サントリーニに別れを告げヨーロッパ文明の母なる地、アテネへ！

2018/09/03 - 2018/09/11

夢のようなサントリーニ島滞在を惜しみつつ、アテネに移動します。

世界を牛耳る欧米文明も元をたどればこのアテネ、ギリシャを嚆矢とします。

一度はその地に立ちたかったアテネを訪れました。

西欧文明の源、そして近代民主主義の礎を築いた地は期待にたがわぬ威厳を漂わせていましたーーー。

エリア アテネ(ギリシャ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: オリンピック航空 ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

前日の朝同様全く雲のない快晴の夜明け。

素晴らしい風景、素晴らしい天気のサントリーニ島も見納めです。

ホテルの朝食を頂き９：００発のバスに乗ります。

ペリカン ホテル ホテル

かなり早めに到着した空港ですが、チェックイン後も大混雑。

座るところもないほど混んでいますが、これはサントリーニ島の人気に比べ空港はもちろん、道路や公共交通機関など全てのインフラが遅れていることが原因のようです。

即ち発着する航空機数に比べて空港も道路も狭すぎます！
（特に７～９月のトップシーズンで顕著なようです）

サントリーニ空港 (JTR) 空港

とはいえ何とか飛行機に乗り込みます。

空港の端っこに岩山に埋もれた、というよりも岩山を削って建設された教会があります！

どこに行っても変わった教会のある島、それがサントリーニ島です！

やがて満席の乗客を乗せて島を離陸します。

さようなら！サントリーニ島！

数々の感動をありがとうございましたーーー。

左側に座ったので島が眺望できます。

画面中央上はイアの街並み。

崖の際に街並みがへばりついているのが分かります。

こちらはフィラからフィロステファニ方面の望遠。

密集した街並みです。

そしてやがて視界から全てが消えていきますーー。

一時間もしないうちにアテネ近郊を飛行しています。

ステキなマリーナが見て取れます。

ギリシャは人口約１０００万人で国土は日本の約三分の一です。

現在はＥＵ加盟国の中でもマイナーな存在でＰＩＩＧＳ（ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン）とひとくくりにされている債務過多の国々のひとつです。

しかし、ヨーロッパの中でもひときわ重要な地位をしめ、多くの文化的遺産を残した国です。

空港を降りたらバス停を目指します。

バス停は空港内天吊のサインボードを目印に探しあて、近くの売店でシンタグマ行チケット購入します。

シンタグマ行きのバスは「X９５」です。

地下鉄などでも良いのですが、バスのメリットとして、乗り換えなし、待ち時間少、座席に座れるなどという記述があったのでバスにしました。

大きな注意点としては、バスに乗ったら刻印機に購入したチケットをあてがい磁気情報をインプットしてもらいますが、その電子刻印がない場合６０倍の罰金を取られるということです！
（料金は６ユーロですから３６０ユーロ＝40,000円以上の罰金ということになります）
　

バス停から徒歩4，5分で目指すホテル「エルメスホテル」に到着します。
（ヘルメスホテルとも言います）

こういう時はＬＣＣサイズの身軽なトランク、ありがたい限りです！

ヘルメス ホテル ホテル

寝室はサントリーニ島のペリカンホテル並みですがリニューアルオープンしたのかすんごくキレイです。

このエルメスホテルは三つ星ながらアテネ旧市街の中心部にあり、観光や食事に便利です。

ホテルにはバー・ラウンジ、レストランがあり、客室内では無料のWi-Fi/インターネット接続、冷暖房完備、客室内冷蔵庫があります。

バスタブはありませんがとてもキレイで使いやすいバスルームです。

このホテル、屋上のテラスからはアクロポリスが一望できます。

旅行サイトトリップアドバイザーの評価では「アテネのホテルで285軒中15位」という高評価です。

近くのアスターホテルとかプラカホテルも検討しましたが、トリップアドバイザーの評価を重視しました（笑）

休憩後、早速観光に出かけます。

まずは一番空いているというウワサのゼウス神殿に行きます。

これは近くにあるゼウス神殿と同時期のアドリアノスの門です。

ホテルからは700m、約10分ですが、ここで共通チケットを購入するというわけです。
（イスタンブールもそうですが共通チケット売り場は混んでいるので空いている売り場で買え！というわけです）

このチケット３０ユーロで５日間有効でアクロポリス近辺の多くの遺跡に入ることができます。

ハドリアヌスの凱旋門 史跡・遺跡

ここからパルテノン神殿も見えます。
（というかアテネ市内全域で見えますーー）

ゼウス神殿は計１０４本ものコリント式柱からなる巨大な神殿跡です。

２世紀のローマ支配下で完成されました。

ゼウス神殿 建造物

2000年近く前の遺跡。

ここからアクロポリスに向かいます。

アテネではアクロポリスが観光の主眼です。

アクロポリスとは高い丘の上の都市という意味だそうですが確かにこのアクロポリスは海抜１５０ｍの丘にあります。

アテネのアクロポリス 史跡・遺跡

この天然の要塞地形から紀元前１３世紀の古代ミケーネ文明期には宮殿や防御のための城壁が造られたそうです。

このアクロポリスは黄金期の紀元前４６０～４３０年にパルテノン神殿を含む多くの建物が新しく建て替えられました。
（建て替えられたと言っても2500年前です！）

このアクロポリスは東側から入るためイロドアティコス音楽堂を経て入っていくことになります。

これは２世紀の大富豪アティコスがアテネに寄贈した音楽堂だそうです。

大金持ち、1800年前にもいたのですね。

現代ではビルゲイツなのかソロス氏なのかーー。

この劇所はローマ帝国の属州になった後の建物で、現在では修復されて様々なコンサート等に利用されていますが、その観客席は６０００席もあるそうです。

今でも使えなくない状態です。

息を切らして山頂に上がってきます。

素晴らしいアテネの市街を眺望することができます。

プーレ（ブーレ）の門というのを後ろにして登って行きます。

プロピュライア、即ち前門という名の門の遺跡を登っていきます。

観光客が多く歩くのが少々大変です。
（って自分たちもですね（笑））

振り返ればアテネの街。

このすぐ左手がアテナニケ神殿というわけです。

翼なき勝利の女神の神殿の主要な部分は大英博物館や新アクロポリス美術館に収蔵されています。

そして、修復中のパルテノン神殿が拝めます。

パルテノンとは処女宮を意味し、処女神アテナに捧げられた神殿ですが、
この神殿は当時結成されたデロス同盟によりアテネに集められた税金がつぎ込まれたそうです。
（金集め、いつも大変ですーー）

こちらはアテナ神殿。

頂上の平地はかなり広い面積です。

しかし、この小高い丘の上に何十トンもの石を何十万個も運ぶ技術！

古代アテネの技術力と財力、並のものではありませんーー。

パルテノン神殿の大きさは縦７０ｍ、横３１ｍもあります。

４６本のドーリア式柱で高さは約１０ｍもあります。この四隅の柱は他より太くなっているそうです。

norisa夫妻も記念撮影をしてもらいます。

カメラを持ち逃げしないような安全な観光客を選別します（爆）
（今回の旅行でそんなセコイ人は皆無でした、当然ながらーー）

こちらはエレクティオンと呼ばれる神殿です。

カリアティデスと呼ばれる６人の少女像からなる柱が特徴の神殿で、オスマントルコ時代はハレムとしても用いられたそうです。

実物は新アクロポリス美術館や大英博物館に収蔵されています。

ところで遊歩道は大理石がメイン。

すべすべして歩くのが危険。

ゴム底だからいいようなものの、ハイヒールや革靴はおススメできません！

このパルテノン神殿の破風や壁を飾っていた彫刻は、現在新アクロポリス博物館に展示されていますが、そのオリジナルの多くがオスマン帝国支配時にイギリスに持ち去られ、 ギリシャは返還を要求しているもののイギリスは全く応じないそうです。
（これに応じたらエジプトの宝物やチグリスユーフラテス文明の遺物返還要求も強まることを警戒してのことでしょうかーー。帝国主義のおごりは未だに西欧列強国にあるようですーーー）

このアクロポリスから見える小高い山。

リカヴィトスの丘というようですが、山頂には聖ゲオルギオス教会が建っています。

この丘の形、何とも言えないスマートでユニークな形状で、アニメのワンシーンに出てきそうですーー。

こちらはアクロポリス西の端にある展望台。

何とC国（もしかしたら台湾？）の高校生の修学旅行のご一行でした。

恐ろしい中華パワーですーー。

それにしても良い眺めです。

しかし、アテネではサントリーニ島では絶対お目にかかれなかったものがあります。

そうーー。

雲です！

やっと普通の国？に来ました（笑）

さて、こちらは酒と演劇の神様、ディオニソスの聖域に建築されたギリシャ最古の劇場です。

昔は15000人もの観客を収容できた劇場で、舞台後方はディオニソスの一生をテーマにした彫刻像が刻まれている。
（神様にも一生があるところがギリシャです（笑））

さて、このパルテノン神殿はローマ時代などでは教会として利用されましたが、オスマントルコ時代には火薬庫として利用されていたため１６８７年、ベネチア軍が砲撃して大きな被害を受けたそうです。

それがなければより完全な遺跡が残っていたことでしょうーー。

帰りに気づきましたが、こんな柱も！

日本なら震度４，５くらいで倒壊しそうです！！

さて、アクロポリスから見えるこのミニ版のパルテノン神殿のような建物。

これはテセウス神殿（ヘファイストス）で、紀元前４５０年ごろの神殿ですがパルテノン神殿とほぼ同時期の建造と言われます。

さて、アクロポリスの区域内から外にでます。

まずはローマンアゴラにやってきます。

アゴラとはもともとは市場の意味だったようですが、古代では政治、経済、文化的施設が集中した場所を指す、と解説書にあります。

ここも共通チケットで入場できます。

ここは八角形の風の神の塔を持つローマ時代のアゴラで、この塔は正確に東西南北の方角を示しているそうです。

そして、その近くにあるのがアドリアノスの図書館です。

この図書館は２世紀にローマ皇帝アドリアノスが建築した図書館ですが、今は壁の一部を残すのみです。

それにしても1800年前のこの立派な図書館！

知を第一とするアテネ市民の高い意識をローマ皇帝も汲んだのでしょうかーー。

そこから小さなバザールを通るとーー。

古代アゴラに到着します。

こちらはローマンアゴラよりも古いギリシャ全盛期のアゴラ。

アゴラとは広場、市場などと訳されるが今でいう「センター」ともいうべき中心地で、１９３１年にこの遺跡の発掘が始まり、３００軒もの民家を立ち退かせたそうです。

このアタロスの柱廊は完全に復元されました。

これは長さ１１５m幅２０ｍの巨大な柱廊です。

一方、中央柱廊跡はアゴラのあった中心にあったもので、長さ１２０m幅１５ｍの柱廊跡です。

今はその跡を残すのみーー。

ここからアクロポリスを見上げます。

手前にギリシャ正教の教会があります。

こちらのアグリッパの音楽堂はＢＣ１５世紀の１０００人収容の音楽堂ですが火事で焼失してしまい、今なその跡だけが残ります。

往時の繁栄がうかがえる見事な彫刻。

ここからはテセウス神殿が同じ高さに見えます。

先ほどアクロポリスから見下ろした神殿です。

今日はサントリーニ島からアテネへの移動で昼食を満足に食べていません。

それそろお腹が減ってきました。

時刻は１８：００くらい。

古代アゴラ近くのレストラン街には１０～２０軒ものレストランがしのぎを削っています。

その中で目玉メニューを掲げていたお店に入ります。

早速、ビール、ワイン、ジュースで乾杯！
（ビール、ワインはnorisa、ワイン、ジュースはnorisa妻です、念のため（笑））

何が目玉メニューかというと、上記の巨大サラダに、このムサカ（挽肉とナスと何かに、下のチキン料理、さらに一人ワインかビールが付いて二人で28ユーロ！ということです。

我々は別にジュースやワインのお代わりを頼みましたがチップも込みで40ユーロ以下というお安さ。

サントリーニ島の半分のお値段ですーー。
（お味も満足できます）

このレストラン、もちろんオープンエア。

室内で食べるよりも明らかに気持ちが良いですね。

日本だと蚊や蠅がいそうですが乾燥しているアテネ、ほとんど感じません。

遠くにアクロポリスも望める好立地です。
（我々は高リッチじゃありませんが（爆））

夕暮れ迫るアテネ市街。

レストランからホテルまでは徒歩10分強でしょうか。

道端で瞑想しているようなご老人もいます（笑）

そしてホテル近くのミトロポレオス大聖堂に着きます。

ここはアテネ最大の大聖堂で１８５５年に完成しましたが、現在でも大統領宣誓式などが行われます。

こちらは聖人のようですがギリシャ語、読めません（苦笑）

その大聖堂の横にアギオス・エレフテリオス教会があります。

これはミクリ・ミトロポレオスとも呼ぶそうですが、ミクリとは、小さなという意味で小さなミトロポレオス大聖堂ということのようです。

アギオス エレフテリオス教会 寺院・教会

ホテルへの帰路はこんな仏具、いやいやキリスト教ですから神具用品のお店が何件も軒を連ねています。

とても美しい装飾が施されています。

日本ならさしずめ仏具街ですが、そんな雰囲気の通りです。
（ただし、至る所に落書きがあります。経済情勢、特に若者たちの就職率が悪く、不満のある若者が多いのでしょうかーーー）

ホテルに戻り、自室の上にある屋上テラスにやってきます。

このホテル各階8部屋、6階建て（フロントとレストランがあるので実際は8階建て）ですが、最上階の9階はこんなテラスになっています。

風が心地よい開放空間。

誰もいない、もったいない空間が広がります。

そして日暮れが近づくと、アクロポリスがライトアップされつつあるではありませんか！

城壁の凹凸や岩の起伏が鮮やかに浮かびます。

心地よい夜風と夕闇に浮かぶパルテノン神殿。

昨晩はサントリーニ島の風と夕日の中に立っていたのに今はアクロポリスが見て取れます。

たった二人だけの屋上テラスで、小さな幸せに包まれた夫婦でしたーーー。

この旅行記へのコメント （14）

• hot chocolateさん 2018/11/10 14:50:54

  ギリシャの旅♪

  norisaさま
  
  こんにちは。先日は、書き込みをしたのに、いいねをしていなかった旅行記を発見、ポチのみで大変失礼しました。
  
  私は2,006年の7月に、サントリーニ、アテネ（ついでにドバイも）に行きました。
  
  アクロポリスのチケット売り場で並んでいると、すぐ後ろにいた外国の若者から声をかけられました。しかも日本語で。
  彼は、ノルウェーの大学生で、高校生の時、日本の九州で１年間ホームステイしたことがあるそうで、聞き覚えのある日本語が聞こえて来たので、懐かしかったんでしょうね。
  
  パルテノン神殿は、その当時も修復中でしたが、今でもまだ続いているのですね。
  7月のアクロポリスは半端ない暑さで、疲労と暑さでほぼ熱中症になりました。
  
  ホテルから、パルテノン神殿のライトアップが見られて、いい思い出になりましたね。
  
  hot choco

  norisaさん からの返信 2018/11/10 16:58:06

  Re: ギリシャの旅♪

  hot chocolateさん
  
  こんばんわ。
  
  いえいえ、カキコだけでもありがたいです。
  義理堅くご投票も頂きありがとうございます！
  
  ギリシャはともかくトルコで日本語で話しかけられたら気を付けろ！とかいう旅行書がありましたが、ノルウェー人なら大丈夫ですね（苦笑）
  我々はトルコもギリシャもノートラブルでありがたかったです。
  
  ７月もそうですか！
  ９月も暑くてパルテノン神殿は干物になりそうでしたが、やはり事前調査の賜物で紫外線対策、たっぷりの水、多めの休憩で乗り切りました。
  でも、その分ビールもワインもおいしかったです（笑）
  
  またよろしくお願いいたします！
  
  norisa

• pedaruさん 2018/10/11 07:39:02

  もう行くあてないアテナイ

  norisaさん　おはようございます
  
  先を越されました、って　自明のことですが、さっさと行って、さっさと旅行記、norisa流の旅ですが、のろのろ行って、ぐずぐず旅行記、これがpedaru流、この性分が貧富の差を生む原因かも知れません(笑)。
  
  旅行に行って心から感動することは少ないのですが、私がパルテノン神殿を始めて目にしたときは、本当に感動しました。歴史の本や教科書で見たお馴染みの写真が、生で見られた時の感動なんでしょうね。
  norisaさんはライトアップされたパルテノン神殿をご覧になったのですね。素晴らしい写真ですねぇ。
  
  私のギリシャ旅行記はいつになるか分かりませんが、その前にnorisaさんの旅行記が、余すところなくアテネを紹介くださって、しかも、簡潔明瞭な解説で、写真も選択してすっきりと枚数を少なめに、言うことなしの理想的な旅行記、私の出番がありません。
  運が悪いことに、同じところに行かれて、知的な解説、読者が忘れたころに、私のは投稿するしかありません。古代アゴラは3度も肩透かしで入場できませんでした。
  同じところに行っても、失敗のないのがnorisaさんの流儀です。私とは真逆です。
  
  外国では日本の神社仏閣のご加護が及ばず、いつか、トラブルや失敗に見舞われるのではないかと、常々、期待している悪魔の心を持ったpedaruです。
  
  pedaru

  norisaさん からの返信 2018/10/11 08:50:58

  Re: もう行くあてないアテナイ

  pedaruさん
  
  おはようございます。
  
  そうそう、やはりアテネにも行かれたのですよね！
  イタリア旅行記との二刀流、ご苦労お察しいたします（笑）
  
  パルテノン神殿、まさに生パルテノン神殿は感動ものですね。
  イタリアやスペインの建築物のステキさとは一線を画す、さらなる太古の建築物ですから悠久の昔にタイムスリップできますーー。
  そして、泊まったホテルの屋上からのライトアップされたパルテノン神殿は別の感動をくれました。
  
  古代アゴラに3度の肩透かし！？
  それは工事中とか、時間外とか、たまたまのお休みだったのでしょうか？
  我々の滞在中は二日間とも行きましたが特段の支障はありませんでした。
  このヘファイストス神殿も素晴らしかったですーー。
  もちろん柱列もですが。
  
  神社仏閣好き？ではありますが、いつもご加護があるわけではありません。
  まあ、お天気に恵まれるくらいでしょうか。
  （これも大事ではありますがーー）
  悪魔の呪い、是非是非引っ込めていただいてスケッチと宝飾にご専念くださいね（爆）
  
  norisa
  

• 前日光さん 2018/10/09 13:15:05

  夕闇に浮かぶパルテノン神殿(^-^)

  まさに夢のような瞬間だったのではないでしょうか？
  
  こんにちは、norisaさん。
  ギリシャとかパルテノンとかテセウスとか。。。
  ほとんど世界史の教科書です。
  私が一昨年「壱岐」の島に行った時にも感じた、ありえない現実、教科書でしか知らない世界に、自分が立っている。。。ということが絵空事のようで、ホントなの？と頬をつねってみる…という感覚を、どうしても私は抱いてしまいます。
  
  実際に彼の地に立っているのはnorisaさんご夫妻で、自分ではないのに。
  ギリシャの風はいかがでしたか？
  数々の遺跡、遺跡に埋もれた国ギリシャ。
  あんまり大昔に発展してしまったので、今はその残骸のみが残され、そこで暮らす人々は、
  別に好きでこの国に生まれた訳じゃなし。。。ただ世界中の人々が言うんだよね、古代文明発祥の地ってさ。
  　　↑
  といった心境なのでしょうか？
  古代の遺跡が生活の中にあるけれど、自分の生活がそれで楽になるわけじゃなし、大切なのは自分の人生などと思っているのでしょうか？
  
  サントリーニ島がどこにあるのか、アテネとの位置関係はどうなっているのか？と思い、地図を開いて確認してしまいました。
  
  ギリシャといえば「エーゲ海」、ジュディ・オングのあの歌、そしてギリシャヨーグルト（ただし日本人が勝手に名づけたもので、ギリシャのヨーグルトがねっとりしているのかどうかは不明？
  ギリシャについて知っていることの、何と少ないことか。
  
  そういえば娘がずいぶん昔にギリシャに旅をし、ロードス島だったかミコノス島だったかから電話がかかってきました。
  電話交換手が「これはコレクトコールになりますので、そちらが電話代2000～3000円を支払うことになりますが、お話なさいますか？」などと言われ、「けっこうです」と断ることもできずに、２，3000円の料金を払って、どうでも良い話をしたことを思い出します。
  
  すみません！とりとめもなくなってきました。
  ギリシャのオープン・エアで召し上がったアルコールは、ことさら美味であったことと拝察いたします(^^;)
  
  
  前日光
  
  
  

  norisaさん からの返信 2018/10/09 20:34:40

  RE: 夕闇に浮かぶパルテノン神殿(^-^)

  前日光さん
  
  こんばんわ。
  いつもながらのご訪問やご投票、カキコもありがとうございます！
  
  さて、まさに夢のような瞬間。。。
  
  世界をリードする西欧文明の草分け、基盤を築いたアテネへの旅は感慨ぶかいものが多々ありました。
  我々が学生時代に勉強する科目も、政治経済社会のシステムも大半は西欧文明の影響を強く受けていますよね。
  （国語と社会は違いそうですが（笑））
  その西欧文明の生みの親ですから、どうしてもここは押さえておきたい国でした。
  
  おっしゃるように今は遺跡のみが残り、観光収入がかなりの寄与をしているギリシャです。
  観光関連以外のギリシャ国民はそんな偉業を誇ることもあるでしょうが、大半はそれよりも今の経済や政治に重きをおいているようです。
  
  さて、アテネとサントリーニ島の位置関係をもお調べ頂いてありがとうございます！（笑）
  結構飛行機では近いのですが、2000年、3000年前には海路でも相当の距離があったわけで文明のやりとりも大変だったと思います。
  
  しかし、このエーゲ海の沿岸で高度な文明が花開き、お互いに競い、教え合ったわけで、そういう意味では「文明の生みの海」ともいえます。
  ミコノス島もそうですが、特にクレタ島のクレタ文明がこの地域、ギリシャ文明の発祥と言われていますから、基本的にギリシャ文明は「島の文化圏」として発展したようですーーー。
  
  昔にギリシャやその島々を旅された娘さん！
  何と素晴らしい見識のある方だと感心します。
  （前日光さんの娘さんですから知識と見識、並ではあるはずがありませんね！）
  
  次回もよろしくお願いしますネ！
  
  norisa
  

• liberty-libertyさん 2018/10/08 15:59:33

  縦軸横軸

  norisaさん、こんにちは！
  アテネ編も楽しく拝見させて頂きました(*^^*)
  
  古代遺跡の数々や街並み
  悠久、という言葉がまさにピッタリですね(*´∇｀*)
  縦軸横軸ともに他では味わえないスケールを感じられる街。
  私も次回はぜひアテネも観光したいです。
  
  ホテルの屋上テラス、可愛いし展望も良くて
  ここを独占出来たなんて羨まし～っ(*^o^*)
  見どころ満載のギリシャ旅行
  次回は何処を訪れているのでしょう(^^)?
  楽しみにしております(^o^)/
  
  リバ
  

  norisaさん からの返信 2018/10/08 17:04:02

  Re: 縦軸横軸

  リバ２さん
  
  こんばんわ。
  
  早速のご訪問ありがとうございます！
  
  アテネはヨーロッパ文明発祥の地ですが、いまや西欧はもちろん中欧、東欧の一部からも遅れつつある斜陽国家です（苦笑）
  いかし、３０００－２０００年前くらいの文明レベルはおそらく世界最高峰！
  哲学、科学はもちろん、民主主義の土台もここで生まれた素晴らしい国でした！！
  
  その遺産を間近で拝見できたのは長らく見た夢を果たした感があります。
  もちろん今はただの遺跡。
  イタリア、スペイン、フランスなどの寺院やその他建造物に比べて寂しいと感じるか、素晴らしいと感じるか、「それはあなた次第です！」（笑）と、テレビの決め台詞のような国ですねーー。
  
  ホテルはさすがトリップアドバイザーで上位のホテルで、屋上テラスは最高でした。（翌日は西欧人の夫婦二組がワインで飲み会してました（笑））
  次回もよろしくお願いしますネ！
  
  norisa

• aoitomoさん 2018/10/07 19:21:39

  巨大遺跡の数々に感動します！

  norisaさん こんばんは～
  
  『サントリーニ空港』
  サントリーニ空港の混雑を見ると自力でサントリーニ島観光も大変と感じてしまいます。
  さらに、アテネに移動して空港からはバスと難易度高そうです。
  様々な事情を精通しての移動はさすがです。
  
  『エルメスホテル』
  ホテルも立派も屋上テラスからの見晴らしも良くいいホテルをみつけましたね。
  アクロポリスのライトアップも美しく屋上テラスから見れてラッキーです。
  
  『遺跡』
  アテネの遺跡も見所が多いですね。
  パルテノン神殿がオスマントルコ時代に火薬庫として利用されていたためベネチア軍により大きな被害を受けた事は知りませんでした。興味深いです。

  
  『食事』
  古代アゴラ近くのレストラン街でもリーズナブルなメニューを見つけてラッキーです。
  最もnorisaさんお財布は余裕でしょうが。
  サントリーニ島の物価の高さも納得です。
  もうツアーで行けたらいいかな～なんて・・
  
  ・・norisaさんの旅行記に触発されて、
  私も明日からサントリーニへ。
  しかし予算が無いのでサントリーニ島の白い家を真似た
  高知県の『ヴィラ・サントリーニ』に行ってきます。（汗）
  
  aoitomo

  norisaさん からの返信 2018/10/07 20:33:06

  Re: 巨大遺跡の数々に感動します！

  aoitomoさん
  
  こんばんわ。
  
  毎度毎度のご訪問やカキコ、感激です！
  
  さて、サントリーニ島のインフラ、全く人気に追いついていません。
  バスも満員、道路も渋滞、そして空港は椅子もたりません。
  ギリシャ政府の財政難が影響しているのは間違いないのですが、ドル箱の観光地、もう少し整備した方がいいのでは！と思いました。
  
  エルメスホテルはトリップアドバイザーを駆使して検索しました。
  日本のツアーではもう少し違うホテルを使うようですが、ここは全く日本人がいなくて西欧人、欧米人が９５％ですね。
  
  アクロポリスや古代アゴラなどアテネは見どころが多いですね。
  次回はまた違ったところに行きますが、本当は４，5泊必要でしょうかーー。
  ギリシャはその後ローマ帝国やオスマン帝国の支配下になり、多くの戦争に巻き込まれた複雑な歴史を持っています。
  ですから魅力も倍加します。
  
  全般にアテネやイスタンブールは物価が安いですね。
  おそらくイタリアやスペイン以下、ドイツ、フランスの半分以下、北欧の２５％くらいかもしれません（笑）
  そのわりにおいしいです！
  
  え！高知県の『ヴィラ・サントリーニ』というのがあるのですか！
  サントリーニ島の人気がわかりますね。
  お天気も良さそうですね。
  是非ご旅行記をお願いしますね！！
  （最近ご投稿がないので心配しています（笑））
  
  norisa
  

• ふわっくまさん 2018/10/07 15:42:00

  夕闇に浮かぶパンテノン神殿・・☆

  norisaさん、こんにちは。
  一度はその地に立ちたかったと冒頭でおっしゃった、アテネへ・・
  本当に見応えを感じる、光景の数々でしたね(^^)
  
  ・・その前にバスのチケットには刻印が必要だそうで、なければ６０倍の罰金！とはお聞きするだけで緊張しました(苦笑)
  
  さてアクロポリスは「高い丘の都市」という意味で、2,500年もの前にパンテノン神殿を含む建物が建て替えられたそうで・・
  何十トンもの石を何十万個も運ぶとは、その頃の技法は摩訶不思議にも思えます。
  
  パンテノン神殿の前でも、奥様と２ショット→善良そうな方に頼まれたのですね。
  エレクティオン=６人の少女像やリガヴィトスの丘等々、圧巻の眺めを満喫された後はオープンエアの空間で豪華に夕食を・・♪
  〆のライトアップされたパンテノン神殿も、とってもキレイでしたね。
  　　　　　　　　　　　ふわっくま
  

  norisaさん からの返信 2018/10/07 20:24:35

  Re: 夕闇に浮かぶパンテノン神殿・・☆

  ふわっくまさん
  
  こんばんわ。
  
  いつもご訪問やご投票、コメントもありがとうございます！
  やっと念願のアテネに着きました。
  何と言っても現代を牛耳る西欧文明の基礎を築いた国の首都ですから。
  
  バスのペナルティーは事前に調べておりましたが、確かに時々検札官がバス停にいたりして緊張しました（笑）
  あまりのペナルティーの高さですね！
  
  パルテノン神殿の巨石の運搬は本当に大変そう。
  もちろんピラミッドが一番大変だったのでしょうが、こちらは建物の彫刻もすばらしく手間がかかっているのでさらにビックリです。
  
  この旅行では半分以上をオープンエアで食事しました。
  日本のように蚊や蠅が多いわけではない、というより蚊はついに見かけませんでしたが、そういうわけでオープンエアのお食事は気持ちが良かったですね。
  湿度が低いからかもしれませせん。
  
  このホテルの屋上からのライトアップ、違った表情のパルテノン神殿が楽しめました！
  また続編もよろしくお願いいたします。
  
  norisa

• rinnmamaさん 2018/10/07 15:25:18

  屋上テラスからの眺め・・良いですね

  norisaさん、こんにちは
  
  サントリーニ島はどなたの旅行記を拝見しても、あの青空・海の色ですが外れたら最悪で落ち込みそうですね～
  私も昨年9月に旅して思いましたが、春より気候が安定しているように思いました。
  
  さて、今回はアテネ・・隈なく有名処の観光をされていらっしゃいますが、このコースは標準コースなのでしょうか？意外とスムーズに見れるんですね！
  
  私はミトロポレオス教会を見てみたいです。
  ビザンチン様式ですし、中も興味があります。
  
  あと、小型スーツケースですと手荷物扱いですので、ワインとかは最後にお求めになり
  預け荷物にされたのですか？意外と小型でも入るんですよね！
  また、航空券の取り方などご教示をお願い致します（いつか行きたい場所です）
  
  
  rinnmama

  norisaさん からの返信 2018/10/07 17:17:02

  Re: 屋上テラスからの眺め・・良いですね

  rinnmaさん
  
  こんばんわ。
  いつも大変お世話になっております。
  
  サントリーニ島はやはり7，8，9月あたりが晴れの日が多い、というかほとんど晴れのようですね。
  アテネの見どころはかなり凝縮されているようです。
  このアクロポリスやローマンアゴラ、古代アゴラあたりです。
  この他にもありますが、それは次回よろしくお願いします。
  
  ミトロポレオス大聖堂も次回中に入ります、さらっとですが（笑）
  
  さて、ＬＣＣサイズのスーツケースですが、もう最初からお土産は買う予定はありませんでした（笑）
  本当に小さいもののみを買っただけです。
  我々の旅行、国内で車で行くときはそこそこ買いあさりますが、海外では殆ど買わない主義です。
  思い出と画像のみの旅、と割り切っています（ちょっとキザですが、単に重いものを持ちたくないだけです（苦笑）
  
  またよろしくお願いいたします。
  
  norisa