九州列車旅(2)

2019/02/12 - 2019/02/20

九州へは記憶を辿ると十数回は訪れています。
初めての記憶は母の里帰りに連れられて
3段の寝台列車で大阪駅から西鹿児島駅迄行った時。
それ以降の列車旅の記憶は有りません。
今回は予てより望み描いていた九州列車旅。
長崎→熊本→大分→宮崎→鹿児島と8泊9日の旅です。

この記録は3泊目、4泊目
黒川温泉　山の宿　新明館
観海寺温泉　杉乃井ホテル

何処へ行っても外人さんだらけです。
カルチャーショックのだいこくです。

エリア 黒川温泉・杖立温泉(熊本)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

2019/02/14(木)　08:50
2日間楽しんだハウステンボスとお別れです。

長崎県から離れ熊本県の黒川温泉
黒川温泉から大分県の別府温泉へと向かいます。

ハウステンボス駅09:10発　快速シーサイドライナーで
早岐駅09:16に着きました。

写真は早岐駅　特急みどり10号です
特急列車に乗り換え新鳥栖駅まで行きます。

九州の列車って色々あって楽しいです。
何てったって容姿がかっこいい、凛々しいです。

グレーでまとまっている車内。

ドア上の787　って何の数字？
映画でみる、宇宙ステーションの世界みたい。

乗車区間は早岐駅09:58発　→　新鳥栖駅11:07着

新鳥栖駅　新幹線さくら407号　

新鳥栖駅発11:15　熊本駅11:39着　たったの24分の乗車です。

初めての九州新幹線
ゴージャスの似合わぬだいこく(^-^;

わずかの乗車ですが指定席を選びました。
自由席のシートとは格段の差があると思ったからです。

でも、背の低い私にはフィットしませんでした。
背中が丸まってしまうシートでかえって疲れちゃいました。

他の方達は座り心地はどうなのでしょう？？？

熊本駅　豊肥本線(阿蘇高原線)

熊本駅11:54発　肥後大津駅着12:27に乗車
これも初めてのシートです。
ドア近くのシートには頭クッション有り。
どれだけ九州の列車はだいこくにとって新鮮なんでしょう。

肥後大津駅前の不可解なバイク

ホントになんで？　と思う展示なんです。
聞けば本田技研工業熊本製作所がこの近くにあるからだそうです。
でも、でもね　やっぱり変だよね　このシチュエーション
駅ロータリーの中心に　ショーケース・・・


それより、バスが来ない！
黒川温泉へ行く九州横断バス

知らない土地で遅れるバスを待つドキドキ感、
ほんとうに来るんだろうかと不安になってしまう。

20分近く遅れて到着したバス、
熊本駅発なので席は2/3程すでに埋まっています。
見れば手にする乗車予約表の座席番号C01とD01には誰かが座っています。

運転手さんに尋ねると、このバスは自由席ですと・・・
予約表の座席番号は何なんだ？？？
おまけに、トランクには荷物がもう入らないので
座席へ持って上がるように言われる始末。
狭い足元へスーツケースを押し込むかたちで着席。

でも、だいこくの不満はまだこれからです。

阿蘇駅で10分程休憩タイム

なにやら嫌な予感
バス停に外人さんの行列が。

まさか乗らないよね！
いいえ、そのまさかが現実に。

一人一人に、大きな大きなスーツケースの一個団体です。
前方補助席は埋まるわ、後方通路はデカスーツケースできつきつになるわ。

私の足はねじれた状態でMYスーツケースに挟まれ、
横の外人さんとお互いに気を遣うわ、の50分。

バス会社さん、
外人さんが今後も増えるなら、
荷物も考慮した予約を考えなくてはと、
おばさんは思いますよ！！！

九州横断バスは20分遅れで黒川温泉に到着。

本日宿泊の新明館さんの送迎車も待っていてくれました。

心のこもった宿説明に可愛い笑顔、
ホッと一息。
アレ？エッ　外人さんだったの？
マニュアル通りの接客をする日本人が多い中、
型にはまらぬ生き生きした接客には驚きました。

ここは、日本の中でも日本らしさが味わえる黒川温泉

でも、今やインもアウトも外人さんに支配されたかのような温泉地です。
何でこんな辺鄙な黒川温泉に外人さんが集合なんだろう？

仕事を辞めてから早4年、
家に籠る事の多いだいこくには
世間の変化、スピードに付いて行けません。
この先日本中、
どこもかしこも、特に観光地はこんな感じになって行くのでしょうかね。

水明館さんの宿泊特典、姉妹宿のお風呂へぞうぞ

姉妹宿の山みず木のお風呂に入れるというので
やって来ました。

黒川温泉の中心から離れた位置にあり無料巡回バスでの移動です。

手を入れ尽くした通路。

余りにも整い過ぎていて暖簾がくぐり難いです。

露天風呂は広くて透明のお湯に沢山の湯の花が浮遊していました。
とても気持ちの良いお湯でした。

でもちょっと、良かったねだけで済まない出来事もあったりして・・・
100%高評価とは中々ないものですね。

黒川温泉は2度目です。

やはり、懐かしくて1度目の宿泊先を探します。
いこい旅館さん。

いこい旅館の隠れ家、別棟「だんだん・めぐみ」
2階のメゾネットタイプ
和洋の部屋が四室、部屋付きのお風呂があり、申し分ない別棟でした。
姉の還暦祝いで宿泊した時の事、昨日のように思い出されます。
懐かしさのあまり、敷地の中迄入り込んでしまいました。

黒川温泉街の散策

ここからの景色はテレビロケでよく見る場所です。
旅館　ふじ屋さん

素敵な趣向

7年前には無かったような・・・

夕食タイム

囲炉裏で頂きます。
周りを見渡せば全て外人さん、
接客するのも外人さん。

お客さんも、自国の言葉でやり取り出来れば
安心ですよね。

日本人は姉と私だけ。

今宵のお部屋は洞窟風呂入口の真上。

山の宿　新明館と言えば、洞窟風呂です。
先代が変人扱いされながらもコツコツと
ノミと鎚とで数十年かけて完成させたというのは有名です。

お風呂としては暗くて怖くて私的には
あまりお勧め出来ませんが、
黒川温泉をここまで人気の温泉街にした立役者のお宿です。

黒川温泉の原点宿に宿泊出来た事が嬉しかったです。

2019/02/15(金)　小雨　由布院駅前

黒川温泉10:25発の九州横断バスで由布院駅前へ12:00到着です。
日に3便ある内　朝の2便は　
熊本~黒川温泉経由→由布院駅前バスセンター止まり、
午後の1便が熊本~黒川温泉経由→別府駅前行きです。

手っ取り早く、別府まで直行で行きたかったのですが、
黒川でゆっくりも出来ず朝の由布院駅止まりのバスでここにいます。

この先　亀の井バスに乗れば、
宿泊地　大分別府杉乃井ホテルへは、
安く、早く、楽に1本で到着します。

でも、ここで特別列車の誘惑にかられてしまいました。
ゆふいんの森3号が40分程待てば到着し
別府へ向かうのです。

ゆふいんの森の人気は博多駅から由布院駅間の景色に有るようですが、
話のネタに、車内の雰囲気だけでもと列車を使う事に。

乗車1か月前の10時にサイトを開け、1列目の席をゲットしようとスタンバイ
結果、タッチの差で成らず　2列目のC・D列にとどまりました。

予約販売の折鶴弁当を食べる。

特急ゆふいんの森に乗り込んで
混まない内に、ビュッフェで予約していたお弁当を受け取ります。
そして、サロンスペースに移り昼食です。
大袈裟でなく、本当に美味しかったです。
高級感もあり、お弁当の域を超えたような味わいでした。
((^-^;　ただ一つ　がんもを除きます・・・煮詰めすぎたのかぱさぱさで残念)
イヤー　それにしても、これがミシュラン一つ星というものなのでしょうか(^o^)
満足満足。
デザートに　ゆふふ由布院駅前店で買ったロールケーキもおいしかったです。

乗車時間は1時間足らず。
席へ戻ろうとしましたが、
誰かが2列目の私達の席に居る様子

まぁ、空席と思われても仕方ないか。

特別列車ゆふいんの森
ほぼ、記憶は折鶴弁当とロールケーキです。

この後、別府駅到着後は大急ぎ。
列車を飛び降りて
9分間で杉乃井ホテルの送迎乗り場を探さなければなりません。
姉とのコンビネーションも良く
無事13:45発の送迎に乗り込みました。

プリンめざして明礬温泉の岡本屋売店へ

杉乃井ホテルの送迎でホテルへ到着後バタバタと荷物だけ預けて、
バスを乗り継ぎ約50分　只今14:50

どうしても食べたかったプリンです。
@260-
噂通りの濃厚プリン
美味しかった！　美味しかったよ~~~

こちらの売店で@200-支払い
直ぐ上にある湯の花小屋の見学

つまらなかった！　つまらなかったよ~~~

これならもう一つプリン食べればよかった・・・

実は、もう少し先3、4分程歩けば『明礬 湯の里』があり、
無料で湯の花小屋が見学出来たのです。

感動の湯煙景色。

見渡せば、あっちも、こっちも、吹きあがる湯煙！湯煙！

ハハァ、参りました！
別府の地底パワーの凄さに平伏したい程です。
(水戸黄門ワールド・・・)

別府という所はなんと凄いんだと心底思いました。

次に、別府と言えば地獄です。

無駄にした湯の花小屋での@200-を取り戻すべく
明礬湯の里から海地獄迄歩きます。
づっと下りの2.5kM 30分程です。

う～ん、
海地獄　色はとても綺麗なんだけど
ガッカリかな。

でも、どんなだか　来なくちゃ　いいも悪いも分らないものね。
入園料@400-　(-_-;)

分析開始

ちっとも面白くないのは、
造られ過ぎだから、
そこら中の道がコンクリート固めっていうのも
その原因なのかな？

でも、
地獄の色が天然で、
種類の全く違う地獄が本近くに湧いてるのは
やっぱり凄い事だよね・・・

・・・・・

ブチブチ言わずに退散です。

海地獄前のバス停から→　バス　→　別府港のフェリーさんふらわあの前を経由して　→　別府駅西口に到着

地獄よりも、
予期せぬ　出航前のフェリーさんふらわあが見れた事がよかったな。
大きくて迫力だったよ。

このおじさん　だあれ？

あるサイトをまるまる　コピペさせてもらいました。
******
ピカピカのおじさんです。

?１８６３（文久３）年、愛媛県宇和島の米問屋に生まれる。小さいときから働きもので有名だった。
?３０歳のときに大阪を出て、米の相場で成功し、巨万の富を手にする。つけられたアダ名が”油屋将軍”。
?３４歳で相場に失敗し、全財産をなくす。臭くて暑い船底に乗りアメリカへ。
?３年間をかけてカナダからメキシコまでを旅し、３８歳のとき帰国。アメリカでキリストの洗礼を受けていた。
?４６歳のころ、別府温泉へ移り住み、ホテルを経営し始めた。それがやがて、世界のお金持ちを迎える一流ホテルに成長する。
?アメリカで目にしたスケールの大きな観光地づくりを実践。大阪の上空から飛行機でビラをまいたり、”山は富士、海は瀬戸内、湯は別府”と書いた標柱を富士山にかつぎあげて立てたり…。当時はだれも思いつかないような奇抜なアイデアをつぎつぎに実行した。
?美人バスガイドが案内する観光バスを日本ではじめてつくったのもこの人である。”地獄めぐり”は爆発的人気を集めた。
?この人のまわりには、別府観光のためならなんでもしようというオモシロイ人たちが集まった。みんな子どもたちが大好きで、『オトギ倶楽部』を結成し、寓話や歌や演奏を聞かせた。クリスマスにはサンタクロースが水上飛行機から下りてきて、子どもたちをびっくりさせたりした。『オトギ倶楽部』で、あぶらや・くまはちは”ピカピカのおじさん”とよばれていた。
?湯布院温泉を観光地として開発したのもこの人だった。当時描いていた観光プランは別府－湯布院－久住高原－飯田高原－阿蘇－長崎をむすんで道路をつくるという、九州全体を視野にいれたものだった。
?１９３５（昭和１０）年、別府市で死去。７３歳だった。くまはちが抱いた”ここを世界の観光地にしよう”という夢は、いまもこの町のあちこちに生きて息づいている。
*****
凄い方なんですね。

部屋のアップグレード

再び、
別府駅から、杉乃井ホテルの送迎でホテルへ。
ルームキーを受け取り始めて部屋へ入ります。

すごーいお部屋にビックリ

予約は本館洋室山側(最安値のお部屋？)だったのですが・・・

杉乃井ホテルは巨大です。

各館内へはシャトルバスで移動します。
端から端へは歩けない距離ではありませんが、残念なことに坂道です。

いちいちバス移動か、と思いましたが
シャトルバスは潤沢に運行していて
待ち時間なくストレスは感じません。

夕食は花水木で19:00より

ふぐ料理を食す。
***初代内閣総理大臣 伊藤博文公が愛した日本のふく料理公許第一号の
老舗ふぐ料理店【春帆楼】のフグ会席　
杉乃井ホテル日本料理花水木でご堪能いただけます♪***
と、仰々しくタイトルの付いたプランです。

8泊の旅で毎夕飽きが来ないようにとフグを選びました。

お味ですが、
期待しすぎたのか、味覚が鈍くなったのか、
最大の楽しみだったヒレ酒も香ばしさが無くて
素直にごちそうさまとは言えませんでした。

以前によく通っていた池田のふぐ店の味が恋しいです。

売店で買ったばかりの指人形　仔熊のラルクに癒される。

棚湯へ行きました。
過去最悪のお風呂でした。

人、人、人、湿気と
ワイワイガヤガヤと各国の言葉が飛び交う脱衣場。
脱衣場の扉を開けた瞬間に察しがついただろうに
何故引き返す選択をしなかったのかと後悔。

天気が悪く、視界も悪く、進めばそこに人が居る状態の
棚湯の浴槽。
数ある別府のお宿の中で、このホテルを選んだのは、
この、この、棚湯に入りたかったから。

望んだのは芋の子を洗う様なお風呂なんかじゃない！！！！！！

という事で、消沈しきってお部屋へ戻っただいこくです。

雨の中のイルミへ

仔熊に癒されて元気を取り戻し
写真を撮りに外へ出ます。

ハウステンボスのイルミをみたばかり、
でも、
規模は小さくても負けない美しさです。

綺麗だわ。

2019/02/16(土)　07:30

人混みを避けて@540-支払って
バイキング会場からの変更。
昨夜と同じ花水木で頂きます。

私達には静かが一番。

売れ筋の宿 『九州エリア8年連続☆第1位』
12年旅行のプロが選ぶ5ツ星認定
確かに納得です。

私達には不向きなお宿だったけど、
エネルギッシュないいホテルでした。
ここは若い家族向けホテルですね。

恐るべし、杉乃井ホテル
この巨大ホテルを動かすパワーたるもの凄いと感じた次第です(*^▽^*)

大分駅　特急にちりん5号

杉乃井ホテル送迎　出発08:00　→　別府駅08:15着
日報本線　別府駅発08:52　→　大分駅09:06着

ここから3時間の長丁場
大分駅発09:10　→　宮崎駅12:09着の特急にちりんに乗りこみます。

本日の予定　鵜戸神宮と青島観光です。
泊りは子供の国駅すぐの　B&B ピア　素泊まり@3,000- 超安い　です。
楽しみなお宿です。