2018/08/21 - 2018/08/30
63位(同エリア122件中)
タブラオさん
予定外の長期休暇が取れたため、以前から興味のあった、トルクメニスタン・ウズベキスタンに一人で行ってきました。元々興味があったのは「地獄の門」でしたが、これにヤンギカラとサマルカンド他の入った個人向けのツアーで行きました。ガイドさん、運転手さん以外は私しかいませんから自由度は高いですが、行き先は元から決まっていて、興味の薄いところに連れて行かれることもしばしば。ストレスを感じることも多く、どんな形であるにせよ、ツアーはやはり苦手です。
で、どうだったかと言うと、まあ色々ありましたが、トータルでは大満足の旅となりました。
トルクメニスタンは、とても不思議&不自然な国でした。「地獄の門」といい、ヤンギカラといい、ワールドクラスの素晴らしい観光地であるにも関わらず、観光客はまばら。首都のアシハバードは大理石で出来た豪華なビルばかりで、夜はラスベガスと見間違うばかり。にもかかわらず、ゴーストタウンのように歩いている人はほとんどいない。とても不思議かつ不自然な国ですが、それがゆえに逆に不思議な魅力を感じる国でした。
一方、ウズベキスタンは、これまで訪問した国の中でも最も対日感情の良い国だと感じました。ここまで心から歓迎されていると感じた国はありません。ビザも不要となり入国審査も簡単です。この数ヶ月で劇的に変化し、旅行しやすい国になりました。サマルカンドはとても綺麗な町です。是非沢山の日本人に訪れてもらいたいと思いました。
1日目:仁川経由アシアナ航空でタシケントへ。タシケント泊。
2日目:早朝便で国境の町ヌクスへ。ヌクスより国境を越えトルクメニスタンへ。陸路で「地獄の門」へ移動。テント泊。
3日目:陸路アシハバードへ移動。アシハバード市内観光。アシハバード泊。
4日目:早朝便でカスピ海に面した町トルクメンバシへ。トルクメンバシより陸路ヤンギカラへ。トルクメンバシ泊。
5日目:早朝便でアシハバードへ。ニサ遺跡観光、アシハバード観光。アシハバード泊。
6日目:早朝便でマーリへ。メルブ遺跡観光。マーリ泊。
7日目:マーリから陸路、国境の町トルクメンアバードへ。国境を越えウズベキスタンへ。夕刻ブハラ観光。ブハラ泊。
8日目:早朝、鉄道にてサマルカンドへ。終日市内観光。サマルカンド泊。
9日目:早朝、鉄道にてタシケントへ。終日市内観光。夜の便で仁川経由成田へ。
③は4日目の旅行記です。早朝便でアシハバードより空路、カスピ海に面した港町、トルクメンバシに移動の後、陸路、ヤンギカラの大渓谷まで行きました。ヤンギカラは、正直全く期待していませんでしたが、広大な大地に果てしなく連なる赤い奇岩群を見たとき、それが予想以上のスケールであったため度肝を抜かれました。それにしても、これだけの雄大で素晴らしい景色にもかかわらず、他に観光客は一人もいない! 絶景を独り占めでき、大満足な一日でした。
この日の主なイベントは次の通りです:
●アシハバードより空路、トルクメンバシへ。
●トルクメンバシよりヤンギカラ渓谷へ。
●車内でお弁当ランチ
●ヤンギカラの大渓谷観光
●トルクメンバシでカスピ海を見ながら夕食
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この日は、8時半の飛行機でアシハバードからトルクメンバシに移動しました。飛行機は新しく、シートは革張りでした。足元もとても広く、予想外に快適でした。ただ機内に大統領の写真がでーんと飾ってあったのには違和感を覚えましたが…。空港内は、例によって撮影厳禁でした。
写真は、トルクメンバシの空港から市内へ向かう途中です。アゼルバイジャンのバクーとはカスピ海を挟んでちょうど対岸に位置していますが、そのためか石油精製施設が広がっていました。大した景色ではありませんが、カスピ海とかバクーといったネームにロマンを感じながら、一人、気持ちが高ぶっていました。 -
この日お世話になった、ちょっとくたびれたランドクルーザー。砂漠の砂道も快適に走ってくれました。
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ここでランチボックスをピックアップする予定でしたが、事前に話が通じていなかったのか、ランチボックスの用意が出来てなく、30分くらい待たされました。
車から出て日陰で立っていると、風がとても心地よく、近くにカスピ海を見ながら一人物思いに耽っていたら、待ち時間もそんなに苦にはなりませんでした。ちなみに、夕食もこのレストランでした。 -
この辺りで立って待っていました。カスピ海といっても普通の海というか湖ですが…。車の往来を眺めているのも暇潰しになりました。8割以上、日本車でした。トヨタ車の比率がとても高かったです。
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レストランと道を挟んで反対側の一般住宅(たぶん)。住宅の窓の横にずらりと並んだ、衛星放送用のディッシュに圧倒されました。ガイドさんに聞いたら、ロシアのテレビ番組を見るためだそうです。トルクメニスタンの人はみんなロシア語が理解できるようです。
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外で待っていたら、レストランに入っていくCAっぽい方々に遭遇! 風景を撮っていたら、たまたま写ってました! そんなわけないか(^_^;)
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海沿いの工業地帯に停まっていた電車。石油を運んでいるのかな?
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町中を抜けるといきなり道がこの広さになりました。これが片側の一車線分です。もちろん複数台が平行して走れますが、車が並ぶことがないくらいに道は空いていました。滑走路としても使えそうな広さです。鈴鹿サーキットより明らかに広かったです。
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とてもスケールの大きい高速カーブ
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お弁当を貰ってきたのはいいんですが、一体どこで食べるんだろと思っていたら、この坂道を越えた所で道端に車を停め、車内で食べました。お弁当をピックアップしてすぐに食べましたが、こんなところで食べるなら、レストランで普通に食べれば良かったのにね!
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この日のランチですが、量がとても多かったため、半分残しました。見た目はイマイチでしたが、お味はまあまあでした。
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こんな感じの真っ直ぐな道が永遠と続きました。進むに従い、道はどんどん狭くなり、悪くなっていきました。途中、写真のように羊の群れやラクダが道を横切ったりで、目を楽しませてくれました。
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乾いた景色が続きました。こんな感じで草が生えているところもあれば、砂だけの砂漠もありました。
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この辺りからガラッと景色が変わりました。ヤンギカラ特有の赤茶色い景色がこの辺りから見え始めました。
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やがて舗装路はなくなり、こんな感じの砂の道か固めの土の道になりました。砂の上を走ると急に速度が落ち、進みが悪くなりました。
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途中、立ち寄った「GOZLI ATA」というイスラム教の巡礼地。大したものはありせんでした。
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外はとても暑いにもかかわらず、この小さなモスク内はヒンヤリするくらい涼しく感じました。空気がとても乾いていたのでしょう。
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巡礼者用の食事を作る場所ですが、この日は人が少なかったせいか、ここには誰もいませんでした。
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お借りしたトイレ。男女別にトイレはありますが、どちらに入っても、いわゆる男性用の小便器はありませんでした。まあ、人はいませんでしたから、どちらでもいいんですが。
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だだっ広い平原。道なき道を進みました。
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途中で立ち寄ったところですが、地下水が流れていて、ヤギが水を飲みに集まっていました。
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この岩は珍しい岩のようで、何かが凝固して出来たもののようですが、よく説明が理解できませんでした。そんな貴重な岩の割には、随分無造作に置かれていました。
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また暫く同じような道を進み、やがて小高い丘を上がって行きました。ヤンギカラの景色は、事前に写真等で見ていたため、ある程度イメージできていましたが、たぶん上から見下ろすような場所に連れて行かれるのではと思いつつ、写真のような道を進みました。
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で、いきなりこれです! 事前に写真を見ていたものの、写真ではそのサイズ感がわからず、どうせ大したことないんだろと正直思っていました。ガイドさんは、「CANYON」とか「FLAMING MOUNTAIN」とかしきりに大袈裟なことを言っていましたが、はっきり言って全く期待していませんでした。そのお陰もあって、最初にこの光景を見た時には度肝を抜かれました。
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上の写真とは道を挟んで反対側の景色ですが、反対側にも同じように奇岩群の壁が果てしなく続いていました。下側からこの景色を事前に眺めていたら、上から見下ろす景色も容易に想像できたため、こんなには感動しなかったのでしょうが、後ろ側から回り込むようにしてここに来たため、初めて見た景色がこれで、インパクトがありました。
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上の写真の場所からまた少し進み、行き止まりまで行ったところですが、先ほど以上に素晴らしい景色が広がっていました。正に絶景でした。
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上の写真の更に奥の方ですが、果てしなく広がる大地に奇岩群の赤い壁が永遠と連なっていました。スケールはもちろんグランドキャニオンほどではないですが、グランドキャニオン以上に感激しました。
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「CROCODILE SMILE」と呼ばれる定番スポットです。岩がワニの口のように見えるためそう呼ばれているのでしょうか? 旅行会社のパンフでよく使われている景色です。
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ガイドさんに撮ってもらいましたが、もう少し危険なところにいる感が出るよう、撮り方を工夫してくれたら良かったんですが…。そこは旧共産圏の人ですから、まあ仕方ないのかなと…。
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もう1枚、絶景とのツーショット! この場所もそうですが、私たち以外、誰一人いませんでした。こんな絶景を独り占めできるなんて何という贅沢! ちなみに、この写真を撮った辺りにバーベキューの跡がありましたが、こんな絶景を見ながらバーベキューをしたんですね! 当然灯りなんかないから、夜は星も綺麗なことでしょう。ガイドさんによれば、1泊だけのキャンプから何日もかけて歩いてここまで来るツアーまで色んなツアーがあるそうです。
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ピンぼけしていますが、アンモナイトの化石です。大昔は海の中だったんですね! そう言えば、本場アメリカのグランドキャニオンでも、化石が簡単に見つけられたことを思い出しました。
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ヤンギカラの高台から下りた後は、奇岩群をずっと右手に見ながら、真っ直ぐの道を走りました。
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右側の赤い奇岩群ですが、この景色がしばらく続来ました。もしヤンギカラの高台に上る前に、この道を通っていたら、上から見た景色もインパクト半減だったと思います。
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夕食はトルクメンバシで食べました。お昼に行ったのと同じところでした。ロシアのロック音楽をガンガンに流していましたので、中央アジアの情緒など何もありませんでした。
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通常、出された物はすべて食べる主義ですが、トルクメニスタンに来てからは、量が多いのと、お味が・・・であったため、残し勝ちでした。この日はお味もGoodであったため、完食しましたが、まともに夕食が食べられたのはこの日が最後でした。
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この日泊まった、「HOTEL CHARLAK」。とても立派なホテルでした。カスピ海へもすぐでした。
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室内も広くてとても快適でした。
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ホテルの部屋からの景色です。カスピ海ビューでした。
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東京の時計が取り外されていたのは気になるところですが…。まあ、ここに日本から大勢の観光客が来るとは思えませんから仕方ありませんが、そのまま残しておいてほしいものです。
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翌朝、ホテルを抜け出し、周りを一人で散策してみました。ガイドさんがうるさかったので、念のため確認しましたが、近くだけならオッケーとのことでした。
写真は、ホテルからすぐのカスピ海です。ただの湖と言ってしまえばそれまでですが、カスピ海と言われてロマンを感じない人がいるのでしょうか? それと、この町のカスピ海を挟んだ対岸は、アゼルバイジャンのバクー! バクーというとバクー油田で有名というか、F1グランプリも開催される、あのバクー! 自分がこんなとこを訪れるなどとは夢にも思っていませんでしたので、感慨もひとしおでした。余りに感慨に耽り過ぎて、カスピ海ヨーグルトを食べるのをすっかり忘れてしまいました。 -
翌日の朝食です。お昼も食べるため、控えめです。
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