コルティナから行く「魅惑のミズリーナ湖」「驚愕のトレ・チーメ」

2018/08/23 - 2018/08/28

今回の長旅で一番訪れたかったコルティナ

ドロミテ山群の中でもとりわけ無骨なトレ・チーメの山並みは以前からぜひ見てみたかったのです

天気予報通り1日晴れる日を待ち、ようやく周囲を歩くことができました

ミズリーナ湖も写真で見ていたように素晴らしく美しい風景でした

他に歩きたい場所もありましたが、とりあえずここだけでも行けて満足でした。

総集編ビデオ風 忘備録はコチラ
https://youtu.be/kRSugnrZoVs

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学生時代、働いている時には行きたくても行けなかった43日間の長旅

リタイアしてようやく念願が叶いました

街歩き、山歩きで毎日10km以上歩くことが多かったので、日頃のトレーニングが役立ちました

旅を続けるには、まずは健康であること、そしてそれなりに体力も必要。

「いつか行こう」・・・ではなく　

「行けるうちに行け !! 」 が　正解だと思いました

それぞれの滞在地別に旅行記を記していきたいと思います

《 ヨーロッパ周遊 43日間 旅程表 》

8/8　関空-北京-ローマ
　　エアチャイナ

8/8,9 ローマ泊
　チヴィタ、オルヴィエートなど

8/10 ローマ-パレルモ
　　VUELING航空

8/10,11,12 パレルモ泊
　アドリアーノ、コルネオーネなど

8/13 パレルモ-ナポリ
　　VOLOTEA航空

8/13,14,15 ナポリ泊
　ポンペイ、アマルフィーなど

8/16 ナポリ-ローマ-ドブロヴニク
　　鉄道-VUELING航空

816,17,18,19 ドブロヴニク泊
　モンテネグロ、コルトなど

8/20 ドブロヴニク-ヴェネチア
　　VOLOTEA航空

8/20,21,22 ヴェネチア泊
　リド、ブラーノなど

8/23 ヴェネチア-コルチナ
　　ATVO バス

8/23,24,25,26,27 コルチナ泊
　　トレ・チーメなど

8/28 コルチナ-ミラノ
　　ATVOバス・鉄道

8/28,29 ミラノ泊
　　最後の晩餐見学ツアーなど

8/30 ミラノ-ツェルマット
　　鉄道

8/30-9/3 ツェルマット泊
　　3ピーク トレッキングなど

9/4 ツェルマット-カンデルシュティーク
　　鉄道

9/4,5 カンデルシュティーク泊
　　エッシネン湖、ゲンミ峠など

9/6 カンデルシュティーク-ブリエンツ
　　鉄道

9/6,7,8,9 ブリエンツ泊
　　ロートホルン鉄道、バッハアルプ湖など

9/10 ブリエンツ-アッペンツェル
　　鉄道

9/10,11,12,13 アッペンツェル泊
　　エーベンアルプ、センティスなど

9/14 アッペンツェル-シャフハウゼン
　　鉄道

9/14,15,16 シャフハウゼン泊
　　シュタイン・アム・ラインなど

9/17 シャフハウゼン-チューリッヒ-ローマ
　　鉄道・スイスインターナショナルエアー

9/17 ローマ泊

9/18 ローマ-北京
　　エアチャイナ

9/19 北京-羽田 (泊)
　　エアチャイナ

9/20 羽田-京都
　　鉄道

エリア コルチナダンペッツオ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

8/26 コルティナ滞在5日目にしてようやく快晴

メインバスステーションのドロミテバスの看板前から8:38発のバスに乗る

全面の窓に「ミズリーナ、トレチメ」の紙がおいてありました


我々は事前にチケットはここのチケット売り場で買っていたが、当日運転者から買う人もいて乗るのに時間がかかりました

ちなみに車内で買うと高いとネットでは記載されていたが、どうなんでしょ

売り場でもらっていた時刻表には路線番号30番のバスとなっていましたが、バスには30番のNo.は見当たりませんでした

チケットを運転手席横の機械に通して刻印します

ほぼ満員で5分遅れて8:43出発

車内からの風景は進行方向の左側が良かったです

コルティナの風景が美しい

毎日こんな天気なら色々と歩きたい所があったのですが・・・

こればっかりは仕方ない

カーブを連続しながら

次第に高度を上げていきます

途中でいくつか停車します

ここはクリスタッロ(3,221m)へのリフト乗り場

下車する人もありました

ここも歩きたかった所の一つでした

9:15 ミズリーナ湖到着

乗って来たバスはここまでなので下車して

すぐ前にいるバスに乗り換えます

ミズリーナ湖に滞在している人は既に乗っているので、ほぼ満員となりました

乗り換え時の一瞬に写しました

帰路に立ち寄った時は逆光になっていたので、この朝の時間の方が綺麗です

じっくり撮りたい人は、朝ここで下車したら時間をとって、その後トレ・チーメに次のバスで行く方が良いですね

湖畔に写っている某隣国人たちは、乗り継ぎバスが出るにもかかわらず、のんびり写真を撮っていたのでバスが出るのが遅れます

全くもって迷惑な人たちです

全員乗り次第 9:20バスは出発しました

ミズリーナ湖 滝・河川・湖

9:40 Tre Cime Rif. Auronzo の駐車場に到着

車で来ている人も結構ありました

下の方には見えるのは

ミズリーナ湖かアントルノ湖でしょうか ?

駐車場の奥から道路を登るとトイレがあります

駐車場手前から上がるとトイレ前は通りません

山小屋まで当然トイレはないので済ませておきましょう

9:50にトイレ前を出発

少し登るとRifugio Auronzo小屋2,333m

この建物を写真の人がいる方に回り込むと針山の山塊群が見えます

リフージョ アウロンツォ ホテル

小屋の裏側の展望台を抜けてLavaredo小屋を目指します

101のトレイル・コースです

山裾のコースで小屋までは1本しかないので迷うこともありません

前日の山岳部に降った雪が心配でしたが

この辺りは溶けかけでビショビショ道

すでに前方に見えているのがトレ・チーメ

写真と違いすぎるので

ただの一つの山かと思ってました

最初は山裾の広い道を進んでいきます

振り返ると小屋の背景には針山状態のカディーニ山群

少し進むと山が分かれて見えるようになり

おっ　これが

トレ・チーメ じゃん

もっと早く気づけよ !!

みたいな感じ

小屋到着前に振り返ると

針山状態のカディーニ山群が見事です

前ばかり見てしまうので

たまに振り返ることも必要ですね

約35分歩いて

10:25 Lavaredo小屋2,344mに到着

暑くなったのでフリースを脱ぎました

速乾半袖Tシャツの上にストレッチの長袖シャツのみに

小屋を過ぎると牛がうようよ

お食事中のところを失礼して

ゴメンよ ゴメンよ と言いながら

通らせてもらう感じ

101と101a に分かれますが

上か下かの違いだけで

また合流します

こちらは101a 上のルートを歩く人たち

積雪があるので

少し急なこちらは避けました

101の下のルート

こちらの方が傾斜は緩やかだった感じ

でも積雪はあるのでたまに滑ります

さらに登って行くと

写真中央の特徴的な山の麓に

Locatelii小屋が見えました

先ほどの小屋から30分歩いて

10:55 峠にある展望台 Forc. Lavaredo 到着

トレ・チーメ(3つのピークの意味)は

まさに驚愕の風景

息を飲む とは まさにこのこと

神様が天空に突き刺した剣 でしょうか

天地創造の凄さをあらためて感じます

真ん中が一番高いシーマ・グランデ (Cima Grande) 2999 m

峠からの下りは積雪もあるので

ゆっくりと注意しながら歩きました

Lacatelli小屋の上の

特徴的な山の形も魅力的です

あちらこちらにケルンが積まれています

峠から下って振り返ると

トレ・チーメの背面

という感じで

のっぺりした感じに見えてきます

約1時間歩いて 11:55

Locatelli小屋(2,450m)到着

多くの人で賑わっていました

小屋の下側には2つの湖が

雪が多いので湖畔に近寄るのは断念

あの特徴的だった山も

ここから見ると違って見えますね

雲ひとつない最高の天気

この絶景の中でのランチタイムは

最高の贅沢でした

トレチーメ ディ ラバレード 山・渓谷

地図で見ると右上から入り

トレチーメの裏側を左に進み

赤い山小屋マークに今到着

あとはトレチーメの手前側を戻って1周するコースを歩いている事になります

山小屋に入ってランチを調達します

ドアのステッカーにも驚愕 ！ の量

歩いてくる時に後半歩くルートが見えていて

かなりの傾斜を下るようでしたので

ウォーキングポール2本をここで購入しました(50ユーロ)

トレチーメの3山が描かれておりカッコいい

ランチといっても

パニーニ1つとジュースを2人でシェアーです

あとは持って来たバナナ、ナッツなど

ビールはまだ

おあずけ

12:35出発

山小屋を背にして右下

105番のルートで降ります

道標で1h20mとなっています

最初の方は下から登ってくる人もいるので

譲り合いながら進みます

絶景独り占めポイントで楽しむ人たち

こんな絶景独り占めポイントも

下山中の針山の風景も魅力的です

雪道をかなりの急斜面を下ります

ポールなしでは転倒する人もいました

下から見るトレチーメ

下部が隠れてまた違った姿です

今度は登りが続きます

雪は溶けていて道はまし

出発して1h30m

ようやくLangalm小屋2,283m到着

ここの間が一番長距離で高低差があり

しかも雪で滑って歩きにくく大変でした

道標ではあと40分

カミさんはだいぶバテバテ

トレチーメに近づいてくると

ここからは平面的に見えます

見る角度でこれだけ違うのも面白い

すごい谷間の間も通過します

横目に眺めながら注意して歩きます

標識の右に見える小道を登りきったら

あと残りは 20分

湖が下に見えて来たら

駐車場まではあと少し

14:45駐車場に到着

トータル4時間15分のトレッキングでしたが

雪で滑らないよう気をつけながら歩くのは

思ったより疲れました

駐車場を横切ってバス停に急ぎました

事前にチケット売り場で購入したバスのチケット

当日だと混雑していたら間に合わないと思い事前購入していました

日付と行く先を紙に書いて渡しました

コルティナ-ミズリーナ湖 2.4ユーロ

ミズリーナ湖-トリチーメ 4ユーロ

乗車時に運転手横の機械に差し込んで乗ります

15:05トレチーメ発 のバスに間に合ったので乗車

16:50発がココからの最終ですが、ミズリーナ湖でゆっくりしたいなら、15:05のバスに間に合うようにすれば、たっぷり時間が取れます

ミズリーナ湖に15:20到着

夕方は逆光なので画面が暗くなりがち

ミズリーナ湖 滝・河川・湖

それでもソラピス山群を背景にした風景は心が和みます

風波がなければ鏡のように山群が湖面に映るでしょうね

呼吸器疾患の病気療養に適した気候で、療養所も建っています

せっかくなので

湖を1周してみました

これが思ったより時間がかかり約40分

疲れた足には結構こたえました

背景にはトレチーメがまた違った姿を見せてくれます

療養所の近くまで来ると

背景の山の見え方が変わって来ます

療養所側からバス停方向を見る

トレチーメはまた違う形に見えます

さらに進むと

療養所側の背景がまた違ってきます

さらに湖畔を進むと

トリチーメなのに2本のピーク

本当に雲ひとつなく最高でした

こちら側のもう少し先の湖畔の端にもレストランがありました

湖畔の先で折り返して来ると

最初のバス停近く戻ってきます

この辺りは湖畔のレストランが数件あります

16:05

バス停前のGrand Hotel Misurinaのテラスで

ここはビールいくしかないでしょ

生を立て続けに2杯飲みました

ここの中にはSPAR、ショップなどもあります

隣にはお土産屋さんなども立ち並んでいました

ホテルのすぐ前がドロミテバスのバス停

天候も良く

足元だけ少し悪かったですが

最高のトレッキング・デイでした

バスの時刻表

コルティナ発は8:38が始発

トレチーメ発は16:50が最終

夕食はホテルで3コースディナー

カミさんと違うものを選んでみました

まずはシーズナル・サラダ・バーから

ポンテキエーザ ホテル

私はペンネ

盛ってくれる時に量を指示できるのがいい

カミさんは大麦スープ

これがまた美味い !!

私のメインは ミラノ風カツレツ

歩いたあとは

日本ではほとんど食べない

肉が食べたくなります

カミさんのメインは

チキン・ブレストのレモン風味

あっさり味

8/28最終日はベネチア行きのバスが13:10なので

前回のリベンジでトファーナへ

積雪があり危険なのでロープから出ないように書いてあるのに

この有様

展望レストランから

霞んでますが前回よりはるかに山々が見えます

かすかにトレチーメも確認できました

コルティナの街並みとファローリア方面

あのフェラーリからの風景もよく見えました

チェックアウトしてからバス乗り場へ

ステイションの道路側のテラスでランチ

カフェテリア方式なので買って席に持ってきます

ピッッアとポテトサラダ

13:10発 ヴェネチア・マルコポーロ空港行きのバスに乗りました

乗る時にVenezia-Mestreに行くことを伝えます

荷物を空港で降りる人と振り分けて載せるためです

混み合うかと思いましたがガラガラ

15:20マルコポーロ空港着

ここで往路と同じように乗り換えるのかと思いましたが

そのままローマ広場まで行くようで乗ったまま

15:40 ひとつ手前のVenezia-Mestreで下車して列車に乗り換えてミラノに向かいました