2018/07/07 - 2018/07/14
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nichiさん
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バスでチェックッポイント・チャーリーへ。
ここは以前東西ドイツの行き来の為の検問所があった所。
東ドイツ市民にとって、ここは自由への入口でした。
その後、バスでポツダム広場の絵画館へ。
一番の目的は、ピーテル・ブリューゲルの名作である「ネーデルランドのことわざ」を見ること。
この画だけでかなり時間をかけて鑑賞しました。
特別展のルネッサンス展も面白く、予定の時間を大幅に過ぎてしまいました。。
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今日もホテルのビュッフェ形式の朝食を戴いてから出発。
バスターミナルで29番のバスを待ちます。
あと9分で来るようです。 -
時間通りにバスがやってきました。
今日は生憎の雨。 -
2階建てバスの2階に乗りました。
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一番前の席に座りました。
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ここで下車。
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目の前には壁博物館と国境検問所の跡があります。
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以前、ここは東ドイツと西ドイツの国境検問所がありました。
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国境検問所の隣が壁博物館です。
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入口には行列が、、、
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さあ壁博物館に入ってみましょう。
ベルリンの壁の一部がモニュメントになっています。 -
混んでます。
行列に並びます。
中は混雑気味。
ドイツの学校の子供たちでいっぱいでしいた。 -
チケット購入。
日本語のオーディオガイドはありません。
英語のオーディオガイドもお借りしました。 -
ここから先は撮影禁止です。
この博物館は、東ドイツから脱出に成功した人達の成功事例の展示がメインです。トランクやサーフボードの中に隠れて東ドイツから脱出したり、熱気球、トンネル、ミニ潜水艦などの展示もありました。
失敗して看守兵に射殺された方々の紹介もありました。
この博物館は、最初はアパートの2部屋半から始まりました。
歴史家ライナー・ヒルデブラントが1962年10月19日に開館させました。
博物館が今の場所に作られたのは1963年のことです。
現在博物館は彼の妻、アレクサンドラ・ヒルデブラントの「ワーキンググループ8月13日」によって運営されています。
1961年8月13日はベルリンの壁着工日なんですね。 -
ベルリンウェルカムカードの提示で12.5ユーロが25パーセントオフになりました。
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壁博物館から出てきたら雨は上がっていました。
国境検問所は、西側ではチェックポイント・チャーリーと呼ばれていました。
チャーリーとは特定の人物がいたわけではなく、チェックポイントCのような呼称です。 -
東ドイツ市民にとっては、自由への窓口のように見えていたようです。
ベルリンの壁があった1961年から1990年のまで東西ドイツの国境として西ベルリン市民が東ベルリンへの出入り口として使用されていました。 -
当時のソ連兵の写真です。
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チェックポイント・チャーリーをあとにします。
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目の前のバス停であるチェックッポイント・チャーリーよりバスに乗ります。
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ここで再び29番のバスに乗ります。
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また2階建てバス。
乗ったら凄い雨。。。。 -
Potsdamer Brucke
で下車。
ポツダム広場です。
雨は上がりました。 -
ポツダム広場周辺には、新ナショナルギャラリーや国立図書館、楽器博物館、フィルハーモニーホール、工芸美術館、絵画館があります。
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右に見えるのは工芸美術館です。
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私たちは絵画館に向かいます。
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入りましょう。
ここはベルリンウェルカムカードの割引はありません。 -
14ユーロ×2人
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オランダのルネサンス時期の画家であるピーテル・ブリューゲルの名作である「ネーデルランドのことわざ」です。
1,559年に描かれています。
この画を見るのがこの美術館を訪れた一番の目的です。
当時のオランダでは、人の愚かなふるまいや罪深さを表現する格言に人気がありました。この画には80もの格言が描かれています。
画の中の一部をピックアップしてみます。 -
この画は「悪魔でさえ枕に縛りつける」と言う格言を表現しています。
意味は、「頑固さは何をも克服する」
ふーん。。。 -
右側には、悪魔にひざまずいている人がいます。
「悪魔に告解をしなさい」と言う格言を表現しています。
「秘密を敵に明らかにする」と言う意味だそうです。
左側には悪魔の前で蝋燭を灯している人がいます。
「悪魔のためにろうそくを灯す」というそのままの格言です。
「誰とでも友達になる」と言う意味だそうです。 -
これは、「世界の上に糞をする」と言う格言。
なんとまぁー
「世の中の全てを軽蔑している」と言う意味だそうです。 -
「雄鶏と狐が一緒に食事に招かれている」と言う格言を表現した絵です。
「二人の詐欺師がお互いを出し抜こうとしている様子」と言う意味だそうです。
これ、面白い! -
ヘルメットをかぶった男の人が、火のついた炭の上に座っています。
「熱い炭の上に座っている」と言う格言で、「気が短い」と言う意味だそうです。
そしてこの男の人は、一人ぼっちで串を焼いています。
「彼と一緒には誰も焼き串を回せない」と言う格言で、
「非協力的な彼とは誰も一緒に仕事をしない」と言う意味だそうです。 -
「一方の手で水、もう一方の手で火を運んでいる者を信じるな」と言う格言を表現しています。
「二面性を持つ者は信用できない」
と言う意味です。 -
この男の人は、
「一方の足に靴、もう一方の足は裸足」と言う格言です。
意味は
「バランス感覚が優れている」
と言う意味です。
えーっ??
そういう意味??
なんか納得できない! -
これは、「羊の毛を刈っても丸裸にしてはならない」と言う格言です。
「欲張って収入源を犠牲にしてしまうと将来そこから何も得られなくなる」
と言う意味です。
なんか納得感があります。 -
これは、「豚の前に真珠を投げてはならない」と言う格言です。
「価値のないことに浪費してはならない」と言う意味です。 -
この方は何かをこぼしてしまいました。
「自分の粥をぶちまけた者は全てを元には集められない」と言う格言で、
「一度起こした不祥事は二度と取り繕えない」
と言う意味だそうです。
つまり、 It is no use crying over spilt milk.
「覆水盆に返らず」ですね。 -
この両手を伸ばしている方は、
「一つのパンを持ちながらもう一つのパンに届かない」と言う格言を表現しています。これは、
「自分の収入で暮らすのが厳しい」と言う意味だそうです。
で、手前の道具は、
「取っ手のないくわ」と言う格言で、「役に立たないもの」と言う意味だそうです。
そのまんまですね。
このような格言を表した場面が80もある絵です。
キリがないので、これぐらいで格言の紹介はおしまいにします。
面白かったので、この画1枚の鑑賞に多くの時間を費やしました。 -
次の絵です。
「十字架を運ぶキリスト」
これもオランダのルネサンス時期の画家であるピーテル・ブリューゲルの作品です。
ピーテル・ブリューゲルは、同名の違う作品も描いていますが、世の中的にはそちらの方が有名です。 -
大きな絵の中でキリストがこんなに小さいです。
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次の部屋へ。
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子供と聖人と一緒に迎えられた聖母マリア
ルーベンスの作品です。
ルーベンスの絵を見るのはベルギーのアントワープ以来です。 -
これもルーベンスの作である「塔がある風景」です。
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これもルーベンスの作品。
「キリストの嘆き」
です。 -
これもルーベンスの作品です。
1,535年に描かれた「チャールズVによるチュニスの征服」です。
チャールズ5世とはハプスブルグ家の全盛期のスペイン国王です。
チェニスとは現チュニジア(アフリカ)です。
オスマン帝国スルタン・スレイマン1世との戦いで、チャールズ5世が勝利をおさめています。 -
これもルーベンスの作品です。
「難破船ポールの風景」 -
おっ!
模写してます!
これもルーベンスの絵ですね。
「牛の群れの風景」 -
ルーベンスの「聖母子」
美しい。 -
次の部屋へ。
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レンブラントの画です。
「シムソンとデリラ」 -
レンブラント作の「両替商」
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レンブラントの1,655年の作品
「 Joseph und die Frau des Potiphar」 -
レンブラント作
「コルネリス・クラースゾーン・アンスロと女性の肖像」 -
レンブラント作
「Simon bedroht seinen schwiegervater」 -
次の部屋へ。。
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レンブラントのアトリエの再現です。
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この画を描いているところなんですね。
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油絵の原料。
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ボッティチェリの代表作である「ヴィーナスの誕生」ですが
この作品は有名な「ヴィーナスの誕生」と同じポーズで描かれています。 -
これもボッティチェリの作品
Thronende Maria mit dem Kind und den beiden Johannes "Bardi-Altar" -
特別展はイタリアルネッサンス展です。
勿論拝見します。 -
さあ特別展に入ってみましょう。
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ルネサンスを代表するイタリア人画家の一人であるヤコポ・ダ・セレイオ作
聖書の風景と聖人の伝説からの風景を持つ風景 -
ミケランジェロの友人だったフランチェスコ・グラナッチの作品です。
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企画展は少し混雑しています。
人が少なくなったところで撮影!
いい雰囲気です。 -
17世紀のカルロ・ドルチの作品。
「使徒ヨハネ」 -
キリストの誕生を祝う羊飼い。
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次の部屋へ。
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ローマのサンピエトロ寺院の画ですね。
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18世紀のブランデンブルグの画家、ジェイコブ・フィリップ・ハッカートの作品。
Italian Landscape with River and grazing animals
川の畔における平和な羊の放牧ですね。 -
ミシェル・ネイの3人の息子の肖像画です。
ミシェル・ネイはナポレオンの側近の一人。。
イギリス・オランダをはじめとする連合軍およびプロイセン軍と、フランス皇帝ナポレオン1世率いるフランス軍との間で行われたワーテルローの戦いでは前衛で事実上の総指揮を執りました。 -
Village Festival with Dancing Peasant Couple
17世紀の作品です。
なんかほのぼのします。 -
The Dissolute Houschold
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The Virgin and Child with St Anne.
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Younger Master of the Holy Kinship
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The Dissolute Household
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さらにルネッサンス絵画が並んでいます。
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まーだまーだあって時間かかりましたが、すっかり楽しみました。
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じっくり画を鑑賞して予定時間を大幅にオーバー
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カフェテリア形式のレストランです。
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いただきまーす!
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ミュージアムショップでカードを何枚かと、ブリューゲルのクリアファイルを購入しました。
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