2018/03/18 - 2018/03/19
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旅人のくまさんさん
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山陰の名城巡りです。江戸時代後期に曲亭馬琴(滝沢馬琴)によって著わされた大長編読本の『南総里見八犬伝』は、一世を風靡した読み物でした。そのモデルとされる里見家の墓所が倉吉市にある『大岳院』です。殉死した『八賢士』も眠ります。
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白い花の『ジンチョウゲ(沈丁花)』の光景です。春の香りの代表ともいえる、ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木です。チンチョウゲとも呼ばれます。原産地は中国南部で、日本では室町時代頃にはすでに栽培されていたようです。
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同じく、白い花の『ジンチョウゲ(沈丁花)』の光景です。日本にある木は、なぜか雄株が多く、雌株はほとんど見られないようです。挿し木で増やすことが出来ます。小さい頃に経験しましたが、簡単には根付かなかった記憶です。
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倉s久手世紀男憎い文字でしたが、玄関上の表札には『白壁倶楽部』の文字が記されていました。扉が付いた、頑丈そうな二階の窓が印象的でした。ネット検索しましたら、なんと、洋食レストランでした。
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窓を塞ぐように、大きな絵が飾られた建物の光景です。上の絵は、『町屋・志水庵』の『栃と餅』の宣伝でした。下の絵も同じく、『倉敷名物・餅しゃぶ』の宣伝でした。
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紺色に染められた暖簾が懸かっていた店先光景です。右手前の石臼の上の兎さんの杵に、『くらよし・もちやさん』の文字がありましたから、餅屋さんのようです。
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街角の町名表示の光景です。『堺町一丁目』の文字が記されていました。『倉吉市堺町一丁目』で検索しましたら、『大岳院』の近くがヒットしましたので、現在の地名表示でした。
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里見氏の菩提寺、『大岳院』の山門光景です。同院のHPに記されていた由緒の紹介です。『当院は、もと駿河(静岡県)沼津城主 中村彦左衛門一栄公の菩提寺で慶久寺と称していましたが、一栄公の移封とともに伯耆(鳥取県)八橋に移ってきました』と紹介してありました。
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山門の建物のズームアップ光景です。回廊が設けてありました。『大岳院』の由緒の紹介の続きです。『一栄公の没後、嫡子の倉吉城主・中村伊豆守栄忠公が亡父を弔うため、一栄公を開基としてその法名「萬祥寺殿大岳周碵大居士」から、あらためて現在地に「萬祥山大岳院」と名づけ、父の実兄で慶久寺十世・孝山智順禅師を迎えて開創されました。時に慶長10年(1605年)のことです』
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山門の獅子像飾りの光景です。
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山門の獅子像飾りのズームアップ光景です。
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『大岳院』の文字が刻まれた石標の光景です。米子藩重臣で、打吹城(倉吉城)主の中村栄忠の父・中村一栄(1604年没)の法名、『萬祥寺殿大岳周碵大居士』に因んでいる院号と山号です。『大岳院』は、父の中村一栄の菩提寺として、栄忠が創建しました。
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『萬祥山』の文字が刻まれた石標の光景です。『大岳院』を創建した、中村一栄は、豊臣政権三中老で駿府城主だった中村一氏の弟で、駿河時代には沼津城(三枚橋城)を預かっていました。慶長5年(1600年)、一氏の子・中村一忠が米子に移されると、一栄は八橋城主となりました。 父の一栄の後を継いだ栄忠は、拠点を倉吉に移しましたが、中村氏は1609年に改易されました。
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かなりの年数が経ったと思われる石碑の光景です。右列に『大江磐代君霊廟所』、左列に『里見安房守香華院』の文字が刻まれていました。第119代光格天皇の生母・大江磐代(おおえ・いわしろ:1744~1813年)の君(きみ)は、倉吉で生まれました。磐代は、父とともに京に上り、閑院宮典仁親王の女房となった女性です。その縁で、大岳院は有栖川宮の祈願所となり、有栖川宮織仁親王、韶仁親王の位牌が祀られています。 同院のHPには、『閑院宮2代典仁親王と磐代君の第1王子がすなわち光格天皇で、第3王子織仁親王は有栖川宮6代をお嗣ぎになりました。これが文聚院宮と申し上げるお方です』と紹介されていました。
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高い台座の上に立つ、観世音菩薩像の光景です。『観音堂』と呼ばれている施設かも知れません。
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種々の飾りが施された、豪華な造りの石灯篭の光景です。
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気候か土壌が合わなかったのでしょうか、枯れてしまいそうな兆しが見えていた『ソテツ(蘇鉄)』の光景です。全体の葉が変色していました。
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振り返って眺めた『大岳院』の山門光景です。『鐘楼門』とも呼ばれているようです。
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イチオシ
振り返って眺めた『大岳院』の山門のズームアップ光景です。
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山名氏豊と娘・駒姫を祀る『駒姫八幡』です。『駒姫』の娘が、大江磐代君御母堂『おりんの方』といわれます。『山名氏豊(やまな・うじとよ:生年不詳~1580年?)』は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将で、南条氏の家臣、伯耆国久米郡打吹城主でした。
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祠の傍らに建てられていた石標のズームアップ光景です。『駒姫八幡大菩薩』の文字が刻まれていました。
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里見忠義と殉死をした八賢士の墓の光景です。『里見忠義(さとみ・ただよし:1594~1622年)』は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての大名で、安房館山藩2代藩主でした。
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『里見家墓所』のタイトルがあった説明看板の光景です。元和8年に29歳で亡くなった里見忠義と殉死をした八名の近臣がこのお寺に祀られていることと、八名の殉死者の戒名にすべて『賢』の文字が使われていることから『八賢士』と呼ばれ、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』のモデルになったらしいことが紹介されていました。
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イチオシ
『大岳院』の本堂の建物正面光景です。現在の本堂は、平成7年(1995年)に改築されました。曹洞宗のお寺です。 本院が岡山県の洞松寺で、『大岳院』の末寺は、極楽寺(倉吉市)、雲祥寺(倉吉市)、洞光寺(倉吉市)、胎蔵寺(倉吉市)、永昌寺(倉吉市)、松岸寺(北栄町)、隆光寺(北栄町)、谷昌寺(三朝町)と観音寺(三朝町)の9寺です。
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斜め前から眺めた、『大岳院』の本堂光景です。同院のHPには、『房州(千葉県)館山十代城主・里見安房守忠義公は、慶長19年倉吉に転封されて当院門前に居住されました。しかし、元和8年29歳にして関金において逝去され、近臣8人が殉死を遂げました。遺言により、当院において葬送し忠義公と殉死8臣を御位牌とともにお祀りしています』と紹介されていました。
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『寺務所』と呼ばれている建物光景になるようです。本堂と同時に再建されたのでしょうか、立派な造作の、まだ新しい建物でした。
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気に半分隠れてしまいましが、『鐘楼門』と呼ばれている山門と、その右奥に見える『駒姫八幡』の建物光景です。
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イチオシ
背丈はあまり高くありませんでしたが、びっしりと花が咲いた、『アシビ(馬酔木)』の光景です。日本に自生する、ツツジ科アセビ属の常緑低木です。
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