フリーきっぷで行く北陸周遊旅行[1] 海から眺める富士山

2018/11/28 - 2018/11/28

新幹線が開業し観光ブームが巻き起こる北陸へ。関東のJR駅ではカニのポスターが貼りだされ行きたくなってしまいました。
ただ、JR東日本は大人の休日倶楽部限定だの使いにくいツアー商品ばかり…。JR西日本は3日前までの購入が必要だったり2名以上が条件だったり…。
そんな中、JR東海が発売する「北陸観光フリーきっぷ」は当日、1名から発売。行きと帰りで特急ひだ、特急しらさぎを利用できることに加え、名古屋発、浜松発、静岡発から選ぶことができ、名古屋・米原までの新幹線ひかり・こだまも使えます。高山などでの途中下車も可能。お盆や年末などの繁忙期を除いて通年発売です。
http://railway.jr-central.co.jp/tickets/hokuriku-free2/

このきっぷを駆使して岐阜・富山・石川を3日間観光してきました。

初日は…フリーきっぷスタート地点の静岡へ向かいます。悲しいかな2019年3月末廃止の報道があった駿河湾フェリーに乗船です。県道223(ふじさん)号の認定を受けるこの航路からは世界遺産を望むことができます。
「伊豆ドリームパス」という伊豆半島の鉄道、バス、船が利用可能なフリーきっぷでお得に行きます。
http://www.izudreampass.com/

エリア 土肥温泉(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 船 新幹線 私鉄 徒歩

こだま639号
新幹線でビューンと伊豆の玄関、三島へ。
ホームから富士山が見えました。

三島駅 駅

駅前からも富士山がよく見えます。

ちょっとまてや。これから伊豆半島を南下するのになんで北側の富士山が見えるんじゃ。
反対側の出口に出たみたいです。

「三島駅には自由通路がございません」
駅構内を通過しない場合は約1km歩く必要があります。

入場券、140円お買い上げ～

無事、反対側の改札を抜け伊豆箱根鉄道の三島駅に到着。お隣は東海バスの営業所です。
ここで「伊豆ドリームパスを購入」。

大人1枚2800円。バスの路線図と時刻表もくれました。
2日間有効なので週末に修善寺など伊豆観光にはもってこいですね。エリアが異なる3つのコースのうち、今回は「富士見路ルート」をチョイス(三島駅では唯一エリア内となるこのルートのみ発売)。

ここ三島から修善寺へ向かう伊豆箱根鉄道駿豆線に乗車です。ドリームパス「富士見路ルート」が使えます。

かわいい3両編成です。

イズシカってあるんですね。今度、食べてみようかな。
木彫りの鹿もすごいですが、等身大パネルも気になる…

三島9:43>>修善寺行き>>修善寺10:19
出発進行！富士山を見ながらJR線と別れて伊豆半島の真ん中を南下します。

単線なので途中駅ですれ違い。
いやあ、これはやりすぎなラッピングトレインがやってきました。アニメ「ラブライブ　サンシャイン！！」とのコラボだそうで。

終点修善寺に到着。車内の路線図。
世界遺産の反射炉も沿線ですね。

ここ修善寺駅にも等身大パネルが！
鉄道むすめの修善寺まきの
全国の鉄道路線の制服を着たキャラクタの一人です。

木張りの開放感のある駅舎です。観光案内もあります。
右に写るSLは件のアニメのコンサートライブのセットだったそうです。
アニメのライブとは？？
あと、東京からだいぶ離れてますけどオリンピックやるんですね。

修善寺駅 駅

さてここからフェリーが発着する土肥(とい)へ移動します。
バス乗り場は駅を出てすぐ。櫛形のバス乗り場とは珍しいですね。

東海バスで出発。
修善寺10:30>>長八美術館行き>>土肥郵便局11:17
前乗り、前降り方式です。

面白バス停名「出口」

伊豆の山奥を突っ切って海へ向かって下っていきます。

土肥支所の近くの定食屋さん「さくら」でお昼ご飯。

食事処 さくら グルメ・レストラン

海鮮丼いただきました。生シラスなどたくさん載った贅沢な一品。
お店のお母さんとも話が弾んでしまいました。また来たいですね。
ご馳走様。

土肥温泉マップも見せてもらいました。
地図右側の山側にあるのが今いる定食屋さん。
ここから左下のフェリー乗り場へ移動。バスは1時間に1本なので歩きです。時間があればレンタサイクルもありでしたが。

途中、金山や足湯もありましたがすっ飛ばしてフェリー乗り場に急行。
この看板が目印。

こちらが待合室。
乗船券やパンフレットが入手できます。今回はドリームパスが使えるのでチラ見だけ。旅客のみなら予約等は不要です。

船の後ろから乗船です。

車両甲板から入って一つ上のデッキへ。

土肥港12:10>>駿河湾フェリー>>清水港13:20
県道223号　出航です。

晴天の下、潮風を切って進みます。

船内はこのような椅子席、テーブル席があります。

カーペットもあります。船内は結構きれいです。
売店もあり、軽食や飲み物が買えます。お土産やフェリーグッズもいくつか。絵葉書を記念に購入。

運が良ければクジラも見られるのか。いいなあ。

現在絶賛放送中のテレビドラマ「中学聖日記」のロケ地だったらしく、関連する展示がありました。有村架純も乗船したんだ。

右舷側　戸田岬の陰から富士山が現れました。

反対の左舷には太平洋。

70分の海上県道です。

船内ポスターから。
日本一高い富士山3776mと日本一深い駿河湾2500m。文字通り起伏に富んだ自然が広がります。

サヨナラ伊豆半島。陸から遠ざかるとやっぱりちょっと揺れるなぁ。
苦手な人は酔い止めがあると安心かも。

清水港が近づくにつれ徐々に大きくなる富士山。

反対舷に三保の松原。もうすぐ到着です。

紅白の灯台の間を通り抜け、清水港に入港。

造船所や工場、コンテナターミナルを眺めながら船は大きくターンし接岸準備を始めます。
ターンすると結構傾く。

船をつなぎとめるためのロープの受け渡し。

下船は船首側から。ハッチが徐々に開いていきます。

富士山！
ありがとう駿河湾フェリー。いい船旅でした。

駿河湾フェリー 乗り物

船の名前は「富士」
公式ホームページより
全長：83.00m
幅（型）：14.00m
総トン数：約1,554t
航海速力：18.5ノット

ちょっとおしゃれできれいな船です。
今年度で事業者は撤退とのことですが、船や港は自治体への無償譲渡とのことでありもうしばらくは元気で駿河湾にいられるのかな。

大型観光バスが3台ほど折り返しの便に乗っていきました。そういうツアーも面白いですね。

清水港13:35>>シャトルバス>>JR清水駅13:45
清水駅までは無料のシャトルバスが出ます。
船の座席数に比べてずいぶん小さいマイクロバスなのがちとさびしい。

清水駅はみなと口に降ろされます。
清水と言えばちびまる子ちゃんとエスパルス。

この後、静岡駅、そして北陸を目指します。
今回はここまで。

清水駅 駅