大きくて目立つのがこの塔みたいなやつ。

紀元前3世紀の王様のお墓だとか。

近年になって、イギリスが大英博物館に運ぼうとして壊して今あるのはフランスが修復したやつだとか。

しかし、イギリスはよくこれを運ぼうと思ったな(笑)
大きくて重たいし、イギリスまで遠いし、何より人のお墓だぞ

ドゥッガの劇場。
とっても保存状態よく、80％がオリジナルだとか。

誰もいなかったので、試しに舞台に立って発声してみることに。
小さな音でも隅々まで音がいきわたることがわかりました。


個人的にこの劇場の面白いところは、舞台袖の入り口のトンネル。
現代の劇場みたいに、入るまで劇場の中の様子がわからず、入ってみたら意外と大きくてびっくり見たいなワクワク感を味わえます。（これわかる人いないか...）

職業病なのかもしれませんが、ドゥッガ観光をしながら雲を観察。

あれは積乱雲ですね。
ここは丘の上なのでかなり危険。

夏場の晴れた熱い日に、ひんやりとした風を感じたときはそれは夕立の前兆です。
すぐに近くの建物の中に避難しましょう(笑)

ということでやむを得ずドゥッガを出発！！

一路チュニスへ。

出発してすぐに雨が降り始めました。

早めに切り上げてよかったです。

チュニスに行く前にまたまた寄り道。

ザグアーンのローマ水道橋です。
水源からカルタゴまで132kmの水道橋で世界最長のローマ水道橋です。

ザグアーンの街からC28の道沿い、北西に伸びています。
↓正確な場所はこちらgoogle map ↓
https://goo.gl/maps/T79c8YycWp7Eo4Y58

ローマ人はやっぱりすごい。
ここから132kmも少し段差を付けながら運ぼうだなんて。

設計や計算はもちろん建築能力も総合的にすごすぎる。

せっかくなので、水道橋を水源までたどってみることに。

水道橋の断面。

水道橋の中は意外と広い。作業員用のスペースが確保されています。

山に近づくにつれて水道橋から今度は地下を走るトンネルに。

残念ながらここから先は追うことができませんでした。

さぁ、チュニスはすぐそこ。

町に近づくにつれて道が綺麗に。

もうすっかり夜になってしまいました。

これは次の日の朝。

久しぶりに電車を見ました。

今日はここまで。
明日は一日カルタゴ観光をします。
おやすみなさい。