2018/12/06 - 2018/12/06
248位(同エリア674件中)
ひよどりさん
JRのフルムーンパスを利用して、九州をぐるりと駆け足で回ってきました。
博多で所用を済ませた後、生まれて初めて大分(2泊)→宮崎(1泊)→鹿児島(2泊)の3県を訪れました。
今回の旅行記は飫肥城とその城下町の様子を紹介したいと思います。
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日南線飫肥駅では、思いがけず多くの人が下車しました。全国各地にある小京都の一つですが、平日に来訪する人は少ないと思っていました。
ホームから人が集まる改札口に進むと、耳に入ってきた中国語の会話に、ちょっと、びっくりしました。
写真:名産の飫肥杉を使用した、駅のベンチ。 -
改札口左手の観光案内所で案内図を頂いて出発です。
レンタサイクル(電動1日500円)もありましたが、目指す飫肥城までは、1km、歩くことにしました。
山に囲まれた盆地、蛇行する酒谷川、ほんわかする景色が楽しめます。
写真:駅から200m程の酒谷川に架かる今町橋から撮影。 -
飫肥城 1
正面に大手門が見えてきました。 -
飫肥城 2
大手門手前の土塁と空堀。
お城に入る前に、立ち止まって空堀の行き先を目で追いかけます。適度な鬱蒼感に惹かれ、土塁の斜面の木々も眺めます。(単純に、水路を始めとする「溝」状なものが好きなだけかな・・・) -
飫肥城 3
大手門に入ります。
飫肥藩、藩主伊東家のお城です。
戦国時代、隣国島津家との攻防を争う前線ともなった場所です。
天正15(1587)年まで島津家が治め、江戸時代には、一貫して、伊東家による藩政が敷かれました。(城内案内板より) -
飫肥城 4
1978年に復元された門です。
観光客のグループがチラホラ、この後、旗を持ったインバウド団体観光客が入城。人気スポットのようです。 -
飫肥城 5
枡形から延びる石段。
常緑の飫肥杉と灰色の飫肥石が相まって、美しい姿です。日本100名城の一つに選ばれる由縁ですね。 -
飫肥城 6
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飫肥城 7
石段の幅の広さと見通しと、見応えのある石段です。 -
飫肥城 8
石段は突き当たり、鍵形に曲がって行くと、旧本丸に至ります。 -
飫肥城 9
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飫肥城 10
この斜面の上が旧本丸です。現本丸(飫肥小学校)を背に撮影したものです。
案内板によると、江戸時代に三度の地震に襲われ、地割れが起こり、元禄六(1693)年に移転したようです。 -
飫肥城 11
旧本丸石垣。この脇を上っていきます。 -
飫肥城 12
かつての門の礎石が残っています。 -
飫肥城 13
城主が去り、長い時が過ぎたことを物語っています。 -
飫肥城 14
苔むした石垣。 -
飫肥城 15
本丸跡は、樹齢100年を越える飫肥杉の林。
見たことのない景観です。
飫肥城は、天守台がなく、この場所に城主の御殿がありました。
今まで目にしてきた建物の跡は、礎石が残っている空き地に、案内板がぽつんと立っている状況がほとんどでした。
しかし、ここには、杉が植えられ、林となり、地は苔に覆われ、神聖感が漂っています。 -
飫肥城 16
盛り上がった場所があります。何かの跡でしょうか? -
飫肥城 17
旧本丸跡の端を一巡りしました。
高台といっても、目の前の木々の為、見晴しはあまりよくありません。
姿は見えませんが、川の流れる音が聞こえてきます。酒谷川の水音でしょうか? -
飫肥城 18
北側には、門も残っています。 -
飫肥城 19
門の両脇の土塀には、藩主伊東家の「月星九曜文」の家紋瓦。 -
飫肥城 20
お城を出て東に、塀に沿って城下町へ。
武家屋敷通りと呼ばれる道を歩きます。 -
武家屋敷通り 1
九州・沖縄地区で初めて(全国では二番目)、重要伝統的建物群保存地区に指定された町並みです。 -
武家屋敷通り 2
前の写真、奥の家の丸石を積んだ塀。 -
武家屋敷通り 3
写真左手に写っている建物が、明治の外交官小村寿太郎の生家です。 -
武家屋敷通り 4 小村寿太郎生家 1
白い柱には、「小村寿太郎生家」裏には、「大正十年十一月六日 現在地に移転」と記されています。 -
武家屋敷通り 5 小村寿太郎生家 2
案内板によると、小村寿太郎は、藩町役人の家に生まれ、後に、小村家は破産した為、生家は、明治後半に振徳堂(藩校)の裏に移転、更に、大正十年にこの地に移築、平成16年に市が改修、公開とありました。
下級武士の生まれ、生家破産など、陸奥宗光と並ぶ明治の外交官であった小村寿太郎の教科書とは別の一面を知ることが出来ました。 -
武家屋敷通り 6 服部亭
お食事処になっています。 -
武家屋敷通り 7 服部亭
もとは御用商人のお宅だそうです。
着物姿の方々は、海外からのお客様です。明るい雰囲気になりますね。 -
武家屋敷通り 8 服部亭
時代を感じさせる建物が覗きます。 -
旧伊東伝左衛門家 1
服部亭を過ぎると右手に石垣。
上級家臣(家老)伊東伝左衛門家の屋敷です。 -
旧伊東伝左衛門家 2
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旧伊東伝左衛門家 3
玄関。先に見た下級藩士小村寿太郎生家に比べると、門構えは立派な拵え、間口も広く感じます。 -
旧伊東伝左衛門家 4
建物の回りは自由に歩けます。 -
旧伊東伝左衛門家 5
室内。 -
旧伊東伝左衛門家 6
庭からの眺め。中央に写るのが服部亭です。 -
無田町通り 飯田医院跡 1
10:19飫肥駅に着き、13:08には鹿児島に向かって発つ予定でいます。
12:20、そろそろ、駅に向かいます。
思いがけず、素敵な洋風建築に出会えました。 -
無田町通り 飯田医院跡 2
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本町商人通り 服部植物研究所 1
洋風建築、もう一軒見つけました。 -
本町商人通り 服部植物研究所 2
後で調べると、世界で唯一の蘚苔の研究所でした。学術的成果も上げているようです。公開もしている・・・残念でした。
飫肥は、観光案内図内の主要な場所をピンポイントで一巡しただけの滞在でした。
少し離れた神社仏閣も見て回り、もう少し、山中の小盆地の城下町全体を味わいたかったです。
飫肥城下を流れる酒谷川の河口の町「油津」と併せてもう一度来てみたいと思います。
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