2019/01/01 - 2019/01/01
625位(同エリア6869件中)
picotabiさん
- picotabiさんTOP
- 旅行記352冊
- クチコミ66件
- Q&A回答16件
- 768,564アクセス
- フォロワー217人
年末海外スペイン旅 本稼働3日目。
バルセロナ市内からのショートトリップで
カタルーニャの聖地 そして九州の切支丹
少年4人組の天正遣欧少年使節も訪れたと
いわれるモンセラットへ。
新年を迎えた街はオシッコ臭がただよい
電車の中のシートも濡れてる…。
---スケジュール---
12/29土 成田→モスクワ乗継→バルセロナ
12/30日 バルセロナ
12/31月 バルセロナ
●01/01火 バルセロナ
01/02水 バルセロナ→マドリード
01/03木 トレド
01/04金 マドリード→バルセロナ
01/05土 モスクワ
01/06日 成田
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2019年を迎えた早朝。
モンセラットまで行くには
まずはスペイン広場の駅へ。
ホテルを出てもまだ夜は明けておらず
タクシーで駅に向かうと、
雨は降らなかったはずなのに
路面が水浸し…( ˘ω˘ )?
地下に降りカタルーニャ鉄道(FGC)の
乗り場にある券売機で、モンセラットまでの
カタルーニャ鉄道セット券(メトロ+登山鉄道)を
ひとり21.5ユーロで購入。
券売機の前にスタッフさんがいたので
買ってもらいました。スペイン広場 広場・公園
-
まだ暗いなか7:36に発車。
モンセラットまでは途中
乗り継ぎもして約1時間半。
朝食を車内で食べるつもりで
前日スーパーで購入したバゲットで
作ったサンドイッチと
日本から持ってきたレンチンごはんで
作ったおにぎりを持参。
ちょっとしたピクニック気分。 -
前日の年越しイベントで度を越したのか
シートは濡れていたのものあり…( ˘ω˘ :) ?
お客さんもぐったりした人がいたり。
朝帰りで電車を降りて行くような人が
半分くらい。 -
降りる人をよくみると、
改札を抜けるときに2人でくっついて
出て行く人たちがいる。
うちの最寄駅でも外国人がやってるのを
見たことがあるんだよな…
ああいうのを見ると街が
そんな人たちばかり増えそうで
ちょっと不安になる。 -
この日の最高気温はバルセロナ市内だと
16度くらいまであがるとはいえ
やはり山の方に向かうので寒い。
列車内ではしっかり厚着してる方もいて、
服を完全に間違えてしまったと思った。
着く頃に太陽があがって
気温が上がるといいけど。。 -
車内の壁に、目のところをゴリゴリされた
カタルーニャの偉人さんと思われる方が
紹介されてた。 -
8:40。列車を降りて、登山鉄道に乗り換え。
これに乗ったら本格的に
防寒対策バッチリの登山ウェアの方もいて
ますます自分の服装が
心配になってきたーー(;´Д`)モンセラット登山鉄道 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
目的地に向かうにつれて
目をみはる山々が。
上へ上へと向かう列車。 -
わぉぉぉー雲海!!
景色がすごくなっていく! -
わぁぁ。。ガイドブックで見た山です。
ここモンセラットは
こんな大きな奇岩が続く自然と
カタルーニャ語でミサを行う大聖堂が
見所の観光地。
バルセロナ市内からちょっと
郊外に行きたいってときはいい場所かと。 -
9時すぎ到着。太陽がでてきた。
人も少なくて気持ちいいーー -
バルセロナ市内の方角。
ここは標高どんくらいかな。
うっすらと雲海。 -
もう少し上に行ってみたところから。
モンセラットからはピレネー山脈も
見られると聞いたけど、さらに上に
行かないとだめみたい。 -
ぎざぎざの肉厚な奇岩がどーーん。
-
まずは宝珠を持つ黒いマリア様が
祀られてる教会堂に向かいます。 -
途中にあった偉人のレリーフ。
説明は左側にカタルーニャ語、
右にスペイン語で表示されてました。
このあとこのアーチの形状が続く。 -
アーチ状の綺麗な通路。
この横に入ると -
パティオのようなスペースに出ました。
ここから先が黒いマリアが祀られてる
モンセラット修道院の教会堂。
修道院は11世紀に創建されたそうだけど
ナポレオン率いるフランス軍によって
破壊されたことから、この建物のほとんどは
復元なのだそう。モンセラット修道院 (教会堂) 寺院・教会
-
この人たちは13人いるから
たぶん真ん中はキリスト、
ほかは12人の使徒じゃないかと。
これを見てサグラダファミリアも、
今建設中のイエスの塔、その周りを
使徒にちなんで12の塔が囲むというのを
思い出した。 -
聖堂内。黒いマリア様に会うために
すでに列が作られてました。
厳かな空気が漂っていてとても静か。 -
さて 九州の切支丹 天正遣欧少年使節が
いつ頃このモンセラットに来たのかを
調べてみると、wikiでは1584年に
ポルトガルに行ったあと、同年に
マドリードに行ったらしい。
その年にこの地に来ていると想像できます。 -
少年4人が8年の時を経て帰国する3年前に
秀吉により伴天連追放令が発令されたので
その後の4人の人生は大変辛いものだったと聞きます。
彼らをモデルにした小説「マルガリータ」は
涙ものでした。(;ω;) -
400年以上も前に秀吉の時代の日本人が
この地に来ていたかと思うと
なかなか感慨深いものがあります。 -
ちなみに仙台の支倉常長が率いる
慶長遣欧使節団がスペインを訪れたのは
フェリペ3世の時で1615年。
支倉常長の方は通商目的での渡欧で
ガチ切支丹の少年たちとは目的は違えど
こちらは通商交渉失敗の上に、常長の死後は
息子の家臣のキリシタン疑惑を問われて
処刑されお家断絶に。(;ω;) -
話を戻して黒いマリア様の列。
この日は1月1日で、まだ午前中だけど
それでも結構並んでます。 -
アーチ型の天井の階段。天井が金ピカ。
壁の聖人の絵も凝ってる。
しずしずとに列は進み。。 -
私がマリア様と対面する番が来ました。
膝にちょこんとキリストが座ってます。
一目見て え? 黒?? というか金色ですけど…
という感じでちょっと驚いたけど、まぁそこは
後ろも詰まってるので形なりに手を組んで
世界平和と旅の無事を祈り
宝珠にも手を添えて終了。 -
天井もまた黄金に輝いて。
ちなみに。この黒いマリア様ですが
12世紀の時代、羊飼いが洞窟でこのマリア像を
見つけたのだそう。その洞窟もモンセラットの
見所になっているのですが、ケーブルカーが
山の方に行くのと、洞窟の方(下)に行くのと
2つあると知ったのが帰国してから。。
山の方のケーブルカーしかないと思って
洞窟の方には行ってないです… -
こちらはマリア様の後ろ側の部屋。
-
こんな感じで お背中も神々しい。
-
外にでて。蝋燭を供えるところ。
-
カトリック信者というわけではないので
見てそのままの感想。綺麗でした。 -
アーチ状のモチーフが美しい礼拝堂。
真正面はさっき対面したマリア様が見えます。 -
こんな感じで。
ほんとこのマリア様を主体とした
教会なんですね。 -
祭壇。
-
キリスト生誕の場面を摸したジオラマ。
スペインだと「ベレン」。
フランスだと「クレッシュ」と呼ばれるもの。 -
そう、こういうの初めてみました。
トレドでも同じようなものを見たので気になり
調べてみると、スペインのクリスマスは
24日のイブから1月6日まで。この間に
ベレンは飾られ、自宅で飾るセットも
売られてるのだとか。
このようにするのはカトリック特有のもので
プロテスタントの国イギリスでは
あまり見られないのだそう。
しかもスペインでは、ツリーを飾るよりも
このベレンを飾るのが主流なんだって。
ヘェー -
ついでに。ここモンセラット修道院で
マリア様以外にも有名なのが少年合唱隊。
この日は年始なのでおやすみです。
通常であれば美しい歌声が聞けるとのことで
大変残念。 -
一通り見終えて外へ。
こんな風に自分にゆかりのない宗教に
じっくり触れることができたのは
とてもいい機会でした。
次はケーブルカーでなんちゃって登山へ。
(登山の格好してませんけど)
つづく~( ˘ω˘ )
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2018-2019 スペイン
-
前の旅行記
'18-'19 スペイン06 : サグラダ・ファミリアを臨むアパートメントホテル ガウディズネストに泊まる
2018/12/31~
バルセロナ
-
次の旅行記
'18-'19 スペイン08 : カタルーニャの聖地モンセラットでなんちゃってハイキングを途中で挫折する
2019/01/01~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン01 : アエロフロート乗り継ぎ便でバルセロナへ
2018/12/29~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン02 : 早朝の無料時間内にグエル公園へ
2018/12/30~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン03 : バルセロナ街歩き グラシア地区からバルセロネータへ
2018/12/30~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン04 : カサ・ミラ(ラ・ペドレラ)ファストパス購入は代理店で。お値段前売りと変わり...
2018/12/30~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン05 : いつのまにやら工期大幅前倒し! 2026年完成予定のサグラダ・ファミリア
2018/12/31~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン06 : サグラダ・ファミリアを臨むアパートメントホテル ガウディズネストに泊まる
2018/12/31~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン07 : バルセロナから日帰りでカタルーニャの聖地モンセラットへ。黒いマリア様に会う
2019/01/01~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン08 : カタルーニャの聖地モンセラットでなんちゃってハイキングを途中で挫折する
2019/01/01~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン09 : 休業多い元旦バルセロナ 中世の雰囲気残る旧市街まち歩き
2019/01/01~
バルセロナ
-
'18-'19 スペイン10 : Renfe AVEでマドリードへ「どこへ行っても、うまくいかないことはある...
2019/01/02~
マドリード
-
'18-'19 スペイン11 : (´π`) ウグゥ…疲れがピークに。サンミゲル市場で夜ご飯のあと気合いで...
2019/01/02~
マドリード
-
'18-'19 スペイン12 : スペイン中世 城砦都市トレドの街をぶらぶら歩く
2019/01/03~
トレド
-
'18-'19 スペイン13 : ブサカワ人形に出会いゲルニカに対面する
2019/01/03~
マドリード
-
'18-'19 スペイン14 : 最終日のマドリード。マヨール広場からアルムデナ大聖堂へ
2019/01/04~
マドリード
-
'18-'19 スペイン15 : スペイン編最終回。マドリード王宮見学後バルセロナへ戻りモスクワへ
2019/01/04~
マドリード
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- nichiさん 2019/02/28 22:57:22
- 小説マルガリータ!!!
- 読まれたのですねーー
戦国時代にヨーロッパへ渡った天正遣欧少年使節の生涯を描いた2010年第17回松本清張賞を受賞した長編歴史小説ですよね。
私も読みました!
4人の少年たちは帰国した後、キリシタン弾圧でメッチャ苦労するわけで、、、
- picotabiさん からの返信 2019/03/02 09:03:35
- RE: 小説マルガリータ!!!
- nichiさん ご覧いただきありがとうございます (・∀・)
はい、完全に「侍」の影響をうけて他に渡欧した使節のことを知り
読みました。禁令のあとの苦しみが読んでてとっても辛かったです。。。
ミゲルの奥さんの語り口がとてもよかったですね。
松本清張賞をとってるんですね。それは知りませんでした。
これを受けて長崎への旅行をランタン祭りの時期に考えてます!
楽しみですーー
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
バルセロナ(スペイン) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2018-2019 スペイン
2
39