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トスカーナ州アレッツォの北東約40キロに位置するティべリーナ渓谷(Val Tiberina)。そこには緑豊かな平野が広がり、歴史ある小さな村々が点在しています。<br />その中のひとつ、アンギアーリ(Anghiari)は小高い丘に築かれた城塞都市で、中世の面影が残る美しい街並みから&quot;イタリアの最も美しい村&quot;のひとつに数えられています。<br /><br />また、1440年にフィレンツェ共和国軍とミラノ公国軍の間で起こった&quot;アンギアーリの戦い(Battaglia di Anghiari)&quot;の舞台となった地でもあります。<br />&quot;アンギアーリの戦い&quot;と言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチがフィレンツェヴェッキオ宮殿の五百人広間に描いた壁画でも有名。しかしこの絵は下書きのまま未完に終わり、今もジョルジョ・ヴァザーリが描いた壁画の下に眠っていると言われています。<br /><br />数年前に日本で開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチとアンギアーリの戦い展」を観たとき、いつかアンギアーリを訪れてみたいと思っていました。ついに訪れたその地は、中世の街並みと緑の田園風景が調和し、約600年前に激戦が繰り広げられたとは思えない、穏やかで美しい町でした。<br /><br /><br />□1日目 5/18 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港<br />□2日目 5/19 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカーピックアップ)→ラヴェンナ→リミニ<br />□3日目 5/20 リミニ→サン・マリノ→ウルビーノ<br />□4日目 5/21 ウルビーノ→グッビオ→ペルージャ<br />□5日目 5/22 ペルージャ<br />■6日目 5/23 ペルージャ→サン・セポルクロ→アンギアーリ→モンテルキ→アレッツォ<br />□7日目 5/24 アレッツォ→ローロ・チュッフェンナ→ピエーヴェ・ディ・グロピーナ→ポッピ→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカー返却)→ボローニャ<br />□8日目 5/25 ボローニャ<br />□9日目 5/26 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港

イタリア中部~北部・レンタカーの旅2018【12】 アンギアーリ

45いいね!

2018/05/23 - 2018/05/23

64位(同エリア869件中)

17

122

めておら☆

めておら☆さん

この旅行記のスケジュール

2018/05/23

  • 11:00 サンセポルクロを出発し、アンギアーリへ向かう

この旅行記スケジュールを元に

トスカーナ州アレッツォの北東約40キロに位置するティべリーナ渓谷(Val Tiberina)。そこには緑豊かな平野が広がり、歴史ある小さな村々が点在しています。
その中のひとつ、アンギアーリ(Anghiari)は小高い丘に築かれた城塞都市で、中世の面影が残る美しい街並みから"イタリアの最も美しい村"のひとつに数えられています。

また、1440年にフィレンツェ共和国軍とミラノ公国軍の間で起こった"アンギアーリの戦い(Battaglia di Anghiari)"の舞台となった地でもあります。
"アンギアーリの戦い"と言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチがフィレンツェヴェッキオ宮殿の五百人広間に描いた壁画でも有名。しかしこの絵は下書きのまま未完に終わり、今もジョルジョ・ヴァザーリが描いた壁画の下に眠っていると言われています。

数年前に日本で開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチとアンギアーリの戦い展」を観たとき、いつかアンギアーリを訪れてみたいと思っていました。ついに訪れたその地は、中世の街並みと緑の田園風景が調和し、約600年前に激戦が繰り広げられたとは思えない、穏やかで美しい町でした。


□1日目 5/18 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港
□2日目 5/19 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカーピックアップ)→ラヴェンナ→リミニ
□3日目 5/20 リミニ→サン・マリノ→ウルビーノ
□4日目 5/21 ウルビーノ→グッビオ→ペルージャ
□5日目 5/22 ペルージャ
■6日目 5/23 ペルージャ→サン・セポルクロ→アンギアーリ→モンテルキ→アレッツォ
□7日目 5/24 アレッツォ→ローロ・チュッフェンナ→ピエーヴェ・ディ・グロピーナ→ポッピ→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカー返却)→ボローニャ
□8日目 5/25 ボローニャ
□9日目 5/26 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
4.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
旅行の手配内容
個別手配

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  • 6日目 5/23(水)<br /><br />サンセポルクロを出発し、次の町アンギアーリへ向かう。<br />アンギアーリまでは、こののどかな通りを南西へ真っ直ぐ進む。<br />約8キロ、10分ほどの距離だ。<br /><br />この辺りはティべリーナ渓谷(Val Tiberina)と呼ばれ、緑豊かな平野が広がっている。ドライブしながら眺める田園風景が、とてものどかだ。<br /><br />

    6日目 5/23(水)

    サンセポルクロを出発し、次の町アンギアーリへ向かう。
    アンギアーリまでは、こののどかな通りを南西へ真っ直ぐ進む。
    約8キロ、10分ほどの距離だ。

    この辺りはティべリーナ渓谷(Val Tiberina)と呼ばれ、緑豊かな平野が広がっている。ドライブしながら眺める田園風景が、とてものどかだ。

  • 間もなく目的のアンギアーリに到着するという頃、道の端に小さな小屋のようなものが建っていた。<br />車を降りて近寄ってみると、中に文字が綴られている。<br />内容は・・・

    間もなく目的のアンギアーリに到着するという頃、道の端に小さな小屋のようなものが建っていた。
    車を降りて近寄ってみると、中に文字が綴られている。
    内容は・・・

  • 「このあたりの平原で、1440年6月29日フィレンツェ共和国およびローマ教皇エウゲニウス4世の同盟軍と、ニッコロ・ピッチニーノ率いるミラノ公国軍が戦いを繰り広げ、田園の平穏な日常を打ち砕いた」<br /><br />つまりこの地が、かの有名な「アンギアーリの戦い(Battaglia di Anghiari)」の舞台であることを記していた。<br />また、この近郊の橋を巡る激しい争奪戦が繰り広げられた末、フィレンツェ共和国軍が勝利を収めたわけだが、それは大変意味のあることだと讃えてもいる。<br />もしこの戦いに負けていたなら、トスカーナはミラノ公国の手に渡っていたのだから・・・。

    「このあたりの平原で、1440年6月29日フィレンツェ共和国およびローマ教皇エウゲニウス4世の同盟軍と、ニッコロ・ピッチニーノ率いるミラノ公国軍が戦いを繰り広げ、田園の平穏な日常を打ち砕いた」

    つまりこの地が、かの有名な「アンギアーリの戦い(Battaglia di Anghiari)」の舞台であることを記していた。
    また、この近郊の橋を巡る激しい争奪戦が繰り広げられた末、フィレンツェ共和国軍が勝利を収めたわけだが、それは大変意味のあることだと讃えてもいる。
    もしこの戦いに負けていたなら、トスカーナはミラノ公国の手に渡っていたのだから・・・。

  • サンセポルクロから南西へ真っ直ぐ伸びるこの通り、名前は&quot;バッターリア通り(Via della Battaglia)&quot;、日本語で&quot;合戦の通り&quot;。<br />文字通り、&quot;アンギアーリの戦い&quot;にちなんだ名だ。<br /><br />再び車を走らせると、坂の上の小高い丘に築かれた城塞都市・アンギアーリが見えてきた。<br />ずっと訪れたいと思っていた町が、もう、すぐ目の前!

    サンセポルクロから南西へ真っ直ぐ伸びるこの通り、名前は"バッターリア通り(Via della Battaglia)"、日本語で"合戦の通り"。
    文字通り、"アンギアーリの戦い"にちなんだ名だ。

    再び車を走らせると、坂の上の小高い丘に築かれた城塞都市・アンギアーリが見えてきた。
    ずっと訪れたいと思っていた町が、もう、すぐ目の前!

  • バッターリア通りは町の手前で分岐し、ジャコモ・マッテオッティ通り(Corso Giacomo Matteotti)へ名前を変える。<br />その頃には、こんな圧巻の景色が目の前に迫る。<br /><br />アンギアーリの町へと続く坂道。<br />この景色が、余計に気分を高揚させた。

    イチオシ

    バッターリア通りは町の手前で分岐し、ジャコモ・マッテオッティ通り(Corso Giacomo Matteotti)へ名前を変える。
    その頃には、こんな圧巻の景色が目の前に迫る。

    アンギアーリの町へと続く坂道。
    この景色が、余計に気分を高揚させた。

  • ジャコモ・マッテオッティ通りをさらに南西に進むと、左手に写真の広い駐車場がある。この駐車場は無料だったので、ここに車を停めた。<br /><br />少し先のバルダッチョ広場(Piazza Baldaccio)にも駐車場があるが、そちらは有料。<br />ただ、バルダッチョ広場のすぐ近くには旧市街への入口となる門が2つあるので、散策のスタート地点としてはそちらの方が向いてるかもしれません。

    ジャコモ・マッテオッティ通りをさらに南西に進むと、左手に写真の広い駐車場がある。この駐車場は無料だったので、ここに車を停めた。

    少し先のバルダッチョ広場(Piazza Baldaccio)にも駐車場があるが、そちらは有料。
    ただ、バルダッチョ広場のすぐ近くには旧市街への入口となる門が2つあるので、散策のスタート地点としてはそちらの方が向いてるかもしれません。

  • 11:15 アンギアーリの街歩き開始。<br /><br />駐車場からは町を囲む城壁と、教会のトンガリ屋根の鐘楼が見える。鐘楼にくっついてる円筒の部分は教会の後陣部のようだ。<br />いやおうなしにテンション急上昇↑↑<br /><br />駐車場から旧市街へ上るエレベーターがあるのだが、なぜか動いていなかった。<br />仕方ないので徒歩でゆるやかなスロープを上って行く。

    11:15 アンギアーリの街歩き開始。

    駐車場からは町を囲む城壁と、教会のトンガリ屋根の鐘楼が見える。鐘楼にくっついてる円筒の部分は教会の後陣部のようだ。
    いやおうなしにテンション急上昇↑↑

    駐車場から旧市街へ上るエレベーターがあるのだが、なぜか動いていなかった。
    仕方ないので徒歩でゆるやかなスロープを上って行く。

  • 途中、アンギアーリの地図発見。<br />これを見ても城壁に囲まれた町であることがわかる。その歴史はめまぐるしいものであった。<br /><br />7世紀ロンゴバルド族が、ローマ時代農場であった場所に城を建造し町を統治していたが、その主権は1104年にはベネディクト会の一派であるカマルドリ会に移行、同時に修道院が建設され、周囲に町が発展して行く。<br /><br />しかし1175年にアレッツォの統治下となると町は一旦破壊され、またすぐに再建、1811年から1204年にかけて新たな城壁が建造される。<br />その後もペルージャの支配を経て、1385年にはフィレンツェ共和国の統治下となり、1440年のアンギアーリの戦いへと続いて行く。

    途中、アンギアーリの地図発見。
    これを見ても城壁に囲まれた町であることがわかる。その歴史はめまぐるしいものであった。

    7世紀ロンゴバルド族が、ローマ時代農場であった場所に城を建造し町を統治していたが、その主権は1104年にはベネディクト会の一派であるカマルドリ会に移行、同時に修道院が建設され、周囲に町が発展して行く。

    しかし1175年にアレッツォの統治下となると町は一旦破壊され、またすぐに再建、1811年から1204年にかけて新たな城壁が建造される。
    その後もペルージャの支配を経て、1385年にはフィレンツェ共和国の統治下となり、1440年のアンギアーリの戦いへと続いて行く。

  • 旧市街の西の端、ムーラ・ディ・ソット通り(Via delle Mura di Sotto)をどんどん上って行く。<br />坂道で息が上がるが、こんな美しい田園風景を眺めながら歩くのは心地よい。

    旧市街の西の端、ムーラ・ディ・ソット通り(Via delle Mura di Sotto)をどんどん上って行く。
    坂道で息が上がるが、こんな美しい田園風景を眺めながら歩くのは心地よい。

  • ムーラ・ディ・ソット通りを上り切ると、古い門に行きあたった。<br />&quot;サンタンジェロ門(Porta Sant&#39;Angelo)&quot;、13世紀に造られたものだ。<br /><br /><br /><br /><br />

    ムーラ・ディ・ソット通りを上り切ると、古い門に行きあたった。
    "サンタンジェロ門(Porta Sant'Angelo)"、13世紀に造られたものだ。




  • 門をくぐると、また門がある。<br />これが当時の&quot;二重門(Doppia porta)&quot;というシステムで、敵の侵入を妨げる防衛上の戦略だったそうだ。

    門をくぐると、また門がある。
    これが当時の"二重門(Doppia porta)"というシステムで、敵の侵入を妨げる防衛上の戦略だったそうだ。

  • 今度は先ほど上ってきたムーラ・ディ・ソット通りの一段内側となる、&quot;ムーラ・ディ・ソプラ通り(Via delle Mura di Sopra)&quot;を歩いて行く。<br />この通りから南東方向を眺めると、一面に広がる田園風景!<br />真ん中に走る通りは、先ほどアンギアーリに向かって車を走らせた、バッターリア通りだ。<br />・・・ということは、この美しい田園地帯でフィレンツェ軍とミラノ軍の激戦が繰り広げられたことになる。<br />今となってはそんな事実が信じられないくらい、のどかな風景だ。

    今度は先ほど上ってきたムーラ・ディ・ソット通りの一段内側となる、"ムーラ・ディ・ソプラ通り(Via delle Mura di Sopra)"を歩いて行く。
    この通りから南東方向を眺めると、一面に広がる田園風景!
    真ん中に走る通りは、先ほどアンギアーリに向かって車を走らせた、バッターリア通りだ。
    ・・・ということは、この美しい田園地帯でフィレンツェ軍とミラノ軍の激戦が繰り広げられたことになる。
    今となってはそんな事実が信じられないくらい、のどかな風景だ。

  • ここはアンギアーリの戦いが行われた地を見晴らせる展望台になっている。<br />どの辺りで戦闘があったのかわかる案内板が設置されていた。<br /><br />真ん中のバッターリア通りは13世紀にできたものらしい。そして通りの向こう、アンギアーリの対面にサンセポルクロの町があるのがわかる。<br />戦闘当時、サンセポルクロにはミラノ軍が駐屯していたそうだ。

    ここはアンギアーリの戦いが行われた地を見晴らせる展望台になっている。
    どの辺りで戦闘があったのかわかる案内板が設置されていた。

    真ん中のバッターリア通りは13世紀にできたものらしい。そして通りの向こう、アンギアーリの対面にサンセポルクロの町があるのがわかる。
    戦闘当時、サンセポルクロにはミラノ軍が駐屯していたそうだ。

  • サンセポルクロに駐屯していたミラノ軍は、フィレンツェ軍に奇襲攻撃を仕掛けようと試みたが、土煙を上げてしまった為フィレンツェ軍に気付かれ失敗。<br />結果、フィレンツェ軍が勝利を収めることになる。<br /><br />こんな見晴らしがよかったら、土煙もすぐわかっちゃうよなぁ~。<br />しばしこの地をじっと眺め、戦闘の様子を想像してみる・・・<br />今のこの平穏な日常があるのは、やはり過去に流れた血のお陰なんだと、つくづく感じる。

    サンセポルクロに駐屯していたミラノ軍は、フィレンツェ軍に奇襲攻撃を仕掛けようと試みたが、土煙を上げてしまった為フィレンツェ軍に気付かれ失敗。
    結果、フィレンツェ軍が勝利を収めることになる。

    こんな見晴らしがよかったら、土煙もすぐわかっちゃうよなぁ~。
    しばしこの地をじっと眺め、戦闘の様子を想像してみる・・・
    今のこの平穏な日常があるのは、やはり過去に流れた血のお陰なんだと、つくづく感じる。

  • また歩き始めると、いい雰囲気の家発見♪

    また歩き始めると、いい雰囲気の家発見♪

  • ステキ~☆<br />このツタというか枝というか、絡まり方が絶妙!

    イチオシ

    ステキ~☆
    このツタというか枝というか、絡まり方が絶妙!

  • 教会の鐘楼が見えて来た。<br />さっき駐車場からも見えたトンガリ屋根の鐘楼、サンタゴスティーノ教会(Chiesa di Sant&#39;Agostino)のものだ。<br /><br />このまま真っ直ぐ行くと突き当りのトンネルから旧市街の中へ入っていける。<br />さて、行ってみよう♪

    教会の鐘楼が見えて来た。
    さっき駐車場からも見えたトンガリ屋根の鐘楼、サンタゴスティーノ教会(Chiesa di Sant'Agostino)のものだ。

    このまま真っ直ぐ行くと突き当りのトンネルから旧市街の中へ入っていける。
    さて、行ってみよう♪

  • トンネルはロンダ通り(Via di Ronda)の途中に作られている。<br />元々はトンネルではなく、城壁の上に作られた普通の通りだったのだが、15世紀にサンタゴスティーノ教会の拡張工事が行われた際、ロンダ通りにかぶさる形になった為、その部分をトンネルにしたそうだ。<br />ただの通路じゃないみたい。ちょっと面白そう・・・<br />

    トンネルはロンダ通り(Via di Ronda)の途中に作られている。
    元々はトンネルではなく、城壁の上に作られた普通の通りだったのだが、15世紀にサンタゴスティーノ教会の拡張工事が行われた際、ロンダ通りにかぶさる形になった為、その部分をトンネルにしたそうだ。
    ただの通路じゃないみたい。ちょっと面白そう・・・

  • トンネルには&quot;NETTEZZA URBANA&quot;と書かれた紅白のカートが置かれていた。<br />直訳すると&quot;都市の清掃&quot;だけど、どうやらかつてのゴミ回収車だったようだ。<br />そうは思えないくらいオシャレだけど。

    トンネルには"NETTEZZA URBANA"と書かれた紅白のカートが置かれていた。
    直訳すると"都市の清掃"だけど、どうやらかつてのゴミ回収車だったようだ。
    そうは思えないくらいオシャレだけど。

  • 途中の壁には謎の穴。<br />井戸の跡だったようだ。

    途中の壁には謎の穴。
    井戸の跡だったようだ。

  • トンネルを抜けて旧市街の中に入って来た。<br />早速目についたレストランのオシャレな店先。

    トンネルを抜けて旧市街の中に入って来た。
    早速目についたレストランのオシャレな店先。

  • あれあれあれ、どこ見ても雰囲気いいぞぉ。<br />期待感が募る、アンギアーリの街並。<br />

    あれあれあれ、どこ見ても雰囲気いいぞぉ。
    期待感が募る、アンギアーリの街並。

  • サンタゴスティーノ教会(Chiesa di Sant&#39;Agostino)<br /><br />駐車場から鐘楼が見えた教会だ。さきほどこの下のトンネルをくぐり抜けて来た。<br />道幅が狭いので、ファサードがうまく撮影できない。

    サンタゴスティーノ教会(Chiesa di Sant'Agostino)

    駐車場から鐘楼が見えた教会だ。さきほどこの下のトンネルをくぐり抜けて来た。
    道幅が狭いので、ファサードがうまく撮影できない。

  • 13世紀に創建されたが、15世紀に至るまで幾度も改修が行われた末が現在の姿となっている。<br />ルネサンス様式のファサード、円窓は1472年のもの。

    13世紀に創建されたが、15世紀に至るまで幾度も改修が行われた末が現在の姿となっている。
    ルネサンス様式のファサード、円窓は1472年のもの。

  • 内部はバロック様式、15世紀の改修時に豪華な装飾が施された。<br />美しい漆喰装飾は18世紀後半のもの。外観と比較して新しく感じるのはその為だ。<br /><br />単身廊の両脇にはアンギアーリの著名な一族が作った礼拝堂が並ぶ。

    内部はバロック様式、15世紀の改修時に豪華な装飾が施された。
    美しい漆喰装飾は18世紀後半のもの。外観と比較して新しく感じるのはその為だ。

    単身廊の両脇にはアンギアーリの著名な一族が作った礼拝堂が並ぶ。

  • 主祭壇。<br />淡いペパーミントグリーンのベースと蔦の模様のコントラストがとても上品。<br />後陣左手の壁にはサンティ・ディ・ミケーレの彩色テラコッタの作品が飾られている。

    主祭壇。
    淡いペパーミントグリーンのベースと蔦の模様のコントラストがとても上品。
    後陣左手の壁にはサンティ・ディ・ミケーレの彩色テラコッタの作品が飾られている。

  • サンティ・ディ・ミケーレ(1494-1576)<br />羊飼いの礼拝-Adrazione dei Pastori<br /><br />15世紀の作品。彩色テラコッタといえばフィレンツェのロッビア一族が有名ですが、サンティ・ディ・ミケーレとはライバルの関係だったようです。<br />個人的にはロッビアの作風の方が好み。<br />

    サンティ・ディ・ミケーレ(1494-1576)
    羊飼いの礼拝-Adrazione dei Pastori

    15世紀の作品。彩色テラコッタといえばフィレンツェのロッビア一族が有名ですが、サンティ・ディ・ミケーレとはライバルの関係だったようです。
    個人的にはロッビアの作風の方が好み。

  • 礼拝堂の壁には14世紀のフレスコ画が残る。

    礼拝堂の壁には14世紀のフレスコ画が残る。

  • これらのフレスコ画は14世紀のオリジナルで、地元の画家たちが描いたものだそうだ。<br />でもこの辺はけっこう修復されてるかな?

    これらのフレスコ画は14世紀のオリジナルで、地元の画家たちが描いたものだそうだ。
    でもこの辺はけっこう修復されてるかな?

  • あ~、このかすれ具合がいいですねぇ。<br />剥げ剥げでなんだかわからないのも困るけど、こういうのは刻まれた時の重みを感じてイイ。

    あ~、このかすれ具合がいいですねぇ。
    剥げ剥げでなんだかわからないのも困るけど、こういうのは刻まれた時の重みを感じてイイ。

  • いつものように全身を矢で射られた聖セバスティアーノ。

    いつものように全身を矢で射られた聖セバスティアーノ。

  • 旧市街の中心・マメーリ広場(Piazza Mameli)にやって来た。<br />この広場には見るべき施設が2つある。<br /><br />まず一つ目は、&quot;戦いとアンギアーリの博物館(Museo della Battaglia e di Anghiari)&quot;、16世紀のマルゾッコ宮の中に入っている。<br />アンギアーリの戦いを再現したミニチュアや映像などによって、戦闘の様子が解説されている。<br /><br />入場料は4ユーロだが、サンセポルクロで入手した&quot;ヴァルティベリーナ・パス&quot;を見せると1ユーロ割引になった。<br />ヴァルティベリーナ・パスに関する旅行記はコチラ<br /> ↓↓↓<br />https://4travel.jp/travelogue/11407886<br /><br />Museo della Battaglia e di Anghiari<br />Piazza Mameli, 1-2 52031 Anghiari <br />TEL: +39 0575 787023<br />ホームページ → https://www.battaglia.anghiari.it/<br />開場時間と料金 → https://www.battaglia.anghiari.it/orari-e-biglietti.html

    旧市街の中心・マメーリ広場(Piazza Mameli)にやって来た。
    この広場には見るべき施設が2つある。

    まず一つ目は、"戦いとアンギアーリの博物館(Museo della Battaglia e di Anghiari)"、16世紀のマルゾッコ宮の中に入っている。
    アンギアーリの戦いを再現したミニチュアや映像などによって、戦闘の様子が解説されている。

    入場料は4ユーロだが、サンセポルクロで入手した"ヴァルティベリーナ・パス"を見せると1ユーロ割引になった。
    ヴァルティベリーナ・パスに関する旅行記はコチラ
     ↓↓↓
    https://4travel.jp/travelogue/11407886

    Museo della Battaglia e di Anghiari
    Piazza Mameli, 1-2 52031 Anghiari
    TEL: +39 0575 787023
    ホームページ → https://www.battaglia.anghiari.it/
    開場時間と料金 → https://www.battaglia.anghiari.it/orari-e-biglietti.html

  • 中に入ると、アンギアーリの戦いに関する書籍や絵が並んでいた。<br />写真はレオナルド・ダ・ヴィンチがフィレンツェヴェッキオ宮殿の五百人広間に描いた壁画を、ルーベンスが摸写したもの。オリジナルはパリのルーヴル美術館に保管されている。<br />壁画の中心をなす「軍旗争奪」のシーンを、繊細でありながら圧倒的な迫力を感じさせるタッチで描いている。<br /><br />しかし、ルーベンスがこの摸写をした1603年には、レオナルドの壁画はすでに失われていたので、正しくは1558年にロレンツォ・ザッキアが製作した版画を元に摸写したとされている。<br /><br />そして、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた&quot;アンギアーリの戦い&quot;は下書きのまま未完に終わり失われてしまったが、今もジョルジョ・ヴァザーリが描いた壁画の下に眠っていると言われており、謎は未だ解明されていない。<br /><br />私は数年前に日本で開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチとアンギアーリの戦い展」を観たとき、この壁画の謎とアンギアーリの地にとても興味を覚え、いつか訪れたいと思っていた。

    中に入ると、アンギアーリの戦いに関する書籍や絵が並んでいた。
    写真はレオナルド・ダ・ヴィンチがフィレンツェヴェッキオ宮殿の五百人広間に描いた壁画を、ルーベンスが摸写したもの。オリジナルはパリのルーヴル美術館に保管されている。
    壁画の中心をなす「軍旗争奪」のシーンを、繊細でありながら圧倒的な迫力を感じさせるタッチで描いている。

    しかし、ルーベンスがこの摸写をした1603年には、レオナルドの壁画はすでに失われていたので、正しくは1558年にロレンツォ・ザッキアが製作した版画を元に摸写したとされている。

    そして、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた"アンギアーリの戦い"は下書きのまま未完に終わり失われてしまったが、今もジョルジョ・ヴァザーリが描いた壁画の下に眠っていると言われており、謎は未だ解明されていない。

    私は数年前に日本で開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチとアンギアーリの戦い展」を観たとき、この壁画の謎とアンギアーリの地にとても興味を覚え、いつか訪れたいと思っていた。

  • ちなみに、レオナルドのアンギアーリの戦いはルーベンスの他にも多くの画家たちが摸写している。<br />例えばこの写真、作者は不明だがレオナルドの絵に寄せたい、寄せたいという気持ちが伝わってくるようだ。<br />しかし比較してみると、飽くなき探求心により日々ありとあらゆる物を細かく分析しスケッチし続けた天才レオナルドの作品は、やはり比類無いものであることがわかる。

    ちなみに、レオナルドのアンギアーリの戦いはルーベンスの他にも多くの画家たちが摸写している。
    例えばこの写真、作者は不明だがレオナルドの絵に寄せたい、寄せたいという気持ちが伝わってくるようだ。
    しかし比較してみると、飽くなき探求心により日々ありとあらゆる物を細かく分析しスケッチし続けた天才レオナルドの作品は、やはり比類無いものであることがわかる。

  • そしてこれは「ターヴォラ・ドーリア(Tavola Doria)」として知られる16世紀の油彩画。作者は不明だが、レオナルドが描いた壁画を知る最良の手掛かりとされる絵。<br />現在はフィレンツェのウフィツィ美術館に収められている。

    そしてこれは「ターヴォラ・ドーリア(Tavola Doria)」として知られる16世紀の油彩画。作者は不明だが、レオナルドが描いた壁画を知る最良の手掛かりとされる絵。
    現在はフィレンツェのウフィツィ美術館に収められている。

  • 上の階へ進むと、アンギアーリの戦いが行なわれた場所や位置関係、周辺地域の地形などがわかるジオラマがあった。<br />テヴェレ川沿いに広がる平野、ティベリーナ渓谷。中心の小高い丘にアンギアーリがあり、写真下方にミラノ軍が駐屯していたサンセポルクロがある。

    上の階へ進むと、アンギアーリの戦いが行なわれた場所や位置関係、周辺地域の地形などがわかるジオラマがあった。
    テヴェレ川沿いに広がる平野、ティベリーナ渓谷。中心の小高い丘にアンギアーリがあり、写真下方にミラノ軍が駐屯していたサンセポルクロがある。

  • フィレンツェ軍とミラノ軍が対峙する様子を再現したミニチュアもあった。<br />これがとても精巧で、理屈抜きに作品として見ただけでもかなり面白い。<br /><br />真ん中の道が平野を真っ二つに割る現在のバッターリア通り。通りの奥左手にはアンギアーリの町も再現されている。<br />道を挟んで左手がミラノ軍、右がフィレンツェ軍。

    フィレンツェ軍とミラノ軍が対峙する様子を再現したミニチュアもあった。
    これがとても精巧で、理屈抜きに作品として見ただけでもかなり面白い。

    真ん中の道が平野を真っ二つに割る現在のバッターリア通り。通りの奥左手にはアンギアーリの町も再現されている。
    道を挟んで左手がミラノ軍、右がフィレンツェ軍。

  • ミラノ公・ヴィスコンティ家の蛇の旗が見える。

    ミラノ公・ヴィスコンティ家の蛇の旗が見える。

  • こちらはフィレンツェ軍の百合の旗。

    こちらはフィレンツェ軍の百合の旗。

  • よく見ると、一つ一つ色や形が微妙に違う。<br />掌に乗るほど小さいのに、ここまで細かく作れるなんてスゴイ!

    よく見ると、一つ一つ色や形が微妙に違う。
    掌に乗るほど小さいのに、ここまで細かく作れるなんてスゴイ!

  • テントも忠実に再現されてる。<br />カワイイ~、欲しい~!

    テントも忠実に再現されてる。
    カワイイ~、欲しい~!

  • イタリアの甲冑各部の名称を示す絵も。

    イタリアの甲冑各部の名称を示す絵も。

  • 先史時代の出土品も展示されていた。

    先史時代の出土品も展示されていた。

  • 先史時代の槍や石包丁。

    先史時代の槍や石包丁。

  • 古代ローマ時代の出土品も。<br />建物の装飾の一部かな?

    古代ローマ時代の出土品も。
    建物の装飾の一部かな?

  • 古代ローマ時代の出土品。

    古代ローマ時代の出土品。

  • 15世紀にアンギアーリの有力貴族であった、タリエスキ家の邸宅に関する本のようだ。

    15世紀にアンギアーリの有力貴族であった、タリエスキ家の邸宅に関する本のようだ。

  • 16世紀から18世紀の陶器の破片も展示されていた。

    16世紀から18世紀の陶器の破片も展示されていた。

  • 1848年の時計の機械部分。<br />旧市街の中にあるトッレ・チヴィカ(Torre Civica=市民の塔)にかつて付いていたもののようだ。後で行ってみよう。

    1848年の時計の機械部分。
    旧市街の中にあるトッレ・チヴィカ(Torre Civica=市民の塔)にかつて付いていたもののようだ。後で行ってみよう。

  • さて、マメーリ広場にある、二つ目のみどころへ。<br />&quot;戦いとアンギアーリの博物館&quot;のすぐ向かい側にある建物、&quot;タリエスキ邸国立博物館(Museo Statale di Palazzo Taglieschi)&quot;だ。<br /><br />元は15世紀にアンギアーリの有力貴族であったタリエスキ家の邸宅だったが、現在は近郊の教会や歴史的建造物から集められた、14世紀から18世紀の美術品を展示している。<br /><br />入場料は4ユーロだが、ここでもヴァルティベリーナ・パスを提示すると2ユーロの割引になった。<br /><br />Museo Statale di Palazzo Taglieschi<br />Piazza Mameli 16, 52031 Anghiari<br />TEL: +39 0575 788001<br />https://prolocoanghiari.info/musei/museo_taglieschi/

    さて、マメーリ広場にある、二つ目のみどころへ。
    "戦いとアンギアーリの博物館"のすぐ向かい側にある建物、"タリエスキ邸国立博物館(Museo Statale di Palazzo Taglieschi)"だ。

    元は15世紀にアンギアーリの有力貴族であったタリエスキ家の邸宅だったが、現在は近郊の教会や歴史的建造物から集められた、14世紀から18世紀の美術品を展示している。

    入場料は4ユーロだが、ここでもヴァルティベリーナ・パスを提示すると2ユーロの割引になった。

    Museo Statale di Palazzo Taglieschi
    Piazza Mameli 16, 52031 Anghiari
    TEL: +39 0575 788001
    https://prolocoanghiari.info/musei/museo_taglieschi/

  • まず1階は14世紀から15世紀の建築物の一部や教会の収蔵品、剥がれ落ちたフレスコ画などが集められている。

    まず1階は14世紀から15世紀の建築物の一部や教会の収蔵品、剥がれ落ちたフレスコ画などが集められている。

  • 聖人の人形なども。教会に飾られていたものだろう。

    聖人の人形なども。教会に飾られていたものだろう。

  • 壺や木箱などの生活用品も。

    壺や木箱などの生活用品も。

  • 邸宅の中に井戸がある!おもしろ~い♪

    邸宅の中に井戸がある!おもしろ~い♪

  • これは最初に訪れたサンタゴスティーノ教会にあったものらしい。1638年とかなり古いものだけど、なんだろう?

    これは最初に訪れたサンタゴスティーノ教会にあったものらしい。1638年とかなり古いものだけど、なんだろう?

  • 円柱や付け柱の柱頭。<br />これらも15~16世紀のもの。

    円柱や付け柱の柱頭。
    これらも15~16世紀のもの。

  • ここはなんの部屋だったんだろう。キッチンかな?<br /><br />実はこのタリエスキ博物館、そんなに期待していなかったのですが、回ってみると1階部分だけでもかなり広く、展示品もいっぱい!<br />スタッフに聞いてみると、この邸宅の20もの部屋が展示室になっているんだそうだ。見応えたっぷり!!

    ここはなんの部屋だったんだろう。キッチンかな?

    実はこのタリエスキ博物館、そんなに期待していなかったのですが、回ってみると1階部分だけでもかなり広く、展示品もいっぱい!
    スタッフに聞いてみると、この邸宅の20もの部屋が展示室になっているんだそうだ。見応えたっぷり!!

  • 中央と左手は教会の鐘、右手には3枚の石板のレリーフ。

    中央と左手は教会の鐘、右手には3枚の石板のレリーフ。

  • 3枚の石板のレリーフは14世紀のもので、聖母やキリストが彫られている。

    3枚の石板のレリーフは14世紀のもので、聖母やキリストが彫られている。

  • 聖母子が描かれた壁龕、14世紀のもの。<br />トスカーナ出身の画家が描いたとされており、元はアンギアーリのバディア教会にあった。

    聖母子が描かれた壁龕、14世紀のもの。
    トスカーナ出身の画家が描いたとされており、元はアンギアーリのバディア教会にあった。

  • こちらの壁龕にも古いフレスコ画が描かれている。<br />15世紀前半にアレッツォの画家によって描かれたもので、かなり薄れてはいるが、繊細なタッチで描かれた聖母子と聖人たちが見て取れる。

    こちらの壁龕にも古いフレスコ画が描かれている。
    15世紀前半にアレッツォの画家によって描かれたもので、かなり薄れてはいるが、繊細なタッチで描かれた聖母子と聖人たちが見て取れる。

  • 詳細不明。<br />これも教会の壁に描かれていたフレスコ画のようだ。

    詳細不明。
    これも教会の壁に描かれていたフレスコ画のようだ。

  • 2階に上がって来た。<br />この階には木製彫刻やテラコッタのオーナメントが展示されている。

    2階に上がって来た。
    この階には木製彫刻やテラコッタのオーナメントが展示されている。

  • キリストの降誕ーNatività(15世紀末から16世紀初頭の作品)<br /><br />フィレンツェの陶芸家アンドレア・デッラ・ロッビアの工房が手掛けたもの。<br />テラコッタの滑らかな質感がとても美しい。<br />サンセポルクロでも彼の作品を見て一目ぼれしてしまったが、やはりここでも目が釘づけ。<br /><br />ロッビア一族は彩色テラコッタの草分けとして活躍、こういったテラコッタの美術品は通称”ロッビアーナ(複数形はロッビアーネ)”と名が付けられたほど。<br />彼らと同じ技法で作品を残した陶芸家も多いのですが、やっぱりロッビアの滑らかさ、艶やかさ、そして繊細さは群を抜いていると感じる。

    キリストの降誕ーNatività(15世紀末から16世紀初頭の作品)

    フィレンツェの陶芸家アンドレア・デッラ・ロッビアの工房が手掛けたもの。
    テラコッタの滑らかな質感がとても美しい。
    サンセポルクロでも彼の作品を見て一目ぼれしてしまったが、やはりここでも目が釘づけ。

    ロッビア一族は彩色テラコッタの草分けとして活躍、こういったテラコッタの美術品は通称”ロッビアーナ(複数形はロッビアーネ)”と名が付けられたほど。
    彼らと同じ技法で作品を残した陶芸家も多いのですが、やっぱりロッビアの滑らかさ、艶やかさ、そして繊細さは群を抜いていると感じる。

  • ちなみにこれらはサンセポルクロの市立美術館に展示されていた、アンドレア・デッラ・ロッビアの作品。<br />美しくて、ため息が出る・・・

    ちなみにこれらはサンセポルクロの市立美術館に展示されていた、アンドレア・デッラ・ロッビアの作品。
    美しくて、ため息が出る・・・

  • キリストとサマリアの女- Gesù e la Samaritana(16世紀)<br /><br />こちらも彩色テラコッタの技法を用いた陶芸家、サンティとルドヴィーコのバリオーニ工房が手掛けた作品で、フィレンツェのサントノフリオ修道院にあったもの。<br />ん~、やっぱり私はロッビアの作品の方がいいなぁ。<br /><br />他にもこのような美しいテラコッタのオーナメントがいくつか展示されており、それらを見ているだけでもかなり価値があると感じた。

    キリストとサマリアの女- Gesù e la Samaritana(16世紀)

    こちらも彩色テラコッタの技法を用いた陶芸家、サンティとルドヴィーコのバリオーニ工房が手掛けた作品で、フィレンツェのサントノフリオ修道院にあったもの。
    ん~、やっぱり私はロッビアの作品の方がいいなぁ。

    他にもこのような美しいテラコッタのオーナメントがいくつか展示されており、それらを見ているだけでもかなり価値があると感じた。

  • 1530年に作られたオルガン。元はアンギアーリのサント・ステファノ教会のものだった。<br />面白いことに、このオルガンは可動式で、テーブルや長椅子の上に置けるように作られているのだそうだ。オルガーノ・ポジティーボ(Organo positivo)と呼ばれ、15~16世紀のイタリアでよく用いられていたようだ。

    1530年に作られたオルガン。元はアンギアーリのサント・ステファノ教会のものだった。
    面白いことに、このオルガンは可動式で、テーブルや長椅子の上に置けるように作られているのだそうだ。オルガーノ・ポジティーボ(Organo positivo)と呼ばれ、15~16世紀のイタリアでよく用いられていたようだ。

  • この辺りからは木製の彫像が並ぶ。<br />聖母子だけでも様々な種類が展示されていた。<br /><br />写真は13世紀のもの。見るからに歴史を感じる。

    この辺りからは木製の彫像が並ぶ。
    聖母子だけでも様々な種類が展示されていた。

    写真は13世紀のもの。見るからに歴史を感じる。

  • こちらの聖母子は14世紀のもの。<br />キリストが赤いワンピースを着た女の子に見えてしまった・・・<br />聖母も髪型や服装が普通の女性のよう。<br />とても珍しい聖母子だった。

    こちらの聖母子は14世紀のもの。
    キリストが赤いワンピースを着た女の子に見えてしまった・・・
    聖母も髪型や服装が普通の女性のよう。
    とても珍しい聖母子だった。

  • 右脇腹の刺し傷が痛々しいキリスト。<br />からくり人形のように手足に関節を作り、自由に動かせるようになっている。<br />こんな聖人像も本当に珍しい。

    右脇腹の刺し傷が痛々しいキリスト。
    からくり人形のように手足に関節を作り、自由に動かせるようになっている。
    こんな聖人像も本当に珍しい。

  • そしてこの木製の聖母子像が、この博物館一番のみどころ。<br /><br />ルネサンス期のシエナ派を代表する彫刻家、ヤコポ・デッラ・クェルチャ1420年の作品。かのミケランジェロも彼の作品を研究するほど、当時華々しい活躍をした彫刻家であった。

    そしてこの木製の聖母子像が、この博物館一番のみどころ。

    ルネサンス期のシエナ派を代表する彫刻家、ヤコポ・デッラ・クェルチャ1420年の作品。かのミケランジェロも彼の作品を研究するほど、当時華々しい活躍をした彫刻家であった。

  • まるで人間の体温を感じるような質感、聖母の凛とした表情、幼子ながら先を見据えるような眼差しのキリスト・・・<br />間近で眺めるこの像は、圧倒的な存在感を放っていた。

    まるで人間の体温を感じるような質感、聖母の凛とした表情、幼子ながら先を見据えるような眼差しのキリスト・・・
    間近で眺めるこの像は、圧倒的な存在感を放っていた。

  • 先に進むと、今度はとても精巧な衣装をまとった人形たちが並んでいた。

    先に進むと、今度はとても精巧な衣装をまとった人形たちが並んでいた。

  • ステキな衣装の貴婦人・・・と思ってよく見たら、胸に7本の剣が刺さっている聖母マリアだった。<br /><br />これは&quot;悲しみの聖母(Maria Addrorata)&quot;と呼ばれ、7本の剣は聖書における「聖母の7つの悲しみ」を表している。<br /><br />1.シメオンの予言<br />2.エジプトへの逃避<br />3.幼子イエスをイエルサレム神殿で見失う<br />4.十字架の道行きでのイエスとの出会い<br />5.ゴルゴタの丘でのイエスの磔刑<br />6.イエスが脇腹を槍で突かれ、十字架から降ろされる<br />7.アリマタヤのヨセフによるイエスの埋葬

    ステキな衣装の貴婦人・・・と思ってよく見たら、胸に7本の剣が刺さっている聖母マリアだった。

    これは"悲しみの聖母(Maria Addrorata)"と呼ばれ、7本の剣は聖書における「聖母の7つの悲しみ」を表している。

    1.シメオンの予言
    2.エジプトへの逃避
    3.幼子イエスをイエルサレム神殿で見失う
    4.十字架の道行きでのイエスとの出会い
    5.ゴルゴタの丘でのイエスの磔刑
    6.イエスが脇腹を槍で突かれ、十字架から降ろされる
    7.アリマタヤのヨセフによるイエスの埋葬

  • そして、またまたからくり人形のような木製の聖母子。<br />&quot;玉座の聖母子(Madonna in Torono col Bambino)&quot;、13世紀のもの。<br />紐みたいなものも付いてるけど、これ、ホントに動かしてたのかも?!

    そして、またまたからくり人形のような木製の聖母子。
    "玉座の聖母子(Madonna in Torono col Bambino)"、13世紀のもの。
    紐みたいなものも付いてるけど、これ、ホントに動かしてたのかも?!

  • 控え忘れましたが、確かこれも13世紀のものだったかな・・・<br />木製の磔刑像。キリストの精気が抜けたうつろな表情と、血の気の無い肌の色や質感がとてもリアルだと感じだ。

    控え忘れましたが、確かこれも13世紀のものだったかな・・・
    木製の磔刑像。キリストの精気が抜けたうつろな表情と、血の気の無い肌の色や質感がとてもリアルだと感じだ。

  • 調理器具も展示してあったが、まるでオブジェのようにオシャレな陳列になってる。

    調理器具も展示してあったが、まるでオブジェのようにオシャレな陳列になってる。

  • そしてここからがとても興味深かった。<br /><br />並んでいるのは日本で言うお守り袋のようなもので、17世紀から18世紀のもの。<br />大事に首から下げていたんだろうな。

    そしてここからがとても興味深かった。

    並んでいるのは日本で言うお守り袋のようなもので、17世紀から18世紀のもの。
    大事に首から下げていたんだろうな。

  • これ、なんだろう?ベッドに横になっている人が神に祈ってる・・・<br /><br />これは&quot;エクス・ヴォート(Ex-voto)&quot;、奉納品という意味で、神から受けた恩恵への感謝を絵に込め、奉納するのだそうだ。<br />例えば病人が病から回復したら、病気で寝ていた様子を絵にして奉納する。怪我をして回復したら、怪我していた自分を描いて奉納する・・・など。<br />絵に&quot;P・G・R&quot;と書かれているのは、イタリア語の&quot;Per Grazia Ricevuta&quot;の略で、&quot;授かった恩恵へ(感謝をこめて)&quot;という意味。<br /><br />これを教えてくれたのは、4トラのお仲間マリアンヌさんです。<br />マリアンヌさん、とっても勉強になりました、ありがとう!

    これ、なんだろう?ベッドに横になっている人が神に祈ってる・・・

    これは"エクス・ヴォート(Ex-voto)"、奉納品という意味で、神から受けた恩恵への感謝を絵に込め、奉納するのだそうだ。
    例えば病人が病から回復したら、病気で寝ていた様子を絵にして奉納する。怪我をして回復したら、怪我していた自分を描いて奉納する・・・など。
    絵に"P・G・R"と書かれているのは、イタリア語の"Per Grazia Ricevuta"の略で、"授かった恩恵へ(感謝をこめて)"という意味。

    これを教えてくれたのは、4トラのお仲間マリアンヌさんです。
    マリアンヌさん、とっても勉強になりました、ありがとう!

  • これも、災いから解放されたことへの感謝の気持ちを表す絵。<br />素敵な慣習だな。

    これも、災いから解放されたことへの感謝の気持ちを表す絵。
    素敵な慣習だな。

  • 時間があまり無いので1時間ほどでひと通り博物館を見て回ったが、予想に反して、とても珍しく興味深いものばかりだった。<br />4ユーロじゃ安すぎない?!って思うほど、充実の内容。もっとじっくり見たかったなぁ・・・。

    時間があまり無いので1時間ほどでひと通り博物館を見て回ったが、予想に反して、とても珍しく興味深いものばかりだった。
    4ユーロじゃ安すぎない?!って思うほど、充実の内容。もっとじっくり見たかったなぁ・・・。

  • タリエスキ邸国立博物館を出て、しばし街歩き。<br />中世の面影が色濃く残るアンギアーリの街並は、少し歩いただけでその魅力の虜になる。

    タリエスキ邸国立博物館を出て、しばし街歩き。
    中世の面影が色濃く残るアンギアーリの街並は、少し歩いただけでその魅力の虜になる。

  • 観光客もあまり居ないので、静かでゆったりした時間が流れてる。<br />あちらこちらに飾られた花が、石造りの街並に色を添えている。

    観光客もあまり居ないので、静かでゆったりした時間が流れてる。
    あちらこちらに飾られた花が、石造りの街並に色を添えている。

  • この階段が最も気に入った風景。<br />まるで映画の舞台みたいだ。

    イチオシ

    この階段が最も気に入った風景。
    まるで映画の舞台みたいだ。

  • 少し進むと、花いっぱいの中庭に出くわした。<br />カラフルな花たちが無機質な石の世界を明るく飾っている。

    イチオシ

    少し進むと、花いっぱいの中庭に出くわした。
    カラフルな花たちが無機質な石の世界を明るく飾っている。

  • こういうのを目にすると、そこに住む人々の町に対する愛情をひしひしと感じる。

    こういうのを目にすると、そこに住む人々の町に対する愛情をひしひしと感じる。

  • 花で囲まれた木の戸口、その向こうにはどんな人が住んでるのかな。

    イチオシ

    花で囲まれた木の戸口、その向こうにはどんな人が住んでるのかな。

  • 細い階段。その先に塔が見えて来た。

    細い階段。その先に塔が見えて来た。

  • トッレ・チヴィカ(Torre Civica=市民の塔)<br /><br />13世紀に建造されたが、16世紀に一旦取り壊し再建される。その際、時計も付け加えられたという。<br />先ほど立ち寄った&quot;戦いとアンギアーリの博物館&quot;に展示されていた古い時計の機械装置は、この塔のものだ。

    トッレ・チヴィカ(Torre Civica=市民の塔)

    13世紀に建造されたが、16世紀に一旦取り壊し再建される。その際、時計も付け加えられたという。
    先ほど立ち寄った"戦いとアンギアーリの博物館"に展示されていた古い時計の機械装置は、この塔のものだ。

  • 塔からまた元来た道を下って行く。

    塔からまた元来た道を下って行く。

  • アクセサリー屋さんの店先がカワイイ☆

    アクセサリー屋さんの店先がカワイイ☆

  • 坂道あり、階段あり、細い路地あり、アーチあり、起伏と変化に富んだアンギアーリの街並は、どこを見ても絵になる。

    坂道あり、階段あり、細い路地あり、アーチあり、起伏と変化に富んだアンギアーリの街並は、どこを見ても絵になる。

  • ポルタ・ヌォーヴァ(Porta Nuova)<br /><br />直訳すると新門、またの名をフィレンツェ門と呼ばれている。<br />1460年にフィレンツェから運んだ明るい色の大きな石で造ったことから、その名がついた。また、門の上部にメディチ家の紋章が掲げられているのも、理由のひとつだろう。<br /><br />新門というからには、もちろん旧門もある。1204年建造のもので、新門よりわずかに北の位置にある(写真は撮り忘れましたが汗)。<br /><br />本来はこの門から入って街歩きを始めた方が順路的にいいのかな。<br />私は西端の駐車場から旧市街に上がって行ったから、逆行してきた形になる。

    ポルタ・ヌォーヴァ(Porta Nuova)

    直訳すると新門、またの名をフィレンツェ門と呼ばれている。
    1460年にフィレンツェから運んだ明るい色の大きな石で造ったことから、その名がついた。また、門の上部にメディチ家の紋章が掲げられているのも、理由のひとつだろう。

    新門というからには、もちろん旧門もある。1204年建造のもので、新門よりわずかに北の位置にある(写真は撮り忘れましたが汗)。

    本来はこの門から入って街歩きを始めた方が順路的にいいのかな。
    私は西端の駐車場から旧市街に上がって行ったから、逆行してきた形になる。

  • ポルタ・ヌォーヴァをくぐり、旧市街の中から眺める。<br />あ、また二重門(Doppia porta)になってるんだ!<br />最初に訪れた、旧市街の西の端にあるサンタンジェロ門もこの構造だった。<br />敵の侵入を妨げる防衛上の戦略だったそうだ。

    ポルタ・ヌォーヴァをくぐり、旧市街の中から眺める。
    あ、また二重門(Doppia porta)になってるんだ!
    最初に訪れた、旧市街の西の端にあるサンタンジェロ門もこの構造だった。
    敵の侵入を妨げる防衛上の戦略だったそうだ。

  • 今度はバルダッチョ広場(Piazza Baldaccio)にやって来た。<br />バールやピッツェリアなどお店が並び、アンギアーリで最も賑わう広場だ。<br /><br />写真は広場の入口に立つ銀行。クラシックな建物でとってもオシャレ。

    今度はバルダッチョ広場(Piazza Baldaccio)にやって来た。
    バールやピッツェリアなどお店が並び、アンギアーリで最も賑わう広場だ。

    写真は広場の入口に立つ銀行。クラシックな建物でとってもオシャレ。

  • この銀行の看板がこれまたオシャレ!<br />看板もだけど、ランプとそれを支えてるドラゴン(?)のモチーフもめっちゃカッコイイ☆

    この銀行の看板がこれまたオシャレ!
    看板もだけど、ランプとそれを支えてるドラゴン(?)のモチーフもめっちゃカッコイイ☆

  • バルダッチョ広場の真ん中にあるジュゼッペ・ガリバルディの像。

    バルダッチョ広場の真ん中にあるジュゼッペ・ガリバルディの像。

  • バルダッチョ広場の脇を走る通りはジャコモ・マッテオッティ通り。<br />アンギアーリに向かって車で上ってきた坂道で、サンセポルクロへ続いている。

    バルダッチョ広場の脇を走る通りはジャコモ・マッテオッティ通り。
    アンギアーリに向かって車で上ってきた坂道で、サンセポルクロへ続いている。

  • ジャコモ・マッテオッティ通りからの眺め。<br />この真っ直ぐ続く道は途中からバッターリア通り(バッターリアは戦闘の意)に名前を変える。<br />そう、600年前にアンギアーリの戦いが繰り広げられた平野を、真っ二つに分ける通りだ。

    ジャコモ・マッテオッティ通りからの眺め。
    この真っ直ぐ続く道は途中からバッターリア通り(バッターリアは戦闘の意)に名前を変える。
    そう、600年前にアンギアーリの戦いが繰り広げられた平野を、真っ二つに分ける通りだ。

  • バルダッチョ広場の道を挟んだ向かいにはこんなアーケードが。<br />ガッレリア・ジローラモ・マージ(Galleria Girolamo Magi)という名らしい。<br />中が気になったけど、時間が無いのでスルー。

    バルダッチョ広場の道を挟んだ向かいにはこんなアーケードが。
    ガッレリア・ジローラモ・マージ(Galleria Girolamo Magi)という名らしい。
    中が気になったけど、時間が無いのでスルー。

  • 先ほどのガッレリアから30mほど道を下った左手に、ツーリストインフォメーションがある。もうほぼ街歩きを終えていたが、記念にアンギアーリの地図をもらった。

    先ほどのガッレリアから30mほど道を下った左手に、ツーリストインフォメーションがある。もうほぼ街歩きを終えていたが、記念にアンギアーリの地図をもらった。

  • ツーリストインフォメーションから更に少し道を下ると、ポルティコの付いた歴史ある建物が。よく見ると中央上部にフィレンツェの百合の紋章が掲げられている。<br /><br />この建物があるのは&quot;フォンテ小広場(Piazzetta della Fonte)&quot;。<br />フォンテとは泉という意味だが、なぜそう呼ばれているかというと・・・

    ツーリストインフォメーションから更に少し道を下ると、ポルティコの付いた歴史ある建物が。よく見ると中央上部にフィレンツェの百合の紋章が掲げられている。

    この建物があるのは"フォンテ小広場(Piazzetta della Fonte)"。
    フォンテとは泉という意味だが、なぜそう呼ばれているかというと・・・

  • こんな小さな泉があるから。<br />ここはかつて共同の水汲み場だったそうだ。現在は草花や鳥の鉄のオブジェが施されている。

    こんな小さな泉があるから。
    ここはかつて共同の水汲み場だったそうだ。現在は草花や鳥の鉄のオブジェが施されている。

  • まだ少し時間があるので、もう一度旧市街の中を散策することにした。<br /><br />いやいやホントに、ステキじゃないかぁ、アンギアーリ!!

    まだ少し時間があるので、もう一度旧市街の中を散策することにした。

    いやいやホントに、ステキじゃないかぁ、アンギアーリ!!

  • バディア教会(Chiesa di Badia)<br /><br />11世紀建造の町で最も古い教会。14世紀には改修され、1447年には拡張工事も施された・・・と言っても、小さく可愛い教会ではありますが。

    バディア教会(Chiesa di Badia)

    11世紀建造の町で最も古い教会。14世紀には改修され、1447年には拡張工事も施された・・・と言っても、小さく可愛い教会ではありますが。

  • 中に入ると、ちょっと平衡感覚が狂う・・・<br />というのは、写真を見てわかるように、椅子の並びに対して祭壇が斜めを向いているから。<br />狭い敷地を有効活用した末なのだろう。

    中に入ると、ちょっと平衡感覚が狂う・・・
    というのは、写真を見てわかるように、椅子の並びに対して祭壇が斜めを向いているから。
    狭い敷地を有効活用した末なのだろう。

  • やっぱりちょっと違和感・・・<br />でも、村の小さな教会っていう温かな雰囲気が漂ってる。

    やっぱりちょっと違和感・・・
    でも、村の小さな教会っていう温かな雰囲気が漂ってる。

  • ほの暗い主祭壇に浮かんでいるのは木製のキリスト磔刑像と、その足元で嘆き悲しむ聖母マリア。

    ほの暗い主祭壇に浮かんでいるのは木製のキリスト磔刑像と、その足元で嘆き悲しむ聖母マリア。

  • この聖母子像も木製で、シエナ出身の彫刻家ティーノ・ディ・カミーノ(1285-1337)の作品。<br />

    この聖母子像も木製で、シエナ出身の彫刻家ティーノ・ディ・カミーノ(1285-1337)の作品。

  • 先ほどタリエスキ博物館でも木製の像をたくさん目にしたが、トスカーナの彫刻家は本当に優秀だったんだと改めて感じる。

    先ほどタリエスキ博物館でも木製の像をたくさん目にしたが、トスカーナの彫刻家は本当に優秀だったんだと改めて感じる。

  • ポポロ広場(Piazza del Popolo)<br /><br />旧市街の西に位置する広場。先ほどのバディア教会からほど近い。<br />この広場にあるのが写真のプレトリオ宮(Palazzo Pretorio)。14世紀に建造されたもので、現在は市庁舎となっている。

    ポポロ広場(Piazza del Popolo)

    旧市街の西に位置する広場。先ほどのバディア教会からほど近い。
    この広場にあるのが写真のプレトリオ宮(Palazzo Pretorio)。14世紀に建造されたもので、現在は市庁舎となっている。

  • 壁にはたくさんの紋章が飾られている。<br />歴代市長や教皇代理のものらしい。

    壁にはたくさんの紋章が飾られている。
    歴代市長や教皇代理のものらしい。

  • こっちにも紋章がたくさーん!

    こっちにも紋章がたくさーん!

  • 古いフレスコ画が残る一画も。

    古いフレスコ画が残る一画も。

  • かなり剥がれてはいるが、聖母子と四聖人が描かれている。

    かなり剥がれてはいるが、聖母子と四聖人が描かれている。

  • 入口の脇にもフレスコ画があるが、これも聖母子が描かれているようだ。

    入口の脇にもフレスコ画があるが、これも聖母子が描かれているようだ。

  • 入口の脇のフレスコ画。

    入口の脇のフレスコ画。

  • 入口上部の紋章。

    入口上部の紋章。

  • そろそろ次の町へ移動する時間になった。<br />サンタゴスティーノ教会まで戻り、元来たトンネルをくぐる。<br />教会の鐘楼と後陣部分を間近でみると結構な迫力、まるでお城みたいだ。

    そろそろ次の町へ移動する時間になった。
    サンタゴスティーノ教会まで戻り、元来たトンネルをくぐる。
    教会の鐘楼と後陣部分を間近でみると結構な迫力、まるでお城みたいだ。

  • アンギアーリのステキな街並を反芻しつつ、トンネルを抜け駐車場へ・・・

    アンギアーリのステキな街並を反芻しつつ、トンネルを抜け駐車場へ・・・

  • 13:20 出発する前に、もう一度アンギアーリの戦いの舞台となった平野を眺める。<br />この景色も心に刻まれて、ずーっと忘れないだろう。<br />アンギアーリ、本当に素晴らしい町だった☆<br /><br />さーて、次は今日3つ目の町、モンテルキへ向けて出発!

    イチオシ

    13:20 出発する前に、もう一度アンギアーリの戦いの舞台となった平野を眺める。
    この景色も心に刻まれて、ずーっと忘れないだろう。
    アンギアーリ、本当に素晴らしい町だった☆

    さーて、次は今日3つ目の町、モンテルキへ向けて出発!

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この旅行記へのコメント (17)

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  • comestaiさん 2020/06/22 23:04:07
    アンギアーリ、素敵な街並みだったのですね!
    めておら☆さん、

    こんばんは、comestai です。はじめまして!
    めておら☆さんのドライブ旅行記、いつも参考にさせて頂いています。
    私もヨーロッパの田舎をドライブするのが大好きです。

    アンギアーリ、イタリアの美しい村の一つですが、昨年、ウルヴィーノからアレッツォへのドライブの途中、写真休憩に立ち寄りました。時間の関係で、アンギアーリの高台からサン・セポルクロへの一直線の坂道の写真を撮っただけですが、めておら☆さんのアンギアーリの旅行記を拝見して素敵な中世の街を堪能しました。いつか街歩きを楽しみたいものです。

    コロナが収まって、また良い旅ができますように!

    comestai

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/23 05:14:17
    Re: アンギアーリ、素敵な街並みだったのですね!
    comestaiさん、いつもご訪問&いいね、ありがとうございます♪

    いやいやいや、私こそcomestaiさんの旅行記、いつも楽しく拝見させていただいてます。訪れる町のチョイスとか、ルートどりとか、ドライブ旅仲間としてとっても参考になります。しかも写真がステキなので、写真ヘタな私としては見習うとこたくさんです(^^;)

    アンギアーリ、実は私もあそこまでステキな町だとは思っていなくて。comestaiさんも写真を撮られたサンセポルクロに続く一本道とか、アンギアーリの戦い博物館とかが見られたらいいな、くらいだったのですが、何よりも路地やアーチ、坂や階段といった変化に富んだ中世の街並みがとても美しいと感じました。
    comestaiさんも、機会があれば是非行かれてみてくださいね。そしてステキな写真UPお願いしまーす♪

    お互いまた楽しい旅ができますように・・・その日までcomestaiさんもご自愛くださいね。

    めておら☆

    comestai

    comestaiさん からの返信 2020/06/26 23:51:19
    Re: アンギアーリ、素敵な街並みだったのですね!
    めておら☆さん、

    こんばんは、comestaiです。
    お返事、ありがとうございました。

    > いやいやいや、私こそcomestaiさんの旅行記、いつも楽しく拝見させていただいてます。訪れる町のチョイスとか、ルートどりとか、ドライブ旅仲間としてとっても参考になります。しかも写真がステキなので、写真ヘタな私としては見習うとこたくさんです(^^;)

    お褒め頂き、ありがとうございます!
    皆さんの旅行記のお陰で、良い旅行計画が出来ています。

    特にレンタカー旅は、とても参考になっています。
    ただ、ちょっと欲張りなので、もっとゆっくりした計画を立てたいですね。

    写真はお手軽なミラーレス一眼しか持っていませんが、良い構図の写真が撮れたときは嬉しいです。めておら☆さんのお写真もステキですよ。写真をつうじて、アンギアーリの良さが十二分に伝わってきました。

    > アンギアーリ、実は私もあそこまでステキな町だとは思っていなくて。comestaiさんも写真を撮られたサンセポルクロに続く一本道とか、アンギアーリの戦い博物館とかが見られたらいいな、くらいだったのですが、何よりも路地やアーチ、坂や階段といった変化に富んだ中世の街並みがとても美しいと感じました。
    comestaiさんも、機会があれば是非行かれてみてくださいね。そしてステキな写真UPお願いしまーす♪

    はい。次回は近くのアレッツォでレンタカーを借りて、アンギアーリ、ぜひリベンジしたいです。

    ジャコモ・マッテオッティ通りは、サンセポルクロへ下りの一方通行でしたね。途中、丘の上の通りの入り口までぐるっと右回りして上がって行きました。

    > お互いまた楽しい旅ができますように・・・その日までcomestaiさんもご自愛くださいね。

    ありがとうございます。
    めておら☆さんもご自愛下さい。

    それではまた!

    comestai

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/27 08:22:50
    Re: アンギアーリ、素敵な街並みだったのですね!
    comestaiさん、またまたご訪問&コメントありがとうございます♪

    >特にレンタカー旅は、とても参考になっています。
    >ただ、ちょっと欲張りなので、もっとゆっくりした計画を立てたいですね。
    そうでしょう?!やっぱり私のスケジュールってちょっと詰め込み過ぎですよね。自分でもひーこら言いながらこなしてます汗
    comestaiさんが仰るように、もっと旅程に余裕を持たせて、一つの町をゆっくり回り、じっくりと良さを味わうスタイルに変えて行こうと、最近特に思います。

    カメラ、ミラーレス一眼なんですね。comestaiさんは元々写真のセンスあるから、十分ステキな写真撮れてますよ♪
    私は恥ずかしながら未だ古いコンデジ使ってまして・・・機材変えたら、写真ヘタな私でも少しはマシな写真撮れるかなぁ~(^^;)

    そうそう、5年ぶりのローマの旅行記拝見しましたが、テルミニ駅ってあんなに進化してたんだ!私ももう数年行ってないのでビックリしました。
    でも、日本式に改札設けるのは絶対賛成!その方が安心ですよね。
    そしてアマルフィコースト!私も十数年前に行ったきりで、未だに憧れの場所です。やっぱりいいなぁ~。旅行記拝見してたら行きたくなりました。
    私もまたcomestaiさんの旅行記参考にさせていただきますね~(^^)/

    めておら☆

    comestai

    comestaiさん からの返信 2020/06/27 23:04:24
    Re: アンギアーリ、素敵な街並みだったのですね!
     

    唯一、ラベッロだけ天候の影響で行けなかったので、いつか南イタリアを周遊する際にリベンジしたいです。

    それでは、また!

    comestai

    comestai

    comestaiさん からの返信 2020/06/27 23:08:06
    Re: アンギアーリ、素敵な街並みだったのですね!
    めておら☆さん、

    こんばんは、comestai です。返信が切れて一部だけしか送れてなかったので、再送します。

    すみません、一点、訂正です。以下のように(自分は)という言葉を入れ忘れ、心配させてごめんなさい。自戒の意味でした。

    >ただ、(自分は)ちょっと欲張りなので、もっとゆっくりした計画を立てたいですね。

    自分は欲張りな性格なので、一日の予定がいつも盛り沢山です。ここ数年は昼、観光の時間が長く、欧州の夏休み前の6月上旬の渡航が多いです。

    > そうでしょう?!やっぱり私のスケジュールってちょっと詰め込み過ぎですよね。自分でもひーこら言いながらこなしてます汗

    めておら☆ さんも、comestai と同じでした?ヨーロッパは気になる素敵な場所が多いので、仕方ないですよね。今回のトスカーナドライブもあちこち行きました。盛り沢山です(笑)。

    > comestaiさんが仰るように、もっと旅程に余裕を持たせて、一つの町をゆっくり回り、じっくりと良さを味わうスタイルに変えて行こうと、最近特に思います。

    確かに!

    最近は現地での時間を有効活用するため、オフラインナビのMAPS.MEを最大活用しています。事前に見所、撮影ポイント、駐車場、レストランをマッピングしておいて、見落としを少なくする努力しています。

    > カメラ、ミラーレス一眼なんですね。comestaiさんは元々写真のセンスあるから、十分ステキな写真撮れてますよ♪

    はい。でも、写真は構図が重要ですね。良い構図の写真が撮れたときは大満足で、帰国後も何度も見返しています。これから写真の勉強をして上手くなったら、キャノンの一眼レフでも買いたいです。

    > 私は恥ずかしながら未だ古いコンデジ使ってまして・・・機材変えたら、写真ヘタな私でも少しはマシな写真撮れるかなぁ~(^^;)

    めておら☆ さん、コンデジでも良く撮れていますね!

    特に、アレッツォの旅行記を拝見しましたが、サン・フランチェスコ教会のフレスコ画なんか、パーフェクトです。元々、写真のセンスはあると思うので、ミラーレス一眼にしたら、もっと綺麗な写真が撮れそうですね。

    > そうそう、5年ぶりのローマの旅行記拝見しましたが、テルミニ駅ってあんなに進化してたんだ!私ももう数年行ってないのでビックリしました。
    でも、日本式に改札設けるのは絶対賛成!その方が安心ですよね。

    テルミニ駅は自動改札が設置中でした。ジプシーにホームまで付きまとわれる事が無く、安心になりました。

    確かフィレンツェもチケットが無いとホームに入れなかったと思います。日立レールイタリアがどんどん受注しているので、日本式が増えてくると良いですね。

    > そしてアマルフィコースト!私も十数年前に行ったきりで、未だに憧れの場所です。やっぱりいいなぁ~。旅行記拝見してたら行きたくなりました。
    私もまたcomestaiさんの旅行記参考にさせていただきますね~(^^)/

    アマルフィ、船上から眺める海岸線や高台からの絶景が最高ですね!

    今回、地元の人が高台の墓地に参拝するためのエレベーターを発見しました。ぜひご活用下さい。

    唯一、ラベッロだけ天候の影響で行けなかったので、いつか南イタリアを周遊する際にリベンジしたいです。

    それでは、また!

    comestai

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/28 08:03:03
    Re: アンギアーリ、素敵な街並みだったのですね!
    comestaiさん、またまたご返信ありがとうございます。

    私の方こそ、早とちりしてしまってごめんなさい!

    >自分は欲張りな性格なので、一日の予定がいつも盛り沢山です。
    私も全く同じです!せっかく行くんだから、あそこも行きたい、ここも寄りたい、あれも見たい・・・なんて詰め込むもんですから、自分で立てた計画に翻弄されちゃってます(汗)
    でも、他の方の旅行記で「バールで一息ついてゆっくり街並をながめながら美味しいコーヒーを味わう・・・」なんてのを見ると、こういう贅沢な時間の使い方こそ、旅の醍醐味なのかなって思ったりする今日この頃です。

    MAPS.MEのオフラインマップ、私も昨年のイタリア旅行から使ってます。Google mapsの方がルートがいい場合もあるので、併用してますが、でも、どちらかというとMAPS.MEの方が使いやすいですよね。建物や駐車場、施設などの情報が、MAPS.MEの方が詳細で。
    私も事前に行きたい場所を全部登録してますが、これってホント便利ですよね~!迷って無駄な時間を使うことが無くなって。
    しかもオフラインで使えて無料、ナビも正確、地図情報も勝手に更新してくれるし。どうしてもっと早く使わなかったのかと、昨年の旅でつくづく思いました。

    >写真は構図が重要ですね。
    仰る通りです!やっぱりセンスって構図に出るのかなって思います。私はまだまだ勉強が必要だけど・・・オススメいただいたミラーレス一眼、考えてみようかなぁ~。
    キャノンの一眼レフ、comestaiさんが使い出したらますますステキな写真が見られそう♪楽しみにしてますね。

    >日立レールイタリアがどんどん受注しているので、日本式が増えてくると良いですね。
    その通り!私も駅でジプシーにつきまとわれたり、バッグの中から財布とられそうになったりしたことがあるので、駅の治安向上の為にどんどん日本式に変えて欲しいです。

    アマルフィのエレベーター、次回行ったらぜひ使ってみますね。
    いろいろとお勧めいただいて、ホントにありがとうございました~(^^)♪

    めておら☆
  • マリアンヌさん 2020/06/08 16:18:19
    Amoアンギアーリ
    めておらさん Ciao☆

    やっぱ想像どおり、アンギアーリって坂道のいい感じの街だねぇ。
    序盤のアンギアーリへの坂道のイチオシ写真、いいわぁ♪ワクワクしちゃう。
    そしてエレベーターあるのに動いてない、イタリアあるある。
    ロンゴバルド族からみと聞いたら余計に萌えだわ。

    サンタゴスティーノ教会、ファサードの雰囲気の割に中がバロックで新しすぎでちょっとがっかりだけど、フレスコ画とか残ってるんだね。
    サンティ・ディ・ミケーレって知らなかったけど私もロッビアの作風の方が好き。

    「レオナルド・ダ・ヴィンチとアンギアーリの戦い展」行かれたんですね。私、行き損ねちゃった。でもヴェッキオ宮の現在の絵画の下にダ・ヴィンチとアンギアーリの戦いが描かれていることは、NHKの番組?で見たことがあって興味は持ってました。
    やっぱダ・ヴィンチって科学者でもある天才だから絵の凄さ、図抜けてるもんね。

    タリエスキ邸国立博物館、内容充実だね~。恥ずかしながらヤコポ・デッラ・クェルチャも知らなくって。なかなかいいよね。(あは 素人なのに上から目線)
    特にお守りと絵馬みたいの、面白かった!ペルージャ近郊でエクスボートっていう陶器の絵馬的な奉納絵をたくさん見たけど、ちょっと似てる気がした。

    とにもかくにも路地、坂道などたたずまいが素敵♪
    絶対にいつか行くぞ~!!(固い決意)

    マリアンヌ

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/08 17:10:52
    Re: Amoアンギアーリ
    マリアンヌさん、毎度どもです~。いつもいいね&コメントありがとう!

    アンギアーリのあの坂、私もネットで見たことはあったけど、実際目の前にしたらテンションだだ上がりで↑↑ 人をワクワクさせる坂だ、あれは♪
    マリアンヌさんロンゴバルド詳しいから、”ロ”の字聞いただけでも興味わくでしょ?マリアンヌさんがアンギアーリ訪れたら、また違った視点で見たアンギアーリを紹介してくれるんだろうな。楽しみだね♪

    テラコッタのオーナメント、やっぱりロッビアの方がいいよね?
    私ロッビア展あったら絶対行きたいくらい気に入ってしまった。
    そうそう、"アンギアーリの戦い展"、やっぱりマリアンヌさんもチェックしてた?!もしホントに五百人広間の壁にレオナルドの壁画が残ってるとしたら、いつか目にすることができたらいいよね。
    頼む、誰か発掘してくれ~~!

    ペルージャ近郊にエクスボートっていう陶器の絵馬があるんだね。それは知らなかった。
    でも、きっとそれと同じものなんじゃないかな、私が見たのも。
    エクスポートだから、自分の中から悪いものを”出してやる”、みたいな感じだもんね。今度調べてみよう。情報どうもありがとう♪
    1日も早く、アンギアーリを訪れる日が来るといいね。

    めておら☆

    マリアンヌ

    マリアンヌさん からの返信 2020/06/08 19:20:26
    Re: Amoアンギアーリ
    めておらさん 再び~☆

    エクス・ヴォートってこれなんだけど、ちょっと似てない?
    https://4travel.jp/travelogue/11358440
    いや~めておらさんの旅行記見てるとイタリアに行きたくなるなる♪
    モンテルキも行ったことないから楽しみ~!

    マリアンヌ

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/08 20:26:50
    Re: Amoアンギアーリ
    マリアンヌさーん、これだ、これだぁ~~!

    そっか、エクスポートじゃなく、"エクス・ヴォート"だったんだね。私、勘違いもはなはだしい!なにが「エクスポートだから、自分の中から悪いものを”出してやる”みたいな感じだね」だぁ??
    恥ずかしいわぁ~~(大汗)

    それと、P・G・Rって何の意味だろう?って疑問に思ってたの。でもマリアンヌさんの旅行記見て、謎が解けた!
    私は「災いから解放されるよう祈りを込めて奉納」するものだと思ってたけど逆で、「災いから解放されたお礼に奉納するもの」だったんだね。
    いや~、勉強になりました。どうもありがとう☆
    早速、旅行記のコメント訂正したよ。マリアンヌさんのお名前書かせてもらったけど、大丈夫かな??

    それにしても、Santuario Madonna del Bagno私も行きたい!
    素敵だよね、たくさんのエクス・ヴォートと伴に人々の感謝の気持ちが溢れてるって。絵もかわいいしね~♪
    またひとつ行きたいとこ増えちゃった。

    Grazie milleですぅ~!

    めておら☆

    マリアンヌ

    マリアンヌさん からの返信 2020/06/08 21:13:32
    Re: Amoアンギアーリ
    めておらさん 当たったぁ?
    雰囲気似てると思ったんだ。私がカタカナ表記いい加減に書いたから勘違いさせちゃって(;^ω^)ごめんね。"エクス・ヴォート"でした。
    デルータが近いせいか陶板でした。
    ここもペルージャ在住の友達と訪れたのでP・G・Rのことわかったんだ。
    私の語学力だと到底無理だから、ほんと有り難いですぅ♪
    車ならペルージャから近いので、機会があったら是非行ってみてね。

    この情報はローマより愛をこめてといブログで知ったんだ。
    既にご存知かもしれないけど
    https://romamayumi.exblog.jp/

    ナポリのカラヴァッジョの刺された場所やローマに住んでた場所も彼女のブログを参考にして出かけたんだ。彼女の訳したカラヴァッジョ本も買っちゃったよぉ(笑)

    マリアンヌ

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/08 21:38:41
    Re: Amoアンギアーリ
    マリアンヌさん、何度もどうもありがとうね☆

    ローマより愛をこめて、知ってるよぉ!やっぱりイタリア好きは同じとこに辿りつくんだね。
    あの方のブログはとてもわかりやすい内容だし、写真もステキだし、私もよく参考にさせていただいてます。

    カラヴァッジョの本出してるんだね。私も読んでみよーっと♪

    マリアンヌさんこそお忙しいのに、いろんな情報ホントにありがとさんでした!

    めておら☆
  • るなさん 2020/06/08 10:41:16
    奥が深い街歩き
    めておら☆さん、CiaoCiaoCiao♪

    アンギアーリかぁ~イタリアの歴史を知ってから行くべきところだね。ってか歴史を知ってるから行きたくなるのか?
    すごい坂の上にある街なんやねぇ。でも、萌えるわぁこの坂道風景。
    坂道や階段風景ってホントにいいわ!!イタリアやフランスにはこういう鷲巣村みたいなのがいっぱいあるけど、景観こそ素晴らしいけど元を正せば敵軍を寄せ付けないためって立派な理由があるわけだよね(笑)

    石造りの家に絡まる蔦、ええわええわ♪これが木造だとえらくボロッちく見えるんだけどね(爆)

    トンネルにあるNETTEZZA URBANA、フィレンツェマークみたいなのがついてるね。
    そしてトンネルの先のChiesa di Sant'Agostinoも素敵な教会~
    ものすごい派手さはないけど、蔦の柄の祭壇回りとかとっても素敵だわ。

    いやぁ歴女にはうんちくが必要だね(笑)私にはさっぱりわからん歴史だけどこういう街や村を訪ねてそこに残る記憶をたどっていくって旅の醍醐味だわ。奥が深い...私のように好き勝手に写真だけ撮って、はいさいなら~ってのとはわけが違うね。

    にしても前のサンセポルクロからほんの僅か、車だと近いよねぇ。バス乗り継ごうなんて思ったら1日がかりやね。そもそもバスあんのか?

    めておら☆さんが最もお気に入りとなった階段風景、私も大好き♪
    Todiを彷彿させたわ。

    るな

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/08 11:41:35
    Re: 奥が深い街歩き
    るなさーん、毎度ご訪問&いいね、ありがとうございます!

    いやいや、私は全く歴女ではないですよ。興味持ったことだけは調べるけど、あとは表面撫でるくらいで・・・
    今回も、レオナルドの壁画に興味を持ったらアンギアーリが出てきて、アンギアーリが出てきたら、おやおやイタリアの美しい村なんじゃん!てなりまして・・・薄っぺらいでしょ~(^^;)

    確かに予備知識があれば、その町を訪れた時もっと身近に感じ、理解を深められるのかな?っていうのもありますが、旅のスタイルは人それぞれだし、どこに重点を置くかも人それぞれだし、私はるなさんの旅スタイルは自由で心から楽しんでる感じに溢れてて好きですよ♪
    もしかしたら予備知識なんか何も無い方が、目にしたそのままの魅力をまっさらな心で感じられるのかなって、最近特に思います。

    あの坂道風景いいでしょう?!
    私は写真ヘタだからピンボケしたり構図がイマイチだったりなんだけど、るなさん撮ったらきっとステキになるんだろうなぁ~
    蔦の絡まる家も、確かに木造の家だったら単なるボロ家かお化け屋敷だよね(笑)

    この日は1日で4つの町を回るスケジュールにしてて、4つとも近い距離とはいえ、やっぱりバスや電車移動となったら無理だっただろうなと思います。
    ホントはね、時間に余裕あったら電車やバスに乗ってゆっくり景色を眺めながら・・・なんてのもいいんだけど、私の場合常に"ビンボー暇なし"なもんで汗

    Todi、ペルージャから近いのにまだ行けてないのだ・・・
    るなさんもお気に入りの階段風景がステキなんだぁ☆
    また旅行記参考にさせていただきますね~

    めておら☆

    るな

    るなさん からの返信 2020/06/08 14:21:01
    Re: 奥が深い街歩き
    めておら☆さん、再び~
    暇だからまたカキコしちゃお(笑)

    確かにあんまり耳年増になっちゃうと見たままの美しさだったり、その街に流れる時間を素直に受け入れられないかな?とも思うけど、でもどうしてこれはこうなんだ?って疑問符が現れた時はやっぱり知らないより知ってたほうがいいかな?なんて思ったりもする...まぁ時と場合によるかな?旅にはメリハリも必要かとも思うし、何が正解なんてのはないよね~

    坂道風景ホントいい♪
    Todiもめちゃ起伏の激しい街でしたわ。これまたアクセス悪くてねぇ"(-""-)"ペルージャからプルマンあるねんけど、たぶん1日1,2本じゃないかな?私はペルージャ行きのプルマンで行ったけど、これまたフェルマータからも街中まで距離があるんだわよ。
    ウルビーノも良かったよねぇ~!!

    確かに地元の人と同じバスや電車に乗って移動するってのは大好きだし(ってか私は運転出来ないからこれしかない 爆)公共交通機関ってのは旅情があるよね。タクシーはなんかこう負けた気になるからなるべく使いたくないのよね(笑)でも、やっぱり近くなのにバスが本数ないなんてところへは運転出来たらいいなぁっていつも思います。エルバの時もすごくそう思ったわ。何しろバスが夕方までしかないし本数も激少ないしね。
    ビンボー暇なしは私も同じです。あぁぁなんでもいいけどイタリア行きたいね(笑)

    るな

    めておら☆

    めておら☆さん からの返信 2020/06/08 14:52:13
    Re: 奥が深い街歩き
    るなさ~ん、またまたご返信ありがとさんです!

    早速るなさんのTodiお邪魔しましたよ~
    ステキ・ステキ・ステキ~☆☆
    ペルージャに似てるようで、でもペルージャより情緒ある感じで。
    ウンブリアの緑が最高にキレイだった♪
    早く行きたいね~~、イタリア!
    イタロスだぁ~~(T_T)

    めておら☆

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