2018/12/01 - 2018/12/02
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Matt Yさん
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この旅行記のスケジュール
2018/12/01
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風月
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梅の湯
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この旅行記スケジュールを元に
紅葉を愛でたくなり関西へ。
今まで紅葉の時期に京都って殺人的に混んでいるは、宿は取れないは、、、であると思い意識的に避けていました。しかしふとみると最近の京都は宿も取れるじゃん、ということで宿は京都に取り、飛行機手配。
具体的にどこに行くかはノープランなまま出発しましたが、伊丹に向かう過程で、ふとそういえば百人一首に入っている在原業平の歌「ちはやぶる嵐も聞かぬ竜田川からくれなゐに水くくるとは」の歌が頭をよぎり、竜田川の紅葉ってそんなにすごいのか、と竜田川に行ってみることに。
(頭のどこかにやはり紅葉の京都は人混みが凄そうというのがあったこともあり...)
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今回は朝に用事を済ませる必要が有り、羽田12時発の飛行機を取っていたのですが、別に時間的に遅い便ならば、余裕を持てて空港に行けるというわけではなく(いや違うのはわかっているのですが)、余裕がそんなにあるわけではありません。
しかし品川で予定より一本前の羽田空港行きに乗れたので、鷹揚に構えていられます(逆にいうとそのままだったらかなり綱渡り)。第2ターミナルのオブジェも余裕を持って見上げられる感? -
ANAバージョンの青いクリスマスツリーです。
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こちらの入り口にも可愛いツリーが
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伊丹までは777-200です。中距離国際線で活躍していた一連の機材が787に押し出される形で国内線幹線に来ているので、最近乗る機会多いですね。
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この日からANAのセイフティビデオが歌舞伎バージョンになりました。今日からこれに変わりますみたいなアナウンスがあるのかと思ったけど特になし。前のバージョンは制服切替時に更新されたので、今日から新しい制服になりましたとのアナウンスがあったのですが、ビデオが変わっただけだと特に区切りは感じないものなんですかね。
しかし折角歌舞伎取り入れているのに、一皮向けていない、というか、ああ日本の航空会社だとここまでだよねというのが正直な感想。もっと突き抜けて完全歌舞伎の世界にして欲しかったかも。 -
機内では空弁というより元々駅弁の30品目バランス弁当。特に可もなく不可もなしといった感じ。
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伊丹到着です。
伊丹空港は5月以来でその間にターミナルの改装がなったのですが、かえって動線がごちゃごちゃしててわかりづらい気がします。 -
伊丹ついた後にどこに行こうか決めかねていたけど、百人一首で紅葉について2首も詠れている竜田川に行ってみることにしました。と言うわけで空港バスで長田駅へ向かいます。
バスは2人しか乗っていなくてセミ貸切状態。なんだか悪いなと思ってしまいました。 -
地下鉄と近鉄が接する長田駅に到着。
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近鉄のけいはんな線(こういうひらがな多用、なんでするかな、京阪奈線でいいじゃん)で生駒を経由して王寺に向かいます。
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生駒駅で乗り換え、生駒線の終点、王寺駅に到着です。ここから竜田川へは歩いてもいけますが、日没までの時間を買うつもりでタクシーに乗りました。が、渋滞して歩くのと差ほど変わらずメーターだけは進んだということに。
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能因法師が詠った「嵐吹く御室の山のもみぢ葉は竜田の川の錦なりけり」の三室山(といっても小さな丘でした)到着。
道路に面して百人一首に詠われている
「千早ぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」と合わせた2首の碑があります。 -
三室山といっても「山」というよりちょっとした丘という感じで、紅葉も少ししか生えていなく写真が撮れるのもこの木くらい。しかも整備中なのか山自体に柵が巡らされ「トイレ整備中につき立ち入り禁止」の看板が。
本当に「トイレ」整備なら山全体封鎖する必要無いだろうに、、、と思ってしまいました。 -
三室山(の麓)から見る竜田川。今では「竜田の川の錦」とはならなさそうです。
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しかし三室山から少し上流に歩いて行くと沢山紅葉が植えられているエリアとなり、それらしくなってきます。
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東岸は木立になっています。
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美しさを言葉で表すことができないのがもどかしく、写真を見ていただくしかないのですが
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真っ赤なモミジも美しいですが黄色とのグラデーションもまた美し
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東岸の他の木
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華やかな赤を、単なる「くれなゐ」ではなく、「からくれなゐ」と表すことで、より鮮やかな赤を想像させることができるのはさすがだと思います。
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西岸は最近整備され始めたのか、比較的若い木が多いです。
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紅葉は竜田大橋のあたりまで整備されています。
紅葉目当てで外から来たと思われる人もチラホラいますが、大多数は周辺の住民が散歩に来ている感じで静かでゆったり鑑賞できました。 -
竜田川にかかる橋越しに紅葉。
ただの橋だと何も感じませんが、橋を赤く塗るだけで雰囲気が出るのでこの辺の演出はにくいですね。 -
竜田大橋のたもとの川名の看板。百人一首の中でしか実感できなかった竜田川の現物を見られて長年のつかえが取れた(と書くと大げさですが)平安時代なら和歌の一首も詠みたくなる感じです。
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街道沿いに、保存家屋とかでなくても普通に風格あるまた家があるのがさすが関西ですね。関東だったら入場料とったりするレベル。
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暗くなってきたので、そろそろ今宵のお宿のある京都に向かいましょう。まずは王寺駅へ。来るときはタクシーで来ましたが帰りは立田大橋の信号の近くにバス停があり、バスで帰ります。渋滞することもなく王寺駅に帰還。
ま、歩いて行ける距離ではあるんですけどね。 -
駅直結のフードコート、お好み焼きという字に食べるはずじゃなかったお好み焼き屋に入ってしまいます。
このチェーン、ANAのビジネスクラスでも提供されているのですが、個人的には正直ちょっとイマイチ。あと、お好み焼きはやはり広島が好みだからかも。美味しいお好み焼きや有ったら教えて欲しい。 -
王寺駅はJRと、さっき乗ってきた近鉄生駒線の王寺駅とJRを挟む形で反対側に同じ近鉄の田原本線の新王寺駅がくっついています。
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新王寺駅に入ります。行き止まり式のホームが終着駅の味を出しています。同じ近鉄、同じ王寺でも生駒線と田原本線が連結していないのは、なんだか不思議な気がしますが、生駒線と田原本線は元々全く別の会社(生駒線は信貴生駒電鉄、田原本線は大和鉄道)がそれぞれ引いた路線を近鉄が引き継いだという歴史的経緯があったため、別の駅になったようです。
田原本線の終点、西田原本までは約20分ですが、真っ暗で車窓は楽しめず。 -
新王寺と反対の田原本側も、元々は大和鉄道としてこの先桜井まで伸びていたところ、現在の近鉄の傘下に入った後桜井方面は廃止、近鉄との接続地点が終点となっています。
しかし元々別の会社だったと言う経緯のせいか、近鉄橿原線の「田原本」駅とは駅前広尾場を挟んでいるだけ、運賃も通しで計算できるのにこちら側は「西田原本」と別駅名がついています。 -
と言うわけで近鉄橿原線の田原本駅へ向かいます。
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田原本はもともと結構栄えていたところ、鉄道が通らないことによってさびれ始め、そのためにわざわざ鉄道を引こうとしたくらいの町なので、今も結構いい雰囲気の町並みが残っています。
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田原本からは京都直行の急行が有り便利でした。
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そのまま京都まで近鉄で行っても良かったのですが、宿が七条に近かったので、丹波口で京阪に乗り換えました。京阪って近鉄や阪急、阪神、南海と比べるとなかなか乗る機会が無いですが、車内は豪華な感じがしました。
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七条で京阪を降り、
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5分ほど歩いて今宵の宿、BJ Family Houseに到着(写真は翌朝のもの)。元々は町家と思われるが、良いんだか悪いんだか中は完全リノベイトして個室(でも畳敷きに布団)。オーナーも利用者も中国人が多く不思議な気分。
BJってどういう意味かと思ったら、なんと北京(Beijing)の略でした... -
部屋は四畳半の畳敷きの部屋に布団が置いてあるだけ。トイレ、シャワーは共同です。なんか独房のようではありますが、個室でこの場所で5000円で泊まれるなら良いでしょう。ただ今回は夜も早めの時間の到着で、かつ翌日も急がない日程だったのでドミでも良かったかな?
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宿に着いたのは20時過ぎですが今から急げば紅葉ライトアップしているところに間に合う、とうことで、紅葉ライトアップは21時までのところが多い中、21:30受付までやっている清水寺へ行くことにしました。タクシーで時間を買いましたが、そんなに時間、値段ともかからず正解。
入り口では真っ赤な三重塔と山門が彩りを加えてくれます。 -
清水寺には何回も来ていますが、暗い時間帯は初めてです。
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もみじの間から京都タワーも見えました。
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普通の人出と時間差が付いたせいか、案外人が少なく快適に鑑賞できました。
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本堂へ。夜はまた雰囲気があって良かったです。
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本当期待していた以上に綺麗でした。
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暗くなっているせいか、紅葉が美しいせいか、鑑賞している人が自然にひそひそ声で静かになるのが不思議でした。
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ややどの写真も同じに見えますがそこは勘弁
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もはや順番ぐちゃぐちゃになっている気がします(写真アップするとなぜか順番がずれる)
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清水寺はぐるっと一周できる構造のため、人の流れもスムーズな感じがしました。
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清水の舞台は修復中で残念な姿ですが、夜ならあまり目立たないのもマル。
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紅葉とライトアップ、予想していたよりも随分相性がいいですね。
六義園とかのライトアップでは一本ものということもありあまりありがたさは分からなかったのですが、こうして遠目に沢山の木をライトアップされているのは絵になります。 -
今まで紅葉の時期京都を
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避けてきて損した気分です。
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個人的にはサーチライトの演出は好きではありませんが・・・
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大満足の清水寺でした。
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後は宿に戻ります。人通りが少なくなりお店も閉まってしまい来たと時は雰囲気が全然違います。
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三年坂もいつもと違う景色。
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こういう家が現役で働いているのはさすがです。
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お腹空いていたわけでもないのに、、、通りかかったラーメン屋の誘惑に負けた(泣)。
麺がやや私的には茹ですぎというか柔らかすぎると感じましたがスープはあっさり目でこの時間に食べるには良かったかも。ラーメン 藤 五条店 グルメ・レストラン
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ラーメンを食べ、更に西に行ったところの京都中央信用金庫五条支店では銀行萌え。
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最初渋そうなレトロ系ということでこちらの弁天湯に入ろうとしたのですが、臨時休業…だったので
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高瀬川沿いに進んで
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趣のある橋を過ぎ...
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舟運が物流を担っていた時代に想いを馳せ...
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第2候補の梅の湯に来ました。サウナの梅の湯とか歌っているものだから味気ない、ビル銭湯と思っていましたが、なんと味のある銭湯じゃないですか。
混んではいたけど深い浴槽、ちょうどいい湯加減と気持ちよかったです。 -
いつの時代のものかはわからないけど古い掲示
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梅の湯のロビー。
主人が一部を執筆している銭湯本を買ってしまいました。そもそもこの梅の湯も廃業から復活したそうで、他にも膳所の廃業した銭湯を復活させるなど、銭湯がこの世から無くなるのを止めたい、と意欲を持った経営者です。こういう経営者応援したいですね。儲からないならともかく、単に後継者不足で廃業する銭湯が多いですからね。 -
こんな立派なお屋敷が普通にあるのもさすが京都、と思います。
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翌朝、やや遅めに宿を出て京都駅に向かい、コインロッカーに荷物を預け紅葉探索開始です。
バスが混んで動けない…という事態は避けたかったので、南北は地下鉄で移動し、東西の動きのみバスという作戦を立て、あまりに有名そうなところを避けた結果、圓光寺に行くことにしました。
地下鉄で北大路まで行き一乗寺下り松のバス停を降りたところ。
銀杏の黄葉が見事です。ただ信金さんも休日出勤して落ち葉を掃いていたくらい大変そうでは有りますか... -
バスを降りて10分ほど歩いて圓光寺到着です。
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見事な一本の紅葉が出迎えてくれます。
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入り口に枯山水の庭園
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講堂からの眺め。
絵に見立てて障子越しに撮る人が多く真似して見ました。空気読まず前に座ってしまう人がいて、ちょっと忍耐が入りましたけどね。 -
講堂の縁側からの眺めです。
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本堂からの眺め
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手水鉢と水琴窟。
この辺の演出はさすが。 -
紅葉の鮮やかさも、東京では見られないものですね。
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お庭も紅葉の美しさが計算され尽くしている気がします。
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お庭
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お庭
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裏手に回ります。
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背後が山になっており、このお寺は家康の寄進で建てられたこともあり、東照宮となっています。
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赤と黄色のグラデーションも見事
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家康の廟の手前の石灯籠
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北口近くの紅葉
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家康を祀った廟
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京都の町並みが一望できる展望台もあり、良いお天気と言うこともあり、しばらく景色を眺めていました。
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至福のひと時でした。
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東條内閣の呼びかけでマレーのジョホールバルから広島に来ていて原爆に被爆し、東京に向かう途中京都で力尽きた留学生のお墓がありました。
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静かな竹林
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そんなに人も多くなく、心洗われた気になりました。
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散り紅葉もまたみごと
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続いて北大路駅へ戻るバスを途中で降りて、京都府植物園へ向かいます。
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植物園ですので当然色々な植物があるのですが、
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バラ園に綺麗なバラが沢山咲いていて、思わず時間配分を間違え、後半急がなくてはならなくなったりしましたが、そうなるくらい一つ一つの花をみていきたくなりました。
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当たり前ですが、紅葉にも色んな種類の木があって、黄色く紅葉(へんな日本語だけど)するカエデも
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いわゆるモミジも
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折り重なって華やかです。
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池の周りにうまく配置してあります。
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ここもそんなに人がいなく穴場ですね。
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同じような写真が続きますがご容赦を。
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情報サイトに穴場とあったので来てみたのですが、確かに穴場でした。
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ただ時計をにらみながら回るのはやはり精神衛生上よろしくありません。
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しかし思わず写真を撮りたくなるスポットか多いんです。
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水車も雅
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やはり京都の紅葉の鮮やかさは格別ですよね。
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さらに進んだところには雑木林のような様相の一帯がありますが、紅葉の木も散在しています。もみじだけまとまっているより鮮やかさが強調される気がします。
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北側エリアを出口に向かって散策します
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北口の脇で咲いていたコスモスも何気に綺麗でした。しかしもうあまり時間がありません。
北山駅から地下鉄で京都駅に向かい、コインロッカーから荷物を取り出し伊丹へ向かわなければいけません。
時間が読める地下鉄で帰るルートでまることを計算してあるゆえに、余計な寄り道は命取りです。 -
京都駅で買った神戸の駅弁(訳わからなくなりますか)を新快速の車内で食べました。お昼食べる時間なかったので。
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新大阪駅に到着です。
しかし特に在来線のホームから空港行きのリムジンバスの乗り場まで、新大阪駅の構内が広い!というかなんでこんなに歩く、いや走らねば、となるのかわからないくらい乗り場まで距離がありました。 -
googleマップでは乗り継げないとしていましたが乗換案内は乗り継げる、としていて不思議に思ったのですが、この徒歩の分の設定の違いによるものだったようです。息が上がりかけましたが伊丹空港行きのバスに飛び乗れました。出発30分前に着く予定なので、これ逃すとジ・エンドな可能性が高かったです。 -
大阪メトロ(←未だしっくり来ず)と並走します。同じ速さで走っていたので車内から外を見ている人と目があったり、も。
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メタセコイヤの並木が見えました。ここも来たら綺麗なんだろうな、と。
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伊丹といえばクラッシックなパタパタの案内板が残っているのが嬉しいです。
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帰りも777-200です。
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さすが伊丹線、前乗りなのか、休日でも出張風の人が目立ちます。
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定刻よりやや早く羽田着。普段より早めに羽田帰着の便にしましたが、ちょっと疲れたので遊びには行かずそのまま帰宅しました。
京都の紅葉はやはり素晴らしかったです。今まで人多すぎでは?と避けてて人生損したかも。来年もまた紅葉の季節に来たいな、と思った次第です。
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