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バスで、8時に出発。アルメニアの国境へ行く。ますます農業、畜産の国という風情である。のどかな田園風景でもある。人口もそれほどなく、静かな田舎という感じである。高地から低地に下がってくる頃雨に降られたが、1時間半もすると国境のゲートが見え、トランクなどの荷物を下ろし、国境へ向かう。グルジアのバスはここまでで、お別れ。ガイドさんもアルメニアのガイドに引き継ぎ、お別れ。国境という大きな壁を認識した。パスポートコントロールで、パスポートに入国印を押してもらい、アルメニアに入国。ガイドさんが、新しいバスまで引率してくれた。出口のスーパーでお金の両替を実施。国が変わると通貨も変わるので、いろいろ気を遣う。滞在が2日半なので、多くは変える必要がない。貨幣単位は、ドラムである。一転して道路は、岩壁に囲まれている。平地からまた高地へ変化した。2時間近く走り、山岳道路を走り、3世紀建立のハフバット修道院を見学。本当に小さな教会であった。子供がちょうど洗礼を受けているときであった。当時は電気もないので、明り取りが天井に穴が開いており、これですべてに対応していた。地面には、大きな彫刻された墓石があり、そこに当時の権力者が埋葬されている。十字架の意味することを聞き、古代からの信仰は、地、体、天と三位一体であることが分かった。3世紀には、キリスト教を国教と定め今日に至っている。大変古い歴史である。お店には、アルメニア織の布地を使ったバックや、エプロンなど民族的商品が販売されていた。エプロンはかわいいので1枚購入。(孫の女の子は大変喜んでくれた。バックもあったの? これには参った)。そこを出て目に付くのは、対岸の垂直の岩肌に、無数の穴が開いている。これは攻め込まれたときに逃げた場所である。まだすべての調査が行われていないが、一つの穴からは、4200年前の靴が発見され、ほぼ今日のような靴であったとのこと。ロマンがよぎる。まだ見ぬいろいろなことがこれからも発見されるであろう。山間のレストランで昼食。いつものように、野菜、炒め物、鳥、豚などが出された。ワインを飲みながら、舌鼓を打つ。このレストランからの展望が最高で、遠くに何か噴火しているように見えたのは、銅山の煙突の煙で、採掘がまだ行われている。駐車場に出てみると、アンズの木が実をたわわにつけている。大きさは少し小さめである。各家庭には、必ずあり、食料の一部となっている。坂道を下っていくと、サナイン修道院に到着。ここでも露天がアルメニア織のものを中心に販売。ここでは、ソ連時代の天然ガスを燃料としたバスが走っていた。天井にガスボンベを数本積んで、これを燃料にして走っている。だいぶガタが来ているようであった。途中トイレ休憩で、小休止。さらに走って、セバン湖へ。コーカサスでは、最大の湖である。気温も涼しく、アルメニアの別荘地でもあるそうだ。ここにも修道院が二つそびえていた。階段500段ということもあり、下から眺めるにとどまった。若い二人が、頂上まで行き、お土産の写真を撮ってきた。一年ごとに体力が落ちていることを痛感した。アルメニアの人口は、300万人であるが、迫害を受けるたびに、国外脱出をして世界でのアルメニア人は800万人といわれている。何かさみしい民族であると思われた。迫害の歴史が、常に刻まれているようである。(写真は国境、さようならジョージア)<br />セバン湖を発ち、アルメニアの首都、エレヴァンへ向かう。アルメニア語のローマ字36文字は、西暦405年に発明されて利用されていたが、発音が複雑なことから、16~19世紀にかけて39文字まで拡大され、今日に至っている。<br />夕方で、退社時間とぶつかった模様で、市内では渋滞となった。のんびり進み、カスケード広場の近くまで行き、そこで下車。カスケード広場を横目で見ながら、夕食のレストランへ向かう。広場の公園の先には、階段状となって上のほうまで行けるようになっている。これを上り下りするのは大変なので、階段の裏側にはエスカレーターが、用意されているとのこと。その階段には、大勢の人がおり、観光名所である。途中を左に折れ、Lebanonというレストランで、いつものような前菜と、カレーライスを食べる。でも辛いカレーではなく甘いカレーであった。ちょっと物足りなかった。帰り道のカスケード広場は、ライトアップされ素晴らしい光景であった。時間がないのは残念。バスが止められるところまで歩いて乗車。古い都市ほど駐車スペースがないのは、致し方ない。カスケード広場の上のほうにホテルがあるので、ぐるりと回って、到着。今宵のホテルは、Radisson Blu Hotel, Yerevanである。

コーカサス旅日記(Day6:グルジアからアルメニアへ、国境越えー1)

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2018/08/15 - 2018/08/15

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kabakabachanさん

バスで、8時に出発。アルメニアの国境へ行く。ますます農業、畜産の国という風情である。のどかな田園風景でもある。人口もそれほどなく、静かな田舎という感じである。高地から低地に下がってくる頃雨に降られたが、1時間半もすると国境のゲートが見え、トランクなどの荷物を下ろし、国境へ向かう。グルジアのバスはここまでで、お別れ。ガイドさんもアルメニアのガイドに引き継ぎ、お別れ。国境という大きな壁を認識した。パスポートコントロールで、パスポートに入国印を押してもらい、アルメニアに入国。ガイドさんが、新しいバスまで引率してくれた。出口のスーパーでお金の両替を実施。国が変わると通貨も変わるので、いろいろ気を遣う。滞在が2日半なので、多くは変える必要がない。貨幣単位は、ドラムである。一転して道路は、岩壁に囲まれている。平地からまた高地へ変化した。2時間近く走り、山岳道路を走り、3世紀建立のハフバット修道院を見学。本当に小さな教会であった。子供がちょうど洗礼を受けているときであった。当時は電気もないので、明り取りが天井に穴が開いており、これですべてに対応していた。地面には、大きな彫刻された墓石があり、そこに当時の権力者が埋葬されている。十字架の意味することを聞き、古代からの信仰は、地、体、天と三位一体であることが分かった。3世紀には、キリスト教を国教と定め今日に至っている。大変古い歴史である。お店には、アルメニア織の布地を使ったバックや、エプロンなど民族的商品が販売されていた。エプロンはかわいいので1枚購入。(孫の女の子は大変喜んでくれた。バックもあったの? これには参った)。そこを出て目に付くのは、対岸の垂直の岩肌に、無数の穴が開いている。これは攻め込まれたときに逃げた場所である。まだすべての調査が行われていないが、一つの穴からは、4200年前の靴が発見され、ほぼ今日のような靴であったとのこと。ロマンがよぎる。まだ見ぬいろいろなことがこれからも発見されるであろう。山間のレストランで昼食。いつものように、野菜、炒め物、鳥、豚などが出された。ワインを飲みながら、舌鼓を打つ。このレストランからの展望が最高で、遠くに何か噴火しているように見えたのは、銅山の煙突の煙で、採掘がまだ行われている。駐車場に出てみると、アンズの木が実をたわわにつけている。大きさは少し小さめである。各家庭には、必ずあり、食料の一部となっている。坂道を下っていくと、サナイン修道院に到着。ここでも露天がアルメニア織のものを中心に販売。ここでは、ソ連時代の天然ガスを燃料としたバスが走っていた。天井にガスボンベを数本積んで、これを燃料にして走っている。だいぶガタが来ているようであった。途中トイレ休憩で、小休止。さらに走って、セバン湖へ。コーカサスでは、最大の湖である。気温も涼しく、アルメニアの別荘地でもあるそうだ。ここにも修道院が二つそびえていた。階段500段ということもあり、下から眺めるにとどまった。若い二人が、頂上まで行き、お土産の写真を撮ってきた。一年ごとに体力が落ちていることを痛感した。アルメニアの人口は、300万人であるが、迫害を受けるたびに、国外脱出をして世界でのアルメニア人は800万人といわれている。何かさみしい民族であると思われた。迫害の歴史が、常に刻まれているようである。(写真は国境、さようならジョージア)
セバン湖を発ち、アルメニアの首都、エレヴァンへ向かう。アルメニア語のローマ字36文字は、西暦405年に発明されて利用されていたが、発音が複雑なことから、16~19世紀にかけて39文字まで拡大され、今日に至っている。
夕方で、退社時間とぶつかった模様で、市内では渋滞となった。のんびり進み、カスケード広場の近くまで行き、そこで下車。カスケード広場を横目で見ながら、夕食のレストランへ向かう。広場の公園の先には、階段状となって上のほうまで行けるようになっている。これを上り下りするのは大変なので、階段の裏側にはエスカレーターが、用意されているとのこと。その階段には、大勢の人がおり、観光名所である。途中を左に折れ、Lebanonというレストランで、いつものような前菜と、カレーライスを食べる。でも辛いカレーではなく甘いカレーであった。ちょっと物足りなかった。帰り道のカスケード広場は、ライトアップされ素晴らしい光景であった。時間がないのは残念。バスが止められるところまで歩いて乗車。古い都市ほど駐車スペースがないのは、致し方ない。カスケード広場の上のほうにホテルがあるので、ぐるりと回って、到着。今宵のホテルは、Radisson Blu Hotel, Yerevanである。

旅行の満足度
4.5
観光
4.0
ホテル
4.5
グルメ
4.0
ショッピング
4.0
交通
4.0
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • トビシリの町を南下してアルメニアに向かう

    トビシリの町を南下してアルメニアに向かう

  • 高地から低地へ

    高地から低地へ

  • 農業国

    農業国

  • アルメニア国境へ

    アルメニア国境へ

  • 出たところのスーパー

    出たところのスーパー

  • 再度高地へ。高地の岩場には穴が開いており、昔戦争の時に逃げ込んだ穴だそうだ

    再度高地へ。高地の岩場には穴が開いており、昔戦争の時に逃げ込んだ穴だそうだ

  • パフバット修道院

    パフバット修道院

  • 古びた修道院

    古びた修道院

  • 中では子供の洗礼が行われていた

    中では子供の洗礼が行われていた

  • 内部のつくり

    内部のつくり

  • ガスがかかった風景

    ガスがかかった風景

  • サナイン修道院

    サナイン修道院

  • 古びた修道院

    古びた修道院

  • 珍しく地図が

    珍しく地図が

  • お店では、アルメニア織のエプロンが販売されていた

    お店では、アルメニア織のエプロンが販売されていた

  • 昼食会場のレストラン

    昼食会場のレストラン

  • 山間では、銅山の精錬所の煙突から煙が

    山間では、銅山の精錬所の煙突から煙が

  • 昼食の炒め物

    昼食の炒め物

  • アンズがたわわになっていた

    アンズがたわわになっていた

  • サナイン修道院

    サナイン修道院

  • エレバンへ向かう道路は、修理中で片側通行

    エレバンへ向かう道路は、修理中で片側通行

  • セバン湖へ。張り出した島の高台に教会がある

    セバン湖へ。張り出した島の高台に教会がある

  • エレバンの夕刻の交通渋滞

    エレバンの夕刻の交通渋滞

  • カスケード広場

    カスケード広場

  • カスケード広場には大勢の人が

    カスケード広場には大勢の人が

  • きれいに整備されていた

    きれいに整備されていた

  • 広場の銅像

    広場の銅像

  • 夕食レストランLebanon

    夕食レストランLebanon

  • こじんまりとしたレストラン

    こじんまりとしたレストラン

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