エジプト旅行⑥（ハトシェプスト女王葬祭殿）

2017/09/09 - 2017/09/16

ルクソールにあるハトシェプスト葬祭殿。
日差しを遮る場所がほとんど無く、強い日差しへの対策が
必要な場所です。

ハトシェプストは夫であるトトメス2世が亡くなった後、
幼いトトメス3世の代わりに、ファラオとして君臨した女傑です。
しかしそれを恨みに思ったトトメス3世により、ハトシェプストの
功績は破壊されたと云われています。

近年になって発見されたハトシェプストのミイラから、
大柄で太目、多くの病気を抱えていたことまで判明しました。

エリア ルクソール(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.5

ハトシェプスト女王葬祭殿のインフォメーションセンターには、
建造当時の建物のミニチュアが飾られています。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

葬祭殿に向かう途中の岩壁には、何個も穴が開いています。
入口は埋められていますが、墓の跡のように見えます。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

遠くに、高い岩壁の麓に建てられている四角い葬祭殿が見えてきました。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

インフォメーションセンターから出ている送迎用の車を降りて、葬祭殿に歩いて向かいます。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

遺跡というより、近代的な建物の正面玄関のような造形です。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

ホルスの彫刻が中心になっていますが、謎の人面やアヌビスの杖なども描かれています。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

カルナックやルクソールのような規模ではありませんが、
ハトシェプスト女王葬祭殿にも列柱室が存在します。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

直射日光の当たらない壁面には、かなり鮮明な色彩の壁画が残されています。ただ壁画を守る柱や屋根の造りが雑 笑

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

おかっぱの大きな頭部像。ホルスの妻、ハトホル女神像です。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

聖なる牛アピスの壁画が描かれています。
かなり薄くなってしまっていますね。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

戦闘シーンが描かれているようです。
剣で戦っていたり、弓を持っていたり、ライオンを散歩させていたり。。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

男性が石を積み上げています。ピラミッドを造っているのかな？

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

葬祭殿の麓には、ハトにしか見えないホルス像が建っています。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

古墳の入口のような石門です。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

長さのまちまちな列柱が残っていますが、ここは元々屋根は
設けられていなかったようですね。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

葬祭殿の中心部であったであろう場所です。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

葬祭殿の正面右側には、石像が並んで残っています。
他の石柱前の石像は、ほとんど失われています。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

葬祭殿からの眺めです。
バリアフリーという程ではないですが、緩やかな坂と階段で上階に
登る事が出来ます。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

葬祭殿の祭壇ですかね。
少し高く積まれた石垣と階段が残されています。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

こちらは入口が閉ざされている小部屋で、金網越しに内部を見学する
事が出来ます。ほとんどの壁画は剥げ落ちていますが、正面左の
黄土色の壁画は、イコン画のように美しい色合いが残されています。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

やはり直射日光を受けない場所の壁画は、かなり綺麗に彩色が残っています。
目は白目になっていますが。。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

残された石像は少なくなっていますが、石柱前にはずらりと石像が並んでいたであろうことは推測できます。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

葬祭殿の手前にぽつんと置かれていたスフィンクス。

ハトシェプスト女王葬祭殿 山・渓谷

ナイル川西岸に建つ、メムノンの巨像。

メムノンの巨像 建造物

周辺は、ナイルの恵みで青々とした風景が広がっています。
前回は、2月の訪問で乾燥した風景が広がっていたので、
景色が違って見えて新鮮です。

巨像の台座表面には、消えかけた象形文字と共に文字がぎっしりと
書かれていました。何語かも分かりませんが。。

メムノンの巨像 建造物

スターウォーズのストームトルーパーみたいな顔になってる。

メムノンの巨像 建造物

保存状態は良くありませんが、かなり巨大な石像です。
古代、何かしらの自然現象の影響で、巨像が音を発していたという
記録が複数残っているようです。

メムノンの巨像 建造物

ザ、観光船という感じの装飾ですね。夜間は電飾で光ってそう。

学生の頃は、マストを広げた帆掛け船で中洲の島にあるホテルに
渡った記憶がありますが、今回はマストも広げず動力での操船でした。
これで対岸に渡るのかと思っていましたが。。。
少し岸から離れて川に浮かんでいた後、また元の場所に戻ってしまいました。
このイベントいらない気もするけど、ナイルに触れるという意味では、
ありなのかな？

対岸には、これから訪れるルクソール神殿が見えていました。

ルクソール神殿 城・宮殿