2019/02/20 - 2019/02/25
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comodoさん
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ベルギー第2の都市アントワープ。
名作『フランダースの犬』の舞台と言った方がピンとくる。
となると、連想ゲームのように、ルーベンスの絵画となる。
長年、恋焦がれた「キリスト降架」をようやく見る事ができた少年ネロは、光の中、パトラッシュと共に天国へ旅立つ。
こんな悲しい事があっていいのかと思うほど、非情な物語だ。
子どもながらにこのラストシーンは、私の中で封印していた気がする。
ネロが見たルーベンスの絵は、見る者を圧倒する迫力のあるものだった。
この絵を見て天に召されるというのは、夢も希望もないような・・・
宗教画の解釈は難しいなぁ。
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《これまでの旅行記》
もう一度行きたい!ときめきのベルギーvol.1☆おとぎの国のブルージュで夢をみる☆
https://4travel.jp/travelogue/11460665
もう一度行きたい!ときめきのベルギーvol.2☆中世の重々しい街に若者が活気づく街ゲント☆
https://4travel.jp/travelogue/11466660
もう一度行きたい!ときめきのベルギーvol.3☆グランプラスに酔いしれて、ジュリアン君に癒されて☆
https://4travel.jp/travelogue/11466813
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
10:50
ほんの少し眠ったのだろうか。
気がついたらアントワープに着いていた。
ブリュッセルから40分ほど。
シュヘルド川沿いの大きな駐車場でバスを降りた。
川向うは曇ってる感じがするが、十分暖かい。 -
川沿いの大きな道を数分歩いて右にまがると、すでに正面には「聖母大聖堂」が見える。
-
先に開けているところは「マルクト広場」。
その先に大聖堂の鐘楼がそびえてる。
どこの街でも、鐘楼がランドマークになって方向がわかりやすい。 -
この位置から見える昔の風景が、パネルになって飾られていた。
-
現在工事中の「市庁舎」の側面。
ここまで、バスを降りてから10分ほど。 -
回り込むと「市庁舎」の正面。
現在は、足場カバーがかかっている状態。
ヨーロッパの建築物の大規模修繕でよく見かけるが、景観を崩さず現場をカムフラージュしている足場カバー。
観光客にとってはイメージがわくありがたい配慮だね♪
「市庁舎」は「フランダースの犬」で、ネロが応募した絵画コンクールの発表が行われた場所。
残念ながらネロは落選、そして悲しい結末に・・・アントワープ市庁舎 建造物
-
「ブラボーの像」
アントワープの彫刻家ジェフ・ランボーの作品で、マルクト広場の「市庁舎」前にある。
シュヘルデ川で乱暴をはたらく巨人を青年ブラボーが退治して、その手を切り取って川に投げ込んだという伝説を表している。
オランダ語で「手(ant)を投げる(werpen)」という言葉が転じてAntwerpen(アントワープ)となったと言われている。巨人の手を切り取って投げるポーズ by comodoさんブラボーの像 モニュメント・記念碑
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ブラボーが投げようと手にしている物は、なんと噴水の下に横たわる巨人アンティゴンの手。
なんとも怖ろしい。 -
外国の観光客が石段を上がって記念撮影していた。
添乗員さん「どなたか上がって撮りませんか?」
一同、シーン。
S姉さん「上がろうよ」
最近の私は、昨年骨折してから妙に慎重なのだ。
もはや、どこでつまずくかわかったもんじゃないから、自分が信じられない。
私の不安をよそに、まわりの皆さんに「上がって上がってぇ」とはやし立てられ・・・ハイ、ピース! -
マルクト広場は「市庁舎」の他に様々なギルドハウスに囲まれている。
中世からの繁栄の証。マルクト広場 (アントワープ) 広場・公園
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アントワープで見るギルドハウスも様々な意匠が施されている。
ギルドハウスもそれぞれの土地で違うものだなぁ。 -
「聖母大聖堂」は町の守護聖人である聖母マリアに捧げられたもの。
ベルギー最大のゴシック様式。
着工から約170年の歳月をかけ1521年に完成。
日本ではアニメ化された小説『フランダースの犬』の舞台として有名。ネロが憧れのルーベンスの絵を見た後、パトラッシュとともに天に召された教会 by comodoさん聖母大聖堂 寺院・教会
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123メートルの高さの塔は、ベネルクス(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)で最大!
1999年に「ベルギーとフランスの鐘楼群」として世界遺産に登録。
本当に高くて、近くからでは写真におさまりきらない。ベルギーとフランスの鐘楼群(ベルギー) 史跡・遺跡
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大聖堂前の広場に敷石のブランケットに包まれて横たわるネロとパトラッシュのモニュメント。
S姉さん、これを見て文句タラタラ。
「これはひどい、おちゃらけてる、ばかにしてる、がっかりだわ。
こんな石畳を布団みたいに・・・ありえな~い」
と怒りが止まらない。ちょっと残念 by comodoさんネロとパトラッシュの像 モニュメント・記念碑
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デザインはゲント出身のアーティスト、バティスト・バーミューレ氏によるもの。
2016年12月に完成したというから、結構最近の事。
それ以前には、日本のTOYOTAが寄贈した記念碑があったそう。
日本人からとても人気がある『フランダースの犬』は、現地では長らく知られていなかったようだ。
この像から、この物語の世界観は何も感じられないのが悲しい。 -
さてさて、大聖堂に入りましょう!
ブルージュやゲントには、鐘楼として独立した建物がある。
ブリュッセルやアントワープには、鐘楼として独立した建物はない。
なぜか?ネロが憧れのルーベンスの絵を見た後、パトラッシュとともに天に召された教会 by comodoさん聖母大聖堂 寺院・教会
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その理由の一つは、アントワープが繁栄したのが、ブルージュやゲントよりも遅く、その頃には鐘楼を建てるのは流行遅れになっていたんだそう。
建物の流行りすたりってあるんだね。
鐘楼は、警鐘付き見張りの塔として必要だったので、アントワープでは大聖堂の塔が使われたということらしい。 -
入場してすぐ右がわの壁にキリストの十字架。
壁には修復中の壁画。 -
一番最初に目に入る中央身廊。
とにかく明るく静かで居心地がいい。
48の柱が雄大な空間を作り上げている。 -
「主祭壇」
祈りの場は開放的で、私達もしばらく座っていた。
おだやかで平穏な心境だったと思う。
落ち着いた気持ちになると、意外と何も考えなくなる。
ただ、ボーっとしてしまう。 -
ここで、ゴシック建築について長々と説明を受けた。
ゴシック建築を象徴する高い天井、アーチを描いた美しい曲線、アーチは半円形ではなく尖ったアーチ。
ここが大事!なんだって。
シーンと静まり返った聖堂内、何も考えられないような無の境地。
ギリギリ覚えていた説明内容。
天井が高いなぁ。 -
天井から下がる十字架は、遠くから見るとわからなかったが、細やかな装飾が施されている。
すべてに意味があるんだろうね。 -
イチオシ
とても開放的で白の壁面が光に反射して美しい。
ネロはこの祭壇に毎日来ていたんだね・・・
この大聖堂にあるルーベンスの絵画は、超大作の絵4点。
『キリスト降架』(1614)
『キリスト昇架』(1610)
『キリスト復活』(1612)
『聖母被昇天』(1626)正面奥にあるのがそれ。 -
この大聖堂の身廊と翼廊との交差部、この部分が最も高く43mの高さがあり「祝福の塔」と呼ばれている。
真上のドーム天井には「聖母被昇天」を描いた絵。 -
こちらの「聖母被昇天」はルーベンスの一番弟子であるコルネリス・シュヒュット作。
-
高い柱と柱の間にある説教台
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繊細な装飾がすばらしい!
ヨーロッパ、アジア、アメリカ、アフリカの4大陸を象徴する女性像で構成された壇を支える基台は、全世界を表現するものなんだそう。 -
身廊から振り返って見た入り口。
入り口上にある立派なパイプオルガン。
窓から明かりが差し込んでいて荘厳な感じ。 -
聖堂内にはルーベンスの作品だけでなく、クエンティン・マサイスやフランス・フロリスなど16-17世紀に活躍したフランドルの巨匠の絵画が飾られている。
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教会はまさに美術館。
ヨーロッパの教会は芸術作品を多数所蔵しており、美術館より居心地のいい空間で芸術に触れられる気がする。 -
修復作業中。
何百年という長い年月の間、絵を守るには大切な修復。
その画家の気持ちに寄り添い、絵に息吹を与え、新たな輝きを持って蘇えさせる。
絵も家も人も、みんなメンテが必要という事だ。 -
美術家ヤン・ファーブルによる彫刻作品「十字架をもつ男」
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これはある意味目立っていた。
かなりの年代物の芸術品が展示されている中、ピカピカに光る現代アートは不自然な気もするけれど・・・
それも、十字架を手にバランスをとっているポーズって、どういう意味なんだろう。 -
説教壇よりさらに南側にある「秘跡礼拝堂」
祭壇中央にはゴールドに輝く「契約の櫃型の聖櫃」
契約の聖櫃とは「旧約聖書」に記されている、十戒が刻まれた石板を収めた箱のこと。 -
天にそびえつような柱の間から美しいステンドグラスが見える。
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聖堂内には128面の窓、そのうちの55面はステンドグラスだそう。
どれも美しく、光によって絵が際立って見える。 -
細やかな絵が素晴らしい。
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懺悔する小部屋。
懺悔したい事ばかり、なのが人間。 -
55面もあるというのに、どれも美しくて・・・
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聖歌隊席
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無数の装飾は、聖母マリアの生涯を表した36の浮き彫り。
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広い聖堂に響いたであろう聖歌隊の清らかな歌声、聴いてみたい。
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イチオシ
『聖母被昇天』
ネロが毎日のように訪れて眺めていた絵。
天使たちに囲まれた聖母マリアの顔に、幼くして亡くした母親の顔を重ね合わせていたと物語では語られている。 -
座ってしばらくじーっと見ていた。
慈愛に満ちたマリア様の美しい絵。
惹きこまれるのはこの絵が持つ人を癒す力だろうか。 -
大きなステンドグラスの色鮮やかさが教会内に映える。
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宗教芸術の傑作を多く所蔵する大聖堂。
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光を取り込む美しいステンドグラス。
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様々な芸術品が展示されている部屋があったり
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幼くして亡くなった子ども達や故人を偲ぶ数々の物を製作してる部屋があったり。
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中央主祭壇の北側の奥に見えるバラ窓の下には「聖ヨセフ祭壇装飾衝立」
中央部分の繊細な彫刻は、ヨセフの生涯から7つのエピソードで構成。
幼いキリストを抱いたヨセフ像を中心。
左側にはヨセフとマリアの結婚、キリストの誕生、キリストの神殿奉献。
右側にはエジプトへの逃避、エルサレムの神殿で見つけられたキリスト、ナザレの聖家族。
中央下にはヨセフの死が描かれている。 -
神々しいマリア像
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回廊北側の二面のステンドグラス。
現存している最も古い1503年のもの。 -
『キリスト昇架』
重い十字架を背負い、処刑場のあるゴルゴタの丘に運ばれるキリストを描いたもの。ルーベンスが最初に手がけた大規模な祭壇画。
『フランダースの犬』の有名なラストシーン。
吹雪の中でネロが大聖堂に辿り着くと、いつもは閉められているはずのカーテンが開いていることに驚き、ついにルーベンスの作品を見ることができた。 -
『キリストの降架』
磔刑に処され絶命したイエスの亡骸を降ろす主題が描かれたもの。
上の『キリスト昇架』と対になるルーベンスの代表作。
ついに憧れの絵を見ることができたネロ。
力尽きたネロは、パトラッシュとともにクリスマスの夜、この絵の前で天使に囲まれて天国へと旅立つ。
このシーンは思い出したくないほど、辛く悲しく残酷な結末。 -
小説『フランダースの犬』はイギリス人の女性作家ウィーダが19世紀に書いた児童文学。
生まれながらの貧しさに負けずに、幼い少年が優しいおじいさんと少年を支え続けた犬と共に健気に生きていく。
過酷な現実は、結局幼い少年の命を奪うという切ない結末。
子どもだけでなく大人になってから見ても、やっぱりつらい・・・ -
大聖堂建設に携わった建築家、ペーター・アッペルマンの功績を称える記念像が、第2の塔の下に設置されている。
黒部ダムに行った時、過酷な工事に携わった人たちの記念像があったことを思い出した(^-^;
黒部も一緒に行ったねぇ♪ -
12:10
聖母大聖堂から出てランチまで自由時間。
ここで自由時間と言われても・・・
結局、こういうふうに時間が余るんだよね(-_-;) -
大聖堂の脇を入ってアウディ・コールンマルクト通りに出てみる。
レストランが並んでいる通りなのかな。
それにしても、こんな時間なのに閑散としている。 -
角のレストランの素敵な飾り。
春の気配が感じられたベルギー。
花なんて見かけることないと思っていたけれど、あちこちで見られたのは本当にラッキー☆。 -
どこからでも聖堂が見えるから迷う事はないけれど、散策できるほどの時間はないよね。
-
12:30
グルン広場にある「 't Hof van Eden」というレストランでランチ。 -
ベルギーに来てから、毎食いただいているベルギービール。
もちろんS姉さんが! -
コロッケと鶏肉と野菜のクリームシチューとワッフル。
どちらもベルギーの郷土料理なんだとか。
シチューの味付けは日本人好み、というか食べ慣れてるふつーの味。 -
13:40
これからバス乗り場まで戻る。
これで、ベルギー観光は終わり。
ブルージュもブリュッセルもゲントもアントワープも、それぞれ違った空気を持った魅力的な街だった。
中世の面影を残した美しい国ベルギー、まだまだ知らない所ばかり。
「もう一度行きたい!」 -
13:50
バスに乗って、オランダへ。
島国育ちのジャパニーズにとっては、バスに乗って外国に行くという感覚はないけれど、陸続きの大陸では普通の事。
国境を超える瞬間を見たいけれど、きっと気がついたらアムステルダム、ってことになってるだろうね(*´з`)
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