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 「クロアチアを中心とする4カ国の旅」の3カ国目は、スロベニア、クロアチアに次いで、ボスニア・ヘルツェゴビナです。<br /><br /> こんな最近まで紛争をやっていた国に入るなんて、自分でもびっくりです。<br /><br /> スプリットからドブロブニクへの移動の間に、オプショナルツアーとして入っていたものです。<br /><br /> 紛争の歴史を現地で知ることができて、貴重な体験でした。

クロアチアを中心とする4カ国の旅(4)

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2018/08/29 - 2018/09/07

223位(同エリア409件中)

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Todoroki

Todorokiさん

 「クロアチアを中心とする4カ国の旅」の3カ国目は、スロベニア、クロアチアに次いで、ボスニア・ヘルツェゴビナです。

 こんな最近まで紛争をやっていた国に入るなんて、自分でもびっくりです。

 スプリットからドブロブニクへの移動の間に、オプショナルツアーとして入っていたものです。

 紛争の歴史を現地で知ることができて、貴重な体験でした。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
グルメ
4.5
ショッピング
3.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
タクシー
旅行の手配内容
個別手配

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  •  8:00に迎えの車が来て、国境を抜けて、11時ごろにはモスタルに到着。<br /><br /> いきなり、爆撃で壁だけになった建物があった。<br /> 銃弾の跡の残る家も多数あった。<br /><br /> この日のドライバーさんは、モスタルの出身。<br /><br /> 小学校時代に4年間、内戦だったそう。<br /><br /> 周りをセルビア軍に囲まれていて、街の外には脱出できない、<br /> <br /> 爆弾が降ってくるため、建物の2Fや1Fに住むことはできない。<br /><br /> ということで、地下シェルターで4年間を過ごしたそうです。<br /><br /> もちろん、学校には行けず。という生生しいお話でした。

     8:00に迎えの車が来て、国境を抜けて、11時ごろにはモスタルに到着。

     いきなり、爆撃で壁だけになった建物があった。
     銃弾の跡の残る家も多数あった。

     この日のドライバーさんは、モスタルの出身。

     小学校時代に4年間、内戦だったそう。

     周りをセルビア軍に囲まれていて、街の外には脱出できない、
     
     爆弾が降ってくるため、建物の2Fや1Fに住むことはできない。

     ということで、地下シェルターで4年間を過ごしたそうです。

     もちろん、学校には行けず。という生生しいお話でした。

  • <br /> 通りの両側のお土産物屋さんで、いきなり「目玉のペンダント」(幸運をもたらすらしい)を発見しました。」


     通りの両側のお土産物屋さんで、いきなり「目玉のペンダント」(幸運をもたらすらしい)を発見しました。」

  • <br /> 街の真ん中を「ネレトヴァ川」が流れます。<br /><br /> きれいな色の川です。


     街の真ん中を「ネレトヴァ川」が流れます。

     きれいな色の川です。

  • <br /> その川にかかる橋が「スターリ・モスト」です。<br /><br /> この橋は、セルビア軍の攻撃で、一度壊されたものを再建しています。<br /><br /> 橋を渡ったすぐ右側に、橋の博物館があり、橋の修復の模様などを見ることができます。<br />


     その川にかかる橋が「スターリ・モスト」です。

     この橋は、セルビア軍の攻撃で、一度壊されたものを再建しています。

     橋を渡ったすぐ右側に、橋の博物館があり、橋の修復の模様などを見ることができます。

  • <br /> 博物館の中からは、橋を行き交う人たちを上から見下ろすことができます。<br /><br /> この街は、この橋をいろんな角度からみて楽しむことが主となります。


     博物館の中からは、橋を行き交う人たちを上から見下ろすことができます。

     この街は、この橋をいろんな角度からみて楽しむことが主となります。

  • <br /> 橋の上から飛び込んで、チップをもらう人たちです。<br /><br /> 飛び込むぞという雰囲気を出しながら、なかなか飛び込みません。<br /><br /> 「飛ぶ飛ぶ詐欺では?」という雰囲気も出てきたころに、ようやく、若手が飛び込みます。<br /><br /> 飛び込む前には、(川の水温が低いため)、飛び込む人は、ウェット・スーツを着て、水を被りますので、そろそろ飛び込むなということが分かります。


     橋の上から飛び込んで、チップをもらう人たちです。

     飛び込むぞという雰囲気を出しながら、なかなか飛び込みません。

     「飛ぶ飛ぶ詐欺では?」という雰囲気も出てきたころに、ようやく、若手が飛び込みます。

     飛び込む前には、(川の水温が低いため)、飛び込む人は、ウェット・スーツを着て、水を被りますので、そろそろ飛び込むなということが分かります。

  • <br /> 薬莢で作られたボールペンや戦車の模型が売られています。<br /><br /> 初期には、本当に戦いに使われたもので作られていたようですが、<br /><br /> 最近は、お土産用に作った薬莢を使っているようです。<br /><br /> 戦争の置き土産が、おみやげになってしまうというのも、なんか悲しいですね。


     薬莢で作られたボールペンや戦車の模型が売られています。

     初期には、本当に戦いに使われたもので作られていたようですが、

     最近は、お土産用に作った薬莢を使っているようです。

     戦争の置き土産が、おみやげになってしまうというのも、なんか悲しいですね。

  • <br /> イスラム寺院の方に歩いて、上流の方から見た「スターリ・モスト」(橋)です。<br /><br /> 見る場所によって、刻々と姿を変えます。<br /><br />


     イスラム寺院の方に歩いて、上流の方から見た「スターリ・モスト」(橋)です。

     見る場所によって、刻々と姿を変えます。

  • <br /> 表面にガラスを張ったお皿です。<br /><br /> キラキラして、なかなかきれいです。<br /><br /> かなり心は動いたのですが、結局は買わず。


     表面にガラスを張ったお皿です。

     キラキラして、なかなかきれいです。

     かなり心は動いたのですが、結局は買わず。

  • <br /> 「紛争博物館」があったので、入ってみました。<br /><br /> ここは、一見の価値ありです。<br /><br /> これは、旧ユーゴスラヴィアの宗教地図です。<br /><br /> 紫の地域が、ローマ・カソリック(スロベニアとクロアチアですね)。<br /> -この地域は、比較的早くに独立できた。<br /><br /> 緑の地区が、ギリシア正教(今はセルビア正教)の地域(セルビアとモンテネグロですね)<br /><br /> 黄色の地区が、イスラム教徒の住む地域(ボスニア・ヘルツェゴビナの半分とコソボ地区ですね)<br /> -この地域では、紛争が長引いた。<br /><br /> その昔、この地域は、オスマン・トルコが征服していたことがあり、<br /> その名残で、イスラム教徒の地域が残っています。<br /><br /> こうしてみると、内戦は宗教をめぐる争いであったことがよくわかります。<br /><br /> スロベニア語、クロアチア語などは、セルビア語とほとんど同じのようです(方言みたいなものとのことで、お互いにほとんど通じる)。<br /> 


     「紛争博物館」があったので、入ってみました。

     ここは、一見の価値ありです。

     これは、旧ユーゴスラヴィアの宗教地図です。

     紫の地域が、ローマ・カソリック(スロベニアとクロアチアですね)。
     -この地域は、比較的早くに独立できた。

     緑の地区が、ギリシア正教(今はセルビア正教)の地域(セルビアとモンテネグロですね)

     黄色の地区が、イスラム教徒の住む地域(ボスニア・ヘルツェゴビナの半分とコソボ地区ですね)
     -この地域では、紛争が長引いた。

     その昔、この地域は、オスマン・トルコが征服していたことがあり、
     その名残で、イスラム教徒の地域が残っています。

     こうしてみると、内戦は宗教をめぐる争いであったことがよくわかります。

     スロベニア語、クロアチア語などは、セルビア語とほとんど同じのようです(方言みたいなものとのことで、お互いにほとんど通じる)。
     

  • <br /> 内戦で、残虐な行為を行ったということで、戦争裁判にかけられて、<br /> 有罪になったひとたちです。<br /><br /> セルビア(旧ユーゴスラヴィア政府)の高官たちです。<br /><br /> 一人ずつに、懲役20年とか、無期懲役とか書いてあります。<br /><br /> 結局、この内戦は、セルビアが、各国の独立を阻止しようとして、独立派の国を爆撃して、攻めたということのようです。<br /><br /> こうやってみてくると、いかに、セルビア人が悪かったのかが分かります。<br /> 心なしか、悪そうな人相の人たちに見えます。


     内戦で、残虐な行為を行ったということで、戦争裁判にかけられて、
     有罪になったひとたちです。

     セルビア(旧ユーゴスラヴィア政府)の高官たちです。

     一人ずつに、懲役20年とか、無期懲役とか書いてあります。

     結局、この内戦は、セルビアが、各国の独立を阻止しようとして、独立派の国を爆撃して、攻めたということのようです。

     こうやってみてくると、いかに、セルビア人が悪かったのかが分かります。
     心なしか、悪そうな人相の人たちに見えます。

  •  セルビア軍は、イスラム教徒の粛清(Liquidationと書いてありました)を図り、イスラム教徒の村で、3日間で8,000人を虐殺する<br />(女性や子供を含む)など、残虐の限りを尽くしたようです。<br /><br /> やろうとしたことは、ナチス・ドイツと同じですね。<br /><br /><br /> 

     セルビア軍は、イスラム教徒の粛清(Liquidationと書いてありました)を図り、イスラム教徒の村で、3日間で8,000人を虐殺する
    (女性や子供を含む)など、残虐の限りを尽くしたようです。

     やろうとしたことは、ナチス・ドイツと同じですね。


     

  • <br /> この博物館を訪れた人が、ポストイットにメッセージを書いて、<br /> 貼ってありました。<br /><br /> やはり、ショックを受けた人が多かったようです。


     この博物館を訪れた人が、ポストイットにメッセージを書いて、
     貼ってありました。

     やはり、ショックを受けた人が多かったようです。

  •  昼食は、ガイドさんお勧めの「シャドルヴァーン」。<br /><br /> 橋の手前の右側で、民族衣装を着たお姉さんが入口にいるので、<br /> すぐに分かります。<br /><br /> 人気店らしく12時過ぎには満員になっていましたので、早めに行った方がよいようです。<br /><br /> 写真は、「チェバブチチ」(ミニハンバーグ)。<br /> <br /> こちらでは、かなり一般的なようです。<br /><br /> <br /><br /> <br />

     昼食は、ガイドさんお勧めの「シャドルヴァーン」。

     橋の手前の右側で、民族衣装を着たお姉さんが入口にいるので、
     すぐに分かります。

     人気店らしく12時過ぎには満員になっていましたので、早めに行った方がよいようです。

     写真は、「チェバブチチ」(ミニハンバーグ)。
     
     こちらでは、かなり一般的なようです。

     

     

  • もう一つ、「プレスカヴィッツァ」という、こちらは大きなハンバーグを頼みました。<br /><br />ハンバーグの方が、食べごたえがあったかな。 <br />肉の弾力性がすごくて、日本の柔らかいハンバーグとはかなりの違いです。<br />

    もう一つ、「プレスカヴィッツァ」という、こちらは大きなハンバーグを頼みました。

    ハンバーグの方が、食べごたえがあったかな。 
    肉の弾力性がすごくて、日本の柔らかいハンバーグとはかなりの違いです。

  • <br /> 食後には、「トルコ・コーヒー」を頼んでみました。<br /><br /> 甘ったるいゼリーが付いてきます。<br /><br /> コーヒーには、粉が入ったままなので、かき回したら、しばらく待って、<br /> 沈殿したころに飲みます。<br /><br /> どうして、濾さなかったのかは、疑問です。<br /><br /> まあ、こんなものか、ということが分かりました。


     食後には、「トルコ・コーヒー」を頼んでみました。

     甘ったるいゼリーが付いてきます。

     コーヒーには、粉が入ったままなので、かき回したら、しばらく待って、
     沈殿したころに飲みます。

     どうして、濾さなかったのかは、疑問です。

     まあ、こんなものか、ということが分かりました。

  • <br /> モスタルでの滞在時間は、3時間。<br /><br /> 2時に出発して、4時には、ドブロブニクに到着しました。


     モスタルでの滞在時間は、3時間。

     2時に出発して、4時には、ドブロブニクに到着しました。

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