パエストゥム旅行記(ブログ) 一覧に戻る
イタリア南部、カンパーニア州サレルノ県、カパッチョ町の集落であるパエストゥムを訪れました。紀元前5世紀ごろの大ギリシアの植民地時代にはポセイドニアと呼ばれていたこの町は、保存状態の良い古代ギリシア遺跡が世界遺産に登録されています。<br />★3つの神殿がシンボリックな遺跡と、貴重な発掘品が展示されている博物館を見学。

パエストゥム_Paestum 紀元前5世紀!保存状態抜群の古代ギリシア遺跡(イタリアですが)

26いいね!

2018/01/04 - 2018/01/04

2位(同エリア23件中)

RAINDANCE

RAINDANCEさん

イタリア南部、カンパーニア州サレルノ県、カパッチョ町の集落であるパエストゥムを訪れました。紀元前5世紀ごろの大ギリシアの植民地時代にはポセイドニアと呼ばれていたこの町は、保存状態の良い古代ギリシア遺跡が世界遺産に登録されています。
★3つの神殿がシンボリックな遺跡と、貴重な発掘品が展示されている博物館を見学。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
レンタカー 飛行機
航空会社
ルフトハンザドイツ航空 ANA
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 南イタリアをレンタカーで巡る旅、マテーラから西へ約200km、イタリア半島をほぼ縦断する形でパエストゥムへ向かいます。

    南イタリアをレンタカーで巡る旅、マテーラから西へ約200km、イタリア半島をほぼ縦断する形でパエストゥムへ向かいます。

  • 半島を横断する欧州自動車道E847号(ハイウエイ)に乗って東へ。

    半島を横断する欧州自動車道E847号(ハイウエイ)に乗って東へ。

  • E847を走る車窓からは、山の上に点々と町や村が目に入ります。こちらはグラッサーノという町。

    E847を走る車窓からは、山の上に点々と町や村が目に入ります。こちらはグラッサーノという町。

  • マテーラとポテンツァの県境で出会った険しい山並み、まるで妙義山のようです。この近くにカステルメッツァーノという美しい村があるのですが、時間の都合で残念ながら今回はパス。

    マテーラとポテンツァの県境で出会った険しい山並み、まるで妙義山のようです。この近くにカステルメッツァーノという美しい村があるのですが、時間の都合で残念ながら今回はパス。

  • こちらも山の上、アルバーノ・ディ・ルカーニアという町。

    こちらも山の上、アルバーノ・ディ・ルカーニアという町。

  • こちらは、ブリンディジ・モンターニャという町。町外れに城が見えます。<br />時間が死ぬほどあれば、こういった小さな鷹の巣村の一つ一つを訪ねてみたい。

    こちらは、ブリンディジ・モンターニャという町。町外れに城が見えます。
    時間が死ぬほどあれば、こういった小さな鷹の巣村の一つ一つを訪ねてみたい。

  • 欧州の丘陵地帯でしばしば見かける風力発電の風車。

    欧州の丘陵地帯でしばしば見かける風力発電の風車。

  • 途中、ハイウエイの工事通行止めがあり、一旦一般道へ降りたところ。一般道から、険しい山に張り付くハイウエイを見上げる。

    途中、ハイウエイの工事通行止めがあり、一旦一般道へ降りたところ。一般道から、険しい山に張り付くハイウエイを見上げる。

  • 工事区間をやりすごし、再びハイウエイへ。正面には冠雪した名も知れぬ山。

    工事区間をやりすごし、再びハイウエイへ。正面には冠雪した名も知れぬ山。

  • ティレニア海に面する町、サレルノが近づいてきました。

    ティレニア海に面する町、サレルノが近づいてきました。

  • …が、サレルノには向かわずその手前でハイウエイを降りて南下します。

    …が、サレルノには向かわずその手前でハイウエイを降りて南下します。

  • ナポリから南東へおよそ100kmに位置するパエストゥムへ。

    ナポリから南東へおよそ100kmに位置するパエストゥムへ。

  • 紀元前7世紀ごろ、大ギリシアが南イタリア一帯の植民地(マグナ・グラエキア)を広げていた時代、この町は海の神ポセイドンに捧げて造られたポセイドニアと呼ばれる町だったそうです。その後ローマ帝国下でペストゥムと訛った(かなり違うと思うが)らしい。<br />遺跡の城壁が見えてきました。

    紀元前7世紀ごろ、大ギリシアが南イタリア一帯の植民地(マグナ・グラエキア)を広げていた時代、この町は海の神ポセイドンに捧げて造られたポセイドニアと呼ばれる町だったそうです。その後ローマ帝国下でペストゥムと訛った(かなり違うと思うが)らしい。
    遺跡の城壁が見えてきました。

  • そして、今はパエストゥムという表記が多く見かけられますが、イタリア語発音ではペストゥムあるいはペーストゥムなのだそうです。<br />「パエストゥム遺跡」近郊の駐車場に到着。無料でした。

    そして、今はパエストゥムという表記が多く見かけられますが、イタリア語発音ではペストゥムあるいはペーストゥムなのだそうです。
    「パエストゥム遺跡」近郊の駐車場に到着。無料でした。

  • ここからはZTLなので、一般車進入禁止です。

    ここからはZTLなので、一般車進入禁止です。

  • 遺跡に向かう前に、付属の「考古学博物館」へ。

    遺跡に向かう前に、付属の「考古学博物館」へ。

  • 発掘された先史時代からの発掘物が収められています。ちょっと神殿を意識した外観?

    発掘された先史時代からの発掘物が収められています。ちょっと神殿を意識した外観?

  • 入場料は、遺跡と博物館セット券でひとり9ユーロ。

    入場料は、遺跡と博物館セット券でひとり9ユーロ。

  • 建物自体は新しい博物館のようですね。神殿の様な展示室の入口。

    建物自体は新しい博物館のようですね。神殿の様な展示室の入口。

  • 神殿の秘密の部屋的な演出...かどうかはわかりませんが、中心の展示室。

    神殿の秘密の部屋的な演出...かどうかはわかりませんが、中心の展示室。

  • ギリシア絵画や陶器など、貴重な出土品が展示されています。

    ギリシア絵画や陶器など、貴重な出土品が展示されています。

  • ここパエストゥムは、実は保存状態が凄く良い遺跡として有名なのだそうです。この規模の古代ギリシア遺跡が、大きな復元無くメンテレベルで現存しているのは、ここ以外にあまり例が無いらしい。

    ここパエストゥムは、実は保存状態が凄く良い遺跡として有名なのだそうです。この規模の古代ギリシア遺跡が、大きな復元無くメンテレベルで現存しているのは、ここ以外にあまり例が無いらしい。

  • 例えば、ギリシアのパルテノン神殿は戦火の影響でかなり復元されているのに対し、ここの遺跡は原形に近い形で残っているのだそう。

    例えば、ギリシアのパルテノン神殿は戦火の影響でかなり復元されているのに対し、ここの遺跡は原形に近い形で残っているのだそう。

  • また、古代ギリシアのフレスコ画や焼き物も、ここでしか見られないものがあるとのこと。

    また、古代ギリシアのフレスコ画や焼き物も、ここでしか見られないものがあるとのこと。

  • ここには、通称「ダイバー(飛び込み男)の墓(Tomba del Tuffatore)」と呼ばれる、有名な古代ギリシア時代のフレスコ画があることを帰国後に知りました。が、見た記憶も写真も無い...(泣)<br />これから行かれる方は、お見逃しなき様。

    ここには、通称「ダイバー(飛び込み男)の墓(Tomba del Tuffatore)」と呼ばれる、有名な古代ギリシア時代のフレスコ画があることを帰国後に知りました。が、見た記憶も写真も無い...(泣)
    これから行かれる方は、お見逃しなき様。

  • さて外へ出て、南北に6km、東西に1.5kmと広い遺跡の北の端から攻めてみましょう。さっそく出迎えてくれたのは「ケレス神殿(アテネ神殿)」。植民してきたギリシア人によって紀元前5世紀くらいに建てられた神殿だそうで、戦いの女神アテナに捧げられた神殿とされてます。

    さて外へ出て、南北に6km、東西に1.5kmと広い遺跡の北の端から攻めてみましょう。さっそく出迎えてくれたのは「ケレス神殿(アテネ神殿)」。植民してきたギリシア人によって紀元前5世紀くらいに建てられた神殿だそうで、戦いの女神アテナに捧げられた神殿とされてます。

  • 市民議会が行われていた「議会所」。

    市民議会が行われていた「議会所」。

  • こちらは「円形闘技場」。

    こちらは「円形闘技場」。

  • 闘技場の内部。

    闘技場の内部。

  • 闘技場の観客席。

    闘技場の観客席。

  • ここは「商店街」。

    ここは「商店街」。

  • 「民会場」。

    「民会場」。

  • 「プール」...だったかな?

    「プール」...だったかな?

  • 「テルメ」、スパですね。

    「テルメ」、スパですね。

  • 「フォロ」、町の中心広場です。

    「フォロ」、町の中心広場です。

  • 西側に南北に連なる「居住エリア」。

    西側に南北に連なる「居住エリア」。

  • かなり南の方まで歩いてきました。

    かなり南の方まで歩いてきました。

  • ここに構えるのが「ネプチューン神殿(ポセイドン神殿)」。

    ここに構えるのが「ネプチューン神殿(ポセイドン神殿)」。

  • パエストゥム最大の遺跡です。

    パエストゥム最大の遺跡です。

  • どうです?この保存状態の良さ。言われている通り、メンテが最小限だとすれば相当なものです。

    どうです?この保存状態の良さ。言われている通り、メンテが最小限だとすれば相当なものです。

  • 中にも入れます。

    中にも入れます。

  • 古代ギリシアにタイムスリップ。

    古代ギリシアにタイムスリップ。

  • 古代ローマ帝国の支配が及ぶ以前…2千数百年以上も前のものかと思うと…悠久の歴史を感じざるを得ません。

    古代ローマ帝国の支配が及ぶ以前…2千数百年以上も前のものかと思うと…悠久の歴史を感じざるを得ません。

  • ネプチューン神殿の南隣にあるのが「バジリカ」。

    ネプチューン神殿の南隣にあるのが「バジリカ」。

  • 紀元前560年に建設が始められたと考えられており、3つの神殿の中ではで一番古いものとのこと。バジリカというのは教会のことですが、ここは教会だったわけではないようです。<br />

    紀元前560年に建設が始められたと考えられており、3つの神殿の中ではで一番古いものとのこと。バジリカというのは教会のことですが、ここは教会だったわけではないようです。

  • ギリシアのパルテノン神殿が紀元前477年に建設が始まったとされているので、それよりも1世紀近く先に着工されたということになりますね。

    ギリシアのパルテノン神殿が紀元前477年に建設が始まったとされているので、それよりも1世紀近く先に着工されたということになりますね。

  • ローマ帝国時代に地形の変化で湿地と化し、廃墟となって10世紀もの間、草木や蔦に埋もれていたというパエストゥム、都市として発展しなかったことが逆に、戦禍にも巻き込まれずこれだけの遺跡を現代に残してくれることになったのかもしれませんね。

    ローマ帝国時代に地形の変化で湿地と化し、廃墟となって10世紀もの間、草木や蔦に埋もれていたというパエストゥム、都市として発展しなかったことが逆に、戦禍にも巻き込まれずこれだけの遺跡を現代に残してくれることになったのかもしれませんね。

  • 当初、パエストゥムはポンペイと同じようにヴェスヴィオ火山で埋もれた古代ローマ都市の一つだと勘違いしていましたので、ここを旅程に入れるかどうか迷っていましたが、全く違っていて古代ギリシア遺跡(しかもギリシアでもなかなか見れないような保存状態良好なもの)ということで、来ておいてよかった…<br />…などと思いつつ、次の目的地アマルフィへ向かいます。

    当初、パエストゥムはポンペイと同じようにヴェスヴィオ火山で埋もれた古代ローマ都市の一つだと勘違いしていましたので、ここを旅程に入れるかどうか迷っていましたが、全く違っていて古代ギリシア遺跡(しかもギリシアでもなかなか見れないような保存状態良好なもの)ということで、来ておいてよかった…
    …などと思いつつ、次の目的地アマルフィへ向かいます。

この旅行記のタグ

関連タグ

26いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

イタリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
イタリア最安 317円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

イタリアの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP