フリーきっぷで行く北陸周遊旅行[5] 爆走！如意の渡と雨晴海岸

2018/11/29 - 2018/11/29

新幹線が開業し観光ブームが巻き起こる北陸へ。関東のJR駅ではカニのポスターが貼りだされ行きたくなってしまいました。
ただ、JR東日本は大人の休日倶楽部限定だの使いにくいツアー商品ばかり…。JR西日本は3日前までの購入が必要だったり2名以上が条件だったり…。
そんな中、JR東海が発売する「北陸観光フリーきっぷ」は当日、1名から発売。行きと帰りで特急ひだ、特急しらさぎを利用できることに加え、名古屋発、浜松発、静岡発から選ぶことができ、名古屋・米原までの新幹線ひかり・こだまも使えます。高山などでの途中下車も可能。お盆や年末などの繁忙期を除いて通年発売です。
http://railway.jr-central.co.jp/tickets/hokuriku-free2/

このきっぷを駆使して岐阜・富山・石川を3日間観光してきました。

2日目午後は氷見へ行きました。午前中海王丸見学ののち氷見へ向かうローカル線までダッシュするところから始まります。「如意の渡」を突破！

エリア 氷見(富山)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩

海王丸パークを後にして万葉線に再び乗車。

海王丸駅 駅

海王丸13:24>>万葉線高岡行き>>吉久13:37

なんか何にもないただの道路をペイントしただけの停留場に降ろされました。

吉久停留場 駅

氷見へのアクセスは高岡駅まで戻ってJR氷見線に乗り換えが普通かもしれませんが、地図を見るとかなり行って帰っての部分が多くもったいないです。

そこで川を挟んで西へ向かう氷見線と東へ向かう万葉線が最接近するこの位置で乗り換えをやってみました。徒歩2km弱。

(ちなみに駅同士が最接近するのは新能町停留場と能町駅　←の方がおすすめです)

氷見線の伏木駅発車時刻は14:00。それを逃すと15:35です。
絶対に負けられないタイムトライアル。

小谷部川にかかる伏木万葉大橋には大伴家持の歌碑がいくつも設置されています。

この橋ができる前は富山新港と同様に渡し舟があったそうです。その名も「如意の渡」。それがあればこんなに歩かずに済んだのに…。
発着場の跡地が橋下に残っています。

如意の渡 乗り物

もうすぐ駅、というところに義経と弁慶の像「如意の渡」。
先ほどの川を義経が渡ろうと船に乗り込もうとすると渡守に声をかけられた場面。

休み休みでしたがほぼ全力で走って約15分で到着。

ポストの上は大伴家持。万葉集の約1割はこの人の歌。越中国守としてここ伏木に赴任していたらしい。

伏木駅 駅

伏木14:00>>氷見線氷見行き>>氷見14:16

ここで再びフリーパスを召喚。列車は2両編成のディーゼルカー。意外と込んでいて座れなかった。

雨晴海岸。列車は海ギリギリを走る。

車内掲示より。
晴れていればこんな立山連峰がみられるのか！

終点、氷見に到着。

そういえばお昼ごはんがまだでした。
この時間でも空いているお店を駅周辺で探して入ってみました。海鮮料理の「おがわ」。

海鮮料理 おがわ グルメ・レストラン

おまかせ氷見うどん(2000円)
地魚刺身・白えびと地魚天ぷら・氷見うどんのセットにしました。この時の地魚はアジとイカでした。
プラス1000円で寒ブリにできます。

ネット(別サイト)の口コミでいろいろ書かれていましたけど、きちんとしていますよ。ちょっと無愛想なお母さんが一人で切り盛りしていました。量もそれなりにありましたし美味しかったです。

再び氷見駅。駅内外を猫がうろうろ。漁業の町って感じですね。

駅の観光案内所でレンタサイクルをゲット。
17:00までに返却となりますが1日200円で利用できます。
雨晴駅で返却できるとのことなのでそのようにしました。道順を丁寧に教えてくれました。

氷見市観光案内所 名所・史跡

ママチャリには自信があるのでどんどん漕いでまずは雨晴海岸とは逆方向へ。
漁港付近で魚取神社を発見！

氷見番屋街という道の駅に到着。
ここには無料の天然温泉の足湯がありました。

ひみ番屋街 (道の駅 氷見) 市場・商店街

足湯につかりながら富山湾を眺めることができます。極楽。

道路挟んだ向かいは比美乃江公園(ひみのえこうえん)。展望台があります。

比美乃江公園展望台 名所・史跡

海を一望。山は見えず。

今回も絶対に負けられないタイムトライアルです。
雨晴駅16:16発に乗車しなければなりません。逃すと17:21。現在時刻は15:30。

青色のマーカーに沿って行けば駅まで行けるとのこと。

松林を抜けると海岸沿いに出た！

雨晴海岸に到着。ここからさらに進むには徒歩。
ここを曲がれば駅です。

能登半島国定公園雨晴海岸 公園・植物園

爆走安全運転の甲斐あって30分で到着。後半雨降ってきてしんどかったぞ。
自転車を返却。汽車まで残り10分あったので観光案内で絵葉書を購入。

雨晴駅 駅

今日のような雨の日でもばっちり記念写真が撮れる特大看板システムが駅前駐車場にはあります。
自撮り棒は要持参です。

雨晴16:16>>氷見線高岡行き>>高岡16:40

ブリにまたがる忍者ハットリくんが来ました。氷見は藤子不二雄Aの出身地だそうです。

車内もハットリくんだらけ。
まあ、見たことないのであんまりテンション上がらないんだが。

結局晴れませんでした、雨降り海岸…。

高岡に到着。後ろの車両は国鉄色。

JR氷見線 乗り物

もう暗くなってしまいましたが徒歩で高岡大仏を訪問。歩ける距離でした。奈良・鎌倉と合わせて日本三大に数えられるそうです。鎌倉より穏やかな表情に見えます。

ところでお寺ってどうお参りすればいいのかいまだによくわかんないんですよね。

高岡大仏 寺・神社・教会

高岡駅に戻ったら別のハットリくん列車がいました。そこまでレアではないのか。

JR城端線 乗り物

高岡17:27>>城端線城端行き>>城端18:22

何にも考えずにフリーきっぷだからタダだしとローカル線の終点まで来てしまった。

すぐ入れそうなところとかなさそうだし、20分後の折り返し列車で戻ることにしました。
なぜか外国人旅行客？4人グループが一緒に降りてたけどどこ行くんだろ。合掌造りの五箇山はこの先らしいけど。

城端駅 駅

駅の展示スペースには写真が飾ってありました。冬は雪で包まれるんだな。

中央下の緑の妖怪はなんだっけ。チュパカブラ…王国…

城端18:44>>城端線高岡行き>>新高岡19:32

折り返し乗車。
氷見線で乗った車両より車内ハットリくん率がアップしてるぞ。

途中には油田駅があります。
ここに家を建てれば億万長者になれるかも。

新高岡に到着。
新幹線停車駅なのに拍子抜けするくらいしょぼい改札。

新幹線の駅までは少し外を歩く必要があります。
もうちょっと何とかなっただろ。

新高岡駅 駅

予想通りあまり人のいないホームに空っぽの新幹線が到着。いや多少は人がおりていたな。改札に入ると何にもお店はないのでその前に済ませたほうが吉。
フリーきっぷで自由席は乗車OK。ただし自動改札は通れません。今夜の宿の金沢へ。

晩御飯は金沢駅百番街で。混んでいるお店が多い中、比較的空いていたので入ったうどん蕎麦屋さん「お多福」
能登産豚のとんかつ膳(1000円)。

明日は最終日。つづく。