2018/10/14 - 2018/10/17
24位(同エリア138件中)
しんちゃんさん
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1泊目の温泉は、吾妻連峰の深山に湧き出る土湯温泉。
温泉街にはあちこちでクジラ目、たれ鼻におちょぼ口、大きな髪飾りのこけしが笑顔をのぞかせる”日本三大こけし発祥地”です。
訪ねた「聖徳太子堂」由緒書きによれば土湯温泉の歴史は古く、聖徳太子が「岩代国に突き湯あり」とお告げをしたのが始まりという由来があります。
千年以上の歴史と豊富な湯量と泉質が自慢の土湯温泉です。
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お世話になった山水荘は1階、3階、6階に4種類の風呂がある温泉三昧の宿。特に夜自然の中の「二段の滝のライトアップ」を眺めながら入る温泉は幻想的で温泉の醍醐味を存分に味わえました。泉質は、無色透明の単純温泉で、とても湯あたりの柔らかい弱アルカリ性温泉で何度入っても余り疲れず、効能は神経痛、リウマチ、筋肉痛、美肌などです。
また食事においては、夕食の和風フルコースや、朝食の和洋中バイキングに旬の食材が多く使われ何よりも美味しく大満足でした。
風評被害でご苦労もあったと思いますが、細かな気配りと優しい接客のなか従業員の方々の頑張りを感じた宿でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
午後3時.福島駅から宿送迎バスで30分。土湯温泉に到着。
バスなら福島駅東口より「土湯温泉」行き路線バス利用 約40分。
車なら東北自動車道「福島西IC」より国道115号線経由 約15分です。 -
バスは川の流れに沿って上流へ1分ほど走る。
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谷あいを流れるのは、荒川。
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荒川の瀬音が心地よく響く谷あいに今宵の宿山水荘は在った。
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送迎バスを降りると、10数名並んでのお出迎へ。歓迎ムードたっぷり(^_^
1組づつ案内されロビーへ。早速桑茶とコーヒーの接待を受け、ほっと一息つく。
そしてチェックイン手続きをする。宿は近畿日本ツーリスト「web専用」で予約。
住所は福島市土湯温泉町字油畑55 -
案内され4階の部屋へ。
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部屋は洋室の奥が和室になっている。洗面台の奥が風呂場。
建物は古そうだが内装がリニューアルされたような装いです。 -
冷蔵庫上の棚には緑茶、紅茶、コーヒーなどが用意されていた。
しかし、これらに一切手を付けず水ばかり飲んでいた。
蛇口から出る水がほんとうに美味しかった☆ -
和室の窓からの眺望。下には荒川の流れが見られた。
時計に目をやると時刻は3時をちょっと過ぎたばかり。
温泉にも早く入りたいが温泉街散策も楽しみの一つ。温泉に浸かったら信夫山での疲れで散策に出るのが億劫になりそう~・・で、早速散策に(*'▽') -
鍵をフロントに預け土湯温泉ガイドマップを持って!
だが、玄関に向かって進むとロビーにある巨大こけしのその愛らしい表情に足が止まってしまう。 -
鳴子、遠刈田と並びこけしの三大生産地らしい光景。
土湯こけしは約160年前に誕生したと伝えられる伝統民芸。
横の飾り棚には、首を回すとキイキイと鳴く特徴の土湯こけしや、大小様々なこけしがお雛様のように5段ずらりと並び、表情の可愛さに思わず笑みが浮かぶ( ^^) -
こんなにも種類がある。一つ一つ見ていたら日が暮れそうだー。
見るのは明日にしてさぁー出かけるよ。(と、ダンナさんに注意されました_-;) -
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玄関を出ると日帰り入浴の案内板があった。
山水荘は午後3時まで日帰り入浴出来ます。 -
川沿いに湯宿が並び、温泉情緒を満喫できる温泉街☆
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温泉街を縫うように荒川が流れている。
平成16(2004)年には国土交通省より水質日本一に認定された清流。 -
温泉街中心に架かる荒川大橋には、橋の四角に巨大こけしが笑顔をのぞかせている。
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先ずは、温泉街を見下ろす高台にある聖徳太子堂へ行く。
この石段を上ります。 -
土湯八景の碑
こけしをかたどった碑に短歌が。どんな景観があるのでしょうーか‥ -
聖徳太子堂
現在の建物は享保11年(1726年)に再建されたものです。 -
お堂の中には福島市指定民俗文化財の「木造聖徳太子立像」が奉られているようですが、外からは見えませんでした。
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由来には・・・秦河勝が病気が全快しこの地を出立しようとした時、霊夢が現れて「我はこの地に留まりて、諸人の病悩苦難を救わん」と告げられ、ここに聖徳太子の御尊像をお祀りした…と記されていました。1千年余りの歴史をもつ名湯ってことになりますね。
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聖徳太子堂の梵鐘
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もう少し石段をのぼると、薬師こけし堂もありました。
土湯こけしを作り続けてきた木地職人たちの始祖とされる惟喬親王と、薬師如来を祀っています。
大正2年の大洪水で大破し、昭和49年に再建された建物。 -
♪吾妻の山の
白銀映えて
土湯の里は湯にけむる
かもしかの聲こだまして
二人で佇んだ
こけし堂・・・・土湯賛歌です。 -
散策には温泉街に架かる案内板も参考になる。
次は、薬師こけし堂から滝の吊り橋へ向います。 -
三段の滝とも言われている東鴉川第1堰堤。美しい景観(^^♪
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東鴉川第1堰堤は登録有形文化になっています。
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三段の滝には吊り橋が架かっている。
観光スポットの「滝の吊り橋」です。
吊り橋までは階段を上がっていくのですが、途中には足湯もあります。 -
足湯・土ゆっこ
親水公園わきの石づくりの足湯です。
土湯温泉町内にある4つの足湯のうち最も大きなものです。 -
土ゆっこで川のせせらぎを聞きながら、足湯を楽しむのも良いでしょうね。
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清らかな滝を間近に見る。
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この階段を上って滝の吊り橋を渡ります。
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マイナスイオンたっぷりのなか、少しずつ高度を上げて行きます。
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”ちょっとだけ しんどい” おもいをして到着(*_*;
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平成18年11月に開通。
長さが58m、高さが15mの滝のつり橋。 -
つり橋とは言っても手すりや柵でガードされていて、足元にも隙間など開いていないので、安心して渡れる造りになっています。体重110キロ以上が飛び跳ねても揺れはしませんでした(注・2人で)
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つり橋の真ん中辺りからの見晴らしは、こんな感じです。
紅葉していたらもっと良かったでしょうーに・・ -
吊り橋は行き止まりになっています。では引き返します。
滝のつり橋は、夏場は涼を感じるスポットとして特にお勧めします! -
湯量の豊富な温泉街には、手湯もありました。
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小1時間の散策を終え宿に戻って来ました。
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浴衣に着替え風呂場へ急ぐ。
眺望抜群の風呂が自慢の宿。とても楽しみ(^^♪ -
「太子の湯」3階にある露天風呂です。まだ誰もいませんので撮らせて頂きます。
石造りと樽造りの浴槽があります。
写真上の扉が脱衣所で手前に樽の湯がある。 -
「太子の湯」
いきおい良く流れ落ちる荒川二段の滝を眼前に、思わず体を乗り出して背伸びがしたくなる開放感♪♪温泉に浸かれば疲れが吹っ飛ぶよ~~温泉最高(^^)v
利用時間は、14:00~18:00(男女フリー)19:00~23:00(女性専用)
5:00~10:00(男女フリー)
勇気と自信が無いので19時を待ちかね跳んでいきましたよ(^_-) -
「淵の湯」6階にあり2階建てになっている。
1階部分の風呂場。 -
「淵の湯」
階段を上がって2階へ。 -
「淵の湯」2階
浴槽が2つと、サウナ室があります。ぬる湯で入り易かったです。 -
「淵の湯」の露天タイプの檜風呂もある。
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風呂場には多種類のシャンプー、リンスがあり選ぶのも楽しい!
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3階「太子の湯」、6階展望大浴場「瀧の湯」2階建ての「淵の湯」、1階大浴場 の計4種類の風呂があります。宿で温泉めぐりが楽しめます♪
山水荘の温泉は、源泉より60℃の状態で毎分230Lという豊富な湯量で引き込んで
その温泉に自然の湧水を加水し、入浴しやすい温度に調整しているようです。 -
3階「太子の湯」、6階展望大浴場「淵の湯」でどっぷり湯を堪能して・・夕食♪
オープンキッチン「飛泉」でいただきます。
目の前で料理長が作る出来立てのお料理が1品づつ各テーブルに運ばれてきます。 -
季節の和食フルコースプランです。
では、前菜から。
焼舞茸酒盗和え 秋刀魚梅煮 いが栗 里芋田楽 サーモン菊花巻 無花果酒蒸し
季節の旬の食材ばかりで嬉しい内容です。 -
吸い物
萩しんじょう すすき芽葱 とんぼ人参 椎茸 柚子
見た目も美しい☆ -
造り
鮪 勘八 鯛
器も冷え冷えで運ばれてきます。 -
焼物
福島丸茄子枝豆クリーム焼
こちらは焼きたて熱々です。 -
福島県産麓山高原」豚ロースト‥とまとキノコソース掛け
地産地消でいいですねー -
秋鮭の朴葉焼
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酢の物
コハダときのこ彩りなます -
山里炊き込みご飯
椀 凍み豆腐 網茸
香の物 福島の三五八漬け -
水菓子
胡麻饅頭 タルト -
お銚子も3本いただいて和食フルコースプランは美味しくて量も丁度よく
大満足の内容でした。 -
食後しばらく部屋で休んでから、再度温泉へ♪
6階の「瀧の湯」から見れる荒川2段の滝のライトアップ。
美しい!絶景(^_-)-☆
もちろん「淵の湯」や、3階の「太子の湯」からもライトアップは楽しめました。 -
翌朝、気分爽快で目を覚まし、5時を待ちかねて6階の淵の湯へ。
一番ノリで荒川2段の滝を撮りました。
何度見ても、なかなかの迫力! -
朝から開放感と渓谷美に酔いしれます☆~~☆
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朝風呂の後は、ぶらっと散歩に出かけます。
温泉街の早朝は静寂。 -
こちらは公衆浴場 中之湯 です。
泉質は、単純温泉・炭酸水素塩泉の2種類の泉質。 -
中之湯 の横には足湯「きぼっこの湯」がある。
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月乃湯橋を渡ります。
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熊野神社の赤い鳥居が見えて来ました。御祭禮の幟が立っています。
けっこう急な階段ですが、山水荘の湯に4回も浸かり元気回復(^^)v -
熊野神社
本堂には山の守り神が奉られています。 -
昔から林業に携わることの多い土湯の人々の信仰の対象になっているようです。
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この熊野神社も「土湯八景」の景勝地です。
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見晴らしがよい~~☆
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熊野神社の上り口に雅子妃の歌碑がありました。
春あさき林あゆめば仁田沼の
岸辺に群れてみつばせう咲く -
平成8年、土湯温泉をお訪ねになられた時の光景を「歌会始めの儀」で
雅子妃が詠まれたものです。 -
次は 六地蔵をめざし移動・・・
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六地蔵も「土湯八景」の景勝地です。
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史跡 六地蔵
六道の苦しみから人々を救う六体のお地蔵さま。 -
史跡 六地蔵
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お地蔵さまは神仏分離の難で埋められていたものが昭和47年に偶然発掘されました。昭和63年に開眼式が行われ、新しい六地蔵となっています。
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「七曲がり」くねくね坂道途中からの景色。
ここからも温泉街が良く見渡せます☆ -
「七曲がり」坂道を下りた道沿いに、巨大こけしがありました。
その前には、こけしの顔出しパネルが。ここはフォトポイントですね。 -
散歩を終え宿へ帰る途中、観光案内所前でお神輿に出合いました。
今日15日は、山の神を祀る熊野神社の例祭が行われる日です。お祭りの準備で町内の人が集まっている光景。。。何となく縁起がいい(^_-)-☆。で、これにて終了します。*******最後までお読みいただきありがとうございました。
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