真夏のベルギー、炎天下の飲んだくれ遠足旅行2018　（その3）

2018/07/15 - 2018/07/15

2018年の夏旅行は　ベルギー＋パリの日本女子が大好きな、可愛い雑貨やアンティークもの探しの王道コース♪
ただし、"女子"の年齢枠からはみ出して久しいおばさん (^_^;)なので、相変わらずの飲んだくれ旅行になりました。

07月13日（金）　伊丹→羽田→CDG→ブリュッセル
　　　　07/13～07/19間　ブリュッセルのアパートに６連泊
07月14日（土）　ブルージュ
07月15日（日）　ナミュール・ディナン
07月16日（月）　ゲント・ルーヴェン
07月17日（火）　アントワープ・ブリュッセル
07月18日（水）　ブリュッセル
07月19日（木）　ブリュッセル→パリ（パリ泊）
07月20日（金）　夜便にてCDG→羽田（機中泊）
07月21日（土）　(前日)CDG→羽田→伊丹

エリア ディナン(ベルギー)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

07月15日（日）　　３日め


今日の遠足は、ワロン地方のナミュールとディナン。
五目ご飯とラタトゥイユにお味噌汁の朝御飯を食べて中央駅に向かいます。

　

　

週末の往復半額切符では途中下車が出来ないので、Bruxlles⇔Dinantの往復切符の他に　Namur→Dinant区間の切符も追加購入。

まずはナミュール。

ブリュッセル中央駅発07：37→ナミュール着08：43でナミュールに到着。

ナミュール駅からシタデル（要塞）行きのバスが有るらしいので、根性と体力に自信の無い私はバス乗り場に直行して運転手さんに聞くと「３番」、で、３番ルートの時刻表を見ると・・・　うげげ、３時間以上もバスが無いんかいっ！←日曜は本数が激減

ここは南欧かよ？とブー垂れつつ、仕方がないのでシタデルまで歩きます。

駅からミューズ川まで徒歩10分、ここからシタデルまで登坂です。

シタデルコースには幾つかのルートが有り最短コースは15分ながら、ヘタレな私はベビーカールートを選択(^_^;)
坂道を登ること25分でシタデルに到着、18世紀の男達が命を張って攻防を繰り広げた要塞を見て回ります。

ナミュールはヨーロッパ内を結ぶ交通の要衝として、ここを舞台に何度も各国の間で戦闘が繰り広げられました。

最も有名な戦いは17世紀のナミュール包囲戦。

当時のナミュールはスペイン領であり、ルイ14世自身がナミュールまで出御して行われ1692年の第一次ナミュール包囲戦では　スペイン軍が主体のネーデルランド軍、神聖ローマ帝国軍の敗北によりナミュールはフランスの統治下に。
その3年後、1695年の第二次包囲戦では　イングランド・スコットランド・アイルランドも参加したアウクスブルク同盟軍がフランスを撃破してナミュールを奪回、二度に亘る戦いで死傷者は数万人規模に及んだといいます。

今は家族連れや愛犬を連れた　市民の憩いの場の公園になっています。
正に、つわもの共が夢の跡、ですね。

　

シタデルを降りてナミュールをぶらぶら歩き、チョコとピスタチオのジェラートで元気復活♪

　

　

端正なナミュール駅（まるで教会のファザードのようですね）まで戻ります。

ナミュールの後は電車で20分程度の町、ディナンです。

駅を出て5分程歩くと、いきなり素晴らしい景色が広がります。
岩山を背後に控えて屹立する黒い丸屋根の尖塔を持つ教会、おおぅ、これがディナンの町ですかー。

　

　

　

某タイヤ屋さんお勧めのレストランでランチがしたかったので、炎天下を20分以上も迷いながら歩いてお目当ての店に到着するも、店からの返事は「生憎と、満席で御座いまして」。
ほんとかなー？　
「ヴレマン デゾレ～」と口では言ってるけど、なんか慇懃無礼に入店拒否を食らったような・・・(ー_ー;)

イタリアンの店なので、イタリア語に切り替えて交渉しようかとも思ったけど、一旦ケチが付いたら食事自体が美味しくなくなるので　ここは潔く撤収。

　

　

　

またディナンの中心まで戻り　カフェでワッフルの軽食を頂きます。
暑い中、往復40分近くも不毛な歩きをしたので、冷たいアイスティーがうんまい！（普通の市販の瓶だけどね）

ワッフルの糖分で元気も出たので、今からディナン観光開始♪

先ずは崖の上のシタデル。
ロープウェイか階段登りかで、迷わずロープウェイを選択。
このくそ暑い時に、400段以上の階段なんか登れませんわい！！！

チケット売り場で　ロープウェイと遊覧船のコンビ・チケットを買いロープウェイに乗り込むも、このロープウェイはかなり怖い・・・(^_^;)
途中で何度かガタガタと止まり、乗客一同　不安顔になりつつ何とか上まで到着。
シタデルでは、第二次世界大戦時にシタデルで繰り広げられた戦闘の記録を展示しています。

　

次にノートルダム大聖堂です。
13世紀初頭にロマネスク様式で大聖堂が建築されましたが　背後の岩山からの落石で大聖堂が破損、その後はゴシック様式で再建されました。

　

　

　

　

遊覧船の出発時刻は毎時30分発なので、それに合わせてロープウェイでシタデルの崖を下ってムーズ川沿いの遊覧船乗り場に行き
そこから約45分間　ワロン地方遊覧船に乗って川沿いの景色を眺めます。

　

　

しかし、直射日光が半端なく眩しい！

　

外人さんのおねーさんやおばさま達は　気持ち良さそうに太陽光線に当たっていますが、これだけ強烈な紫外線はシミやシワの原因になるのを知らないのでしょうか (T-T)

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ブリュッセルのアパートに戻ったら、マスクパックの出番だな、こりゃあ・・・と思いつつ、遊覧船からの美しい景色を楽しみます。

船を降りた後はコカ・コーラを買って一気飲み。
これだけ暑くて乾燥していると、ミネラルウォーターの他に炭酸ドリンクが飲みたくなります。

　

　

　

何軒かお土産物店を見ても　イマイチ欲しいモノも無かったので、駅に戻ってブリュッセル行きの電車待ちです。
日曜ダイヤのせいか、ブリュッセル⇔ディナンの鉄道本数はかなり少ないので、あらかじめ時刻表チェックをしておきましょう。

ディナン発17：16→ブリュッセル中央駅着18：52、駅前のミニ・スーパーで果物と
ビールを買ってアパートに戻ります。

駅からグランプラスに戻るまでの途中では、酔っぱらって道路に座り込んでいる　ベルギー国民多数と遭遇。

ワールドカップでベルギーが３位に入賞したパレードが開かれ　帰国した選手を迎えて、グランプラス等で行うとのお知らせをＴＶニュースで見ましたが、
赤いユニフォームを着込んだ彼らはそのパレードで弾けまくった成れの果て (^◇^)

男女を問わず　皆さん汗まみれのユニ姿で幸せそうに酔っぱらっておられます。

迷彩服もキリリと格好いい警備の軍人さん達も、いつもなら道路から追い立てるであろう酔っぱらいの群れを
生温く放置していて、ヘベレケ系とキリリ系との落差たるや、同じ国の国民とは思えない (^_^;)

グランプラスでは、空き缶・空き瓶の他に発煙筒の残骸その他が散乱していて、ヴィクトル・ユーゴーが感嘆した「世界で最も美しい広場」の面影は一切無し。

ああ、やっぱりねぇ～。
その昔　セリエＡのローマ・ダービーを見にスタジアムにまでチケットを買いに行ったものの、
チケット売場の行列待ち時間に　発煙筒や爆竹の仕込みに余念の無いオッサン達や、果ては煙草ではない葉っぱを吸い込むアンチャン達の姿を見て試合観戦を諦めた経験から、
おそらく無法地帯と化すであろうと予想していましたが、案の定・・・

今日のグランプラスのお掃除は　いつもの数倍は大変だろうなぁー、掃除の人は割り増し手当てを多目に貰わないといかんぜよ。

今夜はワールドカップ決勝戦、ひとりでＴＶ観戦しながら　カレーライスとビールの夕食です。