2018/08/29 - 2018/09/07
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Todorokiさん
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「クロアチアを中心とする4カ国の旅」の3カ国目は、スロベニア、クロアチアに次いで、ボスニア・ヘルツェゴビナです。
こんな最近まで紛争をやっていた国に入るなんて、自分でもびっくりです。
スプリットからドブロブニクへの移動の間に、オプショナルツアーとして入っていたものです。
紛争の歴史を現地で知ることができて、貴重な体験でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
8:00に迎えの車が来て、国境を抜けて、11時ごろにはモスタルに到着。
いきなり、爆撃で壁だけになった建物があった。
銃弾の跡の残る家も多数あった。
この日のドライバーさんは、モスタルの出身。
小学校時代に4年間、内戦だったそう。
周りをセルビア軍に囲まれていて、街の外には脱出できない、
爆弾が降ってくるため、建物の2Fや1Fに住むことはできない。
ということで、地下シェルターで4年間を過ごしたそうです。
もちろん、学校には行けず。という生生しいお話でした。 -
通りの両側のお土産物屋さんで、いきなり「目玉のペンダント」(幸運をもたらすらしい)を発見しました。」 -
街の真ん中を「ネレトヴァ川」が流れます。
きれいな色の川です。 -
その川にかかる橋が「スターリ・モスト」です。
この橋は、セルビア軍の攻撃で、一度壊されたものを再建しています。
橋を渡ったすぐ右側に、橋の博物館があり、橋の修復の模様などを見ることができます。 -
博物館の中からは、橋を行き交う人たちを上から見下ろすことができます。
この街は、この橋をいろんな角度からみて楽しむことが主となります。 -
橋の上から飛び込んで、チップをもらう人たちです。
飛び込むぞという雰囲気を出しながら、なかなか飛び込みません。
「飛ぶ飛ぶ詐欺では?」という雰囲気も出てきたころに、ようやく、若手が飛び込みます。
飛び込む前には、(川の水温が低いため)、飛び込む人は、ウェット・スーツを着て、水を被りますので、そろそろ飛び込むなということが分かります。 -
薬莢で作られたボールペンや戦車の模型が売られています。
初期には、本当に戦いに使われたもので作られていたようですが、
最近は、お土産用に作った薬莢を使っているようです。
戦争の置き土産が、おみやげになってしまうというのも、なんか悲しいですね。 -
イスラム寺院の方に歩いて、上流の方から見た「スターリ・モスト」(橋)です。
見る場所によって、刻々と姿を変えます。 -
表面にガラスを張ったお皿です。
キラキラして、なかなかきれいです。
かなり心は動いたのですが、結局は買わず。 -
「紛争博物館」があったので、入ってみました。
ここは、一見の価値ありです。
これは、旧ユーゴスラヴィアの宗教地図です。
紫の地域が、ローマ・カソリック(スロベニアとクロアチアですね)。
-この地域は、比較的早くに独立できた。
緑の地区が、ギリシア正教(今はセルビア正教)の地域(セルビアとモンテネグロですね)
黄色の地区が、イスラム教徒の住む地域(ボスニア・ヘルツェゴビナの半分とコソボ地区ですね)
-この地域では、紛争が長引いた。
その昔、この地域は、オスマン・トルコが征服していたことがあり、
その名残で、イスラム教徒の地域が残っています。
こうしてみると、内戦は宗教をめぐる争いであったことがよくわかります。
スロベニア語、クロアチア語などは、セルビア語とほとんど同じのようです(方言みたいなものとのことで、お互いにほとんど通じる)。
-
内戦で、残虐な行為を行ったということで、戦争裁判にかけられて、
有罪になったひとたちです。
セルビア(旧ユーゴスラヴィア政府)の高官たちです。
一人ずつに、懲役20年とか、無期懲役とか書いてあります。
結局、この内戦は、セルビアが、各国の独立を阻止しようとして、独立派の国を爆撃して、攻めたということのようです。
こうやってみてくると、いかに、セルビア人が悪かったのかが分かります。
心なしか、悪そうな人相の人たちに見えます。 -
セルビア軍は、イスラム教徒の粛清(Liquidationと書いてありました)を図り、イスラム教徒の村で、3日間で8,000人を虐殺する
(女性や子供を含む)など、残虐の限りを尽くしたようです。
やろうとしたことは、ナチス・ドイツと同じですね。
-
この博物館を訪れた人が、ポストイットにメッセージを書いて、
貼ってありました。
やはり、ショックを受けた人が多かったようです。 -
昼食は、ガイドさんお勧めの「シャドルヴァーン」。
橋の手前の右側で、民族衣装を着たお姉さんが入口にいるので、
すぐに分かります。
人気店らしく12時過ぎには満員になっていましたので、早めに行った方がよいようです。
写真は、「チェバブチチ」(ミニハンバーグ)。
こちらでは、かなり一般的なようです。
-
もう一つ、「プレスカヴィッツァ」という、こちらは大きなハンバーグを頼みました。
ハンバーグの方が、食べごたえがあったかな。
肉の弾力性がすごくて、日本の柔らかいハンバーグとはかなりの違いです。 -
食後には、「トルコ・コーヒー」を頼んでみました。
甘ったるいゼリーが付いてきます。
コーヒーには、粉が入ったままなので、かき回したら、しばらく待って、
沈殿したころに飲みます。
どうして、濾さなかったのかは、疑問です。
まあ、こんなものか、ということが分かりました。 -
モスタルでの滞在時間は、3時間。
2時に出発して、4時には、ドブロブニクに到着しました。
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