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コーカサスのアルジェバイジャン、ジョージアとアルメニアの3ケ国である。コーカサスと聞いても、なかなかイメージがわかない。私自身は今回の旅行を大変心待ちしていた。個人的には、1977年にエアコン・プロジェクトの仕事で、アルジェバイジャン(炎の国)のバクー(風の町)を訪問し、打ち合わせを行った。その当時は、共産国ソ連邦の管轄で、あらゆるものが監視され、写真などを一切とることができない閉鎖的な国であった。かろうじて数枚のホテルからの写真が唯一の証拠物件であった。そんな記憶を頼りに、いろいろ思い出そうとしても、はるか昔という感じであった。<br />成田を出てすぐ真夜中に食事である。軽い夕食にしてあったので、腹を満たし、すぐに仮眠。明け方には朝食。やはりきつい旅である。ドーハの飛行場は、たぶん世界最大ではないかと思われる。到着し、バスに乗り換え、10数分掛かってのターミナルビルである。乗り換え待ち時間4時間であった。ドーハから、世界80か国への接続がなされているとのこと。ターミナルビルは、円形となっており、それぞれの方向にウイングがあり、まずは次の出発のためのウイングへ移動。中央部には、ドーハ空港の名物巨大クマのぬいぐるみがある。これが目印となる。それでも元気な人はショッピングで、移動を重ねていた。ドーハからバクーへはアルジェバイジャン航空で、3時間の旅である。すぐに大きなパンのサンドイッチが配られたが、食進まずで、飲み物だけであった。途中からカスピ海が目の下に見え始める。着陸地の下には、石油掘削のリグが見え、石油産出国であることが確認できる。<br />到着後すぐに市内観光で移動となった。空港を出ると、直ちに8車線の道路ではないか。昔は2車線のもので、それと比べると超近代化されている。ソ連邦から離れ、1991年に独立した。それまで原油の利益は、すべてロシアに行っていたものが、独立後は、自国消費が可能となり、道路、高層ビルなどに投資が向けられ、ドバイを目指した国づくりがなされている。目を見張る発展である。30分ぐらい乗って、旧市街の昼食会場へ。早速アゼルバイジャン料理である。野菜たっぷりの前菜とメインは、マスのムニエル。それにザクロのソースをかけて食べる。民族料理であるが、とてもおいしかった。<br />食後、歩いてシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿(世界遺産)を見学。14-5世紀にたてられた物で、シンプルな石造りである。最後に乙女の望楼へたどり着く。高さ約30m、中は120段のらせん階段である。石の階段は、歴史の重みを感ずるがごとく、人の歩くところはすり減っていた。屋上からは、素晴らしい展望となっており、古い建物と、急速に発展するビルのラッシュが、アンバランスに見えた。これも近代化の流れである。ホテルにチェックイン後、夕食のレストランへ。ホテルの前の市の建物が、1977年に打ち合わせを行ったものであり、大変考え深いものがあった。夕食会場は、古代のサウナを改造したレストランで、郷土音楽と郷土料理を満喫。

コーカサス旅行記(Day1: 成田を発ってドーハ経由アルゼバイジャン・バクーへ)

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2018/08/09 - 2018/08/10

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旅行記グループ コーカサスの旅

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kabakabachanさん

コーカサスのアルジェバイジャン、ジョージアとアルメニアの3ケ国である。コーカサスと聞いても、なかなかイメージがわかない。私自身は今回の旅行を大変心待ちしていた。個人的には、1977年にエアコン・プロジェクトの仕事で、アルジェバイジャン(炎の国)のバクー(風の町)を訪問し、打ち合わせを行った。その当時は、共産国ソ連邦の管轄で、あらゆるものが監視され、写真などを一切とることができない閉鎖的な国であった。かろうじて数枚のホテルからの写真が唯一の証拠物件であった。そんな記憶を頼りに、いろいろ思い出そうとしても、はるか昔という感じであった。
成田を出てすぐ真夜中に食事である。軽い夕食にしてあったので、腹を満たし、すぐに仮眠。明け方には朝食。やはりきつい旅である。ドーハの飛行場は、たぶん世界最大ではないかと思われる。到着し、バスに乗り換え、10数分掛かってのターミナルビルである。乗り換え待ち時間4時間であった。ドーハから、世界80か国への接続がなされているとのこと。ターミナルビルは、円形となっており、それぞれの方向にウイングがあり、まずは次の出発のためのウイングへ移動。中央部には、ドーハ空港の名物巨大クマのぬいぐるみがある。これが目印となる。それでも元気な人はショッピングで、移動を重ねていた。ドーハからバクーへはアルジェバイジャン航空で、3時間の旅である。すぐに大きなパンのサンドイッチが配られたが、食進まずで、飲み物だけであった。途中からカスピ海が目の下に見え始める。着陸地の下には、石油掘削のリグが見え、石油産出国であることが確認できる。
到着後すぐに市内観光で移動となった。空港を出ると、直ちに8車線の道路ではないか。昔は2車線のもので、それと比べると超近代化されている。ソ連邦から離れ、1991年に独立した。それまで原油の利益は、すべてロシアに行っていたものが、独立後は、自国消費が可能となり、道路、高層ビルなどに投資が向けられ、ドバイを目指した国づくりがなされている。目を見張る発展である。30分ぐらい乗って、旧市街の昼食会場へ。早速アゼルバイジャン料理である。野菜たっぷりの前菜とメインは、マスのムニエル。それにザクロのソースをかけて食べる。民族料理であるが、とてもおいしかった。
食後、歩いてシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿(世界遺産)を見学。14-5世紀にたてられた物で、シンプルな石造りである。最後に乙女の望楼へたどり着く。高さ約30m、中は120段のらせん階段である。石の階段は、歴史の重みを感ずるがごとく、人の歩くところはすり減っていた。屋上からは、素晴らしい展望となっており、古い建物と、急速に発展するビルのラッシュが、アンバランスに見えた。これも近代化の流れである。ホテルにチェックイン後、夕食のレストランへ。ホテルの前の市の建物が、1977年に打ち合わせを行ったものであり、大変考え深いものがあった。夕食会場は、古代のサウナを改造したレストランで、郷土音楽と郷土料理を満喫。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.5
交通
4.0
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス 徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • 成田発22:20発カタール航空

    成田発22:20発カタール航空

  • キャビンアテンダント、にっこり笑って、写真OKよ

    キャビンアテンダント、にっこり笑って、写真OKよ

  • 23:45食事開始

    23:45食事開始

  • 到着2時間半前の朝食

    到着2時間半前の朝食

  • ドーハ空港のウイングの中央にあるクマのぬいぐるみ

    ドーハ空港のウイングの中央にあるクマのぬいぐるみ

  • 屈校の概略図、中央がクマのいるところ

    屈校の概略図、中央がクマのいるところ

  • カタール航空インフォメーションカウンター

    カタール航空インフォメーションカウンター

  • お店もいろいろ工夫をしています

    お店もいろいろ工夫をしています

  • 中東は、どこも金金で一杯

    中東は、どこも金金で一杯

  • バクーへはアルジェバイジャン航空で

    バクーへはアルジェバイジャン航空で

  • バクー近くで、カスピ海を眼下に

    バクー近くで、カスピ海を眼下に

  • 入国審査で、ビザを申請中

    入国審査で、ビザを申請中

  • アルゼバイジャンターミナルビル

    アルゼバイジャンターミナルビル

  • バクー国際線ビルターミナル

    バクー国際線ビルターミナル

  • アルゼバイジャン空港ビル

    アルゼバイジャン空港ビル

  • 一歩外に出ると、なんと8車線の道路(1977年では、2車線でした)。今浦島です。

    一歩外に出ると、なんと8車線の道路(1977年では、2車線でした)。今浦島です。

  • 近代化が進んでいます。

    近代化が進んでいます。

  • いろいろな形状のビルが沢山立っています。

    いろいろな形状のビルが沢山立っています。

  • アパート群

    アパート群

  • 旧市街

    旧市街

  • 昼食のレストランへ

    昼食のレストランへ

  • アルゼバイジャン料理

    アルゼバイジャン料理

  • メインは、マス。これにザクロのドレッシングをかけて食べた。

    メインは、マス。これにザクロのドレッシングをかけて食べた。

  • 乙女の望楼

    乙女の望楼

  • 露天

    露天

  • 近代ビル。石油会社のビル。夜になると、炎のように、光で揺れ動く

    近代ビル。石油会社のビル。夜になると、炎のように、光で揺れ動く

  • 同上。バクーの近代化のシンボル

    同上。バクーの近代化のシンボル

  • 露天で、何を焼く叔母さん

    露天で、何を焼く叔母さん

  • シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿(世界遺産)の模型

    シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿(世界遺産)の模型

  • 海岸公園。向こうがカスピ海

    海岸公園。向こうがカスピ海

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