日光湯元温泉旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2019年の冬ももう終わり。3月はまだ雪の降ることもあるとはいえ、梅が咲き、桜の開花予想を目にするようになりました。<br />それでも、この冬の名残の雪が見たくなり、奥日光を目指すことにしました。<br />日光は、いろは坂が混むので東照宮までは行ってもその先はまず行きませんでした。<br />冬の時期なら空いているし雪もまだあるだろう。久々のいろは坂越えに挑みました。<br />手前にある下今市駅でSL大樹を見学したので、ちょっと時間は少なくなったけれど、<br />中禅寺湖から竜頭の滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖を経て、目的地の湯元温泉へ。<br />湯元温泉には、他の温泉地で「地獄」と呼ばれる源泉があります。<br />雪に囲まれた源泉の温泉小屋からは、硫黄の成分をたっぷり含んだ湯気が絶え間なく立ち上っていました。<br />奥日光湯元温泉旅館協同組合のHPに「温泉は日本で4番目に濃いと言われる硫黄温泉」と書かれているお湯をいただいてきました。<br />

名残雪を求めて奥日光へ。竜頭の滝から湯ノ湖を経て湯元温泉でほっこり。

12いいね!

2019/03/02 - 2019/03/02

299位(同エリア586件中)

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ミズ旅撮る人

ミズ旅撮る人さん

2019年の冬ももう終わり。3月はまだ雪の降ることもあるとはいえ、梅が咲き、桜の開花予想を目にするようになりました。
それでも、この冬の名残の雪が見たくなり、奥日光を目指すことにしました。
日光は、いろは坂が混むので東照宮までは行ってもその先はまず行きませんでした。
冬の時期なら空いているし雪もまだあるだろう。久々のいろは坂越えに挑みました。
手前にある下今市駅でSL大樹を見学したので、ちょっと時間は少なくなったけれど、
中禅寺湖から竜頭の滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖を経て、目的地の湯元温泉へ。
湯元温泉には、他の温泉地で「地獄」と呼ばれる源泉があります。
雪に囲まれた源泉の温泉小屋からは、硫黄の成分をたっぷり含んだ湯気が絶え間なく立ち上っていました。
奥日光湯元温泉旅館協同組合のHPに「温泉は日本で4番目に濃いと言われる硫黄温泉」と書かれているお湯をいただいてきました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 嘘のように空いているいろは坂を上り、終点にある明智平ロープウェイ<br />乗り場に寄りました。<br />少し雪が残っているのが標高2,486mの火山・男体山(なんたいさん)<br />です。<br />

    嘘のように空いているいろは坂を上り、終点にある明智平ロープウェイ
    乗り場に寄りました。
    少し雪が残っているのが標高2,486mの火山・男体山(なんたいさん)
    です。

    明智平ロープウェイ 乗り物

  • 下り専用の第一いろは坂が見えます。<br />ずっと昔はこちらのいろは坂しかなかったので、<br />狭い上に厳しい九十九折れの対面通行でした。<br />今回、第二いろは坂を上って来て、二車線あるので登坂車線も必要なく、快適なドライブが出来たことに妙に感動しました。<br />

    下り専用の第一いろは坂が見えます。
    ずっと昔はこちらのいろは坂しかなかったので、
    狭い上に厳しい九十九折れの対面通行でした。
    今回、第二いろは坂を上って来て、二車線あるので登坂車線も必要なく、快適なドライブが出来たことに妙に感動しました。

  • ここからは「方等の滝」と「般若の滝」が見えます。<br />第一いろは坂の右側にありました。<br />隣で女の子たちが「華厳の滝が見えるよ」と叫んでいました。<br />華厳の滝はここからは見えません。<br />ロープウェイに乗って明智平展望台に上がれば、<br />中禅寺湖・華厳の滝・男体山が一望の下だそうです。<br />

    ここからは「方等の滝」と「般若の滝」が見えます。
    第一いろは坂の右側にありました。
    隣で女の子たちが「華厳の滝が見えるよ」と叫んでいました。
    華厳の滝はここからは見えません。
    ロープウェイに乗って明智平展望台に上がれば、
    中禅寺湖・華厳の滝・男体山が一望の下だそうです。

  • 海抜1,274mにある明智平ロープウェイは点検整備のため<br />2019年2月24日~3月15日の間は運休しています。<br />料金は片道400円、往復で730円です。<br />

    海抜1,274mにある明智平ロープウェイは点検整備のため
    2019年2月24日~3月15日の間は運休しています。
    料金は片道400円、往復で730円です。

    明智平パノラマレストハウス グルメ・レストラン

  • 片道わずか3分。この距離なら、帰りは歩いて下ることも出来そう。<br />道は登山道しかないけど。

    片道わずか3分。この距離なら、帰りは歩いて下ることも出来そう。
    道は登山道しかないけど。

  • かつてはここにケーブルカーが運行していました。<br />1932(昭和7)年営業開始、1970(昭和45)年廃止です。<br />第二いろは坂が開通したのは1965(昭和40)年でした。<br />生まれる前からあったんだ。もっと新しいかと思っていました。<br />

    かつてはここにケーブルカーが運行していました。
    1932(昭和7)年営業開始、1970(昭和45)年廃止です。
    第二いろは坂が開通したのは1965(昭和40)年でした。
    生まれる前からあったんだ。もっと新しいかと思っていました。

  • ケーブルカーの遺構です。<br />

    ケーブルカーの遺構です。

  • 二荒山(ふたらさん)神社の鳥居、中禅寺湖まで来ました。<br />

    二荒山(ふたらさん)神社の鳥居、中禅寺湖まで来ました。

  • 春になればここも観光客でいっぱいになるのでしょうが、<br />まだ冷気の漂う時期は人もまばらです。<br />正面に見えるのが、「星野リゾート界 日光」です。<br />

    春になればここも観光客でいっぱいになるのでしょうが、
    まだ冷気の漂う時期は人もまばらです。
    正面に見えるのが、「星野リゾート界 日光」です。

  • 中禅寺湖と言えば、湖越しの男体山です。が、それはNHKの中継で<br />いつもそういう向きからしか見ていないから。<br />中禅寺湖畔を通る国道120号線は湖と男体山の間を通ります。<br />なので、湖を見ると自分の背中側に男体山があるのです。<br />湖越しに見たければ、中禅寺湖南側を通る道に行かなくてはなりません。<br />そういう、行って見てあれ?という場所は箱根の芦ノ湖もそうです。<br />NHKでは芦ノ湖の向こうに富士山があるのが普通ですが、<br />あれは元箱根にある成川美術館の展望ラウンジからの眺めです。<br />

    中禅寺湖と言えば、湖越しの男体山です。が、それはNHKの中継で
    いつもそういう向きからしか見ていないから。
    中禅寺湖畔を通る国道120号線は湖と男体山の間を通ります。
    なので、湖を見ると自分の背中側に男体山があるのです。
    湖越しに見たければ、中禅寺湖南側を通る道に行かなくてはなりません。
    そういう、行って見てあれ?という場所は箱根の芦ノ湖もそうです。
    NHKでは芦ノ湖の向こうに富士山があるのが普通ですが、
    あれは元箱根にある成川美術館の展望ラウンジからの眺めです。

  • 中禅寺湖から離れて少し行った所に竜頭の滝があります。<br />国道を逸れると「龍頭の茶屋」があります。ここに車を停めると、<br />茶屋曰く「50歩で龍頭の滝」です。<br />茶屋の中を通り抜けると目の前が滝なんです。<br />滝までの距離がこんなに近い場所も珍しいです。<br />

    中禅寺湖から離れて少し行った所に竜頭の滝があります。
    国道を逸れると「龍頭の茶屋」があります。ここに車を停めると、
    茶屋曰く「50歩で龍頭の滝」です。
    茶屋の中を通り抜けると目の前が滝なんです。
    滝までの距離がこんなに近い場所も珍しいです。

    龍頭之茶屋 グルメ・レストラン

  • 茶屋の建物が終わったその場から見た竜頭の滝です。<br />自分の庭のようなシチュエーションです。<br />これなら、茶屋の前の急坂さえ登れれば、高齢者でも見られます。<br />

    茶屋の建物が終わったその場から見た竜頭の滝です。
    自分の庭のようなシチュエーションです。
    これなら、茶屋の前の急坂さえ登れれば、高齢者でも見られます。

  • 2つの滝は凍ってはいませんでしたが、雪が残っていて、いい風情です。<br />

    2つの滝は凍ってはいませんでしたが、雪が残っていて、いい風情です。

  • 凍った雪の下を流れ落ちる滝。<br />

    凍った雪の下を流れ落ちる滝。

  • もう解け始めているので雪が汚いのが残念ですが、<br />しぶきで出来る氷柱が歯のようで、おもしろいです。<br />

    もう解け始めているので雪が汚いのが残念ですが、
    しぶきで出来る氷柱が歯のようで、おもしろいです。

  • 水は自然界最高の芸術家なので、雪や氷と滝という組み合わせは、<br />最強です。<br />

    水は自然界最高の芸術家なので、雪や氷と滝という組み合わせは、
    最強です。

  • シャッター速度を変えて、滝の表情の変化を楽しみます。<br />

    シャッター速度を変えて、滝の表情の変化を楽しみます。

  • いつまでたっても、上手く撮れないので、ひたすら滝に向かい続ける<br />楽しさがあります。<br />

    いつまでたっても、上手く撮れないので、ひたすら滝に向かい続ける
    楽しさがあります。

  • さて、竜頭の滝を後にして、国道120号線を上って行きます。<br />それまで右手に見えていた男体山が、真正面に来ました。<br />明智平からの眺めとは随分違って見えます。<br />

    さて、竜頭の滝を後にして、国道120号線を上って行きます。
    それまで右手に見えていた男体山が、真正面に来ました。
    明智平からの眺めとは随分違って見えます。

  • 戦場ヶ原に来ました。ここまで来ると、標高も1,400mです。<br />雪が残っています。<br />

    戦場ヶ原に来ました。ここまで来ると、標高も1,400mです。
    雪が残っています。

    戦場ヶ原 自然・景勝地

  • 湯ノ湖が見えて来ました。<br />面積0.32㎡、最大深度12m、湖面標高1,475m。<br />

    湯ノ湖が見えて来ました。
    面積0.32㎡、最大深度12m、湖面標高1,475m。

  • 湯ノ湖は周りを囲む山からの溶岩流が湯の川を堰き止めて出来ました。<br />中禅寺湖は全然凍っていなかったのに、ここはびっちり結氷しています。<br />山肌を斜めに横切って行く道は金精(こんせい)道路。<br />日光と群馬県片品村を結んでいます。現在は17.6kmの区間を<br />平成30年12月25日正午から平成31年4月25日正午まで<br />冬季閉鎖中です。<br />

    湯ノ湖は周りを囲む山からの溶岩流が湯の川を堰き止めて出来ました。
    中禅寺湖は全然凍っていなかったのに、ここはびっちり結氷しています。
    山肌を斜めに横切って行く道は金精(こんせい)道路。
    日光と群馬県片品村を結んでいます。現在は17.6kmの区間を
    平成30年12月25日正午から平成31年4月25日正午まで
    冬季閉鎖中です。

  • 湖の氷の上に置かれているこれ、気になりますよね<br />

    湖の氷の上に置かれているこれ、気になりますよね

  • 偶然、海上保安庁の特殊救難隊の訓練に遭遇しました。<br />「昭和50年に発足し、平成27年10月に発足40年を迎え、6隊36名編成で、全国の特殊な海難に航空機で即座に対応できるように24時間<br />出動できる体制をとっています。<br />これまでの出動実績は、出動件数4,863件、救助人員2,530人となって<br />います(平成28年3月31日現在)。」<br />(海上保安レポート2016より抜粋)<br />映画「海猿」のモデルと言った方がわかりやすいですね。<br />

    偶然、海上保安庁の特殊救難隊の訓練に遭遇しました。
    「昭和50年に発足し、平成27年10月に発足40年を迎え、6隊36名編成で、全国の特殊な海難に航空機で即座に対応できるように24時間
    出動できる体制をとっています。
    これまでの出動実績は、出動件数4,863件、救助人員2,530人となって
    います(平成28年3月31日現在)。」
    (海上保安レポート2016より抜粋)
    映画「海猿」のモデルと言った方がわかりやすいですね。

  • 潜水服を着たこの隊員はこの後、穴から湖へと潜って行きました。<br />潜水捜索訓練のようです。<br />横にある氷が、穴を開けた時に切り出したものでしょうから、<br />結構厚いんですね。

    潜水服を着たこの隊員はこの後、穴から湖へと潜って行きました。
    潜水捜索訓練のようです。
    横にある氷が、穴を開けた時に切り出したものでしょうから、
    結構厚いんですね。

  • 湯ノ湖からは湯滝が流れ落ちています。この先が滝になるのです。<br />

    湯ノ湖からは湯滝が流れ落ちています。この先が滝になるのです。

  • 湯滝は下から上に見上げることが多いですが、<br />滝の落ち口が容易く見られる珍しい滝でもあります。<br />

    湯滝は下から上に見上げることが多いですが、
    滝の落ち口が容易く見られる珍しい滝でもあります。

  • 湯滝は下から見ると一気に流れ落ちているように見えますが、<br />先ずちょっと落ちて、一旦流れてから落ちています。<br />下には見学用のテラスが見えます。<br />

    湯滝は下から見ると一気に流れ落ちているように見えますが、
    先ずちょっと落ちて、一旦流れてから落ちています。
    下には見学用のテラスが見えます。

  • 凍っていた湯ノ湖から、こんなに激しい水の流れが出来るなんて、<br />不思議ですね。<br />あの氷が解ける頃には、もっと水量が増えて見ごたえのある<br />湯滝になることでしょう。<br />

    凍っていた湯ノ湖から、こんなに激しい水の流れが出来るなんて、
    不思議ですね。
    あの氷が解ける頃には、もっと水量が増えて見ごたえのある
    湯滝になることでしょう。

  • 湯ノ湖という暖かそうな名前でも水温は氷点下に近いのでしょう。<br />枯れ枝についたしぶきが凍り付いています。<br />傾き始めた日の光が、その氷を輝かせます。<br />2017年の正月早々に戸隠神社の奥社に行った折も、<br />参道の脇を流れる水の流れにハマりました。<br />人間が作ったものではなく、自然が作る造形の美しさに気づけるように<br />なったようです。<br />奥社の参道を囲む巨大な杉並木も「神域」を感じさせてくれる<br />素晴らしい場所でした。<br />

    イチオシ

    湯ノ湖という暖かそうな名前でも水温は氷点下に近いのでしょう。
    枯れ枝についたしぶきが凍り付いています。
    傾き始めた日の光が、その氷を輝かせます。
    2017年の正月早々に戸隠神社の奥社に行った折も、
    参道の脇を流れる水の流れにハマりました。
    人間が作ったものではなく、自然が作る造形の美しさに気づけるように
    なったようです。
    奥社の参道を囲む巨大な杉並木も「神域」を感じさせてくれる
    素晴らしい場所でした。

  • 湯滝を訪れるなら、下からだけでなく、是非とも湯ノ湖からも<br />見てください。<br />湯滝の駐車場は冬期間中(12月上旬~翌年4月上旬)レストハウスは<br />休業しますが、無料で停めることが出来ます。<br />この日は、入り口手前に何台かの車が停まっていて、<br />駐車場まで行かれるのかよくわかりませんでした。<br />積雪の状態によって、利用できないことがあります。<br />湯ノ湖の駐車場は通年無料です。<br />

    湯滝を訪れるなら、下からだけでなく、是非とも湯ノ湖からも
    見てください。
    湯滝の駐車場は冬期間中(12月上旬~翌年4月上旬)レストハウスは
    休業しますが、無料で停めることが出来ます。
    この日は、入り口手前に何台かの車が停まっていて、
    駐車場まで行かれるのかよくわかりませんでした。
    積雪の状態によって、利用できないことがあります。
    湯ノ湖の駐車場は通年無料です。

  • この雪が解けるまであとわずか。<br />2019年の啓蟄(けいちつ)は3月6日です。明日だ!<br />二十四節気の一つで、6日以降20日までの15日間を意味します。<br />啓蟄は一般的には「地中から虫などが出て来る」という日ですが、<br />太陽の通り道である黄道の経度が345度になった日のことを指します。<br />

    この雪が解けるまであとわずか。
    2019年の啓蟄(けいちつ)は3月6日です。明日だ!
    二十四節気の一つで、6日以降20日までの15日間を意味します。
    啓蟄は一般的には「地中から虫などが出て来る」という日ですが、
    太陽の通り道である黄道の経度が345度になった日のことを指します。

  • 湯元温泉の駐車場に到着しました。<br />駐車場自体には雪はありませんが、周りは除雪した雪でいっぱい。<br />

    湯元温泉の駐車場に到着しました。
    駐車場自体には雪はありませんが、周りは除雪した雪でいっぱい。

  • まずは「温泉寺」に向かいます。「日光山輪王寺」の別院です。<br />「日光を開山された「勝道上人」(しょうどうしょうにん)が、<br />延暦7年(788年)にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来様を<br />お祀りしたのが始まりです。」(HPより)

    まずは「温泉寺」に向かいます。「日光山輪王寺」の別院です。
    「日光を開山された「勝道上人」(しょうどうしょうにん)が、
    延暦7年(788年)にこの温泉を発見し、病苦を救う薬師瑠璃光如来様を
    お祀りしたのが始まりです。」(HPより)

    日光山湯元 温泉寺 寺・神社・教会

  • 参道には灯篭が並びます。これなら夜道も安心です。<br />但し、温泉寺の温泉が利用できるのは4月下旬~11月下旬のみで、<br />8時~17時頃までですから、夜道にはならないですね。<br />

    参道には灯篭が並びます。これなら夜道も安心です。
    但し、温泉寺の温泉が利用できるのは4月下旬~11月下旬のみで、
    8時~17時頃までですから、夜道にはならないですね。

  • さすがは標高1,400mの奥日光。雪がしっかり残っています。<br />まだこれからも降ることがあるかもしれません。<br />

    さすがは標高1,400mの奥日光。雪がしっかり残っています。
    まだこれからも降ることがあるかもしれません。

  • パリッパリに表面が凍った積雪は夕暮れ時の弱い光に、<br />金属のような輝きを見せています。<br />

    パリッパリに表面が凍った積雪は夕暮れ時の弱い光に、
    金属のような輝きを見せています。

  • 白と黒の世界がそこにはあります。<br />色彩が無いのに、いや無い故にか、強い力を感じます。<br />

    白と黒の世界がそこにはあります。
    色彩が無いのに、いや無い故にか、強い力を感じます。

  • 無数に散りばめられたキラキラが、目を惹きつけて離しません。<br />

    無数に散りばめられたキラキラが、目を惹きつけて離しません。

  • 雪原の向こうに温泉寺が見えて来ました。<br />参道だけはある程度除雪してあるので、助かります。<br />

    雪原の向こうに温泉寺が見えて来ました。
    参道だけはある程度除雪してあるので、助かります。

    日光山湯元 温泉寺 寺・神社・教会

  • 小さな石の塊がまるで枯山水です。<br />雪原に伸びる影もまた素晴らしい舞台装置です。<br />

    小さな石の塊がまるで枯山水です。
    雪原に伸びる影もまた素晴らしい舞台装置です。

  • 雪原にポカンと出来た輪・輪・輪。雪を解かした草々が<br />顔を出しています。<br />ひゃ~、可愛い!(変?)一面雪景色だったら見られなかったものです。<br />

    雪原にポカンと出来た輪・輪・輪。雪を解かした草々が
    顔を出しています。
    ひゃ~、可愛い!(変?)一面雪景色だったら見られなかったものです。

  • 青い縞々が続きます。すごくアートな景色に、なかなか前に進めません。<br />

    イチオシ

    地図を見る

    青い縞々が続きます。すごくアートな景色に、なかなか前に進めません。

  • 真っすぐ進めば温泉寺なのに、途中に「源泉→」という看板が<br />ありました。寄り道です。<br />源泉は湯ノ平湿原の奥にあります。<br />

    真っすぐ進めば温泉寺なのに、途中に「源泉→」という看板が
    ありました。寄り道です。
    源泉は湯ノ平湿原の奥にあります。

    湯ノ平湿原 / 湯元源泉地 自然・景勝地

  • ぷくぷくに丸まった野鳥がいました。うふ、可愛い。<br />

    ぷくぷくに丸まった野鳥がいました。うふ、可愛い。

  • その向こうに、背の低い小屋が見えます。温泉小屋です。<br />

    その向こうに、背の低い小屋が見えます。温泉小屋です。

  • 湿原に生えたススキが、風で倒れ掛かり、そのまま雪に埋もれています。<br />もう少し光があれば、もっと素敵な風景になったことでしょう。<br />

    湿原に生えたススキが、風で倒れ掛かり、そのまま雪に埋もれています。
    もう少し光があれば、もっと素敵な風景になったことでしょう。

  • 雪の中に半ば埋もれたススキ。<br />新雪ではないからこその硬い光沢のある雪原。<br />雪は明るいので、プラス補正をしなくてはならないのですが、<br />ちょっとアンダーな写真でも、私はいいと思うので加工は<br />しませんでした。<br />

    雪の中に半ば埋もれたススキ。
    新雪ではないからこその硬い光沢のある雪原。
    雪は明るいので、プラス補正をしなくてはならないのですが、
    ちょっとアンダーな写真でも、私はいいと思うので加工は
    しませんでした。

  • この写真、枯れたススキと雪原を撮りたくて撮ったのですが、<br />満足はしていません。<br />じっくり撮ればいい写真が撮れるのかと言えば、そうとも言えるし、<br />そうとも言えません。<br />撮りたい!と思った瞬間のインスピレーションが失われてしまうから<br />です。<br />問題は撮りたかったような写真に今一つなり切らないこと。<br />問題解決まで、先は長いなあ。<br />

    この写真、枯れたススキと雪原を撮りたくて撮ったのですが、
    満足はしていません。
    じっくり撮ればいい写真が撮れるのかと言えば、そうとも言えるし、
    そうとも言えません。
    撮りたい!と思った瞬間のインスピレーションが失われてしまうから
    です。
    問題は撮りたかったような写真に今一つなり切らないこと。
    問題解決まで、先は長いなあ。

  • 雪野原の向こうの温泉寺。あそこに辿り着くのは、<br />まだ結構、後になりそう。<br />

    雪野原の向こうの温泉寺。あそこに辿り着くのは、
    まだ結構、後になりそう。

  • 先に温泉小屋です。<br />温泉小屋を見るのは、別府の明礬(みょうばん)温泉以来かな?<br />そこにある「別府温泉保養ランド」の泥湯は個人的に温泉ランクのトップです。<br />広大な露天風呂に白い泥が広がっていて、肌に吸着します。<br />入っているうちに、ほこほこと暖かくなってくる気持ちの良さ。<br />最初はドロドロした泥湯に気持ちの悪さを覚えるかもしれませんが、<br />入っていると気持ちいいんです。<br />hoyoland.webcrow.jp<br /><br />

    先に温泉小屋です。
    温泉小屋を見るのは、別府の明礬(みょうばん)温泉以来かな?
    そこにある「別府温泉保養ランド」の泥湯は個人的に温泉ランクのトップです。
    広大な露天風呂に白い泥が広がっていて、肌に吸着します。
    入っているうちに、ほこほこと暖かくなってくる気持ちの良さ。
    最初はドロドロした泥湯に気持ちの悪さを覚えるかもしれませんが、
    入っていると気持ちいいんです。
    hoyoland.webcrow.jp

    湯ノ平湿原 / 湯元源泉地 自然・景勝地

  • 温泉の濃い成分が流れ出ているので、湿原は妙な色になっています。<br />湯元温泉の源泉から湧き出る温泉は、当初は緑色なんだそうです。<br />それが空気に触れて白濁して行きます。<br />湿原の緑色は成分のせいではなさそうですが。<br />

    温泉の濃い成分が流れ出ているので、湿原は妙な色になっています。
    湯元温泉の源泉から湧き出る温泉は、当初は緑色なんだそうです。
    それが空気に触れて白濁して行きます。
    湿原の緑色は成分のせいではなさそうですが。

  • 温泉小屋には「温泉ガスが発生するので、顔を近づけないでください」と書かれています。<br />つまりは硫化水素ガスなんですかね。<br />草津白根山の国道292号線は、国道の中では日本一標高の高いところ<br />(渋峠)を通る道路で「志賀草津高原ルート」として知られていますが、<br />途中、「窓を開けないでください」と書かれた看板があります。<br />火山性ガスの濃度が濃いので、吸い込まないようにしているのです。<br />2018年11月15日から2019年04月19日までは<br />冬季閉鎖中です。<br /><br />

    温泉小屋には「温泉ガスが発生するので、顔を近づけないでください」と書かれています。
    つまりは硫化水素ガスなんですかね。
    草津白根山の国道292号線は、国道の中では日本一標高の高いところ
    (渋峠)を通る道路で「志賀草津高原ルート」として知られていますが、
    途中、「窓を開けないでください」と書かれた看板があります。
    火山性ガスの濃度が濃いので、吸い込まないようにしているのです。
    2018年11月15日から2019年04月19日までは
    冬季閉鎖中です。

  • 小屋から染み出して来るこの白いものはカルシウムかな?<br />炭酸水素も多いので、炭酸カルシウムの結晶ですね。<br />大理石、石灰石は炭酸カルシウムで出来ています。<br />真珠の成分の約93%は炭酸カルシウムなんだそうです。<br />カルスト台地を形成するのも炭酸カルシウム。<br />トルコのパムッカレは、炭酸カルシウムと温泉の棚田で有名です。<br />

    小屋から染み出して来るこの白いものはカルシウムかな?
    炭酸水素も多いので、炭酸カルシウムの結晶ですね。
    大理石、石灰石は炭酸カルシウムで出来ています。
    真珠の成分の約93%は炭酸カルシウムなんだそうです。
    カルスト台地を形成するのも炭酸カルシウム。
    トルコのパムッカレは、炭酸カルシウムと温泉の棚田で有名です。

  • 温泉小屋の付近では、地面から温泉がポコポコと音をたてながら<br />湧いています。<br />

    温泉小屋の付近では、地面から温泉がポコポコと音をたてながら
    湧いています。

  • あまりきれいな写真には見えないと思うけれど、なんだか好きなんです。<br />長い年月の間に寄り集まり、糸を引くように流れを結晶化したような場所。<br />二股のところが、ハートみたいで、優しい気分になれます。<br />

    あまりきれいな写真には見えないと思うけれど、なんだか好きなんです。
    長い年月の間に寄り集まり、糸を引くように流れを結晶化したような場所。
    二股のところが、ハートみたいで、優しい気分になれます。

  • 温泉小屋の中です。羽目板の隙間から覗き込みました。<br />湯元温泉は単純硫黄泉(硫化水素型)、源泉の温度は49.3~<br />78.9℃、湧出量毎分1,788.5リットル、源泉数20です。<br />

    温泉小屋の中です。羽目板の隙間から覗き込みました。
    湯元温泉は単純硫黄泉(硫化水素型)、源泉の温度は49.3~
    78.9℃、湧出量毎分1,788.5リットル、源泉数20です。

  • 湯ノ平湿原に今日最後の陽が反射しています。きらめきをありがとう。<br />

    イチオシ

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    湯ノ平湿原に今日最後の陽が反射しています。きらめきをありがとう。

  • 温泉小屋のそばの木の上に、ニホンザルがいました。<br />この辺りではニホンジカやコガモも見られるそうです。<br />この猿は、温泉には入らないのかな?<br />去年の冬に「地獄谷野猿公苑」に行って来ました。<br />雪の降るような寒い時にはたくさんの猿が温泉に浸かりに来るそうです。<br />

    温泉小屋のそばの木の上に、ニホンザルがいました。
    この辺りではニホンジカやコガモも見られるそうです。
    この猿は、温泉には入らないのかな?
    去年の冬に「地獄谷野猿公苑」に行って来ました。
    雪の降るような寒い時にはたくさんの猿が温泉に浸かりに来るそうです。

  • 日が山の向こうに沈み、ようやく温泉寺に到着しました。<br />参篭時間は1時間、志納金は大人 500円です。<br />「泉質は、含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉。<br />泉温は71.4℃。加温なし、加水有、完全かけ流しの温泉です。<br />お湯の温度がかなり熱いので、加水をしなければ入れません。<br />ですが、大変成分の濃い温泉ですので、効能は十分感じることができると<br />存じます。源泉の色は薄いエメラルドグリーンですが、<br />加水すると乳白色に変わります。」(HPより)<br />

    日が山の向こうに沈み、ようやく温泉寺に到着しました。
    参篭時間は1時間、志納金は大人 500円です。
    「泉質は、含硫黄‐カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩・炭酸水素塩泉。
    泉温は71.4℃。加温なし、加水有、完全かけ流しの温泉です。
    お湯の温度がかなり熱いので、加水をしなければ入れません。
    ですが、大変成分の濃い温泉ですので、効能は十分感じることができると
    存じます。源泉の色は薄いエメラルドグリーンですが、
    加水すると乳白色に変わります。」(HPより)

    日光山湯元 温泉寺 寺・神社・教会

  • 縁の下に、真ん丸くなった猫がいました。お寺の飼い猫?<br />かなり寒くなって来たから、おうちに帰りなさいね。<br />

    縁の下に、真ん丸くなった猫がいました。お寺の飼い猫?
    かなり寒くなって来たから、おうちに帰りなさいね。

  • 湯元温泉の駐車場に着いた時に撮った湯元温泉の旅館街の写真です。<br />急にここへ来ることにしたので、HPで日帰りが出来ることが確認できた大型ホテルのお風呂に行きました。<br />13~21時までOKと書かれていた「奥日光小西ホテル」は、<br />団体が入ったのか日帰りは18時以降と玄関に書かれていました。<br />仕方なく隣の「奥日光高原ホテル」へ。<br />ここは、12時半からですが、終了は要問い合わせでした。<br />この日は夜までOKだったので1,000円で利用しました。<br />硫黄の匂いが強い温泉で気分は大満足。<br />売店でマネージャー(支配人?)らしき男性に温泉はどうでしたかと<br />聞かれ、温泉の成分表がなかったことを指摘すると<br />「書いてありますよ。」とのこと。<br />どうやらこの人は温泉分析書を知らないようです。<br />HPにも記載がありませんでした。<br />隣の「奥日光小西ホテル」のHPには、泉温 70.3度(気温20度)、<br />PH6.6。<br />硫酸イオン 467.4(草津温泉の大滝乃湯では576)、<br />炭酸水素285、カルシウム 181.5(草津62.8)、<br />塩素125(草津263)でした。<br />「奥日光湯元温泉旅館協同組合」のHPに「メタケイ酸が多く含まれ<br />美肌効果に優れています。」<br />とあるようにメタケイ酸 111.8(草津190)と、<br />なかなかの成分でした。<br />温泉が売りのホテルなのに自分の温泉の特徴も知らないとは驚きでした。<br />最後がちょっと残念でしたが温泉の成分はたいへん優れています。<br />またそのうちに湯元温泉に来たいと思います。

    湯元温泉の駐車場に着いた時に撮った湯元温泉の旅館街の写真です。
    急にここへ来ることにしたので、HPで日帰りが出来ることが確認できた大型ホテルのお風呂に行きました。
    13~21時までOKと書かれていた「奥日光小西ホテル」は、
    団体が入ったのか日帰りは18時以降と玄関に書かれていました。
    仕方なく隣の「奥日光高原ホテル」へ。
    ここは、12時半からですが、終了は要問い合わせでした。
    この日は夜までOKだったので1,000円で利用しました。
    硫黄の匂いが強い温泉で気分は大満足。
    売店でマネージャー(支配人?)らしき男性に温泉はどうでしたかと
    聞かれ、温泉の成分表がなかったことを指摘すると
    「書いてありますよ。」とのこと。
    どうやらこの人は温泉分析書を知らないようです。
    HPにも記載がありませんでした。
    隣の「奥日光小西ホテル」のHPには、泉温 70.3度(気温20度)、
    PH6.6。
    硫酸イオン 467.4(草津温泉の大滝乃湯では576)、
    炭酸水素285、カルシウム 181.5(草津62.8)、
    塩素125(草津263)でした。
    「奥日光湯元温泉旅館協同組合」のHPに「メタケイ酸が多く含まれ
    美肌効果に優れています。」
    とあるようにメタケイ酸 111.8(草津190)と、
    なかなかの成分でした。
    温泉が売りのホテルなのに自分の温泉の特徴も知らないとは驚きでした。
    最後がちょっと残念でしたが温泉の成分はたいへん優れています。
    またそのうちに湯元温泉に来たいと思います。

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