アイスランド(4)極彩色から極光ナイト／レイキャビク

2018/09/09 - 2018/09/14

で、果たして見えたのか？と問われれば、イエス、確かに。でもiPhoneXRには限界があります。

夜更けのオーロラツアー出発まではとにかくカラフルなレイキャビク街角探検。美術館もお店もご当地アウトドアブランドまでも、鈍色の海や空と対照的に色で溢れていました。

エリア レイキャビク(アイスランド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

色とりどり！同じ北欧のスウェーデン代表、フェールラーベンの鞄カンケンが充実のラインナップで、超高関税国だった事を忘れてお買い上げ。

目抜き通りのロイガヴェーグル通り、路面店の地下は全てカンケン祭り！

普段大した買い物をしないので、なんと人生初の免税払い戻しに挑む。どこのお店も慣れたもので、さくさく用紙を揃えてくれます。帰りのレイキャビク空港で手続きをぬかりなく。

同じ通りに北欧お手頃雑貨代表のフライングタイガー。乗り継ぎのコペンハーゲンでせっせと買い物したのに、ここにも割と大きな路面店、安定のカラフル。

何事にも寛容な北国は目抜き通りに虹色のお店、しかし全土でここだけとか。聞けば全ての店がLGBTフレンドリーなのでことさら全面に打ち出さずどこ行ってもOK！とか、アイスランドっぽい。

SNS映えを自覚し、ハッシュタグの前でじっと男前を維持。

国立美術館はチョルトニン湖の真ん前に。

３館共通の入場券で。

看板のピカソは行方不明で、小さな館内には切れ味鋭すぎるモダンアートがそこかしこに。

本館からハットルグリムス教会側に向かって少し住宅街を入った辺りに、もう１か所。

扉も閉ざされていて絶対にギャラリーだと気付けない。インターホンを鳴らせば開けてくれました。

アーティストたちの制作の場でもあるそうで、何やら床が絵具だらけだったりとか…他に誰も来ませんでした。

何かと食では困らされたアイスランドで、確かな味と屈指の居心地の良さは教会から程近くにあるSALKA VALKAでした。

ビールはアイスランド印のヴァイキング、そしてシーフードは日替わりで目にも鮮やか。あ、あとトイレも広くて独創的。人気店です。

店の界わいは北欧らしいシンプルかつ素敵デザインの雑貨屋さんも数多く。

なぜに毛糸？と思ったものの、翌日南部で羊を見かける。

ハットルグリムス教会のそばでいつも芳しい珈琲の香り。こちらも人気店のレイキャビク・ロースターズ。

常に混んでいるのに不思議と空気はゆったり穏やかです。

寒さ厳しい北国に来たからには！のご当地アウトドアブランド、66゜NORTHへ。雪に映えそうなカラーリングで、しかも耐寒性能は抜群です。もちろんアイスランド価格なのでタックスリファンドはお忘れなく。66は商品いれる頑丈なバッグも普段使いしたくなるデザインです。

※買った直後はファスナーが滑らかに動かず、翌日お店のスタッフにアドバイスを受けに行くと「ちなみにこのパーツ、日本製だよ」「…YKK！」。

街中の観光案内所で申し込んだオーロラツアーは「見えるまで粘ります」が原則で「暫く待っても駄目なら後日追加料金なしで再挑戦可」。

長丁場を覚悟して、早めの夕飯は、アイスランド航空の機内プログラムでもリコメンドしていたビーガン料理のgloに。

豚肉NGのハラール（アラブ）もエビNGのコーシャ（イスラエル）も牛肉NGのヒンズーも経験してきましたが、ビーガン初体験。ベジタリアン的なものだと思っていたら、卵や乳製品すら無い。

どうしたものか悩んでいるとおすすめのセットが何種類も用意されていました。

色味はアレですが、野菜メインにつきヘルシーです。結構なボリュームで完食は断念。そしてビールはちゃんと置いてある。

小さな街並みに馴染んでくると忘れがちですが、すぐ外側には他の惑星みたいな光景が。

この旅行中何度もお世話になるバスツアーの停留所に向かいます。

車内は長期戦に備えてスナック持参の厚着集団。いつも通り、各地でお客さんを積んだミニバンがターミナルに集結して、大型バスへ乗り換えます。

都心からほんの少し離れるだけで真っ暗闇です。世界中の名立たるオーロラ観測スポットの中でもレイキャビクが優れているのは「万が一遭遇できなくても街やその他の観光スポットが近いのでガッカリしなくて済む（ガイド談）」。

１か所目は郊外のレストランと思しき建物の駐車場。ひたすら漆黒の夜空を見上げて待ち続けます。十数分して脱落者が車内へ戻って次への転戦を待つ中、ガイドのおじさんが「Woohoo!!」、始まりました。

最初は申し訳程度に仄暗く浮かんでいた緑色の帯が、見つめる内に視界全てを埋め尽くす巨大カーテンに。スマホ撮影では心霊写真みたいですが、今も目を閉じるとゆらゆら幻想的な光景が浮かびます。「二か所目、三か所目に移動せずに帰れてラッキー！」とガイドのおじさん。アイスランドのオーロラ鑑賞ベストシーズンは９月から３月。９月にこれだけ見られたのはまさに奇跡って。