2018/08/21 - 2018/08/30
33位(同エリア52件中)
タブラオさん
予定外の長期休暇が取れたため、以前から興味のあった、トルクメニスタン・ウズベキスタンに一人で行ってきました。元々興味があったのは「地獄の門」でしたが、これにヤンギカラとサマルカンド他の入った個人向けのツアーで行きました。ガイドさん、運転手さん以外は私しかいませんから自由度は高いですが、行き先は元から決まっていて、興味の薄いところに連れて行かれることもしばしば。ストレスを感じることも多く、どんな形であるにせよ、ツアーはやはり苦手です。
で、どうだったかと言うと、まあ色々ありましたが、トータルでは大満足の旅となりました。
トルクメニスタンは、とても不思議&不自然な国でした。「地獄の門」といい、ヤンギカラといい、ワールドクラスの素晴らしい観光地であるにも関わらず、観光客はまばら。首都のアシハバードは大理石で出来た豪華なビルばかりで、夜はラスベガスと見間違うばかり。にもかかわらず、ゴーストタウンのように歩いている人はほとんどいない。とても不思議かつ不自然な国ですが、それがゆえに逆に不思議な魅力を感じる国でした。
一方、ウズベキスタンは、これまで訪問した国の中でも最も対日感情の良い国だと感じました。ここまで心から歓迎されていると感じた国はありません。ビザも不要となり入国審査も簡単です。この数ヶ月で劇的に変化し、旅行しやすい国になりました。サマルカンドはとても綺麗な町です。是非沢山の日本人に訪れてもらいたいと思いました。
1日目:仁川経由アシアナ航空でタシケントへ。タシケント泊。
2日目:早朝便で国境の町ヌクスへ。ヌクスより国境を越えトルクメニスタンへ。陸路で「地獄の門」へ移動。テント泊。
3日目:陸路アシハバードへ移動。アシハバード市内観光。アシハバード泊。
4日目:早朝便でカスピ海に面した町トルクメンバシへ。トルクメンバシより陸路ヤンギカラへ。トルクメンバシ泊。
5日目:早朝便でアシハバードへ。ニサ遺跡観光、アシハバード観光。アシハバード泊。
6日目:早朝便でマーリへ。メルブ遺跡観光。マーリ泊。
7日目:マーリから陸路、国境の町トルクメンアバードへ。国境を越えウズベキスタンへ。夕刻ブハラ観光。ブハラ泊。
8日目:早朝、鉄道にてサマルカンドへ。終日市内観光。サマルカンド泊。
9日目:早朝、鉄道にてタシケントへ。終日市内観光。夜の便で仁川経由成田へ。
②は3日目の旅行記です。3日目は「地獄の門」より陸路でアシハバードまで移動し、アシハバードで一泊しました。アシハバードは、トルクメニスタンの不思議を象徴しているような町でした。建物は全て大理石で出来ているため、町全体が真っ白。とてもゴージャスな雰囲気なのですが、でも何か変。人の気配が感じられない。特に夜景には違和感を覚えました。色んな国の夜景を見ましたが、夜景からはその町のエネルギーとかパワーが伝わってくるもの。でもここにはそういった活気とか活力というものがない! ただ、この無機質で、冷たくて、薄っぺらい美しさには、今までに感じたことがないような不思議な感覚を覚えました。とても変だから、逆に余計に強烈なインパクトを感じたのかも知れません。
この日の主なイベントは次の通りです:
●陸路アシハバードに移動
●ロシアンマーケット見学
●アシハバード駅探索
●アシハバードの夜景を満喫
●永世中立の塔見学
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「地獄の門」を出てから暫く砂の上を進みました。初日は後部座席でしたが、この日から助手席に座りました。危ないというのはありますが、やはり助手席の方が景色は綺麗に見えますし、写真の写りもずっと良くなりました。
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アシハバード寄りに進んだところに、「地獄の門」とはまた違う、別のクレーターがありました。クレーターの規模は「地獄の門」より大きいですが、1ヶ所から炎が出ているだけでした。
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更にまた別のクレーターですが、水がたっぷり貯まっていました。砂漠なのに、またどうしてこんなに水が貯まっているのかと思いましたが、地下水だそうです。
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トルクメニスタンの砂漠地帯を移動しているとあちこちでラクダを見かけました。野生のラクダはいないらしく、全て家畜とのことでした。
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なんと、車が汚れたままでは、アシハバードの町に入れないそうです! そのため市内に入る前に洗車です。
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アシハバードの郊外ですが、同じ家が永遠と続いていました。新築の建て売り住宅のようですが、一般ピープル用だそうです。アシハバードの町とそこにいる人を見る限り、一人当たりのGDPがそれほど低い国には思えませんでした。
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ファルコン・シェイプの空港建物。ガイドさんがそんな風に言ってましたので、そのままの言い回しを使いましたが、空港の建物がハヤブサの翼を広げたようなデザインになっていてカッコいいです。国内線・国際線を問わず、このハヤブサが空港建物の屋根部分に乗ってます。空港内で空港施設を撮影するのは厳禁ですので、ここで撮っておいてラッキーでした。
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アシハバード市内に入ったらすぐにランチでした。トルクメニスタンにいることを全く感じさせない、普通におしゃれなレストランでした。
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中もモダンな感じで、ウェイトレスさんも普通の服装をしていました。
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出てきた物もおしゃれな感じでした。下の写真で、薄くクルクル巻いている物は野菜です。見た目もフランス料理みたいに綺麗でした。お味もグッドでした。
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メインとデザートですが、両方とも普通に美味しく頂けました。美味しい物は期待していませんでしたので、何か拍子抜けな感じでした。
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“GRAND TURKMEN” 泊まったホテルです。
トルクメンバシから戻ってきた日もここに泊まりましたのでトータルで2泊しましたが、良いホテルでした。 -
天井が高く、内部も大理石をふんだんに使っていて、とても豪華な造りでした。
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室内も広くて清潔感がありました。特に2泊目は、食当たりのためずっと寝込んでいましたが、静かで落ち着いた雰囲気の室内であったため、ゆっくり休むことができました。トルクメニスタンにいることを忘れてしまうほどでした。
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この日は、ちょっとわがままを言ってみました。この日の午後も観光スケジュールが入っていましたが、全てパスして自由行動にして欲しいと言ってみました。ガイドさんも旅行会社に聞いてくれたみたいですが、やはり一人で行動させるわけには行かないとのことで却下。ただ博物館は興味がないからパスし、町を中心に歩くことにしました。
最初に向かったのはロシアンマーケットでした。途中までガイドさんも一緒でしたが、途中から待ち合わせ時間と場所を決めて自由に回らせてもらいました。マーケットというと、ディープな場所でイコール汚い所というイメージですが、外観も他の建物と変わらず大理石造りだし、中も湿った感じがなく清潔であったため、拍子抜けでした。 -
市場の中は、写真撮影厳禁と何度もガイドさんに念を押されましたが、お店の経営者の方がOKしたため、商品の写真だけ撮らせてもらいました。マーケット内に防犯カメラがあり、勝手に撮っているのが見つかるとマズイようです。ホンマかいな? 写真に関しては、マーケット内に限らず、神経質なくらいにうるさく言われました。
売られている物はというと、とても普通でした。はっきり言うと、見ていて面白くありませんでした。刺激を感じませんでした。マーケットというとパワーが溢れているものですが、ちょっと違いました。ただ、ケーキがとてもカラフルだったことと、ホールでしか売ってない割には、ホールで買ってもそんなに高くなかったことが興味深く感じられました。 -
結局、買ったのはこれだけでした。1キロ単位で買うところを500グラムだけ売ってもらいました。とても甘くて砂糖の塊のような飴でしたが、甘党の私にはピッタリでした。毎日せっせと舐めましたが、なかなかなくなりませんでした。
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街灯の形がどれも特徴的で興味を引きました。
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立派な建物ばかりであったため、スマホを構えながら助手席に座っていましたが、ガイドさんには、政府関係の建物は撮るなとか、警官には絶対にスマホを向けるなとか、神経質なくらいうるさく言われました。恐らく、誤って撮ってしまい、それが見つかってしまうと、車を停められ、ややこしいことになってしまうためだと思われますが、なんだかとても息苦しく感じました。
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アシハバード駅です。車から外に出て撮るのは問題あるようですが、車の中からなら撮っても大丈夫のようでした。当然のように大理石でできています。
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電車の写真を撮っても良いと言われたため、周りの人も含めて、パシャパシャ撮らせてもらいました。町中では、ガイドさんがいつも横にいて、人は撮るなとうるさく言われるため、人の写真はなかなか撮ることが出来ませんでした。町を歩いている女性の8~9割が民族衣装を着ている感じでした。特筆すべきは、美人率がとても高いことでした!
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駅の待合室に入って行ったら、一斉に注目を浴びました。アジア人が珍しかったのか…。ちなみにトルクメニスタンでは、「地獄の門」以外、ほとんど観光客に会うことがありませんでした。暑い季節ですから確かにオフシーズンというのはありますが、この観光客がいないことが、不思議感、不自然感、不気味感を増長させたのだと思います。
さて、待合室の中に売店がありましたので、アイスクリームを買いました。日本のスイカバーのようなデザインであったため、これにしましたが、中身は全然違ってました。 -
信号も街頭のスクリーンも最新っぽい物を使っていました。どこからそんなお金が出てくるんだろ?
ところで、うちのガイドさん、初めてのお子さんが生まれたばかりで、この時点でまだ、お子さんの顔を見ていませんでした。アシハバードに住んでいると聞いていましたので、一度家に帰ったらと促してみましたが、仕事だからと頑固に帰りませんでした。 -
この日の気温は35度を越えた程度で、もちろん日向は刺すように暑いですが、日影に入ってしまえば何とかなる暑さでした。
7月からずっとアシハバードの気温を見ていましたが、45度を越える日もちらほらあり、行く前にかなり心配しましたが、結果的に死ぬほど暑い日はありませんでした。ちなみに45度を越えると日影にいても暑いらしく、観光どころではないそうです。 -
夕食もまた、トルクメニスタンのイメージとは違う、モダンなレストランでした。
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食事そのものは、トルクメニスタン料理っぽい感じでした。お味の方は、1回食べれば充分って感じの味でした。
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不味いというほどではないんですが…
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夕食の後は、アシハバードの夜景を見に行きました。この辺りはそれほどでもありませんが、大袈裟に言うと、まるでラスベガスのようにギンギラギンに光輝いていました。でも人がいない! 音がない! 見る建物、見る建物が全て同じイルミネーション! 不自然を通り越して不気味な感すらしました。
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小高い丘に上り、アシハバードの夜景を楽しみました。表現力の乏しい私には、この不思議な美しさを上手く表現できません。一直線に伸びた街灯は、夜間の滑走路のようでした。
ふと今思ったんですが、冷たく無機質な印象を持ったのは、LED電灯の影響のような気がしてきました。新しい建物ばかりですので、電灯は全てのLEDです。光がシャープな分、そういう印象を持ったのかも知れません。 -
人もいないのに、建物と言う建物が全て点灯している。一体誰が電気代を払っているのか? ガイドさんにこの質問をしてみましたが、国が払ってるからいいんだと。天然ガスやら原油が豊富に取れる国だから、こういうことも出来るんでしょうが…。でもトルクメニスタンに行く直前に、トルクメニスタンに関する記事が、なんと日経に出ていましたが、財政難が国民の生活を圧迫しているとのことでした。こんな無駄遣いをしているとホントに財政破綻してしまうのではと余計な心配をしてしまいました。
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丘の上にある奇妙な建物。アレム中央文化センターというそうです。ここで結婚式も出来るそうですが、お金持ちだけというわけではなく、普通の人でも使えるそうです。
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「永世中立の塔」という、不思議な形の塔です。上には展望台があるとのことでした。
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写真の中央付近に見えるのは、エレベーターの箱です。乗っておけば良かったと、後になって後悔しました。
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同じデザイン、同じイルミネーションのビルが続きました。不思議とか不自然を通り越して、不気味なほどでした。
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翌朝の朝食です。ランチも食べなきゃですので、セーブして食べました。
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