2018/05/21 - 2018/05/23
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めておら☆さん
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この旅行記のスケジュール
2018/05/21
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車での移動
14:10 グッビオからペルージャへ移動
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途中、ガソリンスタンドでレンタカーに給油
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15:45 "ヴォルムニ家の地下墳墓とパラッツォーネの墓地遺跡群"に到着
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車での移動
16:30 ヴォルムニ家の地下墳墓とパラッツォーネの墓地遺跡群を出発し、ペルージャ市内へ向かう
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この旅行記スケジュールを元に
ペルージャの南東約7キロの郊外に、紀元前3世紀から紀元後1世紀に古代エトルリア人が築いたネクロポリス(ギリシャ語、死者の都の意)があります。
"パラッツォーネの墓地遺跡群(Necropoli del Palazzone)"と呼ばれ、まるで小さな家のように造られた墓所が200余り集まっていることから、”死者の都”に例えられます。
そのパラッツォーネの墓地遺跡群の中でも特に興味深いのが"ヴォルムニ家の地下墳墓(Ipogeo dei Volumni)"。エトルリア人貴族・ヴォルムニ家の墓だけを集めた地下墓所で、石棺や壺に彫られたみごとな彫刻から、エトルリア人の文明の高さを知ることができます。
日本ではほぼ知られていませんが、遺跡と古代エトルリア文明、そしてミステリアスな場所が好きな方に超オススメです!
□1日目 5/18 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港
□2日目 5/19 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカーピックアップ)→ラヴェンナ→リミニ
□3日目 5/20 リミニ→サン・マリノ→ウルビーノ
■4日目 5/21 ウルビーノ→グッビオ→ペルージャ
□5日目 5/22 ペルージャ
□6日目 5/23 ペルージャ→サン・セポルクロ→アンギアーリ→モンテルキ→アレッツォ
□7日目 5/24 アレッツォ→ローロ・チュッフェンナ→ピエーヴェ・ディ・グロピーナ→ポッピ→ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港(レンタカー返却)→ボローニャ
□8日目 5/25 ボローニャ
□9日目 5/26 ボローニャ・ボルゴ・パニガーレ空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4日目 5/21(月)
14:10 グッビオを出発して、ペルージャへ向かう。
降りだした雨は雷鳴をともなって、強まったり弱まったり・・・ -
途中ガソリンスタンドに立ち寄って給油。
20ユーロ分入れてちょうど満タンくらいだったが、イタリアのガソリンスタンドは現金だと前払いのところが多いので10ユーロ入れるべきか、はたまた20ユーロ入れるべきか・・・その加減に毎回悩む。
ちなみにこの時のリッター単価は1.65ユーロ、この時の相場でいくと約220円くらい。いつもながら高いイタリアのガソリン(-_-# -
給油してほどなく走ると、向こうの小高い丘にペルージャの街並が見えてきた!
この時の感動といったら・・・
2005年にペルージャに住み外国人大学でイタリア語を勉強していた時から、もう13年が経ちました。その間、何度も再訪したいと思いつつ南イタリアなど他の町に浮気してしまっていたので・・・
その懐かしいペルージャの地に再び立てる!
感激のあまり、運転しながら泣いてました(T_T) -
でも、ペルージャに行く前にどうしても立ち寄りたいところが。
それがここ、"ヴォルムニ家の地下墳墓とパラッツォーネの墓地遺跡群(Ipogeo dei Volumni e Necropoli del Palazzone)"。
紀元前3世紀から紀元後1世紀に古代エトルリア人が築いた墓地遺跡群が"パラッツォーネの墓地遺跡群"で、"ヴォルムニ家の地下墳墓"はその敷地の中にある。
私はかつてチェルヴェテリとタルクィニアという、これもエトルリア人の墓地遺跡群を見に行ったことがあり、エトルリア人の文明の高さにとても感動した。以来、エトルリア人とその文明への興味がますます増え、ここもいつか訪れたいと思っていた。
ちなみに、チェルヴェテリとタルクィニアの旅行記はコチラです。
↓↓↓
https://4travel.jp/travelogue/10788011
〈Ipogeo dei Volumni e Necropoli del Palazzone〉
Via Volumnia, 47, 06126 Perugia
TEL: +39 075 393329
http://turismo.comune.perugia.it/poi/ipogeo-dei-volumni-antiquarium-e-necropoli
※チケットは3ユーロ、写真の建物に入って購入します。 -
駐車場はチケット売場と同じVia Volumnia(ヴォルムニア通り)にあります。
チケット売場から50mほど北西に行ったところ。
写真はGoogleのストリートビューです。
入口に"Parcheggio(駐車場)"、"Necropoli Etrusca(エトルリアのネクロポリス)"と書かれた看板が出ているので、注意して走ってれば分かります。
駐車料金は無料でした。 -
チケットを買うと、写真のパネルを手渡される。
骨壺のようなものがたくさん並ぶ写真で、いくつかの骨壺に色が付けられている。
これは同色のものが同じ一族であることを表しているんだそうだ。
ちなみにこのパネルは帰りに返却しなければなりません。 -
さーて、エトルリア人のミステリーの中に飛び込むぞ!
写真は入口付近にあった骨壺。
一般には"骨壺"と呼んでいるが、イタリア語では”ウルナ チネラーリア(urna cineraria)"といい、直訳すると"灰を納める壺"になる。
もちろんこの骨壺のサイズだと中に遺体をそのまま納めるには小さすぎるから、やはり灰を入れていたんだろう。 -
イチオシ
ずらりと並ぶ骨壺の数々。
チケット売場で渡されたパネルと骨壺を交互に見ながら、どの一族のものか確認する。 -
骨壺に青や黄色、ピンクのシールが貼ってある。それぞれの色が示す一族の名前は、
青→Anani家
黄色→Tite Petruni家
ピンク→Axz家
となっている。 -
紫はAchu家を指す。
骨壺は三角の屋根のような蓋がされた小さなものと、写真のような蓋に人物像が乗った大きなものがある。
蓋に乗っている人物は灰となり壺に入った人(つまり亡くなった本人)を模しているんだそうだ。遺影のようなものかな、像を見れば生前の姿がわかるようになっているんだろう。 -
Anani家の骨壺。
-
よくぞ紀元前3世紀から紀元後1世紀のものが、これほど状態よく、しかもこんなにたくさん残っていたものだ。
本当に貴重な歴史の遺産たち、残っててくれてありがとう! -
Achu家の骨壺。
この女性はとても美しかったんだろうなぁ。 -
この骨壺には獣に襲われている人が彫られてるけど、これって亡くなった理由を表してたりする?・・・と思いきや、ギリシャ神話のアリマスピ族とグリフォンの戦いを描いているようです。
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たくさん並ぶ骨壺の間に、地下へ降りる階段がある。
ここからが一番のみどころ、"ヴォルムニ家の地下墳墓"だ。
興奮でドキドキしてきた! -
ちなみにこれが地下墓所の見取り図。
上は階段から墓所を横から見た様子、下は同じく上から見た様子。
階段を下りてすぐ左右に小さな部屋が4つ、そしてその奥の中央に少し大きい3つの部屋がある。3つのうち一番真ん中の部屋に家長に当たる主要な人物の骨壺が置かれている。
さて、どんな事になってるかな~?? -
写真は地下に降りてすぐの様子。
墓所というより、そのまま家のようだ。
これがエトルリア人の墓の特徴で、人間は死後も生前と同じ生活を送ると信じられていたため、墓自体を家のように造る。そして、そこにオリーブオイルやワインの入った壺、食物、装飾品などを供物として納めていた。
そして死後、ようやく苦しみのない楽しいだけの生活を送ることができることを祝い、明るく笑い、歌い踊って死者を見送ったのだそうだ。
私はこういった彼らの死生観を、とても羨ましく思う。 -
まずは手前の4つの小部屋を覗く。
今は何も無いが、かつてはここにも骨壺が置かれていたのだろうか? -
小部屋の天井と壁。
わずかに蔦のような模様が彫られている。 -
こちらも小部屋の装飾・・・
と言ってもどんな装飾かはイマイチわからない。 -
中央の部屋への入口上部にはこんなレリーフが。
二羽の鳥と女性のような顔が見て取れる。 -
顔のレリーフの左側。
剥がれ落ちたのか、何が彫られていたのか分からない。 -
顔のレリーフの右側。
こちらにも顔がある。 -
イチオシ
そしてこれがメインとなる部屋、一族の長に当たる主要人物の骨壺が並ぶ。
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Arnth Velimnaという人物の骨壺。
この部屋に7つある骨壺の中で最も威厳があり美しい骨壺で、左腕をクッションに持たせ掛け、その手に盃を持つArnth Velimnaの像が載っている。
下部に文字が彫られているが、恐らく本人の名前だろう。 -
Arnth Velimnaの骨壺の下半分。
2体の天使がまるで墓守をしているかのようだ。 -
Arnth Velimnaの骨壺に向かって右手。
あの時代にこれだけ精巧な彫刻を施せるなんて、エトルリア人の文明の高さには、本当に驚かされる。 -
全ての墓に文字が刻まれている。エトルリア文字のものと、ラテン文字のものがあるようだ。
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横たわる姿の像が多い中、椅子に座った像はとても珍しい。
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この部屋には人物像がついた骨壺が6個あった。
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この1つのみ人物像が無かったが、これも骨壺か?それとも遺品を納めたものか??
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天井にもこんな装飾が施されている。
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こちらも天井の装飾。
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アップにしてみたら目が合った!
コワくなったので退散(@@;) -
外に出て、今度は"パラッツォーネの墓地遺跡群”を見て回る。
墓地は地上には無く、写真のような穴の奥(というか下)にある。
以前訪れたチェルヴェテリの墓地遺跡群でも、こんな穴をたくさん目にした。 -
このパラッツォーネの墓地遺跡群にもこんな穴がたくさんあった。
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入れない穴だけではありません。
こんな大きな穴もありましたよ。 -
ガラス張になってるけど、中の様子を見ることができる場所も。
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柱にもちゃんと装飾を施してる。
エトルリア人は芸術的センスも秀でていたに違いない。 -
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遺跡群の敷地内に、それほど大きくはないがアンティクアリウム(Antiquarium)という出土品を収蔵している棟があった。
写真はエトルリア人の住まいを再現したものだろう。 -
面白かったのがコレ!
骨壺に彫られている絵の解説が一覧になってた。
こちらはイタリア語バージョン。 -
こっちは英語バージョン。
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エトルリア文字の解説も。
つくづく思うけど、未知の民族の言語を読み解いた人ってスゴイ! -
陶器の名前と用途の説明も。
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様々な形状の陶器を作り、そして使い分けていたんですね。
器用としか言いようがない。 -
食卓には豆や麦を入れたこんなお皿が並んでいた。
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墓所の装飾の一部?
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これも墓所の装飾だろうか。
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ここまで見てきた骨壺が無色のものばかりだったので、こんなカラフルな骨壺もあることに驚いた。
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ていうか、元々は色も施されていたけど、時が経つにつれ消えて無色になっちゃった、ってのもアリなのかな。
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とても小さい骨壺。
子供のものだったのかな? -
カップルで横たわる像もよく目にする。
死して別れても、天国でまた一緒にいようね・・・みたいな気持ちの表れなのかな。 -
実物は何が彫られているかわかりにくいが、骨壺の後ろにある絵を見るとどんな彫刻だったかわかる。
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これはなんだったか忘れちゃった(汗)
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建物の大きさのわりに、意外と展示数が多くて楽しい。
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骨壺の蓋。
これもうっすらと色が残っているが、当時は美しく彩られてたんだろうな。 -
大きな壺もいろいろ展示されていた。
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このデザインの壺はエトルリア特有と言えるが、ギリシャのものととても良く似ているのは、エトルリア人がギリシャと交易していたからだと言われている。
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我が家にも、こんなエトルリアの壺のミニチュアが飾ってあります。
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16:30 最後になんだか微笑ましい2つの骨壺に見送られて、ヴォルムニ家の地下墳墓とパラッツォーネの墓地遺跡群を後にする。
エトルリア人の歴史と文明に触れることができ、彼らが後世に残してくれた宝物を間近に見ることができる、本当に素晴らしい場所でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- マリアンヌさん 2020/05/18 11:02:37
- Necropoli del Palazzone
- めておらさん 毎度です。
Necropoli del Palazzone 懐かしいですぅ。
めておらさんペルージャにいらしたんですよね。でもここ、ちょっと旧市街から離れてるし、私は在住の友達に車で連れていってもらいました。
そのときは彼女が喋れるから、イタリア語でいろいろ説明してくれたんだけど、当然私はほんの少ししか理解できずという感じでした。めておらさんの旅行記であらためて、ガッテンしたよ。
骨壺はヴォルテッラでもたくさん見たけど、エトルリア人って魅力的だよねぇ。
チェルヴェテリの墓地遺跡群も行ってないし、エトルリアLOVEだわ。
ではまた。
マリアンヌ
- めておら☆さん からの返信 2020/05/18 12:43:09
- Re: Necropoli del Palazzone
- マリアンヌさん、またまたコメントありがとうございます!
マリアンヌさんのパラッツォーネの旅行記見て、ここは次回絶対行こうと決めてたの。とっても参考になりました。どうもありがとうね♪
エトルリア人て、当時では考えられないくらい高い水準の文明を持ってたし、その生き方とか死に方の思想がとても共感できる。
だから古代ローマも好きだけど、エトルリアを滅ぼしたのはちょっといただけないなぁって思っちゃいます。あまりに文明高すぎて、脅威だったのかな??
つくづく思いますが、遺跡好きな私たちってシブイよね(^^;)
でも、エトルリアLOVEのお仲間がいてウレシイです♪
今後ともよろしくですm(_ _)m
めておら☆
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