下関旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 対岸への交通手段ではなく、ただ渡ることが目的の橋というのがありますね。 観光用の吊り橋がその代表です。<br /> また元々は必要があって作られたものの、その後交通事情が変って今は観光用になっているトンネルというのもあります。<br /> かろうじて実用性を残してはいるものの、利用者のほとんどが観光客という実態で、地元の人にとっては痛し痒しという所もあるでしょう。<br /> 山陽を辿って山口県に入った私は、早速そういう橋を渡ってみました。 最後はトンネル。 もちろん渡って戻る、ただそれだけのことです。

渡って戻って渡って戻った橋とトンネル《山口県・錦帯橋ほか》

275いいね!

2018/09/08 - 2018/09/17

7位(同エリア1377件中)

9

55

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 対岸への交通手段ではなく、ただ渡ることが目的の橋というのがありますね。 観光用の吊り橋がその代表です。
 また元々は必要があって作られたものの、その後交通事情が変って今は観光用になっているトンネルというのもあります。
 かろうじて実用性を残してはいるものの、利用者のほとんどが観光客という実態で、地元の人にとっては痛し痒しという所もあるでしょう。
 山陽を辿って山口県に入った私は、早速そういう橋を渡ってみました。 最後はトンネル。 もちろん渡って戻る、ただそれだけのことです。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 【 錦帯橋(左岸より) 】<br /><br /> これはもう、知らぬ人とてない錦帯橋です。<br /> 中学のとき、高島忠夫さんと坊屋三郎さんが旅行をする映画にこの橋が出てきて、世の中にこんなに美しいものがあるのかと驚きました。<br /> その後何回もここに来ましたが、実は橋そのものをよく見ていなかったことに、今回気がつきました。

    【 錦帯橋(左岸より) 】

     これはもう、知らぬ人とてない錦帯橋です。
     中学のとき、高島忠夫さんと坊屋三郎さんが旅行をする映画にこの橋が出てきて、世の中にこんなに美しいものがあるのかと驚きました。
     その後何回もここに来ましたが、実は橋そのものをよく見ていなかったことに、今回気がつきました。

  • 【 橋脚の固定 】<br /><br /> たとえばこれです。<br /> アーチ型の橋が石垣状の橋台に支えられていることはイメージとして定着していますが、5連の橋のうち岸側の2橋は橋脚で支えられています。<br /> その橋脚の基部がどうなっているのか、これまでまったく見ていませんでした。<br /> みかげ石に金属ベルトで固定されているのですね。<br /> 

    【 橋脚の固定 】

     たとえばこれです。
     アーチ型の橋が石垣状の橋台に支えられていることはイメージとして定着していますが、5連の橋のうち岸側の2橋は橋脚で支えられています。
     その橋脚の基部がどうなっているのか、これまでまったく見ていませんでした。
     みかげ石に金属ベルトで固定されているのですね。
     

  • 【 桁と梁 】<br /><br /> 5本の桁が通っていることは以前から見ていましたが、今回、その桁が何本も継ぎ足されていることに気づきました。 その継ぎ目が金属板によって結束されていることも驚きでした。<br /> 考えてみれば、アーチ状の橋ですから、桁は繋ぐことによって曲線を出しているんですね。 そんな当たり前のことに今まで気がつかなかったのですから、いったい何を見ていたんだと忸怩たる思いです。

    【 桁と梁 】

     5本の桁が通っていることは以前から見ていましたが、今回、その桁が何本も継ぎ足されていることに気づきました。 その継ぎ目が金属板によって結束されていることも驚きでした。
     考えてみれば、アーチ状の橋ですから、桁は繋ぐことによって曲線を出しているんですね。 そんな当たり前のことに今まで気がつかなかったのですから、いったい何を見ていたんだと忸怩たる思いです。

  • 【 無数の金属板 】<br /><br /> その他、よく見ると無数の金属板が使われていますし、桁同士、あるいは桁と梁はかすがいで固定されていることが分かります。<br /> 錦帯橋というと、「釘を1本も使わず」という説明が浸透していますが、それは「金具を一切使わず」という意味ではなかったんですね。 かすがいは木材に突き刺して使うものですから、釘とあまり変わらないように思います。<br /> 「釘を1本も使わず」というのは、嘘ではないでしょうが、なんだか騙されたような気にもなります。

    【 無数の金属板 】

     その他、よく見ると無数の金属板が使われていますし、桁同士、あるいは桁と梁はかすがいで固定されていることが分かります。
     錦帯橋というと、「釘を1本も使わず」という説明が浸透していますが、それは「金具を一切使わず」という意味ではなかったんですね。 かすがいは木材に突き刺して使うものですから、釘とあまり変わらないように思います。
     「釘を1本も使わず」というのは、嘘ではないでしょうが、なんだか騙されたような気にもなります。

  • 【 第1橋 】<br /><br /> 錦川の左岸に接した第1橋と右岸に接した第5橋は、橋の湾曲が少ないのでアーチ効果が低いのでしょうか、重量を橋脚で支えています。<br /> その橋脚との接点に小鳥の巣箱のように付いているのは、橋脚と橋との継ぎ目に雨水が入らないようにするためでしょうか?<br /> こういう当てずっぽうなことを書くと、あとで恥をかくことになるのは、経験して分かっているのですが。

    【 第1橋 】

     錦川の左岸に接した第1橋と右岸に接した第5橋は、橋の湾曲が少ないのでアーチ効果が低いのでしょうか、重量を橋脚で支えています。
     その橋脚との接点に小鳥の巣箱のように付いているのは、橋脚と橋との継ぎ目に雨水が入らないようにするためでしょうか?
     こういう当てずっぽうなことを書くと、あとで恥をかくことになるのは、経験して分かっているのですが。

  • 【 入橋? 渡橋? 】<br /><br /> さあ、それでは橋を渡りましょう。 <br /> 橋のたもとで300円を払います。 それは木造の橋ですから、定期的に架け替えも必要でしょうし、常時メンテナンスもしているでしょうから、橋を楽しむ者が300円程度の負担をするのは当然で、それ自体には抵抗はありません。<br /> ただ、私の悪い癖で、小さなことにいちいちイチャモンをつけたくなるのですが、「入橋料」とか「入橋券」というのはどうもしっくりきません。<br /> 橋に入るわけではなく、橋を渡るのですから、「渡橋料」とか「渡橋券」という方がいいと思うのですが。

    【 入橋? 渡橋? 】

     さあ、それでは橋を渡りましょう。 
     橋のたもとで300円を払います。 それは木造の橋ですから、定期的に架け替えも必要でしょうし、常時メンテナンスもしているでしょうから、橋を楽しむ者が300円程度の負担をするのは当然で、それ自体には抵抗はありません。
     ただ、私の悪い癖で、小さなことにいちいちイチャモンをつけたくなるのですが、「入橋料」とか「入橋券」というのはどうもしっくりきません。
     橋に入るわけではなく、橋を渡るのですから、「渡橋料」とか「渡橋券」という方がいいと思うのですが。

  • 【 橋の上部 】<br /><br /> 太鼓橋はどこでもそうですが、半円の下の方が傾斜が急で、上の方は緩やかです。<br /> 急な部分は階段、緩やかな部分は橋板を並べたつくりになっています。 <br /> 私の住む千葉県にも三連の太鼓橋がありますが、全面のっぺりしたコンクリートなので、ときどき滑る人がいます。 

    【 橋の上部 】

     太鼓橋はどこでもそうですが、半円の下の方が傾斜が急で、上の方は緩やかです。
     急な部分は階段、緩やかな部分は橋板を並べたつくりになっています。 
     私の住む千葉県にも三連の太鼓橋がありますが、全面のっぺりしたコンクリートなので、ときどき滑る人がいます。 

  • 【 屋形船 】<br /><br /> 橋の近くに屋形船が見えました。<br /> 春は桜、夏は鵜飼、秋は紅葉を船から眺めるのはさぞかし優雅なものでしょうが、私は一度桜の季節に来て歩いただけで、あとは時間も季節も外してしまいました。<br /> 橋の上から見ても鮎が沢山泳いでいるのが見えますから、鵜飼はいいでしょうねえ。 釣りをしている人も4~5人いて、次々と釣り上げていました。

    【 屋形船 】

     橋の近くに屋形船が見えました。
     春は桜、夏は鵜飼、秋は紅葉を船から眺めるのはさぞかし優雅なものでしょうが、私は一度桜の季節に来て歩いただけで、あとは時間も季節も外してしまいました。
     橋の上から見ても鮎が沢山泳いでいるのが見えますから、鵜飼はいいでしょうねえ。 釣りをしている人も4~5人いて、次々と釣り上げていました。

  • 【 右岸から左岸へ 】<br /><br /> 対岸に用事があって渡ったわけではありませんから、渡り切ったところでまた戻ります。<br /> 橋目当ての観光ですから、当然そうなりますが、前を行く二人は観光客には見えませんでした。<br /> 地元の方が用事で渡ることはあるのでしょうか? 300円払って?<br /> 料金所で訊いてみました。 地元の人も通学や買い物で渡るそうで、無料券があるとのこと。 でも、ほとんどの人は車で別の橋を渡るそうです。 まあそうでしょうね。 買い物袋を下げてこの太鼓橋を渡るのは大変ですから。<br />  

    【 右岸から左岸へ 】

     対岸に用事があって渡ったわけではありませんから、渡り切ったところでまた戻ります。
     橋目当ての観光ですから、当然そうなりますが、前を行く二人は観光客には見えませんでした。
     地元の方が用事で渡ることはあるのでしょうか? 300円払って?
     料金所で訊いてみました。 地元の人も通学や買い物で渡るそうで、無料券があるとのこと。 でも、ほとんどの人は車で別の橋を渡るそうです。 まあそうでしょうね。 買い物袋を下げてこの太鼓橋を渡るのは大変ですから。
      

  • 【 駐車場 】<br /><br /> 左岸の河川敷が無料駐車場になっています。<br /> ここで寝るつもりでしたが、地面が川に向かってわずかに傾斜しており、寝心地は良くありません。<br /> それに、夜間はトイレが閉鎖されるとのこと。 後期高齢者にとって夜中にトイレが使えないというのは深刻な問題です。 別の場所を探しましょう。

    【 駐車場 】

     左岸の河川敷が無料駐車場になっています。
     ここで寝るつもりでしたが、地面が川に向かってわずかに傾斜しており、寝心地は良くありません。
     それに、夜間はトイレが閉鎖されるとのこと。 後期高齢者にとって夜中にトイレが使えないというのは深刻な問題です。 別の場所を探しましょう。

  • 【 左岸上流側からの眺め 】<br /><br /> 角度を変えて橋を眺めます。<br /> どこから見ても絵になる橋ですね。

    【 左岸上流側からの眺め 】

     角度を変えて橋を眺めます。
     どこから見ても絵になる橋ですね。

  • 【 横川公園河川敷運動場駐車場 】<br /><br /> 錦帯橋の上流200mほどの所に立派なコンクリート橋(錦城橋)がかかっています。<br /> その右岸側たもとに河川敷運動場があり、広い駐車場を備えています。 ちょっと遠いのですがトイレもあるようなので、今夜はここで寝ることにしました。<br /> 夜中に起きると、停まっている車は数台に減っていて、それも全部山口ナンバーばかりでしたから、旅行でここに泊まる人はあまりいないのかも知れません。

    【 横川公園河川敷運動場駐車場 】

     錦帯橋の上流200mほどの所に立派なコンクリート橋(錦城橋)がかかっています。
     その右岸側たもとに河川敷運動場があり、広い駐車場を備えています。 ちょっと遠いのですがトイレもあるようなので、今夜はここで寝ることにしました。
     夜中に起きると、停まっている車は数台に減っていて、それも全部山口ナンバーばかりでしたから、旅行でここに泊まる人はあまりいないのかも知れません。

  • 【 錦帯橋夜景 】<br /><br /> 寝る前に、トイレの位置を確認しておこうと思い、矢印の方向に歩いて行くと、錦帯橋に出ました。 <br /> 夜の錦帯橋を見たのは初めてで、改めてその美しさに感動しました。<br /> きれいなものはどこから見てもいつ見てもきれいなんですねえ。 いえ、橋のことですよ。 橋のことっ!

    【 錦帯橋夜景 】

     寝る前に、トイレの位置を確認しておこうと思い、矢印の方向に歩いて行くと、錦帯橋に出ました。 
     夜の錦帯橋を見たのは初めてで、改めてその美しさに感動しました。
     きれいなものはどこから見てもいつ見てもきれいなんですねえ。 いえ、橋のことですよ。 橋のことっ!

  • 【 朝の錦帯橋 】<br /><br /> 前夜確認したトイレは多目的ブースもある清潔な所でしたので、朝、洗顔をかねてまた行きました。<br /> 朝の錦帯橋もまた違った趣で美しく、またまた感動です。<br /> きれいなものはどこから見てもいつ見てもきれいなんですねえ。 寝起きの姿だというのに・・・。 いえ、ですから、橋のことですって!

    【 朝の錦帯橋 】

     前夜確認したトイレは多目的ブースもある清潔な所でしたので、朝、洗顔をかねてまた行きました。
     朝の錦帯橋もまた違った趣で美しく、またまた感動です。
     きれいなものはどこから見てもいつ見てもきれいなんですねえ。 寝起きの姿だというのに・・・。 いえ、ですから、橋のことですって!

  • 【 実験橋 】<br /><br /> 錦帯橋は木造橋なので、腐朽は避けられません。 これまでに何回も架け替えられてきました。<br /> その腐朽を少しでも遅らせるにはどうしたらいいかという難題に取り組んでいる岩国市は、近くの吉香公園内に実験橋を作って研究しています。<br /> ここでは橋板と橋板の間に沁み込む雨水が橋そのものの構造材を腐食させる問題を解決するため、橋板のつなぎ方を13通りの方法で試しています。<br /> 実験橋の上を這うようにして観察すると、なるほど色々な組み合わせが見られます。<br /> こういう絶え間ない努力で錦帯橋は守られているのですね。

    【 実験橋 】

     錦帯橋は木造橋なので、腐朽は避けられません。 これまでに何回も架け替えられてきました。
     その腐朽を少しでも遅らせるにはどうしたらいいかという難題に取り組んでいる岩国市は、近くの吉香公園内に実験橋を作って研究しています。
     ここでは橋板と橋板の間に沁み込む雨水が橋そのものの構造材を腐食させる問題を解決するため、橋板のつなぎ方を13通りの方法で試しています。
     実験橋の上を這うようにして観察すると、なるほど色々な組み合わせが見られます。
     こういう絶え間ない努力で錦帯橋は守られているのですね。

  • 【 周防大島 】<br /><br /> 吉香公園を出たあと、30kmほど走って周防大島に行きました。<br /> 私は初めてですが、最近この大島は色々と話題の舞台になっていますね。<br /> まず第一は去年8月に行方不明になった男の子を一人で探し出して「スーパーボランティア」と称賛されている尾畠春夫さんの活躍。 その捜索の舞台が周防大島でしたね。<br /> 走っていると、ここが島とは思えないほど大きな島で、山も高く、森も深いことが分かりました。<br /> 写真は海水浴場を守るように突き出た堤防で、先端に釣りをしている人が見えました。

    【 周防大島 】

     吉香公園を出たあと、30kmほど走って周防大島に行きました。
     私は初めてですが、最近この大島は色々と話題の舞台になっていますね。
     まず第一は去年8月に行方不明になった男の子を一人で探し出して「スーパーボランティア」と称賛されている尾畠春夫さんの活躍。 その捜索の舞台が周防大島でしたね。
     走っていると、ここが島とは思えないほど大きな島で、山も高く、森も深いことが分かりました。
     写真は海水浴場を守るように突き出た堤防で、先端に釣りをしている人が見えました。

  • 【 ビー玉海岸 】<br /><br /> 人工海浜です。<br /> 見るからに安全・清潔で、子供さんを連れての海水浴には最高の場所だと思います。<br /> それにしても、ビー玉というネーミングは? ビー玉のように透き通った海という意味だそうです。 確かに透き通っていますが、、、私は丸い石が沢山あるという意味かと思ってしまいました。

    【 ビー玉海岸 】

     人工海浜です。
     見るからに安全・清潔で、子供さんを連れての海水浴には最高の場所だと思います。
     それにしても、ビー玉というネーミングは? ビー玉のように透き通った海という意味だそうです。 確かに透き通っていますが、、、私は丸い石が沢山あるという意味かと思ってしまいました。

  • 【 道の駅サザンセトとうわ 】<br /><br /> この名前に憶えがありますか?<br /> 去年、大阪の警察署から拘留中の男が逃走して、日本一周と称して道の駅などを渡り歩いていましたね。<br /> あの男が一週間以上も寝泊りしていたのがこの「サザンセトとうわ」で、私が行った5日後のことだったとニュースで知りました。<br /> 

    【 道の駅サザンセトとうわ 】

     この名前に憶えがありますか?
     去年、大阪の警察署から拘留中の男が逃走して、日本一周と称して道の駅などを渡り歩いていましたね。
     あの男が一週間以上も寝泊りしていたのがこの「サザンセトとうわ」で、私が行った5日後のことだったとニュースで知りました。
     

  • 【 陸奥公園 】<br /><br /> そこから10数km先に陸奥公園という所があります。 <br /> 実はそのことはまったく知らず、さきほどの道の駅で案内地図を見て初めて知ったのですが、陸奥というのはあの戦艦陸奥のことでしょうから、迷わず車を飛ばしました。<br /> 国道437号線の脇に艦砲が置かれているので、すぐに分かります。

    【 陸奥公園 】

     そこから10数km先に陸奥公園という所があります。 
     実はそのことはまったく知らず、さきほどの道の駅で案内地図を見て初めて知ったのですが、陸奥というのはあの戦艦陸奥のことでしょうから、迷わず車を飛ばしました。
     国道437号線の脇に艦砲が置かれているので、すぐに分かります。

  • 【 野外展示 】<br /><br /> 国道から見えた艦砲の後ろに回ってみます。<br /> 謎の大爆発によって沈んだ戦艦陸奥ですが、8年がかりのサルベージによって船体の大部分は引き揚げられたそうで、ここにはその中から副砲、推進翼、艦首先端部が野外展示されています。<br /> 陸奥が爆沈したのは瀬戸内海だという大雑把なことしか知りませんでしたが、その位置はこの砲身の先4.5kmだそうです。 改めて海を眺めてみましたが、なんとも静かな、平和そのものの海にしか見えませんでした。

    【 野外展示 】

     国道から見えた艦砲の後ろに回ってみます。
     謎の大爆発によって沈んだ戦艦陸奥ですが、8年がかりのサルベージによって船体の大部分は引き揚げられたそうで、ここにはその中から副砲、推進翼、艦首先端部が野外展示されています。
     陸奥が爆沈したのは瀬戸内海だという大雑把なことしか知りませんでしたが、その位置はこの砲身の先4.5kmだそうです。 改めて海を眺めてみましたが、なんとも静かな、平和そのものの海にしか見えませんでした。

  • 【 推進翼 】<br /><br /> 別の旅行記で呉の大和ミュージアムに陸奥の推進翼が展示されていることを書きましたが、陸奥には推進翼が4基あり、これはそのうちの1基だそうです。<br /> 直径4.2m、翼面積74㎡(畳44枚!)、重量は11tといいますから、これを付けただけで大抵の船は沈んでしまうのではないでしょうか?

    【 推進翼 】

     別の旅行記で呉の大和ミュージアムに陸奥の推進翼が展示されていることを書きましたが、陸奥には推進翼が4基あり、これはそのうちの1基だそうです。
     直径4.2m、翼面積74㎡(畳44枚!)、重量は11tといいますから、これを付けただけで大抵の船は沈んでしまうのではないでしょうか?

  • 【 副砲 】<br /><br /> 陸奥の主砲はやはり大和ミュージアムにありますが、ここにあるのは副砲で、左右に9門ずつ、計18門装備されていたそうです。<br /> 砲身の長さ7m、砲座を含めた重量18t、射程は14,800mということです。 14,800mというのは、艦橋から見た水平線までの距離とだいたい同じでしょうから、敵艦が点のように見えた段階で攻撃できるということですね。

    【 副砲 】

     陸奥の主砲はやはり大和ミュージアムにありますが、ここにあるのは副砲で、左右に9門ずつ、計18門装備されていたそうです。
     砲身の長さ7m、砲座を含めた重量18t、射程は14,800mということです。 14,800mというのは、艦橋から見た水平線までの距離とだいたい同じでしょうから、敵艦が点のように見えた段階で攻撃できるということですね。

  • 【 艦首先端 】<br /><br /> 陸奥の艦首は高さが約17mありましたが、これはその最上部2mを展示用として切り取ったものです。<br /><br /> 

    【 艦首先端 】

     陸奥の艦首は高さが約17mありましたが、これはその最上部2mを展示用として切り取ったものです。

     

  • 【 若鷲の碑 】<br /><br /> 同じ場所に若鷲の碑があります。<br /> 若鷲といえばあの「若い血潮の予科練の 七つボタンは桜に錨・・・」という歌の題ですよね。 <br /> 近寄って見れば、なるほど「予科練甲飛11期生戦没者慰霊」の文字が。<br /> でも、なぜそれが陸奥公園に? と思ったら、4トラ会員のMechaGodzilla Ⅲ&amp;703さんの旅行記に答えが載っていました。 <br />    https://4travel.jp/travelogue/10200445<br /> 爆発時、陸奥には予科練生が実習で乗っており、124名が命を落としたのだそうです。 MechaGodzilla Ⅲ&amp;703さん、ありがとうございました。<br /> 予科練生といえば14歳か15歳でしょう。 75年間も馬齢を重ねている我が身を思うと、恥ずかしいというか申し訳ないというか、だからといって今さら何ができるわけでもなく、つくづく己の存在意義を疑ってしまいます。<br /> 

    【 若鷲の碑 】

     同じ場所に若鷲の碑があります。
     若鷲といえばあの「若い血潮の予科練の 七つボタンは桜に錨・・・」という歌の題ですよね。 
     近寄って見れば、なるほど「予科練甲飛11期生戦没者慰霊」の文字が。
     でも、なぜそれが陸奥公園に? と思ったら、4トラ会員のMechaGodzilla Ⅲ&703さんの旅行記に答えが載っていました。 
        https://4travel.jp/travelogue/10200445
     爆発時、陸奥には予科練生が実習で乗っており、124名が命を落としたのだそうです。 MechaGodzilla Ⅲ&703さん、ありがとうございました。
     予科練生といえば14歳か15歳でしょう。 75年間も馬齢を重ねている我が身を思うと、恥ずかしいというか申し訳ないというか、だからといって今さら何ができるわけでもなく、つくづく己の存在意義を疑ってしまいます。
     

  • 【 陸奥記念館 】<br /><br /> 陸奥公園内には「陸奥記念館」があります。<br /> 前庭には呉の大和ミュージアム前に置かれている錨と同じものが展示されています。 呉のものは左舷側、ここにあるのは右舷側に装備されていたそうです。<br /> 呉では重さが分かりませんでしたが、ここの説明板には8.382tと書かれています。

    【 陸奥記念館 】

     陸奥公園内には「陸奥記念館」があります。
     前庭には呉の大和ミュージアム前に置かれている錨と同じものが展示されています。 呉のものは左舷側、ここにあるのは右舷側に装備されていたそうです。
     呉では重さが分かりませんでしたが、ここの説明板には8.382tと書かれています。

  • 【 館内 】<br /><br /> 430円を払って館内に入ります。<br /> 洋上の戦闘で沈んだのではなく、停泊中の爆沈だったということもあって、かなりの遺品が回収され、展示されています。<br /> 質素な身の回り品、飾り気のない食器などに、「兵隊さん」というものの日常を見た思いで胸が詰まりました。<br /> 陸奥が沈んだのが昭和18年の6月8日、それは私の生れる2日前だったのだということをここで初めて知りました。 非論理的ではありますが、やはり何か申し訳ないというような気持ちに襲われました。

    【 館内 】

     430円を払って館内に入ります。
     洋上の戦闘で沈んだのではなく、停泊中の爆沈だったということもあって、かなりの遺品が回収され、展示されています。
     質素な身の回り品、飾り気のない食器などに、「兵隊さん」というものの日常を見た思いで胸が詰まりました。
     陸奥が沈んだのが昭和18年の6月8日、それは私の生れる2日前だったのだということをここで初めて知りました。 非論理的ではありますが、やはり何か申し訳ないというような気持ちに襲われました。

  • 【 陸奥野営場 】<br /><br /> 公園内には野営場もあります。<br /> 野営場なんていうと、年配の方の中には軍隊の演習場か何かだと思う人もいるかも知れませんね。 なになに、普通のキャンプ場です。<br /> その他にも水族館があったり海水浴場があったりしますので、あまり身構えずに気楽に行ってみたらどうでしょうか。

    【 陸奥野営場 】

     公園内には野営場もあります。
     野営場なんていうと、年配の方の中には軍隊の演習場か何かだと思う人もいるかも知れませんね。 なになに、普通のキャンプ場です。
     その他にも水族館があったり海水浴場があったりしますので、あまり身構えずに気楽に行ってみたらどうでしょうか。

  • 【 公園の柵 】<br /><br /> 公園は海に面していて、落ちないように柵が巡らしてあります。<br /> その柵に戦艦(たぶん陸奥)の形をした鋳物がはめ込まれています。

    【 公園の柵 】

     公園は海に面していて、落ちないように柵が巡らしてあります。
     その柵に戦艦(たぶん陸奥)の形をした鋳物がはめ込まれています。

  • 【 海上自衛隊飛行艇 】<br /><br /> これはまた! 海上自衛隊のPS-1飛行艇というのがありました。<br /> 昭和62年まで飛んでいたものだそうですが、それがなぜここにあるのか、説明はありません。<br /> 木立の中で、なんだかジャングルに不時着した飛行機のようにも見えます。 まあ、解体するのも勿体ないことですが、なんだか哀れにも感じます。<br /> このあと、遊々ランドという温泉施設に行き、入浴後に肉そばを頼んだら、天ぷらそばが出てきました。<br /> ま、いっか。 人生を揺るがすような事件でもなし。

    【 海上自衛隊飛行艇 】

     これはまた! 海上自衛隊のPS-1飛行艇というのがありました。
     昭和62年まで飛んでいたものだそうですが、それがなぜここにあるのか、説明はありません。
     木立の中で、なんだかジャングルに不時着した飛行機のようにも見えます。 まあ、解体するのも勿体ないことですが、なんだか哀れにも感じます。
     このあと、遊々ランドという温泉施設に行き、入浴後に肉そばを頼んだら、天ぷらそばが出てきました。
     ま、いっか。 人生を揺るがすような事件でもなし。

  • 【 門司へ 】<br /><br /> 周防大島から出る道は周防大橋以外にありません。 その大橋は私が通ってからひと月あまりあと、貨物船が衝突して通行不能になり、橋に設置された送水管が破損したせいで長く断水が続いていると、ニュースで大きく取り上げられました。<br /> 幸いなタイミングで島を出た私は、宿泊場所として考えていた「道の駅ソレーネ周南」に向かいます。 あの大阪府警から逃げていた男が逮捕された駅です。<br /> 行ってみると、駅に入る誘導路と駐車場の位置関係で、とても寝られた環境ではないと思われたので、どこかほかで寝ようと考えながら走っていると、関門トンネルを通って門司に着いてしまいました。<br /> もう日も落ちていたので、場所のえり好みもしていられず、海辺の小さな公園に車を停めました。 ノーフォーク広場というようです。

    【 門司へ 】

     周防大島から出る道は周防大橋以外にありません。 その大橋は私が通ってからひと月あまりあと、貨物船が衝突して通行不能になり、橋に設置された送水管が破損したせいで長く断水が続いていると、ニュースで大きく取り上げられました。
     幸いなタイミングで島を出た私は、宿泊場所として考えていた「道の駅ソレーネ周南」に向かいます。 あの大阪府警から逃げていた男が逮捕された駅です。
     行ってみると、駅に入る誘導路と駐車場の位置関係で、とても寝られた環境ではないと思われたので、どこかほかで寝ようと考えながら走っていると、関門トンネルを通って門司に着いてしまいました。
     もう日も落ちていたので、場所のえり好みもしていられず、海辺の小さな公園に車を停めました。 ノーフォーク広場というようです。

  • 【 関門トンネル人道入口 】<br /><br /> 翌朝、ここまで来たからにはあの「関門トンネル人道」というのを歩いてみようという気になりました。<br /> 関門海峡を歩いて渡るという心躍る体験を、私はまだしたことがありません。<br /> 車を広場に置いて海沿いに歩くと7~8分で入口に着きます。 はっきりした看板が出ており、見過ごすことはありません。<br /> 車で行かれる方は、この先に駐車場がありますが、400mくらいあったと思います。

    【 関門トンネル人道入口 】

     翌朝、ここまで来たからにはあの「関門トンネル人道」というのを歩いてみようという気になりました。
     関門海峡を歩いて渡るという心躍る体験を、私はまだしたことがありません。
     車を広場に置いて海沿いに歩くと7~8分で入口に着きます。 はっきりした看板が出ており、見過ごすことはありません。
     車で行かれる方は、この先に駐車場がありますが、400mくらいあったと思います。

  • 【 エレベーターで地下へ 】<br /><br /> 入ってすぐの所にエレベーターが2基並んでいます。<br /> これで地下60mまで下りるのですが、下関側は55mだそうです。 ということは、門司から下関まで上り坂になっているのでしょうか?

    【 エレベーターで地下へ 】

     入ってすぐの所にエレベーターが2基並んでいます。
     これで地下60mまで下りるのですが、下関側は55mだそうです。 ということは、門司から下関まで上り坂になっているのでしょうか?

  • 【 昇降ボタン 】<br /><br /> 乗り込んでボタンを押そうと思ったら、「地下」と「地上」の2つしかありませんでした。 そりゃそうですね。<br /> こんな当たり前なことになんだか感動してしまったのは、旅の昂揚感からでしょうか。

    【 昇降ボタン 】

     乗り込んでボタンを押そうと思ったら、「地下」と「地上」の2つしかありませんでした。 そりゃそうですね。
     こんな当たり前なことになんだか感動してしまったのは、旅の昂揚感からでしょうか。

  • 【 人道門司口 】<br /><br /> さあ、歩きましょう。 <br /> これから海の下を通って本州に渡ります。 といっても、ここが海の下だという実感はまるで湧きません。

    【 人道門司口 】

     さあ、歩きましょう。 
     これから海の下を通って本州に渡ります。 といっても、ここが海の下だという実感はまるで湧きません。

  • 【 人道壁面 】<br /><br /> 人道の壁面には随所に素朴な絵が描かれています。<br /> 景色の見えない直線道路ですから、こういう絵は歩いている人にとって軽い刺激になると思います。<br /> 門司まで100m、下関まで680mという距離が書かれているのも、トンネルという閉鎖空間での安心感を誘いますね。<br /> 

    【 人道壁面 】

     人道の壁面には随所に素朴な絵が描かれています。
     景色の見えない直線道路ですから、こういう絵は歩いている人にとって軽い刺激になると思います。
     門司まで100m、下関まで680mという距離が書かれているのも、トンネルという閉鎖空間での安心感を誘いますね。
     

  • 【 人道下関口 】<br /><br /> あっという間に下関側に着きました。<br /> トンネル内で出会った人はほんの数人。 どなたもウォーキングで利用しているようでした。<br /> なんたって無料で、雨も風もありませんし、車の排気ガスもないのですから、こんないい道はありません。 <br /> 780mだそうですから、2往復すれば3km強。 3往復では5km弱。 <br /> 2往復半、3往復半というわけにはいきませんね。

    【 人道下関口 】

     あっという間に下関側に着きました。
     トンネル内で出会った人はほんの数人。 どなたもウォーキングで利用しているようでした。
     なんたって無料で、雨も風もありませんし、車の排気ガスもないのですから、こんないい道はありません。 
     780mだそうですから、2往復すれば3km強。 3往復では5km弱。 
     2往復半、3往復半というわけにはいきませんね。

  • 【 下関側入口 】<br /><br /> 地上に出ると、これが下関側の「関門トンネル人道入口」です。<br /> 国道9号線沿いで、関門橋のすぐ下ですから、簡単に見つけられます。

    【 下関側入口 】

     地上に出ると、これが下関側の「関門トンネル人道入口」です。
     国道9号線沿いで、関門橋のすぐ下ですから、簡単に見つけられます。

  • 【 人道入口駐車場 】<br /><br /> 残念ながら駐車場はこの狭さです。<br /> ここで車中泊するにはよほど早く来ないと停められないでしょう。

    【 人道入口駐車場 】

     残念ながら駐車場はこの狭さです。
     ここで車中泊するにはよほど早く来ないと停められないでしょう。

  • 【 関門橋とみもすそ川公園 】<br /><br /> 道路を隔てた海沿いには「みもすそ川公園」があり、その先には関門橋が架かっています。<br /> 公園には八艘跳びをする源義経と錨を体に結び付けて海に飛び込む平知盛の像が見えます。

    【 関門橋とみもすそ川公園 】

     道路を隔てた海沿いには「みもすそ川公園」があり、その先には関門橋が架かっています。
     公園には八艘跳びをする源義経と錨を体に結び付けて海に飛び込む平知盛の像が見えます。

  • 【 壇ノ浦古戦場跡 】<br /><br /> 公園の前は関門海峡、つまり壇ノ浦です。<br /> 源平最後の合戦が行われた所で、以前関門橋を走りながらチラッと見ただけで、こうしてそばで見たのは初めてです。<br /> ところで、関門橋というのは中国自動車道だと思っていましたが、中国自動車道でもなければ九州自動車道でもないのだそうですね。<br /> 「国土開発幹線自動車道以外の指定高速道路」なんですって。 一息で言えますか?

    【 壇ノ浦古戦場跡 】

     公園の前は関門海峡、つまり壇ノ浦です。
     源平最後の合戦が行われた所で、以前関門橋を走りながらチラッと見ただけで、こうしてそばで見たのは初めてです。
     ところで、関門橋というのは中国自動車道だと思っていましたが、中国自動車道でもなければ九州自動車道でもないのだそうですね。
     「国土開発幹線自動車道以外の指定高速道路」なんですって。 一息で言えますか?

  • 【 関門海峡を睨む長州砲 】<br /><br /> コテコテの尊王攘夷派であった長州藩が、関門海峡を航行中の外国船に向かって大砲をぶっ放した下関事件は学校で必ず習う幕末の出来事ですね。<br /> それに使われた長州砲のレプリカというのがみもすそ川公園に並べられています。<br /> 当時の砲列をそのまま再現しているようですが、こんな5門で欧米列強と戦えると本気で思っていたのでしょうか?<br /> 案の定、コテンパンにやり返された下関戦争。 このレプリカを設置した意図とは違うかも知れませんが、私はこれを見て、長州藩の「井の中の蛙」ぶりにため息が出る思いでした。<br /><br /> 

    【 関門海峡を睨む長州砲 】

     コテコテの尊王攘夷派であった長州藩が、関門海峡を航行中の外国船に向かって大砲をぶっ放した下関事件は学校で必ず習う幕末の出来事ですね。
     それに使われた長州砲のレプリカというのがみもすそ川公園に並べられています。
     当時の砲列をそのまま再現しているようですが、こんな5門で欧米列強と戦えると本気で思っていたのでしょうか?
     案の定、コテンパンにやり返された下関戦争。 このレプリカを設置した意図とは違うかも知れませんが、私はこれを見て、長州藩の「井の中の蛙」ぶりにため息が出る思いでした。

     

  • 【 長州砲 】<br /><br /> 確かに当時としては大きな砲だったでしょうし、狭い関門海峡ですから航行する外国船までは届いたでしょう。<br /> ですが、5発撃って全部当たったとしても沈められる船は1隻か2隻でしょう。その後の弾込めに要する時間を考えたら戦闘を持続できるわけがありません。

    【 長州砲 】

     確かに当時としては大きな砲だったでしょうし、狭い関門海峡ですから航行する外国船までは届いたでしょう。
     ですが、5発撃って全部当たったとしても沈められる船は1隻か2隻でしょう。その後の弾込めに要する時間を考えたら戦闘を持続できるわけがありません。

  • 【 松本清張文学碑 】<br /><br /> これはその長州砲の弾の痕・・・と思ったら、松本清張文学碑だそうです。<br /> この辺りから対岸の和布刈(めかり)神社が見えるということが、清張の「半生の記」に書かれているのだそうです。<br /> ・・・読んでな~い・・・。<br /> それにしても、穴は何を意味しているのでしょうか?

    【 松本清張文学碑 】

     これはその長州砲の弾の痕・・・と思ったら、松本清張文学碑だそうです。
     この辺りから対岸の和布刈(めかり)神社が見えるということが、清張の「半生の記」に書かれているのだそうです。
     ・・・読んでな~い・・・。
     それにしても、穴は何を意味しているのでしょうか?

  • 【 人道トンネル料金箱 】<br /><br /> 壇ノ浦古戦場跡で時間をとったあと、また人道トンネルを通って門司側に帰ろうとして、料金箱に気がつきました。<br /> 人はタダですが、自転車や原付バイクは20円のようです。 お金を入れる穴はありますが、通行券が出てくるわけではありません。<br /> みんな正直に入れているのかな、などと考えたのは、私にやましい心がある証拠で、恥ずかしいことです。 でも、監視カメラがあって、詰所で見ているそうですから、ひょっとしたら「入れ忘れる」人がいるのかも知れません。

    【 人道トンネル料金箱 】

     壇ノ浦古戦場跡で時間をとったあと、また人道トンネルを通って門司側に帰ろうとして、料金箱に気がつきました。
     人はタダですが、自転車や原付バイクは20円のようです。 お金を入れる穴はありますが、通行券が出てくるわけではありません。
     みんな正直に入れているのかな、などと考えたのは、私にやましい心がある証拠で、恥ずかしいことです。 でも、監視カメラがあって、詰所で見ているそうですから、ひょっとしたら「入れ忘れる」人がいるのかも知れません。

  • 【 下関口 】<br /><br /> それではまたトンネルに入りましょう。<br /> おっと! お気づきになりましたか? 国道2号線の表示が出ていますね。<br /> 調べたら、このトンネルは国道2号線に続いていないそうですが、関門トンネル(国道2号線)の下にあるので、この780mだけが国道扱いなのだそうです。<br /> 世の中には面白いことがいっぱいあるんですねえ。<br /> 路面に「門司⇒」と書かれているのは、この先がどこだか知らない人がいるからでしょうか? そんなバナナ!

    【 下関口 】

     それではまたトンネルに入りましょう。
     おっと! お気づきになりましたか? 国道2号線の表示が出ていますね。
     調べたら、このトンネルは国道2号線に続いていないそうですが、関門トンネル(国道2号線)の下にあるので、この780mだけが国道扱いなのだそうです。
     世の中には面白いことがいっぱいあるんですねえ。
     路面に「門司⇒」と書かれているのは、この先がどこだか知らない人がいるからでしょうか? そんなバナナ!

  • 【 本当に海の下? 】<br /><br /> この上に車用のトンネルと鉄道用のトンネルがあり、その上が海底で、その上に海水がある・・・。 本当でしょうか?<br /> つい上を見上げてしまいましたが、見えるわけはないですよね。

    【 本当に海の下? 】

     この上に車用のトンネルと鉄道用のトンネルがあり、その上が海底で、その上に海水がある・・・。 本当でしょうか?
     つい上を見上げてしまいましたが、見えるわけはないですよね。

  • 【 海底県境 】<br /><br /> はい、県境です。<br /> ここで両県に跨って写真を撮るのがお約束ですね。<br /> でも撮ってくれとお願いするにも人がいないし、たとえいたとしても、白髪の後期高齢者がガニマタで写っているのもどうかと思います。

    【 海底県境 】

     はい、県境です。
     ここで両県に跨って写真を撮るのがお約束ですね。
     でも撮ってくれとお願いするにも人がいないし、たとえいたとしても、白髪の後期高齢者がガニマタで写っているのもどうかと思います。

  • 【 海岸遊歩道 】<br /><br /> 人道を出て、車を置いたノーフォーク広場まで海峡沿いの遊歩道を歩きます。<br /> どんより曇っていると思ったら、ポツリポツリと雨が降ってきました。

    【 海岸遊歩道 】

     人道を出て、車を置いたノーフォーク広場まで海峡沿いの遊歩道を歩きます。
     どんより曇っていると思ったら、ポツリポツリと雨が降ってきました。

  • 【 源平壇之浦合戦絵巻 】<br /><br /> 車に戻って帰路についたのですが、何かで見た陶板画のことを思い出し、山頂の和布刈公園に行ってみました。<br /> 和布刈公園そのものは何もない所ですが、一方通行の下り坂にその陶板画がありました。 高さ3m、幅44mという見事な有田焼です。 

    【 源平壇之浦合戦絵巻 】

     車に戻って帰路についたのですが、何かで見た陶板画のことを思い出し、山頂の和布刈公園に行ってみました。
     和布刈公園そのものは何もない所ですが、一方通行の下り坂にその陶板画がありました。 高さ3m、幅44mという見事な有田焼です。 

  • 【 平家の巨船? 】<br /><br /> 二層で帆のついた大きな船。 赤旗を掲げているところを見ると平家の船でしょうか。 それに比べて白旗を掲げた源氏の船はずいぶんと小さく見えます。<br />

    【 平家の巨船? 】

     二層で帆のついた大きな船。 赤旗を掲げているところを見ると平家の船でしょうか。 それに比べて白旗を掲げた源氏の船はずいぶんと小さく見えます。

  • 【 義経八艘跳びの場面 】<br /><br /> これはもう、あの八艘跳びの場面ですね。<br /> それにしても、重い鎧を着てこの身軽さ! 跳びながら後ろを向いているというのもすごいですね。

    【 義経八艘跳びの場面 】

     これはもう、あの八艘跳びの場面ですね。
     それにしても、重い鎧を着てこの身軽さ! 跳びながら後ろを向いているというのもすごいですね。

  • 【 安徳天皇入水 】<br /><br /> 8歳の安徳天皇が祖母の二位の尼に抱かれて海に入る場面ですね。<br /> 「波の下にも都のさぶろうものを」と説かれたそうですが、8歳でどこまで理解していたのでしょうか。<br /> 天皇の母・建礼門院は入水したものの源氏に助けられてしまい、大原の寂光院で生涯天皇の菩提を弔ったということでしたね。<br /> 天皇と二位の尼がまだ船上にいるのに建礼門院が水に入っているのは変ではないかと思われますが、絵巻物の約束として時間の経過を含めて1枚の絵に収めてしまうので、仕方がないのでしょう。

    【 安徳天皇入水 】

     8歳の安徳天皇が祖母の二位の尼に抱かれて海に入る場面ですね。
     「波の下にも都のさぶろうものを」と説かれたそうですが、8歳でどこまで理解していたのでしょうか。
     天皇の母・建礼門院は入水したものの源氏に助けられてしまい、大原の寂光院で生涯天皇の菩提を弔ったということでしたね。
     天皇と二位の尼がまだ船上にいるのに建礼門院が水に入っているのは変ではないかと思われますが、絵巻物の約束として時間の経過を含めて1枚の絵に収めてしまうので、仕方がないのでしょう。

  • 【 追い詰められた平家 】<br /><br /> 関門海峡をやっと渡り切ろうというとき、九州側には既に源氏の軍勢が待ち構えていたという絶望的な場面です。<br /> 奢れる者の最期、平家物語の山場ですね。 な~んて、平家物語は現代語訳で、それもダイジェスト版でしか読んだことがありません。

    【 追い詰められた平家 】

     関門海峡をやっと渡り切ろうというとき、九州側には既に源氏の軍勢が待ち構えていたという絶望的な場面です。
     奢れる者の最期、平家物語の山場ですね。 な~んて、平家物語は現代語訳で、それもダイジェスト版でしか読んだことがありません。

  • 【 関門橋 】<br /><br /> 陶板画の前にある展望台から下関方面を望みます。<br /> これからあの橋を渡って帰ります。 この旅の初日に泊まった兵庫県の三木SAまで行ければいいのですが。 500km近くありますが、高速道路1本ですので、たぶん大丈夫でしょう。

    【 関門橋 】

     陶板画の前にある展望台から下関方面を望みます。
     これからあの橋を渡って帰ります。 この旅の初日に泊まった兵庫県の三木SAまで行ければいいのですが。 500km近くありますが、高速道路1本ですので、たぶん大丈夫でしょう。

  • 【 ??? 】<br /><br /> 本州に入ってすぐに王司PAに着きました。<br /> なんだか見たような顔・・・ああ、あの奥方と手をつないで飛行機に乗る人ですね。<br /> 外国の大統領にいい顔をして「完全に一致した」とか「100%共有した」とか言って、実は100%押し切られている、あの人じゃあありませんか?<br /> そういえば山口の人で、プーチン大統領を地元でもてなそうと大張り切りで準備したのに遅刻されて、赤っ恥をかきましたよねえ。<br /> 「ええかっこしい」病が移るといけないので、さっさと出発しましょう。

    【 ??? 】

     本州に入ってすぐに王司PAに着きました。
     なんだか見たような顔・・・ああ、あの奥方と手をつないで飛行機に乗る人ですね。
     外国の大統領にいい顔をして「完全に一致した」とか「100%共有した」とか言って、実は100%押し切られている、あの人じゃあありませんか?
     そういえば山口の人で、プーチン大統領を地元でもてなそうと大張り切りで準備したのに遅刻されて、赤っ恥をかきましたよねえ。
     「ええかっこしい」病が移るといけないので、さっさと出発しましょう。

275いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (9)

開く

閉じる

  • yamayuri2001さん 2023/01/29 16:36:26
    錦帯橋と関門トンネル!
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    こちらの旅行記には一度お邪魔しているのですが、
    再読させていただきました。
    錦帯橋は コロナ禍に行ったので、
    ライトアップされていませんでしたが、
    コロナ前は、このようにライトアップされていたんですね。
    なかなか情緒があって 素晴らしいなあと思いました。
    また、みもすそ川公園や関門トンネルも、
    最近行ったばかりだったので、興味深く 再読させていただきました。
    あのトンネルは おっしゃる通り、排気ガスもなければ
    車の通行も無いので、注意することもなく
    のんびり ウォーキングできるのが良いですね。
    それに、案外短い時間で対岸に着いてしまうので、
    達成感も味わえます。
    檀の浦の合戦の陶板がある所というのは、
    初めて知りました。
    こちらも なかなか面白そうです。

    最後の写真は 今は、過去の人になってしまいましたが、
    下関の事務所も 閉めてしまったという報道に、
    ほっと胸をなで下ろしました。
    驕れる者は久しからず!
    まさに 平家物語そのものだと感じました。

    冒頭の坊屋三郎・・・
    久しぶりに聞きました。
    懐かしい!
    yamayuri2001

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2023/01/29 19:10:46
    人道トンネル、歩かれたのですね!
     yamayuri2001 さん、こんばんは。 いつも丁寧な書き込み、ありがとうございます。 それに、拙稿を二度も読んでくださったとは! 二度読みに耐えられる文章ではないので、却って慌ててしまいました。
     yamayuri2001 さんも錦帯橋にいらっしゃったのですね。 よくもまあと思うぐらい見事な橋で、デザインはもちろんのこと、木組みの精緻さにもただただ驚くばかりです。 木造ですから、何年かごとに架け替えなければいけないのでしょうが、ここはひとつ頑張って、耐久性や費用といった面からの近代化は考えないでほしいものです。

     人道トンネルにも行かれたそうで、あの異空間の不思議さは行った人でないと分からないだろうと思っていただけに、こちらまで嬉しくなりました。
     それでふと、yamayuri2001 さんはいったいどんな所に行かれているのかと思って、さっきフォートラの旅行記一覧を訪ねてみました。 改めて、yamayuri2001 さんの旅歴に驚いてしまいます。 これまでも私の行った所はだいたいyamayuri2001 さんが既に行かれている所だという感じは持っていましたが、これからも私がちまちまと旅行記を書いても、「そんな所、とっくに行ってるよ」と言われるに違いありません。

     坊屋三郎さんをご存知でしたか! 私の好きな俳優さんでした。 クイントリックスのコマーシャルは秀逸でしたね。
     有名人の名前を出しても知らないと言われることが多くなり、子供たちからも「古いねえ」と笑われていますので、坊屋三郎さんをご存知と伺っただけで嬉しくなります。
     あれもこれも、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • 白い華さん 2022/04/18 04:14:47
    岩国『錦帯橋』を 深く・・観察したんですね。
    お早う御座います。
    コロナ禍で、旅・・に 行って。も 「観光名所が、休業続き・・では、面白くありません」。

    そう!考える・・と「なかなか、旅に・・出発する」とは、ならず。で
    結局、我が家・・「国内 長距離旅行」は、1年半ぶり。
    ほんと「やっと、行ってきた」って 感じ。での
    3月は『瀬戸内海沿い!の 古い町巡り』と なりマシタ。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ねんきん老人さんは、その頃
    「ロング・バケーションで 九州旅行」を 満喫されていたんですね。

    ユックリと、自分の ペース!で 楽しんで「観光名所だけ!では ない・・目線」が 素敵です。
    その 助手席!には 見えなくても・・「奥様」も、乗っていたんだろう。 
    と 思いますよ。

    「微笑む・・奥様。の お写真」を 拝見する。と
    いつも・・こんな風に 元気でいてくれる「旦那様」だと
    「奥様は、安心。嬉しいだろうなぁ~」なんて 思いました。

    まだまだ「国内・一人旅」で リフレッシュする・・って いいこと。
    頑張って下さいネ。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー 
    熊本県 有明海。の『長部田 海床路』は、 過去・・に 偶然!行き当たって
    「海の中に、電灯 ?」に ビックリした・・記憶が、あります。
    焼酎の CM『二階堂』って 「リタイヤーした・・男が、好き!な モノだけ。を 探して遊ぶ『男の ロマン旅』を 映し出してて「素敵」。
    「こんな・・男の一人旅!って いいなぁ~」と 思ってしまう、いい~!CM。

    私の有明海。の『長部田 海床路』体験。を 載せさせてもらいますね。
    https://4travel.jp/travelogue/10651337
    (前編)『 春雨の・・・九州巡り! 3日間 <24,500円・・・の 旅> 』 (太宰府。柳川・・・熊本タウン。フェリーで 島原へ。)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    そして、私が 行って来た・・ばかり。の 岩国『錦帯橋』の コメントでしたね。
    短い!スケジュール・・だと
    『錦帯橋』を 渡る。写真だけ・・と なってしまいます。が

    朝。昼。夜・・の『錦帯橋』を 眺めて
    その 建設箇所・・を しっかり!考察。の お話。
    いろいろ、勉強に なりました。

    『吉香 公園』での 「木造橋・・の 劣化!実験」も 13種類 ?
    いろいろ、苦労して「保存法!に 工夫しているんですね。地元」。。。

    ねんきん老人さん。の「つぶやき。お話・・」と とっても、面白く、楽しい!旅行記。
    これからも、期待・・しています。 
    お元気で・・・。 
    日々の 暮らし!を
    「お互い、地味~!に 暮らしていけば、最高!!!」って 思っている、私です。
       これからもよろしくお願いします。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2022/04/18 17:48:26
    いやはや、中身の濃いご旅行でしたね。
     白い華さん、こんばんは。
     私の山口旅行記にお付き合いくださって、ありがとうございました。
     白い華さんのコメントの中にあった「九州巡り」。 前・後編を拝読しました。
     いやはや、3日間でよくもこれだけ回られましたね。 しかも行く先々、詳しく楽しく見学され、美味しいものもちゃんと召し上がって・・・私にはとうてい真似のできない行動力です。
     熊本城は、震災のあと行っていませんが、今はずいぶん復旧が進んでいるようですね。
     白い華さんが詳しく解説してくれていますが、私が初めて知ることが多く、自分の見学が実に薄っぺらなものだったと思い知りました。 なんとか私ももう一度行って、白い華さんの紹介してくれたポイントをきちんと見てきたいものだと思います。
     後編の長崎も、よくもまあというくらい歩かれて、これぞ長崎というところをしっかり見てこられましたね。
     3日間、それも往復の飛行機を含めての時間ですから、時間はかなり限られていたと思いますが、それを軽いフットワークと旺盛な行動力で十分に生かしてのご旅行、羨ましい限りです。
     柳川の舟はたしかに乗り場と下船場が離れていて、車で行った人は困りますね。 私のときは有料ですが、下船場まで車を回してくれるサービスがあったので、利用しました。
     長部田海床路はよく見つけましたね。 国道からちょっと入って駐車場があるので、何気なく走っていたら通り過ぎてしまうような所ですのに。
     あれもこれも、ご主人が臨機応変に判断されてのことだったと思います。たのもしいご主人と一緒で幸せですね。
     これからも仲良く旅を続けてください。
     ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • sanaboさん 2019/11/04 01:34:48
    関門トンネル人道♪
    ねんきん老人さん、こんばんは

    今年は台風が猛威を振るい大変な被害がもたらされましたが、ねんきん老人さんのお住まいの所はいかがでしたでしょうか? 何も被害などがありませんでしたことを願っております。

    さて、知らぬ人とてない錦帯橋とのコメントがありましたが、恥ずかしながら私はよく知りませんでした。 それにもし錦帯橋を訪れたとしても、その美しい姿だけを写真に収めて満足して帰ってきたことと思います(笑) ねんきん老人さんのように構造を観察して分析することなどとてもできません。 桁と梁がかすがいで固定されている様子はまるで芸術のような美しさと見事さで驚きました。 そしてねんきん老人さんのご指摘のように、私も「渡橋料」とか「渡橋券」という呼び方に一票~♪

    この場所からほど近いところに、あのスーパーボランティア尾畠春夫さんの活躍ですっかり有名になった周防大島があるのですね~。 「サザンセトとうわ」と聞いてもピンときませんでしたが、あの逃走犯の記述を拝読して思い出しました。 ねんきん老人さんがいらしてから5日後ということは、もしかしたらすれ違っていたかもしれないということですよね?

    関門トンネル人道は行ったことがありませんので、中の様子などとても興味深く拝見しました。 壁面の絵がいかにも海底散歩しているような気分になりますね^^ それに閉塞感を感じる人もいるでしょうから、門司まで100m、下関まで680mという距離が書かれているのもありがたいですね。 路面に「門司⇒」と書かれているのも親切♪ 運動のためと行ったり来たりしていたら、今どっちに向かっているかわからなくなる人がいるから? そんなバナナ? ←ねんきん老人さんのコメントをパクリました(´艸`*)

    朝晩冷えてまいりましたので、くれぐれもご自愛くださいね。
    また楽しみにお伺いさせていただきます!

    sanabo

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2019/11/04 08:08:33
    「門司⇒」、やっぱり謎ですね。
    sanabo さん、おはようございます。

     投票、そして台風被害のご心配、ありがとうございました。
     私の家は今どきの住宅地には珍しい平屋建てですので、三方を二階屋に囲まれており、それが風避けになってくれて無事でした。3軒とも瓦が飛んだり壁が剥がれたりの被害を受けていますので、申し訳ない気分です。平屋にした理由はもちろん予算が足りないからですが、貧乏もときには良いことがあるものだと自分を慰めています。

     今回の旅行では、ほかにもあの逃亡犯が立ち寄った場所、捕まった道の駅などに行きました。全部あとになって分かったことなのですが、ひょっとしたらすれ違っていたかもしれませんし、お互いに「汚い野郎だな」などと思っていたかもしれません。
     
     関門トンネル人道は初めて行きました。 何もないといえば、あれほど何もない空間も珍しいと思います。 それなのに、退屈な思いはまったく無く、むしろもう一往復したいくらいの気分だったのですから、旅の昂揚感というのは良いものですね。
     sanabo さんの仰る「行ったり来たりで、方向が分からなくなる人」は、きっと夢中でお喋りしながら歩いているオバサンズだと思います。

     sanabo さんのように深い見聞録が書けずに、的外れな感想ばかりの旅行記で恥じ入るしかありませんが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

    ねんきん老人
  • nimameさん 2019/07/26 06:23:23
    関門トンネル人道・
    ねんきん老人さん・おはようございます~
    nimameもあっちこっちと飛び歩いていて、遊び歩くのに忙しい!なんて思いながら・
    ねんきん老人さん如何しているかな?
    思いながら・・日々過ぎてしまい!

    錦帯橋・・
    ここnimameツァーで行きました・・
    でもツァーって広く浅く見てまわる・・で・
    今回橋の説明に感心して読ませて貰いました。
    そして夜の錦帯橋・綺麗ですね♪
    そして周坊大島//
    スーパーボランティアの尾畠さん・あのニュースの時テレビにくぎ付けでしたよ・・
    ねんきん老人さんの全てに詳しい事にはビックリです。

    関門トンネル・・
    ここ数年前に他の4トラさんの読ませて頂き・気になっていた場所です。
    正直何キロぐらいあるんだろう??
    調べれば良いのに何もしないnimameで!
    漠然と気になっていました!
    近ければ行きたいな・・と思っていたので!
    門司まで100m  下関まで680m えーーぇ
    そんなに近いのΣ(´∀`;)
    でもその場所までnimameの家から遠すぎる!!
    行ける訳でもないですが?ねんきん老人さんの細かい説明で納得・
    沢山の情報有難う御座いました。m(__)m
    nimame
  • olive kenjiさん 2019/05/26 15:56:46
    知らない世界を思い知る
    久しぶりに奥飛騨に旅行に行き、旅行記でも書こうかと思ったのですが筆が進まない。内容が面白くないのでテンションが上がらない。
    こーいう時は先輩のを参考にすべきかと思い、ここへ来ました。

    全ての項目がやはり凄い考察で、恐れ入りました。
    岩国金門橋をあの角度から見るなんて尊敬します。
    今まで何回か行ったことありますが、この様な見方を考えたこともなかったです。それにしても素晴らしい技術力です。

    陸奥公園がこの様になっていることも知りませんでしたし、予科練生戦死の事も知らずでした。痛ましいかぎりです。合唱

    人工海浜にビー玉海岸とくれば、誰もが海岸にビー玉敷き詰めていると思いますよね。泳ぎに行かなくてセーフでした。

    関門トンネルは子供の頃、少年漫画雑誌ではトンネルの上に魚が泳いでるイラストばかりで、私はトンネルから海の中が本当に見えるのかと思っていました。通るのが夢でしたが、小学生4年の頃行った時、そんなことは無いと知り、がっかりした記憶があります。

    先輩の直近のニュースや時事問題を取り入れた旅行記は新鮮でホットな感じがして好きです。
    私は先輩のを読んで、参考になるどころか、知識の希薄さとユーモアの根源的素養の違いを思い知るばかりで、尚筆が遠のくばかりです。

       今日は5月では最高気温です。お体を気を付けて下さいませ。
                 olive kenji

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2019/05/27 08:15:18
    汗顔の至りです。
    olive kenji さん、お早うございます。
    ご丁寧な書き込み、ありがとうございました。

    まとまりのない駄文を良い方へ良い方へと解釈しながら読んでくださり、嬉しいと同時に冷汗三斗の思いです。

    10連休が終わって航空運賃が安くなるのを待って、ベトナムに行ってきました。 すぐにでも旅行記を書きたいところですが、前にも書いたとおり、私は記憶が薄れかけてから書くようにしています。
    旅行直後だと、旅先のあれこれをすべて終生の思い出とばかりに書き込んでしまい、読んでくださる方にとっては煩わしい長文になってしまうからです。
    しばらくして、まあ半年ぐらいして、記憶が淘汰されるのを待ってから書くのがいいと思っているのですが、それでもあとで読み返してみると自分の主観ばかりがだらだらと書かれていて、我ながらうんざりするのが常です。
     
    という訳で、今回の山口旅行記も「だから何だ?」と言われそうなことばかりが羅列されていて、何のために時間を置いたのか分からないものになってしまいました。
    olive kenji さんのように我慢しながら最後まで読んで下さる方がいらっしゃると、心底救われます。本当にありがとうございます。
    これからもどうぞ、よろしくお願いいたします。

    ねんきん老人

ねんきん老人さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP