チェンマイ・バンコク二都物語（第6日/ありえへんマーケット巡りの巻）

2018/11/05 - 2018/11/13

アローイ・サバーイ・マイペンライ!?
二度目のタイは、古都チェンマイでのんびり充電…のはずがあれこれ東奔西走、足も胃袋も24時間稼働でエネルギーは全力放電モード！疲れた体にムチ…じゃなかったマッサージでブーストかけて限界まで楽しむ！平成最後の夏休み、異国で迎える誕生日はどんな思い出になるのか?

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩

部屋からはBTSの線路が見えます。
今日は早朝からBTSで出発です。

メークローン線に乗ります。
日曜日の朝、通りは静かです。BTSと国鉄のウォンウィエンヤイ駅は隣接しておらず、10分程度の軽い散歩になります。

ウォンウェンヤイ駅 駅

メークローン線は川で分断している為２本に分かれており、それぞれ10バーツ。

構内にたくさんの屋台が立っています。自転車で乗りつけるおじさんまでいます。

鶏肉の揚げたのが美味しそうだったので頼んでみると、まさかのカオマンガイ・トート（スープ付き）。しっかりとした朝ごはんとなりました。

少し遅れて列車が入ってきました。私たち以外にも観光客がちらほらいます。

エアコンも無いディーゼル車、本気のローカル線です。

途中の駅もほんとに利用客がいるのか怪しい所ばかり。ホームが水に浸かっていたり、民家の庭と一体化していたり。ここの駅もバナナの木で覆われています。

メークローン線前半の終点、マハーチャイ駅に到着。ここから徒歩で渡し船に乗ります。

マハチャイ駅 駅

その前に!
ここもちょっとした市場になっているという情報で、列車が折り返すのを見てみることに。

マハチャイ市場 市場

規模は小さいですが、面白い光景ですねぇ。線路ギリギリまで商品を並べています。

列車が通り過ぎるとさっそく体制を元に戻し始めます。

これで終わりかと思ったら！何だこれ！
トロッコ登場～!!駅中のポイント工事の人を運んでいたようです。

渡し船の乗場までは商店街。港町らしく海産物がメインです。
スルメやゴマをまぶした小アジなど、日本でもおなじみの珍味類もあって親近感を感じます。

渡し船は3バーツ（5バーツだったかも）で、随時運行。奥にはバイクのお客さんたち。

港に停泊する漁船や貨物船が見え、しばしクルーズ気分が味わえます。

マハチャイ 渡し船 船系

降りたらまた徒歩。写真左の仏像を目指して歩き、その先がメークローン線後半の始発、バーンレーム駅です。本当にこれでいいの？と不安にかられながら歩きます。

ガイドブックなどで見たことがあるカラーリングの列車が来ました。テンションが上がります。

こちらも途中の駅がおんぼろ過ぎて心配になるレベルです。沿線の住民も、まさかこのド田舎の路線が世界中から観光客を集めることになるとは思っていなかったでしょうねぇ。

途中で同じ車両に乗っていた子供たちが急に騒ぎ出しました。何事?

野生のサル！

この踏切を越えると、いよいよ…

突入!

足元には商品が並んだままですよ!

メークローン鉄道市場(タラード・ロム・フッブ) 市場

店員さんも動じません。一刻も早く軒を戻すスタンバイ。

乗客の私たちに手を振って、いいね！してくれる観光客のお姉さん。

汗が吹き出るのも、地上からたくさんの人に見られているのもかまわず夢中でシャッターを切る私。

メークローン駅に到着です。駅の中は意外と静か。

これから折り返しの列車を待ちます。

線路の真上まで庇を伸ばし、線路の端まで商品を並べています。

お客さんも、思い切り線路を通路にして闊歩しています。

さあ！案内放送が流れます。お店の人たちが一気に庇をたたみ始めました!

私たちもベストポジションを見つけて列車を待ちます。

みるみるうちに線路周辺がひらけて行き…

列車が顔を出しました!

ファ～ン、ファ～ンと、ディーゼル車特有のちょっと間の抜けた警笛を鳴らしながら、列車がゆっくり近付いてきます。

この距離感、日本では考えられないです。

足元の荷物は動かさないままです。ギリギリぶつからないポジショニング、これぞプロフェッショナル!

列車が通り過ぎるやいなや動き出す皆さん。あぁピントが隣の人のスマホに…一生の不覚。

庇を戻し、何事も無かったようにしれっと商売再開。

先ほどの踏切の近くに、次の目的地・アムパワー行きのソンテウが待機しています。10バーツ。

天気も崩れず、マーケットは元気に営業中。まだお昼なのでそこまで混んではいないようです。

アムパワー水上マーケット 散歩・街歩き

建物内の商店、通路にテントを張って営業する商店、そして船の上にも商店。傘がカラフルでかわいいです。

橋の上から、行き交う船を見る人たち。

50バーツ払って、近隣のお寺を５箇所回るミニクルーズに行きます。(所要約2時間)

どのお寺もマイクで説法を流しています。当然タイ語は分かりません。

途中でなんかすごく朽ち果てた建物発見。大丈夫か?

中国系のお寺には、布袋様など仏像以外が祭られていることも多いです。たしか３番目に訪れたお寺には観音様がいらっしゃいました。

最後の「ワットバーンクン」は、別格。手前には(元？)軍の施設があり、通り道に見所がいくつもあります。まずはミニ動物園のラクダ。馬や羊などもいます。

戦闘機も展示されています。

道路を一本隔てたところがお寺の境内です。菩提樹に囲まれた本堂、まるでジブリの世界ですね。

ワット バーンクン 寺院・教会

本堂に入っての撮影はできませんが、横からもご本尊が見えます。

夕日が水面に反射し、向こう岸はシルエットに変化します。
しぶきがキラキラ舞います。

遅い昼食?おやつ?にします。

クイッティアオ 40バーツ。シンプルなしょうゆ味で、具がたっぷり。

帰りは裏手の道路沿いの乗場で、乗り合いバンを予約します。70バーツでサイタイマイ（南バスターミナル）行き(正確には道路を挟んだその向かいの停留所)。随分、市街地の手前で降ろしやがるんですね。
ちなみに最終便は20:20で、早々と予約が埋まるようです。

狭いバンにすし詰めになり、高速道路を使い約2時間、バンコクの外れの方のターミナルが終着地点。これを安いと取るかどうかは意見が分かれそうです。

ロットトゥー (乗り合いミニバン) バス系

タクシーかな~と考えて(途方にくれるともいう)いたら、戦勝記念塔方面行きのバスが来ました。無意識に体が動いてました。あぁ貧乏性。

疲れていないつもりでも結構疲れていたようで、宿にたどり着くまでの道のりが長かった。

バンコク都バス バス系

ホテルに帰り着いて、お風呂に入ったりしてのんびりしていたら…

電話が鳴りました。出るとすぐに切れます。
間違い？回線テスト？それとも人ではない何かがいるのか。

しばし。

コンコンコン。

何?何?強盗とかやめてよ!?

!!

♪Happy Birthday to You～♪

そうだった。今日は誕生日だった。

宿のレストランの従業員さんが4人も、お祝いに来てくれました。
こちらからは何も申し出なかったのですが。
おそらくパスポートの生年月日を調べていて気がついたのでしょう。

なんという心配り。

忘れられない一日になりました。