2016年ドイツの旅 (5) ヴュルツブルク マリエンベルク要塞から美しい景色とフランケンワイン醸造所の街

2016/06/28 - 2016/06/28

ハイデルベルクからロ－テンブルクへ行く途中、電車から降りてロマンチック街道の北からの出発地ヴュルツブルクへ立ち寄った。
マリエンベルク要塞から見るヴュルツブルクの景色と反対にアルテマイン橋から要塞の景色を見る。またフランケン白ワインの大手醸造所のユリウスシュピタ－ルのワインショップへ買いに行くのが主な目的。
マリエンベルク要塞から見る景色はハイデルベルクと同じく教会と川と橋が特徴の美しい眺めの街だった。ハイデルベルクと違うのは広大なワイン畑の景色があることと街が大きいこと。

表紙画像は聖キリアン大聖堂（中央）

□ 6/24(金) 成田空港→オランダ スキポ－ル空港乗継ぎ→ミュンヘン空港 ミュンヘン泊
□ 6/25(土) ノイシュバンシュタイン城,ヴィ－ス教会 ミュンヘン泊
□ 6/26(日) 日中 ケ－ニヒス湖,オ－バ－湖(Obersee )
□ 6/26(日) 夜 ミュンヘン旧市街 ミュンヘン泊
□ 6/27(月) 午前 ミュンヘン旧市街
□ 6/27(月) 午前 ハイデルベルク旧市街 ハイデルベルク泊
□ 6/28(火) 午前 ハイデルベルク
■ 6/28(火) 午後 ヴュルツブルク
□ 6/28(火) 夜 ロ－テンブルク旧市街 ロ－テンブルク泊
□ 6/29(水) ロ－テンブルク,ディンケルスビュール,ニュルンベルク
ロ－テンブルク泊
□ 6/30(木) 午前 ロ－テンブルク
□ 6/30(木) 午後 フランクフルト フランクフルト泊
□ 7/1 (金) ライン川下り(リュ－デスハイム→ボッパルト),
マインツ ケルン泊
□ 7/2 (土) 午後 アムステルダム ザ－ンセ・スカンス アムステルダム泊
□ 7/3 (日) 日中 アムステルダム旧市街観光
□ 7/3 (日) 夕方 オランダ スキポ－ル空港発（成田直行）機内泊
7/4 (月) 成田空港着

ハイデルベルクの歴史
紀元前ケルト人が住んでいた地域に民族の移動の時期にフランク人が定住した。
689年アイルランド、スコットランドから渡来した聖キリアンがこの地にキリスト教を布教、修道院や教会でワイン醸造が広める。
中世から司教座都市として発展。1814年にはバイエルン王国領となる。第2次世界大戦では英国軍の爆撃で5000人以上の市民が死亡。中心街の90％が破壊される。
有名人としてはX線の発見者レントゲンの出身地で記念館がある。

エリア ヴュルツブルク(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

14:13
トラムを使うには時間がなかったのでヴュルツブルグの駅前からタクシ-で行った。
画像はマリエンベルク要塞のタクシ－で降りたベルクフリート(主塔)付近。

14:20
要塞には小さいけれど可愛い庭園があった。

14:23
庭園を拡大

14:24
要塞から右手方向の景色の丘にはブドウ畑、手前のマイン川には遊覧船。

14:26
左手奥の視野に丘の傾斜ブドウ畑が見えフランケンワイン（主に白ワイン）の有数の産地なのも頷ける。
聖キリエンの時代から修道院や教会で積極的にワイン造りが始まった。

赤と白のコントラストが鮮やかなマリエンカペレ（聖母マリア礼拝堂）。

7世紀にアイルランドから渡来し、フランケン地方にキリスト教を広めた聖キリアンに捧げられた聖キリアン大聖堂。

中央から左に黒い屋根で樹に囲まれた暗い黄土色の外壁のレジデンツ

アルテマイン橋
両側に守護聖人キリアンなどの12体の聖人像が並ぶ

14：32
要塞にある領主の庭園(Furstengarten）
庭園の4隅に彫刻の像が置いてあり水盤と左右両側の円弧を描いた階段が上で合流している形はしゃれている。
ハイデルベルク城からの景色と似ている。

14:55
帰りはこの門を通り抜けた。

14:58
坂道を下り川の方向へ進む。

15:16
マリエンベルク要塞からアルテマイン橋まで少し遠回りして15分ほどかかった。

アルテマイン橋にはこの町の守護聖人となった聖キリアンや、その従者であった聖トトナンをはじめ、カール大帝やその父である国王ビビン、聖ネポムクなど、ヴュルツブルクにゆかりのある12人の聖人像がある。

画像は聖キリアン像、右奥にマリエンベルク要塞が見える。

15:17
アルテマイン橋を渡ったところから左上にマリエンベルク要塞。

15:17
橋の反対側は旧市街。

15:18
フランケンワインを飲むにはアルテマイン橋のたもとにレストラン
アルテマインミューレがある。時間がなくて飲酒は割愛。

15:21
トラムが走る道を歩く帰宅の子供達。
奥には2本の尖塔が見えるキリエン大聖堂。

15:25
マルクト広場に面したマリエンカペレ（聖母マリア礼拝堂）
後期ゴシック様式のホール式教会で、かつてユダヤ教のシナゴーグが建っていた場所に建設された。

15:26
教会の前に踊る人達の絵がついたマイバウム（Maibaum＝5月の木）が目を惹いた。

15:28
マリエンカペレ横のおしゃれな建物

15:31
トラムの通りに面したノイミュンスター教会 　

15:32
バロック様式の赤い砂岩のファサード、ヴュルツブルクの守護聖人であるこの場所で亡くなった聖キリアンの墓所の上に立てられている。

ヴュルツブルクの領主であったゴツベルト公爵を改宗させた聖キリアン、公爵が兄の未亡人と結婚していること（レビラト婚）を教会法に反するとしたため、夫人がこのことを快く思わず、公爵不在中にキリアンとコールマン、トトナンを暗殺。
ここの教会は聖キリアンと2名の司祭が暗殺された場所。

15:38
教会の入口から。

15:38
白を基調とした格調のある内部は、ヴィース教会の装飾で知られるドミニクス・ツィンマーマン兄弟による。地下には貴重な聖キリアンの霊廟がある。

15:39
間口は狭いが白を基調にした壁に金色の祭壇が映える。
手前に聖キリアンが2人の司祭にはさまれ佇んでいる上半身の姿を表した木像「聖キリアンと共に殉職した二人の司祭の像」がある。

15:42
リーメンシュナイダー作の聖母子像

15:46
教会の外には「ミンネゼンガー」（Minnesänger）で詩人、ドイツ愛国者フォーゲルヴァイデ(Walther von der Vogelweide 1170年頃 - 1230年頃）の墓。
ワ－グナ－のオペラ 「タンホイザ－」の場面に出てくるヴァルトブルク城の歌合戦にヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハと参加。
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハはワ－グナ－の楽劇「パルジファル」のベ－スとなる叙事詩パルジファルの詩人。

15:47
聖キリアン大聖堂
四つの塔があり、内部は白が基調の美しい教会。
1945年の大空襲で破壊され、1967年に復元された。

15:49
内部は白が基調の美しい教会

15:54
領主司教ルドルフ・フォン・シェーレンベルクの墓碑（リーメンシュナイダー作）

15:54
後方には十字架とキリスト像？

16:04
世界遺産のレジデンツ
天井には世界最大といわれるフレスコ画が階段の間にあったが内部は撮影禁止。

16:39
レジデンツの広い庭園には色とりどりの花が咲いていた。

16:41
庭園側から見たレジデンツ

16:44
レジデンツからフランケン白ワインの大手醸造所のユリウスシュピタ－ルのワインショップへ向う。

17:21
ユリウスシュピタ－ルのワインショップが見当たらずⅩ線の発見者のご当地出身のレントゲンの記念館の前を通過。
X線が発見されなければCTもなく整形外科や癌治療などの医療でレントゲンの貢献度は極めて高い。

17:21
レントゲン記念館全景、ワインショップが閉店してしまうので中には入らず。

17：32
ユリウスシュピタ－ルのワインバ－（左赤●）横の案内板をカメラで撮影して再びこの地図を頼りに店（右赤●）を捜した。

17:57
ユリウスシュピタ－ルのワインバ－から少し離れたセントラル ホテル ガルニ（Central Hotel Garni）(左から3軒目の白い外壁の建物)の横にワインショップ
(weineck julius echter)(中央の大きなの建物1階)があった。
1時間位迷いながらやっと見つけた。これ迄の海外旅行で迷った時間としては最も長い。
事前にワインショップについて検索しても店の名前や場所の情報がわからなかったのが苦戦した原因。

ユリウスシュピタ－ルのワインショップ weineck julius echter
安いワインなら日本でも買えるし金額的な面で価格差は1000円以上にするため25ユ－ロ以上の白甘口の扁平な瓶のワイン3本購入。日本に帰国してから飲んだリ－スリングのベ－レンアウスレ－ゼ 50ユ－ロのワインは雑味が少なく飲みやすく美味しかった。日本だと20％以上は高く売っていそう。
ここでは無料で高いワインは試飲はできない。

18:01
ワインショップ近くのユリウスシュピタ－ル庭園、酒に関心のない妻はここのベンチで待機。

18:19
歩いてヴュルツブルクの鉄道駅に到着、ロ－テンブルクへ向う。