冬は温泉で温まろう！　四万温泉旅行2泊3日　その2長静館宿泊編

2019/01/25 - 2019/01/26

毎年、冬恒例の温泉旅。今年は11年ぶりに四万温泉に行くことにしました。人気の温泉地が多い群馬県では草津、伊香保の後塵を拝するものの、名の通った宿が多く、アクセスも良好。そして歓楽街的な要素が少ないのも自分達好みです。宿は1泊目は2008年も宿泊した積善館の本館。2泊目は長静館を予約しました。

その2。長静館宿泊編。四万温泉には積善館をはじめ有名な宿が多いですが、そんな中で選んだのは温泉口にある長静館。自家源泉を持ち、1日に宿泊できるのが十人限定という小さな宿。温泉の良さは当然ながら、食事が評判で5～6年前から一度宿泊したいと思っており、念願が叶いました。2日目は積善館をチェックアウトし、温泉街を散策。昼食は積善館の中にある積善やで。河原の湯や柏屋カフェなどで寛ぎ、長静館へ。噂に違わぬおいしい食事といい温泉でゆっくりできました。

エリア 四万温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

積善館をチェックアウト。本館で清算をし、荷物を預け、佳松亭の方から温泉街に向かいます。というのも2008年に見つけた場所にもう一度行きたかったので。

四万温泉 積善館 宿・ホテル

宿の前の道を右折し、バイパスの合流したら左折。ここにはよっほどの物好きしか来ないだろうと思っていましたが、足跡がありました。
橋を渡り振り返ると、

ドーンと四万温泉街が見下ろせます。（四万温泉は縦長なので新湯だけですが…）山間にあるの温泉地という事が良く分かり、This is 四万温泉という絵が好きです。

積善館を俯瞰で。印象的な赤い橋もはっきり見えます。

バイパスの途中を左折し、月見橋まで下りてきました。

この橋から見た四万川がきれいだったので、もう少し下流へ。

四万川 自然・景勝地

お～、これが四万ブルーですか。確かにきれいな青です。

四万川 自然・景勝地

温泉街を歩き、銀泉茶屋で休憩。

銀泉茶屋 グルメ・レストラン

群馬名物、焼きまんじゅう。久しぶりに食べてみると、まんじゅうの部分は蒸しパンのようでした。甘辛な味噌は美味。

銀泉茶屋 グルメ・レストラン

四万温泉協会にも立ち寄り。トイレをお借りし、食事処が一覧になったものを頂き、再び散策。

塩之湯飲泉所。ゆずりはの飲泉所の湯より少し塩分があるでしょうか。

塩之湯飲泉所 名所・史跡

昼食は積善やで。今日の宿の夕食が多いと思われるので軽めにしようとこちらになりました。本館受付横にある券売機で購入。スタッフの方に渡し、

本館の横にある食事処へ。こちらは日帰り入浴の方の休憩所を兼ねており、

入って手前にはソファが並び、その奥が食事スペースになります。

注文したのは山菜うどん。相方は温玉とろろうどん。出汁がしっかりしていておいしかったです。
ここにはコインロッカーもあり、貴重品を預け、

河原の湯で入浴。

河原の湯 温泉

御夢想の湯より少し熱めですが、良く温まります。

河原の湯 温泉

入浴後は柏屋カフェへ。

四万温泉 柏屋カフェ グルメ・レストラン

コーヒーと相方はカフェモカを注文。
コーヒーは香り、苦みもありおいしい。相方は甘めのものが欲しかったのでカフェモカにしましたが、ちょっと甘過ぎたようで。

四万温泉 柏屋カフェ グルメ・レストラン

再び積善館に向かい、荷物をピックアップ。温泉街からもグランドホテルの向こうにきれいに山が見えました。

3時ちょうどに長静館に到着。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

受付でチェックイン。館内の説明を聞き、部屋へ。（右のボードで貸切露天風呂の時間を予約）

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

横のロビーではクイーンの楽曲が流れています。音もいい！

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

テラス。こちらは喫煙スペースも兼ねているよう。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

目の前には四万川。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

館内の小物も可愛く、階段には右下の有難いお言葉も。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

部屋は2階。きれいな館内で相方も気に入った様子。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

部屋は和室8畳。
平日泊で14580円（税込）＋150円（入湯税）＝＠14730円です。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

二人なので十分な広さ。布団はセルフになります。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

お茶菓子とドリップ式のコーヒー。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

入ってすぐ右に冷蔵庫があり、その奥に洗面とトイレ。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

アミュニティも揃い、可愛い浴衣に相方のテンションも一気にアップ！！
ではお風呂へと参りましょう。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

フロント横の階段を降り、B1にあるのが静霞の湯（女湯）
脱衣所。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

静霞の湯 。
お湯はナトリウム・カルシウム - 塩化物。硫酸塩温泉。長静館の自家源泉で源泉かけ流し。（加水あり）

　

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

洗い場。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

受付横のボードで予約をして入る貸し切り露天風呂。
脱衣所。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

貸し切り露天風呂。四万川の眺めも良く、快適です。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

洗い場。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

貸切露天の横にある瑠璃の湯（男湯）
脱衣所。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

瑠璃の湯（男湯）

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

洗い場。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

続きの露天風呂。
今日の宿泊は2組。なのでほとんど貸切。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

四万川を眺めながらの贅沢な湯あみとなりました。

部屋で寛ぎ、18時になったら食事処へ。（チェックインの際、呼び出しはしないとの説明を受けています。）

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

本日の献立。これを見れば益々期待が膨らみます。
そして、ビールや日本酒ではなく、明らかにワインでしょう。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

ヴィジェガ・ブリュットで乾杯！辛口で旨い。

食事は一皿ずつ、いいタイミングで供されます。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

下仁田葱のエチュベ ～ 自家製ベーコンと温泉玉子

下仁田葱の甘さとベーコンの燻香、塩味のバランスが絶妙です。温泉玉子でコクが増しマイルドに。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

彩菜 ～ 群馬のニジマスと野菜たち

彩りが見事。ソースは4種あり、下がパプリカとバルサミコ、上が人参とほうれん草。好みのソースをつけて群馬の野菜を頂きます。軽くスモークされたニジマス（銀光）も美味。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

手作りのシャルキュトリー ～ ハムとサラミ　アラグレックと共に

サラミは市販のものとは全く違い、柔らかく塩味も程よく食べやすい。ハムはしっとりした肉質で旨味が凝縮。ワインがすすみます。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

すずきのパイ包み焼き ～ ゆずのソースで

コンキリエはクリームソース。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

肉厚のすずき。身はふっくら弾力があります。淡泊な身は柚子ソースでさっぱり。マッシュしたポテト、濃厚なコンキリエとのバランスが良くおいしいです。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

おしのぎ ～ 黒毛和牛（A5）のサーロインで

黒毛和牛は霜降りでとろけます。ほうれん草は甘酢和えで口はさっぱり。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

やまと豚のロティ ～ 2種類のロースをリンゴのソースで

火入れの温度が素晴らしい。肉厚のロース肉がしっとりジューシー。甘酸っぱいソースとの相性もいい。左にある小さめのロース肉は香ばしく焼かれ、より甘みを感じます。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

お食事　細うどん

柚子の香りもさわやか。お腹は一杯でしたが、おいしい出汁と香りで箸がすすむます。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

プレドルチェ ～ フルーツの水菓子。グレープフルーツ

お腹は一杯になり、もう一つのドルチェは朝食時にして頂きました。部屋に戻ってすぐ布団を敷き、倒れ込むように横になりました。

朝は貸切露天風呂へ。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

前夜からの冷え込みで一面の雪景色。最後に素晴らしい景色が見れました。
ちょっと思いついて、一端部屋に取って返し、

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

持ってきたのは、相方が持ってきた獺祭。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

朝から雪見酒でーす！！いやぁ～至福の時。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

朝食は8時から。
玉子焼き、牛肉すき煮風、大根おかか和え、ほうれん草きのこ胡麻酢和え、炊き合わせ、鮭塩焼き、きのこ佃煮、みそ汁、ご飯。どれも味付けは上品で丁寧な仕事が光ります。
最後に夕食時のデザート。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

ドルチェ　ブランマンジェは宝石箱

生クリーム、イチゴ、数種のぶどう、ブランマンジェが層になりおいしいです。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

長静館の食事はどれも本当においしかったです。相方も大満足。温泉宿としてのもてなしの在り方、考えがしっかりあり非常に心地よく過ごすことができました。また違う季節に来てみたいですね。
食後にもう一度お風呂に入り、チェックアウト。高速バスが温泉口、10時48分なのでそれまでロビーで待たせていただきました。

四万温泉　湯元　長静館 宿・ホテル

6分遅れて到着。四万温泉号にて帰郷。14時過ぎには東京駅に到着しました。

毎年恒例の冬の温泉旅。今回も本当にゆっくりできました。四万温泉は地元の方には怒られるかもしれませんが観光するところもさほどないので、静かに温泉を楽しむにはピッタリだ思います。積善館の館主はしきりに湯治という事を仰っていましたが、まさに心身ともにリフレッシュできたいい旅になりました。