2017/12/22 - 2018/01/02
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giantpandaloverさん
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2017年年末、イタリア・カンパーニャ州へ。パエストゥムのギリシャ遺跡、本場の水牛のモッツァレラ。パドゥーラの世界遺産の修道院。そしてサレルノのクリスマス・イルミネーションに感動。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2017年12月22日(金)羽田からANAでパリに到着。ここからアリタリアに乗り換えてローマに夜9時に到着。今回も荷物は機内持込みだけ。
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ローマではLa Griffe Romaに一泊。
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翌朝早く12/23(土)ローマのテルミニ駅からフレッチャ・ロッサでナポリまで1時間10分。クリスマスの連休の初日ということもあって、社内はほぼ乗車率100%。
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ナポリでローカル線に乗り換え、更に南へ1時間10分でパエストゥムに到着。
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パエストゥムではテヌータ・ドゥーカ・マリリアーノに宿泊。古い豪農のお屋敷をホテルにリニューアルしたもの。
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古い漆喰の壁も活かしている。
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部屋からは、冬でも青々としたカンパーニャの田園風景が広がる。
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ホテルからモッツァレラの製造所まで歩き。途中、パエストゥムの古い城壁が続く。
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これもパエストゥムの古い城壁。
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ホテルから城壁に沿って歩くこと15分。水牛のモッツァレラを製造するバルロッティ(Barlotti)に到着。スタッフの方が場内を案内してくれる。
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ここで作る水牛のモッツァレラは、モッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナとして保護原産地呼称 (DOP) 認証を受けている。モッツァレラは、その日の内にイタリア各地に発送される。
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場内の水牛はメスが中心でオスは数匹のみ。メスが子供を産んだ後、子が飲む分の乳をモッツァレラ作りに使う。
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ということで、子供は生まれると程なく母親から引き離されて育てられる。
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今日のランチは、バルロッティ内のレストランで。
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付き出しのリコッタチーズのスフレ。
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これが出来立てのモッツァレッラ・ディ・ブーファラ・カンパーナ。軟球くらいの大きさ。少し水牛独特の香りがする。しっかりした弾力があって、ミルクの味が濃厚。オリーブオイルを貰おうとしたら、うちのモッツァレラは是非オリーブオイルなしでお試しくださいと言われた。
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リコッタ・チーズ。モッツァレラを作った後のホエーをもう一度再加熱して作る。モッツァレラが美味しければ、そのホエーで作ったリコッタも美味しい。
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ブロッコリーのパスタ。ブロッコリーといっても葉と茎を主に食べるもので日本の菜の花に近く、かすかな苦みが特長。プーリア州で人気のあるチーマ・ディ・ラーパと同種。
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リコッタ・チーズを詰めたラビオリ。セージ風味のバターソースが掛けてある。
2人30ユーロというお得さで、本場の出来立てのモッツァレラとリコッタを堪能。 -
店内には売店もある。右手前の黄色い紙に包んである四角いのは水牛のバター。その奥の豆腐みたいな籠に入っているのがリコッタ。
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食後、パエスツムの中心にあるギリシャ遺跡へ。ここには、紀元前5~6世紀頃、ギリシャが南イタリアに植民地を拡大していた時代の神殿が3つ、ほぼ修復なしの状態で現存している。世界遺産。
因みにパエストゥムとはポセイドニアが訛ったもので、海の神ポセイドンの町の意味。 -
遺跡の小高い場所に建っているのが、知恵の女神アテナに捧げられた神殿。紀元前500年頃のもの。
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アテナ神殿は屋根はないものの周囲のドーリア式の柱は綺麗に残っている。建物内部に今は残っていないがイオニア式の柱が6本立っていた。ドーリア式とイオニア式が共存する珍しい建物とのこと。
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アテナ神殿は8世紀頃にはカトリック教会にも転用されていた。
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次は第二ヘラ神殿。3つある神殿のうちで最も保存状態が良い。紀元前450年頃のもの。
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ヘラは、ギリシア神話上、最高位の女神。結婚・出産・主婦を守護する女神。ただし、嫉妬深く、度々夫ゼウスの浮気相手やその子供に厳しい罰を科しては悲劇を引き起こす。Hero(英雄)の語源との説もある。
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神殿の内部にもドーリア式の柱が狭い間隔で並んでいる。
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第二ヘラ神殿の奥に並んでいるのが第一ヘラ神殿。
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第一ヘラ神殿は第二ヘラ神殿より100年程古く紀元前550年頃の建築。
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他の2つの神殿と比べて、エンタシスが強調されている。
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他に訪れる観光客もなく、エンタシスの列柱の中を歩いていると、ギリシャ時代にタイムスリップしたような感覚に陥る。
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第一ヘラ神殿の柱。
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遺跡内にはローマ時代の円形闘技場も残っている。
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遺跡を出たところに国立考古学博物館がある。
ギリシャ風の壺もあるが、製作者はパエスツム在住だったらしい。 -
巨人族のアルキオネウスを退治するヘラクレスを描いたメトープ(軒飾り)。紀元前6世紀のもの。
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飛び込む男。この博物館で一番有名な絵。ギリシャ人のあとパエストゥムを支配したルカニア人の墓の装飾画。これは棺の上蓋の裏側の絵。あの世へダイブという感じ。紀元前480年頃のもの。
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直方体の棺の側面には男同士の饗宴の姿。因みに、饗宴のことはシュンポシオンという。シンポジウムの語源だが、シュンポシオンの方が遥かに楽しそう。
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反対側の側面にもシュンポシオンの様子が描かれている。こちらでは笛やハープのような楽器も登場。ますます楽しそう。
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こちらは直方体の棺の短い側面の絵。真ん中の裸の男のストールがやけにお洒落。
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その反対側の絵。大きな壺からワインを運んでいる様子らしいが、なぜか裸。
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今日の夕食はホテルのレストランで。先ずは付き出しのラビオリ。
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生のエビとブロッコリーのクロケット
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シーフードのフェットチーネ。
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翌朝12/24(日)ホテルの朝食。
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さすがパエストゥムではモッツァレラとリコッタがハム類より上に鎮座している。
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今日は朝10時にパエストゥムのホテルからハイヤーでパドゥーラ修道院へ。写真はパドゥーラの街。
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パドゥーラ修道院(Certosa di Padula)の入口に到着。ここは、11世紀フランスのシャルトリューズ山系の山奥で「ケルンのブルーノ」が始めたカルトジオ会の修道院。1306年にトンマーゾ・サン・セヴェリーノによって建てられた。世界遺産。パヴィアの修道院に次いでイタリアで2番目に大きい。
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入口の門を通って、修道院の前庭へ。
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正面のメインファサードは16世紀に作られ、18世紀にバロック様式の手直しがなされたもの。
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メインファサード。
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修道院内部にある教会。天井のフレスコ画は1686年ミケーレ・ラゴリアによって描かれた。内装は金色のスタッコ、マヨルカ・タイルの床等、ナポリのバロック様式。
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教会の内陣の軒のスタッコ彫刻。
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教会の内陣。
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修道院の食堂。両側の壁の絵はナポレオンがイタリアを征服した後、ナポリ王となった義弟のジョアッキーノ1世の10年間の治世に略奪されてしまった。
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修道院の食堂とキッチンを抜けてキオストロへ。
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パドゥーラ修道院の大キオストロ(回廊付き中庭)。冴えわたる冬空、キオストロの静けさが眠くなるような安らぎを感じさせる。
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回廊は104m×150mの大きさ。
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延々と続く回廊のアーチ。消失点の実験のよう。
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因みにパヴィアの修道院のキオストロはこんな感じ。こちらは100m×125mで、キオストロだけ比較すれば、パドゥーラ修道院の方が大きい。
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パドゥーラ修道院を出て、ハイヤーでカンパーニャ州第二の都市サレルノに移動。
サレルノと言えば、ボローニャの法学校と並び世界最古の医学校があった場所。
サレルノではB&BのRomantica Salernoに宿泊。少し古めのマンションの一角。 -
部屋の中は清潔で落ち着く。
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今日はクリスマス・イブということで午後からすでに町はお祭りムード。
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サン・マッテオ博物館をチェック。
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館内で最も印象に残ったのはフランチェスコ・グアリーノの「ユディト」(1635年)。バロック時代にナポリを中心に活動した画家。カラバッジョの影響が見て取れる。
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クリスマス・イブのたそがれ時。
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今日は街が人で溢れかえっていて、とてもレストランに入れる状態ではないため、お惣菜を買ってホテルの部屋で夕食。結構これがマンマの味で美味しい。
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明けて12/25(月)今日はクリスマス。昨晩の騒ぎが嘘のように静まり返るサレルノの街からタクシーで約20分走って人口2,000人程の小さな漁師町チェターラへ。この小さな港町は、カタクチイワシを発酵させて作る魚醤、コラトゥーラ・ディ・チェターラで有名。
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是非、今日は地元のレストランでこのコラトゥーラを使ったパスタを!と思ったが、街中のレストランはクリスマスで全てお休み。この絶景だけをお土産に、早々にサレルノに引き返す。
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サレルノの大聖堂。11世紀ノルマン人の騎士ロベルト・グイスカルドにより建造されたロマネスク様式の教会。
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教会内部は3廊式。
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美しいモザイクで装飾された説教壇。アラブ・ノルマン様式。
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この大聖堂の最初の見どころの一つは、向かって右側の大天使のモザイクの下にあるローマ法王グレゴリオ7世の墓。神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世から司教の叙任権を奪い、抵抗する皇帝を破門し、1077年にカノッサで屈辱的に許しを請わせた法王は、その後、反撃に転じたハインリヒ4世にローマを包囲され、1085年サレルノで客死した。
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もう一つの見どころは地下礼拝堂。ここは、17世紀から18世紀にかけて改築されており、バロック・ロココ様式の装飾がなされている。上部の教会よりも豪華。
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そこに、ドメニコ=フォンタナが手がけた聖マタイの墓を納めた地下聖堂がある。聖マタイはイタリア語ではサン・マッテオ。
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正面にあるのが聖マタイの墓。聖マタイは十二使徒の一人で、新約聖書の最初におさめられた福音書の著者。
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聖マタイの像。マタイの福音書によれば、マタイはローマ帝国の徴税人だったが、イエスの召命に応えて弟子となったとされている。
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大聖堂を出て昼食はOsteria je, tu, eissにて。12/25に開いているレストランは希少。
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カプレーゼを注文したら、アンチョビがのって、バルサミコ酢が掛かったものが出てきた。
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タコのマリネは保存容器を器替わりに。味はまぁまぁ。
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塩鱈(バッカラ)と豆のショートパスタ。これは鱈の旨味が出ていてホッとする味。
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ボンゴレだが、スパゲットーニという太麺。
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夜の街はまたまた大賑わい。
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サレルノでは、毎年11月~1月まで光のイベント「ルーチ・ダルティスタ」(Luci d’artista)が開催される。これは町全体が会場となる大規模なイルミネーションイベント。ピアツッアにネットを張って、そこに海の生き物のイルミネーション。
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イルカやネプチューン。
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クリスマス・ツリーも立派。
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夜空の星をイメージしたイルミネーション。
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公園にもさまざまな動物をイメージしたイルミネーション。
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様々な動物のイルミネーションの中をそぞろ歩き。
カトリックのお膝元イタリアではクリスマスは厳粛に、華美にならない様にとバチカンからのお達しもあり、日本人からすると拍子抜けする位に静かだが、サレルノはなかなか頑張っている。 -
明けて12/26(火)。今日はイタリアではサン・ステファノの祝日。朝早くサレルノ駅からローカル電車でナポリに向かいます。
(中)に続く。
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