ウィーンで過ごす年末年始'18-'19【9】元日のシェーンブルン宮殿編

2018/12/28 - 2019/01/04

それは突然やってきました。

【年末はウィーンで音楽三昧！2018年を“ウィンナワルツ”と“第九”で締めくくる6日間】
新聞に載っていたある某旅行会社の広告。

このツアーのポイントは
・12/29（土）～1/3（木）という完璧な年末年始
・ウィーン1都市4泊連泊
・12月30日に、かのウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」のプレビューコンサート（＝ゲネプロ）を鑑賞
・大晦日はウィーン交響楽団の「第九」で締めくくり
・音楽以外は食事も含めてすべてフリー
・お値段38.8万円（TAX,サーチャージ他除く）

私の母は毎年NHKがウィーンから中継するウィーンフィルの「ニューイヤーコンサート」を楽しみにしており、いつか行ってみたいと何十年も聞かされてたので、取り急ぎ「こんな広告出てたけど…」と電話すると、「行く！」と即答。いやまだ何もツアーの説明していませんけど…。

ニューイヤーコンサートが30日、31日、1日と3日間あるのも初めて知りました。プレビューコンサートといえ個人では入手するのが難しいプラチナチケットであることは間違いない。それを考えたらこの広告を見たの何かのご縁。

とはいえ、ツアーでそこそこの海外旅行の経験はあるといえども、79歳の母には自由度の高く、真冬のウィーンに一人で行かせるのはさすがにハードルが高い。

ってなわけで、妻の理解もあり、妻子を妻の実家に残し私が同行することに。その日のうちにネット申し込みし、かくして「平成最後の年末年始」はウィーンで過ごすことと相成りました。

●旅程●
12/28 GK518　福岡2015⇒2200成田 　実際は…GK518 欠航
　　振替⇒JAL330　福岡2000⇒2130羽田
～電車で成田空港へ（最終にぎりぎり間に合う）～ホテルへ
12/29　NH209　成田1055⇒1505デュッセルドルフ
　　　　LX1025　デュッセルドルフ1850⇒2000チューリッヒ
　　　　LX1584　チューリッヒ2125⇒ウィーン2245～ホテルへ
12/30　1100　ウィーンフィル「ニューイヤーコンサート」プレビュー＠楽友協会
　　　　　　　　指揮：クリスティアン・ティーレマン
　　　　夕方　自然史博物館
12/31　午前　美術史美術館
　　　　午後　国立オペラ座
　　　　1800　ウィーン交響楽団「第九」＠コンツェルトハウス
　　　　　　　　指揮：アンドレス・オロスコ＝エストラーダ
　　　　2400　ニューイヤー・カウントダウン＠市庁舎前
1/1　　 午前　王宮（ホーフブルグ）
　　　　　　旧王宮　宮廷銀器コレクション、シシィ・ミュージアム、皇帝の部屋
　　　 午後　シェーンブルン宮殿　←★この旅行記
1/2　　 午前ゆっくり～食事～空港へ
OS159 ウィーン1625⇒1800デュッセルドルフ
　　　　NH210 デュッセルドルフ2000⇒
1/3 1525成田～ホテルへ
1/4 成田～銀座「寿初春大歌舞伎」＠歌舞伎座
　　　　　　　　　　一條大蔵譚（幕見席）　～
　　　　JAL637　羽田1720⇒1915熊本（妻の実家へ）

●レート●
1ユーロ≒￥130くらい（クレジットカード請求レート）
ATMは1ユーロ140円くらいと最悪。勝手に日本円に変換してくるヤツだった…。最近そういうATM多いですよね。お気を付けあれ。心配な方は普通に両替してください。
※ウィーンではクレジットカードが使えますが、タクシーやトイレ（0.5ユーロくらい）など多少の現金は必要です。

●マイル●
私のスタアラ系はUAで貯めています。
ツアーでしたが100％ついていました。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩

1/1 午後です。
午前中
https://4travel.jp/travelogue/11447221
シェーンブルン宮殿をめざします。

シェーンブルン宮殿に行くには地下鉄U4で行く方法が一般的かとは思いますが、グーグル先生によると、街の真ん中ステファンプラッツから10番トラムに乗り換えろと。乗り換えは地下鉄駅を地上に出るとすぐ電停があったので迷うことはありませんでした。

確かに、歩行距離的には最も短いルートです。
たぶん結果的に早く着くということでの提案だったのでしょう。

うーん、もう旅にはWi-Fi手放せんなぁ。
本を見て考えていたあの時代が懐かしい。。

ちなみにU4のシェーンブルン駅から宮殿までは徒歩10分弱、10番トラムで行くと横断歩道を渡るだけです。

どーんとシェーンブルン宮殿がありました。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

前の旅行記でも書きましたが、王宮とシェーンブルン宮殿を両方行くならこのシシィチケットがおすすめです。このチケットだと並ばずに入場可能です。

https://www.schoenbrunn.at/en/our-tickets-and-prices/all-tickets-prices/#sisi-ticket

HPによると、私たちが行ったとき29.9ユーロだったチケットは2019年4月から34.0ユーロに値上げのようです。

年が明けてもシェーンブルン宮殿前にはクリスマスマーケットが立っていました。

この様子はのちほど。

中は撮影禁止なので写真は全然ありませんが、オーディオガイド（日本語）があります。

王宮（シシィミュージアム）からの流れで見たので、非常に深く理解できました。

庭、といっても広大。

遠くに見えるのは「グロリエッテ」。
宮殿越しにウィーンの市街地が見えるとかで眺めがいいそう。
カフェもあるようですが、ちょっと暗くなり始めたので（16時には日没）行くのは断念。

季節が良ければ庭園にはお花が咲いているとか。

黄色の宮殿

シェーンブルン動物園もコアラやパンダがいて楽しいようです。
子連れならこっちやな。

あっというまに日没。

そして一気に寒くなってきます。

ちなみにこの季節、シェーンブルン宮殿は17時閉館。

そしてここからは宮殿前広場のクリスマスマーケットが活気を帯びてきます。


およそ70店舗が出店しているとか。

ウィーンのクリスマスマーケットは市庁舎前とここシェーンブルン宮殿が有名だそうです。

てっきり12月25日までだと思っていたので、なんだか得した気分。

クリスマスマーケット、というだけあって、クリスマスのオーナメントなどもありますが、季節は過ぎても来年のためか意外と皆さん買って行かれるようです。

見ているだけでも楽しいものですが

クリスマスツリーを飾る方にはお土産としても手頃です。

何屋さん？

キノコ屋？

たしかに、こんな飾りあるよね。

フクロウとか。

そして可愛いおきもの。

エンジェルやー。

陶磁器も。

こちらはアツアツのクレープ。

結構行列ができていました。

シェーンブルン宮殿とクリスマスマーケット、ツリー。

クリスマスツリー前ではおじちゃんバンドによるコンサート！

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

もちろんグリューワインとともに。

このマグカップはシェーンブルン宮殿の絵が描かれています。
デポジットは3ユーロだったか4ユーロだったか、まぁそんなもんなんで、お土産にも最適です。
私も持って帰りました。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

充分クリスマスマーケットも楽しんで、シェーンブルン宮殿とおわかれ！

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

帰りは地下鉄で。

そしてここからが大変。

街なかに戻ったものの、元日の夜、ガイドブックに載っているレストランを数件を回りましたが、どこも予約でいっぱい！

おお、予約してからくるんだった。。。


で、仕方なく、ということで、前日も来たROSENBERGER。
カジュアルな雰囲気に相変わらずのボリューム。

元日の夜だから、もうちょっとちゃんとしたレストランに行きたかった。。。
まぁここも普通においしいけどね。

ROSENBERGERはオペラ座の裏なので、何かと使い勝手は良いかも。

アクセスはいいです。