2019春 青春18旅 <茨城&千葉遠征> ③「日本の空の玄関口 NARITAへ！」

2019/03/23 - 2019/03/23

ご覧いただきありがとうございます。

2019春 青春18旅 <茨城&千葉遠征>の第3弾です。

今回は、日本の空の玄関口、成田空港へ初めて訪れました。

飛行機好きなので、ワクワクが止まりませんでした(汗)

それではどうぞ～～～

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お乗り換えのご案内

① 常磐線に復活したE657系「舞浜東京ベイエリア号」乗車編
https://4travel.jp/travelogue/11478555

② 鹿島線完乗!?と鹿島神宮を参拝編
https://4travel.jp/travelogue/11482974

エリア 成田(千葉)

前回のあらすじ・・・

常磐線・武蔵野線・京葉線を経由する「舞浜東京ベイエリア号」に乗車し、東京駅へ。

東京駅ですぐに折り返し、鹿島線を完乗しがてら鹿島神宮を参拝しました。

帰り際に、鹿島線の完乗が出来ていない事が判明。鹿島線へはまた乗りに来るとして、1度行きたかった成田国際空港へ・・・

成田駅です。これから、成田線の快速に乗って、成田空港へ向かいます。

成田線は、複数の路線(支線)がありますが、今回、成田空港支線の終点、成田空港駅まで乗り通すので、これで、成田線の全線走破になります。

成田駅 駅

成田駅を発車後、進行方向右手に成田山新勝寺が少しだけ見えます。

これは、成田線の佐原方面への列車でも見れます。

新勝寺にも一回行ってみたいですね～
(行きたいところが増えて本当に困ります・・・)

しばらくすると、成田スカイアクセス線を跨ぎ、成田線の佐原方面と分岐をして、成田スカイアクセス線と並走します。

成田スカイアクセス線と並走中・・・

終点の成田空港までJRと京成(成田スカイアクセス線)の単線並列の線路が続きます。

しかし、JRと京成が線路を共用すれば良いと思いますよね？

事実、日本の関西の玄関口・関西国際空港は空港島付近ではJRと南海電車が線路を共用しています。

それでも、ここではできない理由があります・・・

JRの在来線・成田線の線路幅は1067mmなのに対し、成田スカイアクセス線の線路幅は1435mm。

同じ線路幅なら、共用しても問題がないのですが、異なる線路幅であるため、線路を共用することができず、結果的に単線並列の形をとっています。

JRと京成が共用しているこの区間は、元々「成田新幹線」計画で作られたため、線形がよくスピードが出しやすい上、踏切もないため、京成側は最高160km/hで爆走しますが、それに比べてJRはノロノロ運転というか、力を持て余している様な印象でした。

成田新幹線ができれば、もっと成田空港までの都心からのアクセスが向上すると思いますが、残念ながら計画は頓挫してしまいました。

成田新幹線について詳しくはこちら
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/成田新幹線

京成スカイライナーとすれ違いました。

この区間では、京成の特急スカイライナーとJRの特急成田エクスプレスが走行していますが、速達性はスカイライナー優位です。

その一方、成田エクスプレスは、JRの豊富な路線ネットワークを活かし、色々な駅から乗り換えなしで行くことができ、外国人観光客に重宝されています。

成田空港へのアクセスを担う両鉄道会社の特急ですが、どちらもいいところがあるので、乗り比べても良いと思います。

終点成田空港駅の一駅手前の空港第2ビル駅。

成田空港の第2ターミナルと、最近オープンしたLCC専用ターミナルである第3ターミナルへは、こちらから・・・

利用する航空会社によって、ターミナルが異なるので、注意が必要です。

空港第2ビル駅 駅

終点成田空港駅に到着。これで成田線の完乗を果たしました。

成田空港駅は、先ほども述べた様に成田新幹線として開業する予定だったために、結構豪華な内装が施されています。

成田空港駅と同じくして、京葉線の東京駅も成田新幹線の東京側の出発駅となる予定だった為、広々とした作りになっています。

成田空港第1ターミナル 空港

JRと京成の改札口が並んでいますね。

成田空港駅も、JRと京成のホームが並列しているため、JRのホームから京成の車両を見ることもできます。

成田空港駅を出て、成田空港の内部へ入ろうとすると、ルート上に何やら手荷物検査場のような面影が・・・

これは、2015年まで、開港以来行われていた検問の名残です。当時は、飛行機に乗る人だけではなく、見送りや空港見物客でさえ、身分証の提示が求められてきました。

現在では、検問は廃止されていますが、最新の監視システムが導入されているほか、警察官が警戒を強化しています。

検問が実施されてきたのは、成田空港の開業に反対する人が少なからずいた上、一部は暴徒化してしまったという経緯があるからです。

現在は、当時に比べ鎮静化しましたが、今でも、空港反対派の土地が、空港建設予定地に残っているなど、当時の対立の様子がわかります。

成田空港の開業反対運動についてはこちら
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/成田空港問題

エスカレーターを登り、成田空港第1ターミナル南ウイング、出発フロアへ。

こちらは我らがANAのカウンターが多いです。

本日は春休みの土曜日という事で、これから海外に出かける日本人や、海外からの外国人観光客で混雑していました。

成田空港は、とても色々な国の人がいるのでとてもグローバルな感じでした。

成田空港の外へ出てみました。

よくテレビで放送されている成田空港の様子ってこんな感じですよね()
(●ouは何しに日本へ とかですね・・・)

管制塔が見えました。管制塔は2つありますが、高い方が現在運用されている管制塔。低い方は、NAA(成田空港株式会社)が、駐機場内の飛行機を誘導するランプコントロールで使用しています。

高い方の管制塔にいるのは、国土交通省の航空管制官で、離陸着陸の指示などをあいていますが、ここ成田空港では、日本で唯一の民間の管制官が、ランプコントロールを担当しています。

出発便の案内表示を見てきました。

自分はこれから搭乗する訳でもないのに、世界各地へ向かう便が行き交う様子はとてもワクワクさせてくれます。

憧れのZカウンター(笑)

このカウンターはひときわ高級感が漂いますよね。

このカウンターを利用できるのはファーストクラス利用者やスターアライアンス・ANAの最上級会員のみ。

いつかは利用してみたいものです・・・

まだ昼食をとっていなかったので、成田空港第1ターミナルの北ウイングと南ウイングを繋ぐ中央エリアのお茶漬け店で鯛茶漬けをいただきました。

ささっと食べる事ができ、お味も美味しかったです。

ご馳走さまでした。

お腹を満たした後、コーヒーが飲みたくなったので、スタバへ。

今回訪れたのは「成田空港第1ターミナル店」、もちろん初訪問です。

温かいコーヒーをゲットし、展望デッキへ・・・

展望デッキに出てきました。結構寒いです(汗)

成田空港は初訪問なので、どんな飛行機が見れるかワクワクしていました。

成田空港には第１ターミナルと第２ターミナルの展望デッキがありますが、第1ターミナルの方が滑走路に近いのでオススメです。

展望デッキで小一時間、撮影タイム・・・

やってきたのは、我らがANAのB787-8型機。

ボーイング社のB787-8型機は、ANAがローチングカスタマーとして、開発を後押しした機種です。

現在では、ANAで36機が運用されています。

※ローチングカスタマー
→航空機メーカーに対して、新たな航空機（特に旅客機や貨物機）について、メーカーに製造開発を踏み切らせるだけの充分な規模の発注を行い、その新型機製造計画を立ち上げる（ローンチする）後ろ盾となる顧客（カスタマー）のこと指す。

詳しくはこちら
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ローンチカスタマー

一方こちらは、ANAと並ぶ日本の2大航空会社のJALのB787-8型機です。

私がこのB787-8型機を初めて見たのは、日本航空の整備場見学に行った時です。

至近距離から大きな翼を見て、圧倒されたのを覚えています。

B787の特徴の１つがエンジンです。

ロールス・ロイス製のエンジンを搭載しており、エンジンの後方が波打つようにギザギザになっているのが特徴的です。

成田空港は、羽田空港に比べると、787の割合が高いように感じました。

前回(https://4travel.jp/travelogue/11463618)、羽田空港に行った時は、777や737ばかりで787はあまりいない様子でした。

因みにこちらが、羽田空港のJALの整備場見学に行った際に撮影したB787-8。

最新の飛行機のため、ピカピカしていました。

(撮影日 2014年10月)

続いてやってきたのはユナイテッド航空のB777-300型機。

B777-300型機は、ボーイング社が製造している航空機の中でも、大型機に当たる種類で、ジャンボジェット(B747)のように2階建ではありませんが、多くの乗客を乗せる事が出来ます。

日本とアメリカを結ぶ、とても需要の高い路線には、このような大型機が投入されています。

アエロメヒコ航空のB787。

アエロメヒコ航空は、メキシコの航空会社で、日本への就航は、成田線のみなので、成田空港でしかお目にかかれません。

昔は、国内線は羽田、国際線は成田と、棲み分けがされてきましたが、近年、羽田にも国際線の就航が相次いでいます。

ただ、依然として、成田の方が国際線の主要空港としての役割が高いですし、見慣れない多くの航空機がやってきます。

羽田は、多くの航空機がやってくるものの、変わり種(？)の航空機は少ないのに対し、成田は色々な国の航空機を見れてとても楽しいです。

もちろん、羽田もANAやJALの飛行機が多くて楽しいんですけどね・・・

展望デッキでゆっくりしていたところ、すでに、次の乗車列車の発車10分前に(汗)

大急ぎで、成田空港駅に戻ります。

成田空港駅で切符の発券を済ませ、駅改札出てすぐのところにスタバがあったので、ちょっと寄ってきました(笑)

ここのスタバは、成田空港駅出てすぐなので、とても多くの外国人の方がいた印象でした。

ここの店員さんに、「いつもご利用ありがとうございます」と言われましたが、初訪問なので、びっくりしました(汗)

スターバックスコーヒー 成田空港店 グルメ・レストラン

青春18きっぷで旅をして来ましたが、帰りは、京成の列車を利用します。

JRでも良かったのですが、時間を金で買ってしまいました....

帰りは、京成が誇る特急「スカイライナー」に乗車します。

成田空港と都内を約40分で結ぶ、成田空港への最速達列車です。

京成の列車には「成田スカイアクセス線」経由と、「京成本線」経由があります。

成田スカイアクセス線は、成田空港へのアクセス向上のために新設された路線な為、所要時間が短いのですが、少々運賃がお高いです。

京成スカイライナー、上野行きに乗車。

スカイライナーは、成田空港、空港第2ビルに停車すると、日暮里までノンストップです。

お値段は、約2500円。新幹線並みの値段ですが、充分早いのでまあ、良しとしましょう(汗)

スカイライナーに充当されている車両はAE形。

グッドデザイン賞も受賞していて、スタイリッシュでカッコいいですね～

ちなみに、奥に停車中のJRの特急成田エクスプレスと同時発車でした！

車内はこんな感じ。

ヨーロッパの鉄道車両を彷彿とさせるようなデザインですね。

座り心地は、すごい良い訳でもなく、リクライニングもそれほど倒れませんが、時間が短いので、苦とならないと思います。

コンセントにフリーWifi、荷物棚など、空港特急としての設備は充実しています。

成田スカイアクセス線は、ほとんどの区間が高架で、信号がありません。

なので、高速運転が可能で、先程、成田空港駅を同時発車した成田エクスプレスを悠々とJR・京成併用区間で追い抜いていきました。

160km/h近くの高速で運行します。

成田スカイアクセス線内、空港第2ビル～印旛日本医大間ではスカイライナーの160km/hという高速運転が見られます。

車窓を見る限りでは、ほとんど新幹線と変わらないようなスピードに感じました。

乗ってるともう、新幹線でいいんじゃないかと思うぐらいでした(笑)

因みに、このスカイライナーは在来線最速の列車です。
(2015年3月まで北越急行を走る特急はくたかも160km/hで運転されていましたが、廃止されてしまいました。)

成田湯川駅を通過中。

成田湯川駅は2面4線の高架駅で、アクセス特急のスカイライナー待避がよく行われます。

成田湯川駅付近は、本当に何もありません(笑)

近くにJR成田線が走っていますが、成田線側に駅がないので、とても不便な駅となってしまっています・・・

本来ならば、デッキと客室を仕切る扉の上に前面展望が映されるのですが、機械の故障か何かで真っ青に()

残念・・・

成田スカイアクセス線はスピードを出せるように、急カーブを避けて作られているので、トンネルも結構多めでした。

成田スカイアクセス線の京成線接続部付近(高砂駅付近)に近づくにつれて、段々と住宅街が広がるようになっていきます。

中川を渡っています・・・

もう、この辺りは都内です。成田空港からものの30分くらいですね。

青砥駅を通過すると、路線が二手に分かれます。

向こう側は、押上・羽田空港方面に直通する京成押上線、手前側が日暮里・上野方面の京成本線です。

羽田空港と成田空港が繋がっているので、スカイライナーのような有料特急を走らせてもいいと思いますが、都営浅草線がネックとなっているみたいです。

青砥駅 駅

途中の停車駅、日暮里で大量の下車があり、日暮里ー京成上野間はガラガラでした。
(おかげでフリーWifiがサクサクでしたw)

京成上野駅より、日暮里駅の方が、JRとの乗り換えが圧倒的に楽なので、多くの利用客は日暮里から利用するみたいです。

京成上野・日暮里のどちらの駅から成田空港までの料金は変わらないので、長い時間乗っていたい自分は、終点まで乗り通す事にしました(笑)

京成上野駅は地下にあります。

京成上野駅の上は、なんと上野公園(驚)

西郷隆盛像がある南側のエリアの真下に駅が作られています。

本日に遠征はこれで終わり。ここからJRと西武を乗り継ぎ保谷へ戻ります。

京成上野駅 駅

JRの駅入り口にやってきました。

時期柄、上野公園の桜が満開だったためか、道路が大混雑してました。

その為、上野駅の公園口や不忍口は大混雑していましたが、正面口に回ってきたらそれほどでもありませんでした。

上野駅 駅

中央改札前にはパンダの像が・・・

ライトアップされていたようですが、なかなか不気味ですね(汗)

上野駅からは再び青春18きっぷを使用し、山手線で池袋に行って、池袋からはいつものように西武線に乗って帰ります。

ですが、今回は上野駅で終わりにします。 最後までご覧いただきありがとうございました。

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2019春 青春18きっぷの旅 <茨城&千葉遠征編>、いかがだったでしょうか。

今回は、E653系の乗車や鹿島神宮・成田空港の散策など、盛り沢山でお届けしました。

飛行機好きでもある私としては、成田空港での時間が1番楽しかったです。世界各国の航空会社の航空機を見ることができて興奮した、あっという間の時間でした。

また、機会があれば、行ってみたいなぁと思います。
(実は夏に海外へ行くかもしれないので、その時に利用するかも？)

今回もご覧いただきありがとうございました。

次回は2019春の青春18きっぷ旅、春の栃木編をお送りする予定です。

それでは、また・・・・