2018/10福島温泉めぐり3泊の旅*7　安達太良山8合目薬師岳散歩と山麓に広がる岳温泉喜ら里

2018/10/14 - 2018/10/17

”あだたら山ロープウェイ”で安達太良山8合目の薬師岳まで行き、その先徒歩5分程の薬師岳パノラマパークまで散歩してきました。
薬師岳から安達太良山頂までは1時間30分で登れるようですが、帰りのシャトルバスが1日2本で15:30が最終便-_-。
薬師岳パノラマパークで安達太良山を眺め引き返しました。
私達夫婦は温泉に入り温泉街散策して近場の観光地を巡り、地産の美味しい物を食べる…ほぼこのパターン。と、いうことで薬師岳までで充分か~^^)v

さて、お目当ての福島3つ目の温泉は、安達太良山麓に広がる高原の温泉郷、岳温泉です。
湯元は、安達太良山連峰と並んでそびえる鉄山の直下、標高1,500mに位置し、源泉から8ｋｍもの距離を約40分掛け山肌を流れ下り、管の中で適度に湯もみされて温泉街まで届きます。その 泉質は全国にある天然湧泉の中ではめずらしい酸性泉で、肌に優しくしっとりとした最高のお湯でした☆☆☆彡
思い出にふける今も、お世話になった宿、喜ら里さんでもう1泊したかったなぁ～(*'▽')～と。。

エリア 岳温泉(福島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

二本松駅前12:23に出発した路線バスは 岳温泉に12:48に到着。
そして、岳温泉12:50発のシャトルバスに乗り換え、奥岳（あだたらスキー場）終点で降ります。尚、 岳温泉⇔奥岳シャトルバスは、1日2便しかなく要予約です。

無料の広い駐車場横の奥岳バス停には13:10に到着。岳温泉から20分で着きました。
二本松駅前～奥岳の料金は500円。
バスを降り少し歩いた所に”安達太良奥岳登山口”と書かれた立派な標識がありました。ロープウェイ乗場前です。

冬はゲレンゲになる場所
2分程歩いてロープウェイ乗場へと向かいます。

レストハウスの奥にある、あだたら山ロープウェイ乗場
乗り場には食堂、土産屋があり、その奥にあったコインロッカーに荷を預け入れました。

あだたら山ロープウェイ
二本松駅観光案内所でもらった１００円割引券利用で往復1,500円になりました。

ゴンドラには待つ事無く順調に乗れました。
いよいよ～～　一気に　標高1,350ｍ薬師岳へ☆

ゴンドラは樹林帯のなかをどんどん高度を上げて進みます。

冬は”あだたら高原スキー場”として賑わう場所

そのゴンドラは、夏には登山観光用に運営されています。
ゴンドラの中から、自力で上がる登山者の姿が見えます。

アップダウンもあり少し揺れます。

ロープウェイ中間地点の紅葉が一番綺麗
黄色が目立つ山肌にポツンと1本の赤が入ると曇り空ながら写真も映えます。

青空が出ていれば、もっと赤や黄色が映えたのに-_-。

あだたら山ロープウェイ山頂駅が見えてきました。

10分間の空中散歩でロープウェイ山頂駅に到着

薬師岳パノラマパークを目指します。
整備された緩やかな木道からスタート♪

残り１００ｍも歩くと、この薬師岳パノラマパークに着くのですから楽ちん^^)!

薬師岳パノラマパーク遊歩道は手入れが行き届いています

案内板があります

標高1322mの薬師岳パノラマパーク
「この上の空がほんとの空です　二本松市」と書かれた記念碑が立っています。
高村光太郎著「智恵子抄」でよく知られている言葉ですねぇ

撮った写真を見直したら安達太良山頂、別名｢乳首山(ちちくびやま)」がちゃんと入っていました。

木道から石交じりの道に変わり小さな広場に着ました。
ロープウェイで山頂付近まで来れるのが魅力で、軽装の観光客で賑わっています。

道を上がったら、薬師岳山頂が見えて来ました～

祠と鐘がある薬師岳山頂　　
標高1,350ｍです。

ロープウェ山頂駅から僅か10分足らずで、安達太良連邦のビューポイントに^^)!
左　安達太良山　1,700m
中央　鉄山　1,709m
右　箕輪山　1,728ｍ

安達太良山は、日本百名山で活火山のひとつで、1900（明治33）年に噴火して以来約120年が過ぎます。別名”乳首山”のシルエットが目前にありますが、形状が変わることがなければ良いのに～～

安達太良山連邦

安達太良山連邦の山並み

山頂に大きなお賽銭箱が置かれています

鐘を突くこともできます

ひっきりなしに上がってくるゴンドラが見えます

晴れていれば山頂からの眺めも良く、二本松市街地や遠く阿武隈の山々を見渡せたのですが・・・

写真を何枚かカメラに収め

薬師岳を後にします。

分岐まで戻って来ました。ここから安達太良山頂まで1時間半かかるようです。
時間があれば登りたかったのですが、帰りのバス時刻を考えると無理でした~_~;)

やや物足りなさを感じながら、ハクサンシャクナゲの生い茂る一周300mの薬師岳パノラマパークを引き返します。

赤い実を付けたのはナナカマド？
花の百名山に選ばれている安達太良山ですが、見たのはリンドウだけで…高原の花が見たかったですね。

ロープウェイ山頂駅まで戻って来ました。
ゴンドラに乗る前に山頂駅無料休憩所でトイレ休憩。

山頂駅無料休憩所の中はガラスばりのため展望も効き、晴れていいれば安達太良山の山麓が望めるようでしたが、雲が遮りいまひとつの見晴らし。

山頂駅無料休憩所2階から、薬師岳パノラマパークへの道を撮る

休憩所には、安達太良山パネル写真など多数写真が展示されています。

天皇陛下、皇后陛下の御写真も

15分ほど山頂駅無料休憩所で休んだ後、帰りのゴンドラに乗り込みました。

ロープウェイ山頂駅からゴンドラで一気に奥岳登山口へ下りて来ると、雲が流れ青空が見え始めていました。”女心と秋の空”と、ことわざにもなるほど変わりやすいという秋の空です(';'　　女心は知らんけど・・　

レストハウスの奥にあるコインロッカーから荷を出し、時間があったので白い建物の土産店で品定め…高原ソフトを食べ…ゆっくりしてから…

スキー場の下部にあるバス停へ向いました。

あだたら高原スキー場の下部には奥岳の湯やレストハウスなどがあり、多くの車が停車していました。
登山後に入浴や休憩して高原のリゾート気分を味わって帰るのも良さそうですね。

奥岳の湯の近くに、あだたら渓谷自然遊歩道の1時間コースの散策道がありました。早目に知っていたら散策することも出来ましたが、帰る時間が迫っています。

最後にあだたらリゾートマップをカメラに収め、1日2便しか出ていない15:30発最終便のシャトルバスに乗り、高原の道を抜け麓の岳温泉まで戻りました。

岳温泉バス停からヒマラヤ大通りに出て5分も歩くと、今宵の宿の喜ら里さんは在りました。水車と大看板が目印です。

駐車場がある通路を進めば、どこか懐かしさを感じさせる和風な外観の建物が。

静かな山あいに佇む、24室のちいさな旅館。

住所は、福島県二本松市岳温泉1

日本の情緒を大切にした風雅な雰囲気のエントランス

案内された部屋は、10畳の和室です。
ネット予約したのが遅くて、選ぶことが出来ないおまかせの部屋でした。しかしながら何も不都合を感じない部屋でした。

お茶を頂いた後、早速楽しみにしていた1階のお風呂へ。

天然温泉かけ流しで浴槽からざぶざぶと流れる湯は、肌あたりが柔らかく湯上りはしっとり。温度も41度前後とやや低めですが、低めが好きで長時間浸かっていたい者には、それはもう極上の湯でした(^^♪
岳温泉の湯は、標高1,500ｍの源泉から8キロ引き湯して管から流れ落ちる天然温泉かけ流し湯で、PHは2.48の酸性泉です。

24時間入浴可能だったので、目が覚めた夜中も時を忘れ温泉を思い存分楽しみました。
よっぽど身体に合ったのか疲れていたのか（鈍くて）分かりませんが(笑）入る度に増す湯力で、身も心も癒されました。
翌朝は、とても短い睡眠でしたが、心気充実!^^!　で、1日快活に過ごせました♪

お腹を空かせての夕食は、
先付　貝柱菊花浸し　海老・つぶ貝・アスパラのアボカド和え　
前菜　タコの柔か煮　鶏塩麹漬け黒ゴマ焼き　射込み茄子
造り　鯛イカ鮪
しめ秋刀魚
根菜揚げびたし・・・などが出て、食べ終わる頃に、

焼きたてのヤマメの塩焼、
牛肉と里芋などの野菜やキノコの小鍋が、熱々でテーブルに並びました。

蒸し物は、鰻飯蒸し銀あん

海老舞茸巻・チーズ春巻き・白身魚の揚げ物
汁物は、松茸・鮭の焼き真丈
ご飯…と続き

最後に、梨、よもぎ麩饅頭、豆腐のチーズケーキ、等々10種類が出ました。
もう～すごいボリューム！
若者じゃないんだから、こんなに食べられんわ・・・と言いながら、完食したのでした。

見た目は普通の盛り付け。ところが食べてみると、どのお料理も素材が生かされた味付けで、残すのが惜しいくらい美味しいお料理でした。
申し訳ないくらいコストパフォーマンスの良い宿です。

恒例の朝の散歩は、雨が降り止むのを少し待ちましたが一向に止む気配がなく、傘をお借りして散歩に出掛けました。
ここは、宿がある温泉街のメインストリート、ヒマラヤ 大通りです。道の中央に川が流れています。

宿を出発しヒマラヤ 大通り数十メートル登った所左手に、大きな標識がありました。

岳温泉神社です。
正式には陽日熊野神社（ゆいくまのじんじゃ）といって、これまで温泉の守護守として崇敬されてきたそうです。

神社の由来です

本殿と手水舎があるこじんまりとした神社でした。

本殿の隣には木の影に隠れるように、巨大な大黒天像が鎮座しています。

温泉神社にある十二支めぐりの石碑

岳温泉に来れたご縁の感謝と共に、また2度目があることをお願いしました゜゜)

温泉神社の境内から鳥居を撮る

温泉神社の隣にある湯の森公園です。

足元が悪いのでここで旅館に戻り、朝食前に再々朝風呂に入ることにしました。
晴れていればメインストリートを下りきった先にある鏡ヶ池公園に行くつもりでしたが、温泉の魅力にとりつかれた二人です。。

朝食は、写真に撮った物の他、クリーミーで優しい味わいの玉豆腐や、干物、手作りヨーグルトなど朝食もボリューム満点。右上のとろろ芋も美味しく頂きました。

1階の食事処で夕食、朝食をいただきました。
お料理を上げ下げしてくださるスッタフの方々の対応もとてもよく寛いで食事が出来ました。

チェックアウト後二本松駅まで送ってもらう様になっていましたが、予定を聞かれ霞ヶ城公園へ行くと伝えると気易く目的地まで送って下さいました。

*************最後までご覧いただきありがとうございました。