2019/03/26 - 2019/03/26
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ブリッヂ・トレック(橋梁旅行)さん
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中央西線沿線に点在する橋や廃線跡、SL等を観てきました。木曽と言えば木曽ひのきが有名ですが、木曽の林業を支えた森林鉄道の橋梁等、面白そうな橋や廃線跡が結構残っています。飯田線辰野~飯田間と併せて車で行こうかと思っていましたが、駅近くにあるものも多いので、18切符で2回に分けて観に行くことにしました。
今回は徒歩圏限定で降りた駅も少ないですが、素敵な橋を沢山観る事ができました。中でも野尻森林鉄道の木曽川橋梁は必見です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
-
【村瀬橋】
1926年竣工、木製ダブルワーレントラス補剛吊橋。
次回踏査予定です。車窓より。 -
【坂下駅 跨線橋】
跨線橋の橋脚は鋳物でしょうか。国内最古と言われる半田駅の跨線橋(1910年)と形状が酷似しています。当駅の開業が1908年なので、開業時の物だった場合、こちらの方が古いかもしれません。
※半田駅の跨線橋は『建築時と同位置に現存する跨線橋としては』という但し書きが付いています。坂下駅 駅
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王滝森林鉄道で使用されていた小型ディーゼル機関車等が上松駅西側に展示されています。
上松駅 駅
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藪原駅
長野県内で1泊して1泊2日の旅にすることも検討しましたが、結局列車本数の少なさがネックになってほとんどメリットがないので、日帰り2回にしました。藪原駅 駅
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【D51 238】
木祖村民センター前に展示。木造の屋根が設置されていました。長工式集煙装置を付けた際に煙突が切り詰められています。 -
機関室に入る事ができます。側面には「鉄道省 苗穂工場 昭和14年」の銘板があったはずですが、片方なくなっていました。あっちもこっちも盗られています。orz
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【菅橋】(すげはし)
藪原駅から19号線を20分程南下します。
1933年竣工、上路RC充腹アーチ。
【土木学会選奨土木遺産】
奥は中央本線下り。 -
外に張り出た親柱が立派です。高欄の内側に柵を設置するなど、補修されています。
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駅から道の駅への階段にレール製の手すりが付いていました。
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【ドイツ製の古レール】
GHH?11C 一部判読できません。ドイツ・Gutehoffnungshütte(グーテホフヌングスヒュッテ)製の古レール、森林鉄道で使われていた物と思しき小さなレールです。こんな会社のレール初めて観ました。 -
野尻駅
野尻森林鉄道の痕跡を辿ります。野尻駅 駅
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【旧野尻森林鉄道 野尻停車場跡】
野尻駅北西側の野尻林鉄停車場跡は今も貯木場として活躍しています。
国有林森林鉄道の全路線数は1,000路線以上に及びましたが、全国初の森林鉄道が阿寺川沿いに1901年に建設された阿寺軽便軌道4.5kmでした。その後、路線は中央西線野尻駅や右岸を北は殿へ南は柿其へ延伸し、皇室所有の御料林の木材等を運搬していました。 -
【中央本線 竹の沢橋梁】(正式名称不明)
1909年頃竣工、切石積み。坑門の石の積み方がフランス積みに見えます。レンガのような形状か判らないので、表面だけの可能性もあります。
中央西線にはこの種の切石積みの橋梁が多数残っているようです。 -
【旧野尻森林鉄道 竹の沢橋梁】(正式名称不明)
1923年頃竣工、上路プレートガーダー。廃線跡が結構そのまま残っています。 -
◆Map
全くの憶測ですが、野尻駅付近だけ野尻森林鉄道のルートをgooglemapに赤線で落としてみました。
野尻駅の北には修理工場があったようです。木曽川橋梁から高い位置にある野尻駅に向かって、ループを3回登ってきているのが判ります。右岸については、以前は中央の野尻向橋付近に取水堰堤があり、そこから発電所への導水路があったので、こんなに真っ直ぐなルートではないかもしれません。 -
竹の沢橋梁の先も木曽川に向かって線路跡が明瞭に残っています。
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イチオシ
【旧野尻森林鉄道 木曽川橋梁】
この旅の主役です。もっとちゃちな造りかと思っていましたが、かなりしっかりしています。森林鉄道とて侮れません。沓座廻りと緩んだリベットを直して塗装すれば今でも使えそうです。下部小判型/上部長方形型の切石積み橋脚も見事。感動です! -
上弦材と下弦材の構造が違います。上は普通に箱形に組んでいるのに対し、下はアングル四つにプレートを挟んでH型に組むという珍しい構造を選択しています。野尻森林鉄道では他の諸橋梁でも同様に上下で弦材の構造を変えていたようです。
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1923年頃竣工、上路ワーレントラス(1)+下路曲弦プラットトラス(2)+上路プレートガーダー(3-5)。
プラットトラスの両端部旧線のルートに沿ってを分格にしたり、径間の長いひと径間だけプレートガーダーでなくワーレントラスを入れて鋼材を節約する辺りに設計者の細やかな配慮が伺えます。 -
正確な支間長は判りませんが、スケルトンを描いてみました。
ピン結合のクーパートラスから次の世代への過渡期にあった橋梁設計の貴重な作品と言えるかもしれません。
※歴史的鋼橋調査台帳(土木学会)より作図。 -
トラスには銘板が残っていました。
『大正十年四月 日本橋梁株式會社 製作 大阪』
盗られないように溶接して貰いたいです。 -
右岸にも行ってみました。左岸と違って廃線跡はよく分かりませんでしたが、竹藪をくぐり抜け何とか到達できました。
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イチオシ
第4・5径間は曲線部です。右岸橋台はぐらついている石積みもあって補修が必要ですが、健在です。
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林野庁のHPに本橋梁を野尻駅に向かって運材列車走行中の画像がありました。右岸からの撮影です。
出典:農林水産省Webサイト(http://www.rinya.maff.go.jp/j/kouhou/eizou/img/c_6.jpg)より、画像を加工して作成
※これはリンクではありません。 -
【旧野尻森林鉄道 第一長通川橋梁】(正式名称不明)
野尻向分館の裏手に、両橋台と橋脚の一部が残っていました。橋脚は折損しています。野尻向停車場から北へ向かう別線の橋が第二、そちらは橋台が道路橋(歩道)に再利用されているようです。 -
【旧野尻森林鉄道 野尻向停車場跡】
この付近に停車場があったはずですが、この築堤と右側の基礎のようなものは一体何でしょう。索道かな? -
木曽川橋梁の南に道路橋の野尻向橋がありますが、その下流右岸には2代に渡る旧橋の橋脚と主塔等が残っています。
※訂正です。twitterで情報が得られました。
右は読書発電所の取水口跡で、水位が低下すると堰堤も観られるそうです -
木曽川右岸を阿寺川に向かって南下していると、索道らしきケーブルがありました。
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【旧野尻森林鉄道 阿寺川橋梁跡】
下路プラットトラス+上路ワーレントラス。
ランガーの阿寺川橋上流側に阿寺川橋梁の橋台が残っています。廃線後阿寺川橋ができるまではプラットトラスは道路橋として転用されました。(一部架替) -
【阿寺橋】
2008年竣工、ローゼ。
皆さまにお詫びしなければなりません。今までこの種の橋を全て「ニールセンローゼ」と言ってきました。ですがそれは日本だけのようで、日本以外の国では、ハンガーロッドが2回以上交差するタイドアーチは『ネットワークアーチ橋(Network arch bridge)』1回だけ交差するローゼが『ニールセンローゼ橋(Nielsen-Lohse bridge)』と呼ばれていることが判明しました。この橋はハンガーロッドは2回交差していますがどう見てもローゼなので、ネットワークアーチではなさそうです。
リベンジを『再挑戦する』というような意味で誤用している人も笑えません。お恥ずかしい限りです。m(_ _)m -
【林鉄記念碑】
阿寺川をさらに上流へ進むと、野尻森林鉄道の遺構が他にも残っているようですが、またの機会にし記念碑を観て引き返しました。 -
【阿寺渓谷】
水が綺麗です。ずーっと上流に行くとキャンプ場があるようなので、そこにも行ってみたいです。 -
イチオシ
私は木曽川橋梁へ最短ルートで行きましたが、時間があれば先ほどのMapで示したルートを辿って遺構を探索するのもお勧めです。奥の山なみは中央アルプスでしょうか。
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【北恵那鉄道 第二中津川橋梁】
中津川で降りて前回見逃した橋を観てきました。上路プレートガーダーと切石積の橋脚が健在です。北恵那鉄道の旅行記にも追加しておきます。
北恵那鉄道の旅行記はこちら→https://4travel.jp/travelogue/11394213 -
【中津川駅構内暗渠】(正式名称不明)
中津川駅の西側を歩いていて見かけました。側壁は切石積み、アーチはレンガ長手積みです。 -
中津川駅から南の王子エフテックスの間にも専用鉄道が走っていました。本町公園周辺は桜が植えられ、遊歩道になっています。
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【D51 266】
1939年川崎車両製。本町公園に展示。
保存状態は良好ですが・・・鳥小屋保存は好きになれません。 -
金属部の輝きはトップクラスです。
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恵那駅
明知鉄道との接続駅で下車。明知駅周辺も面白そうなので、いつか乗ってみたいです。恵那駅 駅
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【C12 74】
1934年、三菱重工製。
このフェンスで一体何が防げるのでしょうか。謎です。 -
イチオシ
今回の旅はこれで終了です。
野尻森林鉄道に北恵那鉄道・王子製紙専用鉄道と、廃線跡巡り一色の旅になってしまいました。中央西線沿線にはこの他にも鬼渕橋や天ヶ橋等、まだまだ素敵な橋があるので、近日中に第二ラウンドで行ってきたいと思います。山深い木曽の桜の開花は4月中旬頃でしょうか。18切符は10日までなので間に合いませんが、この木曽川橋梁の対岸にも桜の木があるので、開花時期に行くのもお勧めです。
トータル 橋11、SL・DL4、他5 を巡る旅でした。
第二弾はこちら → https://4travel.jp/travelogue/11476718
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