2025/05/22 - 2025/05/26
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massiさん
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勤続30周年リフレッシュ休暇旅行記、第三段です。
旅は中盤、ドブロブニクを出て途中ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルの町に立ち寄りながら、クロアチアに再入国。世界遺産スプリットの町で観光し、一泊。翌日はトロギール、シベニクといったアドリア海沿岸の町を回りながら一路プリトビッツエへ向かいます。プリトビッツエで一泊し、観光、最後にクロアチアの首都ザグレブまでの行程となります。
旅行記の大半はクロアチアになりますが、天気予報を見ると、この日あたりからバルカン半島は低気圧に覆われ、天気予報では大雨マークもついています。全部で14日の旅行ですから、どこかで荒天に会うのは仕方がないともいえますが、今回は車での周遊の旅。多少時間を動かすことはできますが、行程の変更はできません。あとは運を天に任せて、となりますが、この中盤も見たいところばかりの行程です。
実際はどうだったでしょうか。それでは行ってみます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 100万円以上
- 交通手段
- 観光バス 船 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
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ドブロブニクを出発し、最初に立ち寄ったのはボスニア・ヘルツェゴビナの観光地、モスタルです。
地図を見るとお分かりになると思いますが、アドリア海沿岸部はクロアチアの領土になっていますが、ドブロブニクの手前に海側までボスニアヘルツエゴビナの領土が伸びている場所があり、ドブロブニクはクロアチアの飛び地のような形になっています。そのため、若干内陸ではありますが、モスタルに立ち寄る時間的なロスはそれほど大きくありませんので、途中に訪問できる行程を組み込んで見ました。モスタル旧市街の古橋地区 旧市街・古い町並み
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ボスニア・ヘルツェゴビナといえば、旧ユーゴ紛争で、一番の被害を受けた国でなかなか独立が認められなかったこともあり、日本人でも紛争について話では聞いたことがある方も多いと思います。その戦争から既に20年近くがたち、ここモスタルは復興の象徴として観光都市となり、多くの観光客が訪れる町になっています。
モスタル旧市街の古橋地区 旧市街・古い町並み
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モスタルの象徴は、この石橋で、スターリモスト橋と呼ばれています。紛争で一度破壊されましたが、各国の援助により今や復興の象徴として観光の中心となっています。
現在のモスタルの象徴 by massiさんスターリモスト橋 建造物
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今回のモスタルでの受有時間は昼食を入れて2時間。まず付近の小橋を眺める景色の良いテラスのあるレストランに入ってみました。
モスタルの古橋 by massiさんクリヴァ チュプリヤ 建造物
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ここの名物料理はご覧のソーセージ。見るからにキョフテです。
料理の名前は違いましたが、味は間違いありません。ここ、モスタルの町はイスラム教徒が多く、トルコ人の店も多く見かけましたので、同じような名物料理となっているのでしょう。レストラン シャドルヴァーン その他の料理
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食事後、スターリモスト橋を渡ります。下を流れるのがネレトヴァ川です。水の色はきれいで、泳ぐ人やボーと遊覧を楽しんでいる人も多くいました。
ただ、モスタルに着いたときは晴れ間の見えていた空が急に曇りだしたのは心配です。ネレトヴァ川 滝・河川・湖
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橋を渡ったところに世界遺産の説明文がありました。こちらはモスタルと古橋地区として登録されており、スターリモスト橋の他、周囲の建造物なども一体となって登録されています。
そして、写真でも傘をさしている人がいますが、ここで急に雨が降り出しました。現在のモスタルの象徴 by massiさんスターリモスト橋 建造物
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とりあえず雨宿りをできる場所はないか、と思って一番近くにあったコスキ・メフメド・パシャ・モスクにきましたが、ちょうど礼拝時間だったようで、信者以外は立ち入りできず、軒先で雨が止むのを待ちました。
モスタルのイスラム教寺院 by massiさんコスキ メフメド パシャ モスク 寺院・教会
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ただ、なかなかやみそうもなかったので、傘装備で再び散策開始です。
ボスニア・ヘルツェゴビナは立ち寄りが短時間ですので、両替はしてきませんでしたが、ほとんどの店でユーロが使えました。
雨が降っていることもあり、お店をいろいろ見て回りましたが、この町の物価は安いです。ドブロブニクで水を買うと、観光地値段もあると思いますが一本3?もしましたが、ここモスタルでは1本1?。ドブロブニクから2時間程度しか離れていないのに、値段がかなり変わります。やはり、戦争の影響もあり、生活水準は周辺国に比べても一段低いのでしょう。 -
そのまま旧市街地域を抜けるとたところに一軒の廃教会がありました。ご覧のとおり、今でも弾痕跡が生々しく、教会の上部は砲撃の被害を受けて破壊されたのでしょう、屋根がありません。
目抜き通りを一歩離れれば、こうした内戦の爪痕はあちらこちらに残っています。旧ユーゴ内戦の傷跡 by massiさんモスタルの弾痕 史跡・遺跡
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周囲には墓が立ち並び、内戦の激しさを物語っています。
ただ、墓はキリスト教、イスラム教、さまざまな様式があり、もともとこの地が多民族で共生していたことがわかります。 -
近くには戦争博物館があり、内戦当時の写真が展示してありました。左上は破壊されたスターリモスト橋、右側は銃を持つ子供たちと、痛々しい写真が並んでいます。
スターリ モスト博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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イチオシ
わずか2時間程度の滞在でしたが、内戦の傷跡と、復興の歩みが見れていろいろ考えさせられる滞在でした。
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モスタルを出発し、約2時間。本日の宿泊地、スプリットに到着です。
もちろん、ボスニア・ヘルツェゴビナとの出入国の手続きを途中でしていますが、揉めることになると困るので、ということで出入国付近の写真はありません。
スプリットはアドリア海に面した港町ですが、先ほどの雨はどうしたか、というくらいの晴天が広がっています。(ただ、午前中はここも雨だったようですが…。)プロムナード 城・宮殿
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スプリットもまたアドリア海に面する城壁に囲まれた町で、今回宿泊するホテルは旧市街の中でも旧ディオクレティアヌス宮殿の内側にある、ジュピター・ラグジュアリーホテルに宿泊です。
ここは名前にあるとおり、ジュピター神殿の真横にあり、ディオクレティアヌス宮殿の中心のペリスティルまで徒歩1分、といった絶好の立地です。ラグジュアリー? by massiさんジュピター ラグジュアリー ホテル ホテル
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ただ、部屋の中はご覧のとおりで、どこがラグジュアリーだ!といった作りです。
ディオクレティアヌス宮殿の構造物を利用しているというのが売りなのはわかりますが、遺跡の壁をガラス張りにしてライトアップしています。しかもその色が赤・青・緑と定期的に変わっていき、プラスチック製の家具を使用した部屋の安っぽさも相まって、怪しげなホテルのようです。立地条件が最高なので、もう少し趣味の良い作りにすれば良いのに…。ラグジュアリー? by massiさんジュピター ラグジュアリー ホテル ホテル
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気をとりなおして観光再開です。まずはディオクレティアヌス宮殿の中央広場、ペリスティルに行きます。
ペリスティルに面した建物に観光案内所とチケット売り場があり、そこで全施設共通入場券を購入しました。スプリット観光案内所 散歩・街歩き
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最初にホテルの前にあるジュピター神殿に入りました。
ちなみにジュピター神殿というのはローマ時代の神殿名で、霊廟がキリスト教の教会に改装されてからは、こちらは洗礼堂として使用されていました。
ここも共通券には入っていましたが、中にあるのはこの像一体だけです。
正直共通券でなければ、入るかどうか微妙なところです。聖イヴァン洗礼堂 寺院・教会
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続いてペリスティルから前庭に出ます。庭いうよりも小さな広場で、ディオクレティアヌス宮殿の入口であった場所です。
前庭 城・宮殿
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前庭から地下に潜り、ここが地下宮殿で、先は海沿いの門に通じています。
スプリットの史跡群とディオクレティアヌス宮殿 史跡・遺跡
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最後にこちらが青銅の門で、ディオクレティアヌス宮殿の南側、海へと通じる門になります。もともと、町の人々の出入りがある場所ではありませんので、堅固ではありますが、規模は比較的小さいです。
青銅の門 城・宮殿
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海側のプロムナードの出てきました。
港にはヤシの木が立ち並び、奥には大型のクルーズ船が停泊しているところが見えます。
なお、先ほど旧市街に入ったときは青銅の門は使用せず、西側から入りました。青銅の門を入ると、先ほどの地下神殿を通り抜けなければならず、階段昇降が多いため、スーツケースをもって入るにはかなり苦労しますので、おすすめできません。プロムナード 城・宮殿
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再度ペリスティルに戻り、今度は聖ドムニウス大聖堂に入ります。この大聖堂は、建設当初はローマ皇帝ディオクレティアヌスの霊廟でしたが、後代に改装されてキリスト教の聖堂となり今に続いています。
聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会
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内部はこのような感じで、非常に豪華な造りとなっています。元が霊廟であったため、聖堂としての規模は小さいですが、内装は他の大聖堂に劣りません。
聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会
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こちらの塔は鐘楼になっていて、チケットがあるため上ることもできますが、時間の関係上、先に周辺観光をすることにします。
聖ドムニウス大聖堂 寺院・教会
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また、この大聖堂の地下にはクリプトという地下礼拝所があり、一度大聖堂から外に出ますが共通券で入ることができます。
ここも昔は宮殿の一部であった部分を教会の施設に改装したものです。 -
そのまま大聖堂の周囲を散策しています。
ご覧のように現在の建物がある下にはローマ時代の遺跡があり、宮殿の上に何層にもわたって建設されてきたことがわかります。 -
そしてこちらが東側の門にあたる銀の門です。ここは外部からの守りの門となりますので、何度か破壊と再建を繰り返されて、現在の姿になったようです。
銀の門 建造物
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銀の門の周辺には城壁の一部を利用した民家が立ち並んでいます。
ご覧のように生活感があり、観光だけない市民も多くすんでいることがわかります。 -
そもまま北側に向かい、こちらがスプリットの正門ともいえる金の門です。
当然外部との守りの中心となるため、何層にもわたっての厳重な城壁が構えられています。金の門 城・宮殿
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金の門を出た先にあるグルグール・ニンスキの像です。
面白い恰好をしていますが、何をした人なのかわかりませんw。グルグール ニンスキの像 モニュメント・記念碑
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金の門を外から見ています。かなり高い城壁が築かれていることがわかります。この外側は新市街で、新市街に宿泊する観光客は主にここから入ることになりますので、多くの人でにぎわっています。
金の門 城・宮殿
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一度ホテルに戻り、夕食後、夜景を見るために再出発です。
まずはホテルすぐそばのペリスティルです。
ライトアップされた尖塔が不気味な感じになっていますが、広場は多くの人でにぎわっていました。ペリスティル 広場・公園
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続いて街中を散策です。夜ですが旧市街は人通りも多く、危険は全く感じません。
こちらは、門には見えませんが、西側を守る鉄の門です。上部に門の名残が残っていますが、現在は旧市街の中に埋もれてしまっています。鉄の門 城・宮殿
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最後にナロニード広場まで来て観光終了です。
短時間ではありましたが、天気も良く、スプリットの町は非常に見どころが多い町でした。ナロドニ広場 広場・公園
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翌日はアドリア海沿岸を北上です。
最初の観光地トロギールで、スプリットからは40分ほどの行程です。
しかし、ここまで到着したところで、天気予報どおりに雨が降り出しました。北門 建造物
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トロギールの町は、スプリットと同じように海に面した城壁に囲まれた港町で、世界遺産の聖ロブロ教会があります。旧市街の散策をはじめて、教会前の広場まで来た時に雨脚が強くなり、急遽教会の中に避難しました。
古都トロギール 旧市街・古い町並み
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雨脚は更に強くなり、屋根をたたく雨音が響く中、世界遺産の大聖堂の中じっとしていました。雨は豪雨と言ってよいほどで、観光客も全く訪れず、教会内は独り占めでした。
とはいえ、さすがに待ち合わせ時間が近くなったので外に出なければなりませんでしたが、石畳の表通りは冠水で川のようになっており、車に戻ったときにはずぶ濡れ状態でした。正直これでは観光どころではない、といった天候です。聖ロヴロ大聖堂 寺院・教会
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次のシベニクまでは車で約1時間。その間に雨は若干は弱まりましたので、予定通りシベニクで昼食を兼ねた2時間の自由時間をとることにしました。
ここ、シベニクの町もアドリア海に面した城壁の町で、海に向けて大砲が往時の守りを物語っています。シベニク市立博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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シベニクの観光の中心はこちら、世界遺産の聖ヤコブ大聖堂です。
ここでも昨日見たクルーズ船の客か、団体観光客がとても多かったです。シベニク 散歩・街歩き
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聖ヤコブ大聖堂の中です。
写真は×と表示はありましたが、フラッシュなしならOKと係員に聞きましたので、内部の撮影ができました。シベニクの聖ヤコブ大聖堂 寺院・教会
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また、この教会は地下に洗礼堂があり、ここの天井に彫られている彫刻が素晴らしかったです。横に空いた窓から外の明かりが差し込み、陰影を美しく彩っています。
シベニクの聖ヤコブ大聖堂 寺院・教会
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シベニクを出発して本日の最終目的地、プリトヴィツエに向かいます。
途中の車からの写真で少し見にくいですか、なんと山には雪が降っています。ドライバーもこの時期に雪が降るなんて聞いたことがないと、今日はクレイジーウェザーだといっていました。
とはいえ、高速道が閉鎖にならなかったのは助かりました。
プリトヴィツエ周辺の高速道は強風ですぐに通行禁止になってしまうそうですので…。 -
プリトヴィツエに到着しましたが、まだ雨は降り続いています。
ただ、明日は天気が良くなると天気予報には出ていましたので、ドライバーにお願いして、昼12時の出発予定を2時に伸ばしてもらいました。プリトヴィツエは今回の旅行の主要目的地の一つですので、本日が厳しいならば少しでも翌日はチャンスを確保したかったので、との考えでしたが、ドライバーは翌日も同じでしたので簡単にOKをもらえました。プリトヴィッツェ湖群国立公園 国立公園
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既に時間は4時過ぎで、まだ雨は降り続いていましたが、天気が翌日もダメであった場合も考えて、当日も少し観光をしておくことにしました。
宿泊するホテルに荷物を預け、遊覧船乗り場にやってきました。
ご覧のように雨はまだ降り続いています。プリトヴィッツェ遊覧船 船系
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ホテル傍のP1の船着き場から対岸のP2まで渡舟で渡ります。
ここの渡し舟は17時までということで、1時間限定ですが、近場の湖沼群巡りを開始します。 -
時間限定ですので、船着場から遠くに行かない範囲で散策です。
少し歩くと小さな滝が連続する場所が見えてきました。
天気は変わりませんが、せっかくなのでスローシャッターで撮影する練習です。こう見ると、天気が悪い中でも水の色はかなり美しいことがわかります。 -
もう少し奥まで行きたくもありましたが、帰り時間を考えるとこのあたりが精いっぱい。
やはり明日の出発時間は延長をお願いして正解でした。
最初の12時出発では、実質2時間程度しか散策できませんでしたので。 -
宿泊はホテルイェゼロ。国立公園内にある唯一の大型ホテルということで、日本でもツアー客御用達ですが、逆に公園内はここしか選択肢がないとも言えます。
エアコンもなく、設備も全般的に古さを感じますが、やはり船着場まで徒歩15分という近さは他の何物にも代えられません。クロアチアツアーご用達 by massiさんHotel Jezero ホテル
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翌朝です。
天気予報通りではありますが、昨日の雨は何だったのか、というくらいの雲一つない晴天です。時間がもったいないので、朝食も取らずに観光に出発しました。クロアチアツアーご用達 by massiさんHotel Jezero ホテル
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事前の情報では、遊覧船が運行開始するのは朝8時から。現在の時間は7時前でしたが、徒歩観光くらいはできるだろうと思ってP1船着き場に来てみると、夏場はP1⇔P2の往復は7時から運行開始ということで、始発の便に乗ることができました。
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イチオシ
P2船着き場へ渡る船からの撮影です。朝一の湖沼群は、まだ周囲が靄に覆われていて美しく、その光景は神秘的ですらあります。
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昨日も訪れたP2船着場付近の小滝群です。やはり天気が良いと目に映る景色が違います。
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水の色は美しく、緑がかかった透明です。光線の加減もあると思いますが、ここはこの時間帯が一番美しそうです。
本日もこのP2船着場付近は1時間限定の滞在で、付近を少々散策してまたP2乗り場に戻ります。 -
散策も早々にP2船着場に戻ってきた理由は、朝8時から下湖群への遊覧船と上湖群へのバスの運行が開始されるためです。看板にある地図を見て、第一便に乗り、まずは下湖群に向かうことにします。
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船はまだ静かなコジャク湖の中をゆっくりと進みます。
空には少しずつ雲が現れていますが、青一色の湖の中に白色の雲がきれいに反射して印象的です。コジャク湖 滝・河川・湖
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岸辺を見るといくつもの小さな滝が湖に流れ込んでいるのが見えました。いかにもプリトブィツェといった光景です。
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ややあって、舟は下湖群の散策口のP3船着場に到着しました。
ここからは徒歩での下湖群の散策となります。 -
湖と河川にそってご覧のような木道が整備されています。
まだ朝の人の少ない時間に存分に散策することができます。
しかし、水の色が緑と青で恐ろしいほどの美しさです。プリトヴィッツェ下湖群 滝・河川・湖
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綺麗な水の中を除くと鱒?でしょうか。沢山の川魚が見えました。もちろん釣りは禁止です。
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下湖群はこういった小さな滝が多く、水の色も緑がかかっていて透明度も高く非常に美しいです。
ミルカ トルニナ滝 滝・河川・湖
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また、周囲には石灰岩の柱状節理も見えて、特徴的な光景を形作っています。
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流れの緩やかなところでは葦が生い茂り、周囲の緑と調和して目を楽しませてくれます。
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下湖群の遊歩道の最後のところにプリトヴィッツエ川から流れ込むプリトヴィッツエ滝があり、ここまで約30分。往復で1時間強の下湖周遊コースです。
ただ、天気が良くなったのは良いですが、スローシャッターを使おうとすると白飛びしてしまいます。でも影の部分は時間を稼がなければ写らないので、この時間帯の滝の撮影は難しいです。プリトヴィッツェ滝 (ヴェリキスラップ) 滝・河川・湖
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帰りはここまできた時に使用したP3船着き場には戻らず、湖の反対側にあるバスST1からバスに乗りました。
バスステーションの近くの展望台からの撮影ですが、プリトヴィツエ国立公園の観光写真で見る、木道を上から撮影できる展望台にはコースの都合上行くことができませんでした。プリトヴィツェ公園ビューポイント 自然・景勝地
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バスに乗ること約30分。ホテル近くのST2も超えて、上湖群のスタート地点、ST3まで一気に上りました。ここから約2時間のロングコースです。
昨日時間を延長していたからこそ来ることができました。 -
上湖群のさらに上から湖沼群を見渡します。コースは更にこの上に約1時間の散策路が続いていましたが、さすがにそこまで行くには時間がなく、ここから最初のP2船着場まで歩いて戻ります。
プリトヴィッツェ上湖群 滝・河川・湖
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上湖群の滝の横から遊歩道を望みます。
下湖群の展望台ほどではありませんが、ここからの光景もプリトビッツエらしい光景ではあります。 -
先ほど下に見た木道まで降りてきました。
付近にはそれほど多い季節ではないようですが、何種類かの花が咲いているところを見かけました。 -
滝をめぐりながら遊歩道を歩きます。天気も良く、水の色も美しい。
これがプリトヴィツエで見たかった光景です。 -
観光客は次第に増えてきましたが、広い公園内は混雑するほどではなく、ゆっくりと散策することができます。
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途中の滝が見えてきました。プリトヴッツエには数多くの滝がありますが、これはかなり大きめの方です。
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名前はあると思いますが、さすがに覚えてられない。。。看板があっても読めないし、まあ、景色が美しければそれでよしです。
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上湖群の木道は続きます。
木道自体はアップダウンはそれほど多くありませんが、ところどころ、山道を下らなけらばならない場所があります。 -
イチオシ
上湖群の水にはプランクトンが多いそうで、下湖群に比べて緑色が強い感じがします。しかし、この水の色は驚くほどに美しいです。
プリトヴィッツェ上湖群 滝・河川・湖
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水の流れがあまりない場所でも透明度が高く、きれいな水を湛えています。
北海道に住んでいたころも、同じような美しい湖の景色を見ることはありましたが、ここまで規模の大きな湖沼群は見ることがありません。 -
こんな良い天候の中でいつまでも散策していたかったですが、さすがに時間切れ。ホテルへ戻らなければなりません。
しかし、1日違いでこの天気。本当にタイミング良く、ついていました。 -
乗り慣れP1への渡船です。
既に時間は1時30分。時間を考えると本当にぎりぎりまでの観光でした。
そういえば、朝食も昼食も抜きで散策していたことも忘れていましたw。 -
プリトビッツエから車で3時間弱。クロアチアの首都、ザグレブに到着です。
2時間遅らせたので、時間は5時近くになっていますが、この時期の欧州は日が長く、まだまだ観光できます。
ザグレブでの宿泊はご覧のシェラトンホテル。実は今回の旅行では数少ない5つ星ホテルです。新市街立地の五つ星ホテル by massiさんシェラトン ザグレブ ホテル ホテル
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ただ、このシェラトンホテルは新市街に位置していますが、新市街自体あまり治安が良くないようで、ホテルから1本離れた通りの閉鎖されたビルは落書きだらけで、以前見た経済危機直後のアテネの町で見たような物騒さでした。
さすがに昼時はそれなりに人通りもありますので、安全そうですが、夜は下手に外出しないほうがよさそうです。 -
気をとりなおして、市内観光です。
こちらはザグレブ中央駅ですが、市内はご覧のようなトラムが走っており、観光の足は十分そうです。ザグレブ中央駅 駅
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駅の前には緑豊かなトミスラフ広場が広がっています。
トミスラフ広場 広場・公園
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噴水の先に見えるのはアートパビリオンです。
印象的な建物ですが、工事中で入館はできませんでした。アート パビリオン 博物館・美術館・ギャラリー
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更に歩いてこちらも公園内にある科学博物館。ですが、こちらもご覧のように柵で囲われており休館中です。
Academy of Sciences and Arts 博物館・美術館・ギャラリー
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そのまま旧市街まで歩き続け、イエラチッチ広場です。名前の由来はこの騎馬像の総督にあるようです。
イェラチッチ広場 広場・公園
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旧市街の坂道を上り、こちらにあるのが石の門です。
以前はこの周辺が城壁に囲まれていた地区ですが、門だけが残っている状態です。石の門 史跡・遺跡
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門というよりは建物ですが、中には礼拝所があり、鉄格子越ではありますが、中にはマリア像が飾られているところが見えました。
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イチオシ
そして、この石の門からさらに丘を登ったところにあるのが、この聖マルコ教会です。
教会の建物自体は新しいですが、ご覧のように屋根にクロアチアの国旗のモザイクが飾られており、ザグレブ観光の代名詞ともなっています。聖マルコ教会 寺院・教会
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ところが、この聖マルコ教会も修復中ということで立入禁止。しかも、柵があるため、これ以上近づくこともできません。
本格的な観光シーズン前だからでしょうか。この日のザグレブは主要な観光名所はほとんど休館中でした。聖マルコ教会 寺院・教会
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仕方がないので、付近を散策しますが、近くに展望スペースがありました。
ここを見ると結構な高台まで上ったことになります。
ここからホテルまで帰るには1時間弱かかりますので、そろそろ戻ることとします。 -
再び石の門です。しかし、こう見るとやはり門というより、建物です。
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丘を下り、ザグレブ最後の観光名所、聖母被昇天教会です。
ここはザグレブ最大の教会ですが、遠くから見てわかるように象徴的な2本の尖塔は修復中のファサードで覆われており、予想通りではありますが、中に入ることはできませんでした。
しかし、本当にザグレブの観光名所はどこも休館中。まあ、ザグレブ観光はおまけでしたので、外観は見れたし、そこまで残念ではありませんでしたが。。ザグレブ大聖堂 (聖母被昇天大聖堂) 寺院・教会
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ということで間にモンテネグロとボスニア・ヘルツェゴビナの訪問は挟みましたが、ほぼクロアチア縦断となった6日間でした。
ただ、最初行きたかったドブロブニクは初日で最高の景色が見れて満足することができました。 -
また、予想以上に良かったのはプリトビッツエ国立公園です。
時間としては、観光できたのは実質半日でしたが、天気も良く、最高の景色を堪能することができました。やはり自然の観光は天気によって感想が大きく違ってしまいますが、機会があればここはじっくり長期滞在して堪能したい場所です。 -
次はこちらも初訪問となるスロベニアです。
正直、クロアチアとベネチア旅行の間に挟まれてついでの訪問といった感覚でしたが、さて結果はどうだったでしょうか。
長くなりましたので、次回に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- j-ryuさん 2025/11/08 04:13:23
- マナー
- massiさん,おはようございます。
昨日はご来訪&いいね&コメント、ありがとうございます。
プリトビッツエには行ったことはありませんが、
写真を拝見する限り九塞溝と良く似ていますね。
私もこの素晴らしい見にぜひ行ってみたくなりました。
プリトビッツエも一日では回り切れないようですが
やはり九塞溝も少なくとも丸2日、
黄龍はまる1日必要だと思います。
九塞溝は個人移動はできないので
すべての行程は頻繁に運行している乗り合いバスか
グループでチャーターするVIPマイクロバスを利用します。
滝や湖が近ければ歩いて移動できるポイントもありますが
基本的には乗り合いバスが移動手段なので
きちんと下調べをしておかないと時間がかかるかも。
中国は反日感情が強いので不安な面がありましたが
今回、観光をしている限り全く問題ありませんでした。
人民のマナーも以前とくらべると大分向上した感じがしたので
2度目の中国もありだなと思いました。
ではまた。 j-ryu
- massiさん からの返信 2025/11/08 08:48:23
- Re: マナー
- おはようございます。
こちらこそいつもありがとうございます。
中国は観光用短期ビザ免除が1年延長になったようで、今の機会なら、と考えています。一昨年には、会社の後輩が業務用ビザ申請で申請書類の汚れというような大したことのない理由で受付をはねられ、直前キャンセルなんて例もありましたので、観光用でも難しいかな。と、ビザが必要な間は思っていました。
まあ、反日感情ですが、日本人も同じですが旅先や旅行会社の人達は親切ですが、政治が絡んで宣伝の理由で感情悪化をあおっているところもあると思います。
ということで、前回検討していた時は、ちょうどコロナがはじまったところで、中国の奥地なんて行けるわけないという感じでしたが、今しかないかなと。
ただ、やはり体力の衰えはだんだん出てきていますので、最近特に嫁が長距離の旅行は拒否傾向にあります。当面こうした長い歩きを伴う行程は一人で行ってくれ、と言われていますので、逆に無茶な行程を作るのもありかなと(苦笑)。
中国は基本的に都市移動中心の手配旅行で考えていましたが、場合によっては観光も現地ツアーを利用したほうがよさそうですね。ただ、英語もない現地ツアーでは難しいので、やはり先に日本で手配しておく必要がありそうです。
またいろいろ参考にさせてください。
それでは。
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