2018/05/03 - 2018/05/04
1位(同エリア16件中)
RAINDANCEさん
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スペイン南西部、エストゥレマドゥーラ州カセレス県の町であるトルヒーリョを訪れました。16世紀にペルーを侵略したフランシスコ・ピサロ生誕の地であり、新大陸からもたらされた富により生まれた街並みは、現代においては美しく旧い歴史ある街並みとされており、「スペインの最も美しい村」協会にも加盟している村です。
★16世紀の修道院を改装したパラドールに泊まり、アラブの城跡や中世貴族の館など、歴史ある街並みを散策。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA ブリュッセル航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回のGWは、レンタカーでスペイン南西部(アンダルシア州、エストゥレマドゥーラ州)の町を巡る旅です。先の訪問地のサフラから150kmほど北へ、トルヒーリョを目指します。
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カセレス県に入りました。
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紺碧の空に自由に舞う雲のもと続く道で、トルヒーリョの観光案内サインを確認。
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そしてトルヒーリョの村に入ります。
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郊外の道路に路駐し(田舎なので、村の中心を少し外れると停め放題)、まずは村の中心「マヨール広場」へ。
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広場には、トルヒーリョ出身の軍人「フランシスコ・ピサロの像」。16世紀にインカ帝国を滅ぼしペルーを征服したことで知られています。この村では英雄ですが、ペルーでは嫌われ者の様です。
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その背後に見えているのは「サン・マルティン教会」。
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その内部。簡素な造りです。
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階段で2階へ上れます。この教会の歴史は古く、14世紀に建設が始まり重要な改造を経て16世紀までかかったらしい。
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教会の2階から眺めるマヨール広場。
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周辺には、中世に新大陸で財を成した人たちの邸宅が並びます。こちらは、プラテレスコ様式のデザインが美しい「サン・カルロスの邸宅(Palacio de San Carlos)」。
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こちらは「コンキスタの邸宅(Palacio de la Conquista)」、16世紀に建てられたルネサンス風の邸宅です。
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これは「オレリャーナ・トレドの邸宅(Palacio de los Orellana Toledo)」
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これは裁判所。
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こちらには観光案内所やお店が並んでいます。
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広場を囲むアーケードも良い雰囲気です。もちろん、多くのバルが店を構えてます。
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バルで少し休憩しましょう。広場に出ているテラス席にて。
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祭の後らしく、少し雑然とした広場を見ながら。
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さて、次にマヨール広場を出て北側の城跡方面へ。狭い坂道を登って行きます。途上の「チャベス・ソトマヨールのマンション(Casas Principales de los Chaves Sotomajor)」。
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古民家の小さなバル&レストラン、いいですねー。後ろの塔を見ると…
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この村にもあちこちにコウノトリの巣。
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坂の上にも教会や邸宅など、中世の雰囲気そのままの多くの建物が並んでいます。
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それらは後で巡るとして…「血のアーチ橋(Puerta Arco de la Sangre)」をくぐって更に上へ。
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…まずはトルヒーリョ城跡へ。
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9~12世紀にかけて築かれた、アラブ人によるキリスト勢力に対抗するための要塞です。
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入口の上方から、聖母の像が村を見下ろしています。この聖母には仕掛けがあります。(後述)
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この、いかにもアラブチックな入口から城内へ入ってみましょう。
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城跡なので、基本的に中には何もありません。
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しかしながら、聖母を祀るエリアにはこのように礼拝堂が復元されています。
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0.5ユーロ(50センチモス)のコインを投入すると…
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聖母の像を乗せた台が、”ウイ~ン…”と回転してこちらを向いてくれます。
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聖母様のアップ。あぁ、ありがたや…。
一定の時間が過ぎると、また”ウイ~ン”と元へ戻ります。 -
城壁に沿って歩くことができます。
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ここからの眺望が素晴らしい。
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トルヒーリョは人口が1万人近く、規模的には村というよりは町といった方が良いかも。
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人口の増加と共に城下から平野部に住宅が広がったそうですが、歴史があり重厚な建物が多いです。
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こういったところが、規模の割に「最も美しい村」に加盟できる所以でしょうか?
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城の中はガランドウかと思いましたが、何かがあります。
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地下の貯水槽でした。
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城跡の周辺にも多くの歴史建造物が遺されています。
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こちらは「フランシスコ・ピサロの生家」。マヨール広場の騎馬像にもなっているコンキスタドール(征服者)は、15世紀の半ばにこの家で産声をあげました。愛人の子として生まれた彼は、豚の世話をしながらろくな教育も受けられず国を出てしまいます。カリブに渡った彼は米大陸遠征の部隊に加わり、権力と富へ行動を強めていった模様です。
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「ヘロニマス修道院(Convento de las Jeronimas)」、14~15世紀頃にアラブの建物の跡地に建てられたという記録があるそうです。
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その内部。かなり暗いですが。
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「サンタ・マリア・マヨール教会(Iglesia de Santa Maria la Mayor)」、13世紀創建のロマネスク教会でしたが、15~16世紀にゴシック様式で再建されたとのこと。
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その内部、結構大きな教会です。城から近かったからでしょうか。
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主祭壇。
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この教会の一番の見どころは…
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この先にあります。
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そうです。鐘楼に登ることです。
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19世紀の終わりに取り壊され、20世紀に入って再建された鐘楼ですので、しっかりした造りです。
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鐘楼からは、向かいのもう一つの鐘楼や古い街並みが一望できます。
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トルヒーリョ城跡方面。
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ついでに、もう一つの鐘楼にも登ってみました。(もー足ガクガク)
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城跡と鐘楼が入り、いい構図です。
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紹介しきれませんが、説明看板が付いているような歴史的な建物が、他にもたくさんありました。
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この辺りはほぼ新しい建物が見当たらず、中世から時間が止まった感じです。
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スペイン中をくまなく訪れたわけではないですが、これだけの規模で当時の建物が残っているところはそうはありません。
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さて、旧市街の観光を終えたところで、この日の宿であるパラドールへ向かいます。マヨール広場から東に400mほどでしょうか、ここに車を置いて観光しても良かったかな。
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こちらがパラドールの入口。
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16世紀の「サンタ・クララ修道院」を改築したパラドールです。
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フロント。
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大きめのパティオ。
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スタンダード・ツインの客室。
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スタンダードとは思えない広さです。
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バスルーム。
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客室からの眺望。
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例によって、パラドール友の会に入会しているとチェックイン時に貰える、ウェルカムドリンクチケットを持ってバルへ。こうしてディナーまでの時間をゆっくり過ごすのが私たちの定番です。
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そして、レストランが開くころにディナーへ。
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スペインに来ると、ついついリベラ・デル・ドゥエロやリオハを選んでしまいますが、今回は地元のワイン、エストゥレマドゥーラの赤「パゴ・ロス・バランシネス(Pago los Balancines)」をお供に。
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たまねぎパン。
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ハーフボードで予約したので、ディナーも割引料金です。
アペリティボは、アーモンド入りサルモレホにローストポークときのこのサラダ。 -
一つ目の皿は9つのメニューから選べます。私は…
アンティチョークのビネガーソース&ザラメ砂糖、ヘーゼルナッツのプラリネとタイム油とともに。 -
妻は…
イベリコ豚のローストポーク、ドライフルーツのバルサミコ酢漬け添え。 -
6種から選べるメイン。私は…
骨抜き牛テールの煮込み、スライスした炒りインゲン豆添え。 -
妻は…
川マスのグリル、ピスト(ラタトゥイユ)とエンドウ豆のクリーム添え -
デザートは、私が…
チョコブラウニーとゆずアイスクリーム。 -
妻が…
チーズケーキとラズベリーアイスクリーム。 -
締めのカフェ・コルタド。
もう満腹です。 -
翌日も移動と観光です。部屋に戻って早めに休みましょう。
ライトアップされたパティオ。 -
翌朝…
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パラドールの朝食。
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温かいベーコンやソーセージ…
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パンも多彩…
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ハモンは切り放題…
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トルヒーリョでトルティーリャ…
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お願いすれば、目玉焼きもレブエルト(スクランブルの様でスクランブルでない、炒り卵)も出てきます。朝から食欲全開!
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朝食後は、パラドール内をちょっと探検。、
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ここも、16世紀の修道院で、れっきとした歴史建造物の一つですから。
ここはかつての食堂を転用したパーティールーム。 -
元修道院でしたので教会もあります。
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ところどころにこのようなラウンジが。
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パラドールをチェックアウトし、トルヒーリョの村を後にします。村のはずれにある闘牛場の横を通って…
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最後に、小高い丘の麓に広がる、中世のレコンキスタドール(征服者)たちが遺した、当時としては贅を尽くした館が並ぶ城下町を振り返ります。
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エストゥレマドゥーラは肥沃な土地に恵まれなかった貧しい地方だけに、出稼ぎ者も多く新大陸への思いが強かった様です。世界各地で支配が目まぐるしく変わった中世において、大航海時代の富が欧州へもたらしたものは、滅ぼされた新大陸の帝国の悲哀も含めて、人類の歴史・文化のエビデンスとしてずっしりと来るものがありました。
次は、東に約80kmに位置するグアダルーペへ向かいます。
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